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ストップ・プレスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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「ハムレット復讐せよ」などでちょっと堅苦しい印象もあったイネスでしたが、これは面白いお話でした(笑)アメリカや日本などでは絶対出来ないイギリスならではの探偵小説です。知性的だけれどおかしな登場人物がたくさん登場し、やたらと長いところなど二作目の「ハムレット」と似ていますが、そちらに感じられたややもすれば退屈な長い事件の分析と鈍重な雰囲気を取っ払い、口達者な皮肉屋だらけの登場人物と、とんでもないジョークとユーモアを全体に散りばめた変化に富んだ、変わった探偵小説に仕上がっていました。 実際、この小説はジョークだらけで思わず笑ってしまうことも多々あります。……しかしそれは時にひどくブラックな形をとることもあります。そこがまたこの小説全体の構図でひときわ目立つ真っ赤な彩色をなしていました。 探偵小説としても失望させられるような出来ではなく、一連の事件のジョーカーがエリオットの考えを透視しているという謎を中心に、読者はわけがわからなく、しかし不快ではない形で煙に巻かれたまま物語は進んでいきます。この一連の事件がジョークのようであれば、登場人物の会話などもまたジョークと喜劇で溢れており、途中まったく厚さを苦にせず楽しんで読めました。雰囲気を高めたり人物を描くのも上手く、プロローグから引き込まれて読めます。 そして結末の大団円に達したとき、その普通に考えたら度肝を抜かれるような真相に私は変に感心してしまいました。笑ってしまうけれど、振り返ってみるとすごいです。<スパイダー>が本の中から抜け出したというより、<スパイダー>の空想の世界で行われたような犯罪を描いた、とんでもなく、しかし面白い趣向の探偵小説です。恐らくこんな小説は他にないのではないでしょうか? | ||||
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