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堪忍箱



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堪忍箱の評価: 3.85/5点 レビュー 26件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.85pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全19件 1~19 1/1ページ
No.19:
(5pt)

期待通り

ちょっと恐い話が続いて面白く読めました。
堪忍箱 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:堪忍箱 (新潮文庫)より
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No.18:
(4pt)

人間の心の闇、仏の顔と鬼の顔、晴れの日ばかりでない人生の悲しみを描く宮部みゆきさんの秀作時代小説集。

昔の人も現代人と人間性に変わりはなくそれぞれに心に秘密を抱えて悩み苦しんでいたのですね。悩みを一人で抱え込んで思い詰めずに誰かに相談したり上手に発散したりして深刻にならない事が大事だなとつくづく思いますよね。「堪忍箱」と「十六夜髑髏」は過去の怨念が後世に祟りを為すホラーで救いのない結末なのを初めとして哀しい物語が多いですが何とか人生の道標にして顔を上げ、前を向いて進んで行きたいですね。上を向いて歩こうです。
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No.17:
(5pt)

心に残りました。

宮部さんの時代小説は大好きですが、これも良いです(*≧∀≦*)

心にじーんと沁みますね。

人間の心の奥底にあるものが垣間見られ、ハッとすることもあり、奥深いですね(^-^)ゝ゛
堪忍箱 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:堪忍箱 (新潮文庫)より
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No.16:
(5pt)

面白いです。

宮部みゆきの時代小説が好きな方にはお勧めです。とても楽しく読みました。
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No.15:
(5pt)

秀逸な短編集

宮部さんは言うまでもなくたくさんの長編があるけれど、実は短編にこそ彼女の「巧さ」ががぜん光る気がする。 時代物としては「初ものがたり」の次にこの堪忍箱を読んだが、こちらの方もぐいぐいと読み手を引き込み、簡潔な文体に豊かな義理人情の世界が広がっていて、ちょっとしたミステリーが絡まった糸をほどくように少しずつ見えてくる。 よくまぁこの短くまとまった文章の中にこれだけの話を作り上げまとめられるものかと、その技量の高さに改めて感動し、思わず「巧いなぁ」とうなってしまう。 時代物に対しての好き好きはあるかもしれないが、読んで損はない一冊だと思う。
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No.14:
(5pt)

江戸物。世話物

江戸物。世話物。短編8話。堪忍箱。かどわかし。敵持ち。十六夜髑髏。お墓の下まで。謀りごと。てんびんばかり。砂村新田。解説金子成人。よかったのは「敵持ち」。隠れてなきゃいけないはずの「小坂井の旦那」(浪人)が、加助の女房に頼まれ、用心棒になってくれる。不穏な空気を察して立ち回り、罪を着せられることなく無事に。武家が町人のために自分の危険を承知で。心温まる宮部みゆきらしいお話。2013/05/29第26回名古屋de朝活読書会で紹介。http://bit.ly/17p2xde
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No.13:
(5pt)

宮部みゆきの本所深川もの

あやし、おまいさん、おそろし等幾つかの作品がマイブームで、片っ端から読みあさっています。残りが2~3になってきたので、ちょっと寂しい。宮部みゆきの時代小説はこの本所深川物がたまらなく好きですね。もっと無いかな~。この本は中古品ですが、とても良い状態でした。
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No.12:
(5pt)

宮部みゆきファン

宮部みゆき作品、真骨頂。SF+江戸人情もの。宮部ファン必読、座右の読みもの。師玉の作品。
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No.11:
(4pt)

人の因縁とそれに巣食う闇。

表題の堪忍箱は代々伝わる謎とされるもの。
それを開けてしまった父親の怪死…。
ホラーかと思いきや最後はその堪忍箱とはなんだったの?
とスッキリしない終わり方にいささか不完全燃焼でした。
個人的には表題以外は宮部さんらしい市井の人々の因縁と心の闇を書いた
作品ばかりでどれも良かったです。
特にてんびんばかりは女同士の友情を書いたお話しですが
信用してるとこんな裏切りに遭うという小説とはいえ現実に相通じていて
身に詰まされる思いがしました。
最終話の砂村新田は淡い初恋のお話しです。
何とも切なく悲しくなりましたがこちらは闇ではなく綺麗な作品でした。
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No.10:
(4pt)

人々の心の一瞬の闇

ミステリー仕立ての時代小説八篇。読んでみてやはり宮部さんはつくづくミステリーの人だなぁと思います。どの作品もどこかしら謎解きの匂いがする。堪忍箱や、かどわかし、十六夜髑髏など前半の作品では、絵解きが中途半端な気がしますが、敵持ち、謀りごとは落語のようなやり取りで軽快に話が転がり読んでいて楽しいです。最後の2作品、てんびんばかり、砂村新田は、たんなる時代ミステリではなくて、情感たっぷりで、やるせなさ、いじらしさなどが感じられて時代小説として単純にいいな、と思える作品でした。
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No.9:
(4pt)

庶民は強いのだ

庶民の視点に徹した短編集。
江戸時代も今も庶民の暮らしは喜怒哀楽に満ちている。
どっちかといえば、「哀」のほうが多いかもしれないのも今と同じだ。
かといって悲しくてつらいばかりではない。
むしろ強引にでも生活の張り合いを見つけてたくましく生きていく。
それが庶民なのだ。
宮部さんの江戸ものに共通していえることだけど、庶民のたくましさを読了後に余韻として合うことができます。
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No.8:
(5pt)

箱の底にあるもの

短編集ですが、宮部みゆきのもう一つの得意分野が前面に押し出されていると思う。さらりと流れるような人の情ではなく、暗く、澱むような簡単に流れていかない思い。
収められている短編の全てに、「堪忍してくれ」という思いがこめられている。
何かを抱えて、それが暴かれることに「堪忍してくれ」と願う。
どうしようもない理由で行動するものの、とにかく誰にでも良いから「堪忍してくれ」と許しを乞う。だからこそこの短編集のタイトルは「堪忍箱」でなければならなかったのだと感じた。
そんな人の願い、祈りがストレートに届く短編。秋の夜長にぜひ。
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No.7:
(4pt)

怖いのは・・・

怖いのは、ホラー系統は苦手なわたしなんですけど、何気なく読んでみると・・・じわっと染み込んでくる怖さにぶるっとしたりしたんですが、面白かったです。
一番ほっとするのは『敵持ち』でした★
一番好きな話は『お墓の下まで』です☆
それぞれに言えない秘密がどんどん明かされて、どの話にもいえたのが、展開が予想のつかないということでした。
宮部作品はこれが初めてだったのですが・・・あっぱれです/(^0^;)
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No.6:
(4pt)

貧乏長屋の江戸情話

 ちょっと怖くていやな後味を残す「かどわかし」「堪忍箱」。逆に市井の訳あり浪人が鮮やかな手際で問題を解決し、さわやかな後味の「敵待ち」。プラトニックな想いが、よどんだ深みでキラッと光る「砂村新田」。 さまざまな貧乏長屋の暮らしを足がかりに、江戸をこよなく愛する宮部さんの、お得意8編の人情小噺。「十六夜髑髏」は、省略が多くて謎が残る。でもまあ人生、江戸の昔から謎ばっかりでさぁね。
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No.5:
(4pt)

時代ものって、イイ・・

時代ものが好きで、尚且つ!怪しさムンムンなものが好きなので読んでみました。「てんびんばかり」が1番印象に残りました。なんか、少女マンガでありそうなパターンって感じで・・ どの話も、全体的にホラーというか、決して怖い訳ではありませんでした。人間の心を垣間見る怖さという感じ・・
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No.4:
(4pt)

ホラー短編集?

著者にはめずらしく多作の8編を収めた短編集である。物語の主人公は、よんどころない理由により鰥寡孤独であり、かつ、生きていくうえで皆が持っている薄ぐらい心の闇、まるで行灯に照らされない陰の部分のようなそんなものをかかえている。しかし、著者は、時に冷淡な眼差しで、時にはやさしい眼差しでそれを描きあげる。天下泰平で比較的平穏な暮らしができたこのころにあって、その底辺に生きたもの達の生きざま、心模様を丹念に写しとった作品群ともいえる。歴史小説ではあるが、その映し絵が結果として希望や挫折を生むとしても、現代に生きる我々と同じ等身大の人間像がそこにはある。短編集なので、話のそれどれに読み手が甲乙つけるのはやむを得ないことだが、そのうち1つ、2つでも楽しめ、得られるものを見つければ、著者も冥利につきることだろう。
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No.3:
(4pt)

じわりと染み込む怖さ

宮部みゆきによる時代小説が八篇が集録されている本。その中の一篇「堪忍箱」では、火事で家の一大事となり、まだ十四歳のお駒が家に伝わる堪忍箱を任されることになる。堪忍箱にまつわる話を全て知らないお駒には不気味な箱としか思えず、その箱に取り巻く展開が静かに、しかし目まぐるしく彼女の目の前で繰り広げられてゆく話である。宮部みゆきの得意とする短編時代小説だが、今までの作品と比較すると幾分か雰囲気が違うように感じられた。「堪忍箱」を始め、「十六夜髑髏」や「砂村新田」などはしっとりとする不気味さがある。その不気味さはまた同じように「お墓の下まで」「謀りごと」などでは日常的である話なのに、その雰囲気は失われていない。宮部みゆきの文才はまだ奥深く、彼女の新しい一面を見て取れる作品ではないかと思う。
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No.2:
(4pt)

まとめ方に謎

宮部氏の江戸モノ小説が文庫化されると必ず読んでいます。期待していましたが、「堪忍箱」は、ちとまとめ方に謎が・・・。「堪忍箱」と「十六夜髑髏」は、話の続きがまだあるような気がするのです。「十六夜髑髏」は、途中までホラーだったのに。それ意外は、いつもの江戸市井庶民の話。「てんびんばかり」は、この中で一番の出来では。どうしても自分より恵まれていると思う、自分に近い同性の不幸を心の底で望んでしまう女性心理。一時の自分の気持ちに最も肉薄する話で、女主人公のとった結果に、わかる気がします。
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No.1:
(4pt)

後半の盛り上がり

最初の数編を読んで「今回は外したかな……」と思った。「人は誰でも人には言えない秘密がある」というテーマの連作としての狙いは分かるのだが、表題作含めて終わり方に切れがない。しかし五作目に至り「お墓の下まで」でそのテーマが生き生きと浮かび上がり、「謀りごと」では終わり方の切れ味鋭く、「てんびんばかり」はこの短編集の中ではマイベストになった。結局、この本は後半に名作が詰まっているなかなか充実した短編集なのである。
堪忍箱 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:堪忍箱 (新潮文庫)より
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