猿の見る夢

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評判

猿の見る夢の評価:

3.61/5点 レビュー 49件。 D ランク

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平均点3.61pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全22件 21〜22 2/2ページ
No.2
(2pt)

これが大作?傑作だろうか?

あっという間に読み切った。面白いから、ではなく軽く、浅いから。59歳の主人公、元銀行マンの準エリートで今は上場会社の役員。その男が、諸々の落とし穴に嵌っていくというストーリー。現代ならではの具体的シーンが続く。が、肝心の主人公の男は如何にもというステレオタイプの初老のエリート。確かに男の脳の半分以上は”女”と”セックス”に埋まっているのは事実。だが、少なくとも繊細、緻密な人生を送る銀行マンにして、あるいは上場企業の役員になるほどの男がここまで浅はかに女に接するとは思えない。10年来の愛人との関係がこの程度に希薄で軽薄で浅い、とは到底思えない。直木賞作家、現代を代表する作家であるこの作家にしてこの作品?絶賛に値するのだろうか?どうしても疑問です。私も還暦を過ぎた初老のサラリーマンだが、どこまで読んでも没入できない主人公には呆れるばかりだった。 女性が思い描くイメージ通りの、軽薄な”男性像”がこれだ!ということなのだろうか!? 諸氏の感想をお聞きしたい。
猿の見る夢 Amazon書評・レビュー: 猿の見る夢より
4062202018
No.1
(3pt)

男心はここまでお気楽なのか?

主人公の薄井正明59歳は、仕事も順調、家庭もまあまあ、10年来の愛人もいるという、結構恵まれたアラ還のおじさんとして登場しますが、少しずつ雲行きが怪しくなっていきます。
 愛人も10年経てば妻よりも始末が悪くなり、仕事では社長のセクハラ&パワハラ事件が勃発、病気療養中だった実母が亡くなり実妹夫婦と遺産相続で険悪な状態になる‥‥とまあ、この年代の人ならば(愛人はともかく)誰しも経験するような話なのですが、薄井の心情があまりに身も蓋もなく赤裸々に語られていて、笑ってしまうやら呆れてしまうやら。
 一方、薄井の妻が突然友人の紹介と言って、長峰という初老の女性占い師を家に連れてきます。

 徐々に歯車が食い違ってくる毎日。世間ではよくあるトラブルのはずなのに、薄井の場合ばかりこじれてしまう。占い師は助けてくれるのか、それとも薄井にとっては疫病神でしかないのか。
 事態がどんどん悪化していくにも関わらず、なぜか妙にお気楽でおめでたい考えしかできない薄井が最後に見たものは‥‥。
 
 本書のカバーは、鴨居玲氏の「出を待つ(道化師)」です。昨年、没後30年の巡回展がありポスターにもなりましたので、見覚えのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。心に潜む闇を自画像を通して描き続けた鴨居氏の絵と、薄井の最後の心情が重なったような気がします。
猿の見る夢 Amazon書評・レビュー: 猿の見る夢より
4062202018