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努力しないで作家になる方法
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努力しないで作家になる方法の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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タイトルに騙された印象。面白くない事はないけど、 内容以前に文章が稚拙すぎて、読んでる途中「これは個人出版?」と思いました。自分は借りて読んだのでまだ良いですが、これを正規価格で買ってたら大後悔してました 大して重要でもない事を何度も説明してたり、不要な会話文が続いてたり、素人の文章みたいで読むのが苦痛でした どこまでが作者の本音かわかりませんが、プロの文章を写す練習をバカにした記述があり、そういった地道な練習をバカにしてやらないからこういう文章を書くんだろうなと思いました あと奥さんのキャラがテンプレというか古臭いキャラ作りなのか、人間味やリアル感がなく、そんなに主人公に都合のいい妻って存在するんだろうか?と思いました 総じて自分には合いませんでした | ||||
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タイトルだけみるとハウツー本かなと思えますが、れっきとしたエンターテイメント小説。ただ、どこまでが小説でどこまでがリアルかとなるとその境ははっきりとはしていません。読んでいてあっというまに読み終わるほど面白く、タイトルに反してサラリーマンをしながら、必死に創作に取り組むが公募文学賞にはふられっぱなし。涙涙の物語です。思うにこんなに自分をさらけ出して書けるのはすごいなあと思います。でも、この作者、最後にはちゃんと成功します。世の中にはいろいろな公募文学賞があって、文学界新人賞とか、群像新人文学賞とか名だたる名門の賞に目を向けがちですが、 作品を評価してくれる編集者のもとで作品をだすのが一番だとワタクシ的には思います。面白かったので勢いあまって鯨 統一郎さんの本をもう一冊キンドルで購入しました。 | ||||
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題名どおりで開いたら、小説なのでびっくりしました。お陰で先入観なく読めて楽しかったです。 いかにもミステリ作家らしいハードボイルド文体で進んでゆき、すらすら読めます。 読書家には物足りないかな? でも、ミステリなどジャンル小説がメインで、本屋大賞作品などが好物の方にはオススメできるかと。 星五つは多すぎだとは思うのですが、偶然の出会いを祝って高く評価させてもらいました。 | ||||
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たいてい、小説は最後まで読むのだけど 最後まで読むまでに他の本を読み出した。 自分には合わなかった。内容も覚えてない。 | ||||
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著者がデビューするまでの苦労を描いた私小説、といっていいでしょう。 最後は泣けました。 結果は分かっているので、涙腺がゆるんだ時には驚きました。 著者の他の作品と違って、たくらまず、読者を騙そうというサービスがなく、 自然と過程を描いているからなのでしょう。 ただ、著者も分かっていて自ら著していますが、 やはり得意分野を持ったほうがよく、 そのためには”努力”はした方がいいのでしょう。 著者の今後に期待を込めて、星一つ減らしました。 | ||||
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実は著者の小説を読んだことがなかったのですが、この本を読んでさっそく小説のデビュー作を注文したところです。 サラリーマンを続けながら、作家になりたくて、妻子に対して申し訳ないと思いながら、精進していく著者の姿が涙ぐましく描かれています。 こういう思いが切実に伝わってくるので、胸が熱くなります。 1人の人間の人生が俯瞰出来て、感銘深い物語になっていると思いました。 目標もなくサラリーマンを続けている人には、人生を考えるよいキッカケになることでしょう。 一気に読めて、人生を考えてみたくなる本なので、おすすめします。 | ||||
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「努力しないで」というタイトルの割には、鯨 統一郎さんは かなり努力をしていると思う。 好きなものに熱中する。小説をかく。ということに対しての、バイタリティは、人並み以上だし。 この本を読んでると、結局、好きなことをやっていても、 人から反応がほしい、とか、評価がほしいな、って思ってしまう時点で それは続かない、ということ。見返りありきの努力はほんとうに続かないのである。 逆に、どんなことでも、成果などいらない、とふりしぼれば、どんなことでも続けられる。 そんなことが学べる、モノ書き志望には、かなり身にしみて、痛い本でもある。 | ||||
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妻を持ちながら、安サラリーマンしながら、寝る間も惜しんで、創作に取り組む、小説家になろうとしている男がいる。小説の応募を落とされても落とされても、あきらめずに繰り返す・・・・ 従ってこの著作は、作家になるためのノウハウ本でなく、なんと小説なのである。面白い題名というか、間違えやすい題名である。名詩集に「会社の人事」という本があるのを思い出した。この詩集は本屋のビジネス関連棚に置かれていたという笑い話がある〈笑い)。 作者は経歴を見ると、多作のわりには、まだ映画化された作品がない。もし私がプロデューサーであったら映画化の資金を惜しまないと思える、愛と涙と苦悩に満ちた良作だ。 作者に拍手! | ||||
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タイトル詐欺はご愛嬌。しかし中身は欲しい。 この本を手にとる人は大きく分けて二通りだろう。作家読みの人とタイトルが気になった人。 後者にとっては辛い。アマゾンレビューが軒並み高評価だったので購入したが、 文が上手いわけでもなくそれどころかところどころ破綻している。前半は特に内容がない。 作家を目指す動機、貧窮のなか作者を支え続ける妻との日常などネタになりそうなのに、 作者の嗜好、読書や趣味の遍歴、勤務先の枝葉末節を延々読まされる。他の方がレビューで ページを増やすことに腐心と評されていたが同感である。「虚実入り乱れ」という謎の紹介文は つじつまの合わない描写のことや、校閲がきちんとされていないことを指すのだろうか。 後半になってやっと小説作法が少し出る(我流をやめ勉強する気になったため。) 本書には幾つか謎が潜む。九年も芽が出ないのに作家になる自分を信じて疑わない能天気さ、 読書量はあるはずなのに自他の作品を客観的に評価できないのもおかしい。作家デビューに 固執して収入減、借金をしても愛想を尽かさない美人妻。キャッシング地獄でヘソクリがある のにかかわらず当時二十万のワープロ購入。友人に売ったはずのゲームが、歩き始めた子に コードを切られるから封印しなくちゃ、というのもおかしい(借金の中芽も出ないのにゲームをしていた節がある)。 妻との出会いも永遠の謎として終わる。ミステリ作家らしいので、これらは読者への挑戦か? | ||||
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私がミステリ…というか小説にはまったのがちょうど『邪馬台国はどこですか?』が出た直後だったので、鯨統一郎作品とは長いつきあいだ。十数年に及ぶミステリマニア人生、ともに駆け抜けてきた。 表紙をめくったところに「1998年、『邪馬台国はどこですか?』でデビュー」と書いてあるので、この作品内の時間が1998年に迫っていくまで、緊張感を保ちながら読み進めることが出来る。結果デビューできたことは知っているのに、「頑張れ、絶対にあきらめるな」と応援してしまう。しかも、タイトルに「努力しないで」と書くところがすごい。この作者とにとって、小説を書くことは好きでやっていることだから「努力」ではないのか。確かに私は山田風太郎作品を190冊くらい読んでいるが、「努力」ではない。作者は小説を書くために生まれてきたのだろう。奥さんの内助の功にも助けられて、クライマックスではぽろぽろと泣いた。良かったなあ…。 金銭的に苦しい生活、まったくデビューできない十数年間。息子の養育費用。奥さんへの申し訳なさ。借金…。この空の下、小説家になろう、漫画家になろう、芸術家になろう、音楽家になろう、書家になろうと、「努力」ではない「努力」をしている人が大勢いるのか。大変なことだ。素晴らしいことだ。とりあえず私はこれから、もっと敬意を持って、もっと本を買って、もっと読もうと思う。 本当に面白い本でした。 | ||||
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作家を志望して15年以上の苦節の日々を綴っています。 著者の作品のフアンであれば、きっとデビューまでの日々を共感できるでしょう。 私は、ついついタイトルから作家になるためのHowTo本かと思い手に取りました。 読みはじめてすぐに、そうでないことに気付きましたが、一通り読んでみました。 読み方により、作家になるのは大変だとも取れるし、比較的楽だなと取れるしといったところです。 そこそこに楽しめました。 この本は、江坂図書館の返却された本のコーナーでみかけ借りて読みました。 | ||||
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作家になるために生まれてきたような人だから、書くことについては努力がいらない、けれど本が世に出るまでに、書く、とは別のところでものすごい努力をされている。涙が出るほどです。誰もが、自分の才能と、この世界で生きて行くこととの間でもがいている、もう無理だ…、と諦めてしまうか、諦めないか、鯨さんは諦めない人です。 心根の優しい方だから、作品が胸を打つのは勿論のことなのでしょう。 今後も、鯨さんの作品、楽しみにしております。 | ||||
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本書は、タイトルとは真逆の「いかに努力とあきらめない気持ちで小説家になる夢を諦めないで居続けたか?」と言う内容だ。 それをどうして、「努力しないで作家になる方法」と言うタイトルをつけたのだろうか?不況の昨今、だめ元で「作家にでもなろうかな?」と考えている人に手にとって貰おうとでも思ったのであろうか? 詐欺にも等しいこのタイトルに怒りを覚える。 このタイトルを無視しても、本の大半はだらだらと「同年代の人のあるある話し」を羅列しているだけ。ページ数を増やす事のみに苦心している様な感じがする。 この本を読んで良かった点は、「邪馬台国はどこですか?」の誕生秘話と言うか、誕生するきっかけを知れた事ぐらい。 もっと素直に、妻への愛情とデビューまで苦労をかけた事への感謝を軸として、夢を叶える事への「努力をする事」とした方がまだ読めた気がする。 ところどころに入る自画自賛も不愉快だった。 | ||||
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現実感のある叙述がされており、最後まで一気読みしてしまいました。長年の苦労の後、『邪馬台国はどこですか?』の出版されたところは感動してしまいました。ただ、少し覚めた視点で振り返ると、この本は小説形式なので、どこまで本当のことが書かれているのかよくわかりません。騙されてしまったのかもしれないという後味の悪い感じがありました。著者の勤務先の事情など、プライバシー・機密に関わることは明かせないでしょうからフィクションとする利点はあるのかもしれないと思いますが、読者は勤務先のディティールにはあまり興味は無いと思いますので、適度に第三者のことは仮名化するなどしてノンフィクション形式で書かれた方が、より迫力があったと思います。作家がデビューするまでの体験を綴った本としては、他に、岡嶋二人『おかしな二人』や高橋克彦『小説家』がありますが、いずれもノンフィクション形式で書かれていて面白く読めました。 なお、主人公の得意な点として、本質をつかむのがうまいという利点が挙げられていますが、その例でよくわからないものがありました。たとえば、「水がきれいな理由は、人は水から生まれたから」という点が挙げられていましたが、何度読んでも意味がわかりませんでした。小説のことなので、この小説の世界ではそれが本質ということなのでしょうか……。 | ||||
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ミステリやファンタジーなどのエンターテインメント小説の覆面作家である著者が、短篇集『邪馬台国はどこですか?』でデビューするまでの半生を、虚実織り交ぜながら小説風に描いたエッセイです。 なんとも人を喰った、お気楽なタイトルがついているけれど、実際には苦節17年の地道な努力の積み重ねであり、「継続は力なり」という金言を信奉してきたたまものであることを強調しています。 ハウツー本としてはあまり役立ちそうもないですが、とても読みやすくて後味のいい本です。文章表現が凡庸で常套句が目につくけれど、私には興味を惹かれる素材でした。 昭和33年生まれとあるので、特に同世代の読者には時代背景のさまざまなディテールがなつかしく感じられるのではないでしょうか? 主人公の伊留加総一郎は、マンガ家の近藤ようこ氏が勤めていた頃の新宿の紀伊国屋書店でアルバイトをしていたそうなので、もしかすると見かけたことがある人かもしれない。 東京創元社の会議で首をかけて『邪馬台国はどこですか?』の出版を通した加藤しおりさんというのは、もちろん編集者の伊藤詩穂子氏のこと。心温まるエピソードです。 | ||||
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デビュー作で名作の「邪馬台国はどこですか?」がどのようにできたかがわかります。私は三回ほど読みました。 ただ、デビュー作があまりによくできていたので、それを超える作品を生み出すのが大変なのでは? また、クレジットカードのキャッシングのことが出てくるのですが、生活費をキャッシングし始めるとまもなく家計は破綻しますので、その前に市役所に生活保護の申請をしたほうがよいかもしれません。 | ||||
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書き出しの「つかみ」は見事。見開き二頁読んだだけで、引き込まれてしまった。これが作者の“罠”だとわかっているのに続けて読まずにいられない。各所に満載の「くすぐり」もぬかりない。主人公を不幸にするためにへたな同情もせず、サディスティックに虐め抜く。とくに妻のイジメはなかなか巧みに追い詰める。…そして、延長なし最終回の裏、逆転満塁サヨナラホームラン! 実に良くできた「小説」です。 | ||||
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著者の小説に出会ったのは,数年前に近所の本屋で特集が組まれていて,おそらく店員の個人の趣味で作られたポップに,著者の作品へのあふれんばかりの気持ちが書きつづられていて,これは読まねばと買ったのが最初。 多くの作品を読んだわけではなく,ファンの方であればまた違った意見もあろうとは思うけれど,本書はいままでの作風とはまた違った一面を見せてくれている。 小説という形をとってはいても,おそらく事実なのだろうと思われる生々しさを持った本書は,よくぞここまでさらけだしてくれたというのが,とてもとても面白さを増している。 ある部分はフィクションなのだろうけれど,著者の視線でデビューまでの17年間を描いた「大作」。新境地を切り開いた今作で,またいろんなものを書いてほしいと思う。 高野秀行さんのブログで本書の発刊を知った。高野さんにも感謝。 | ||||
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小説形式のハウツー本だが読みやすく一気に読み終えることができた。自伝的とあるが、作家になるまでの物語がリアルに克明に描かれている。そこまでかけて作家になられたのかと、最後は涙がでた。タイトルとはまったく異なり努力の結晶がつまっている。 | ||||
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これは小説である。小説であるからつくりごとである。 但しこれは自伝でもある。自伝でもあるから大筋はホントのことであろう。 著者のことを僕は全く知らなかった。 覆面作家であるのは他に生業を持っているからだろうか。 年齢は昭和30年(1955年生ま)れの僕よりはおそらく、3つくらい若いのではないか。 その著者が作家になりたい一心で17年間頑張る。 そして作家になる。文庫書下ろしといういささか最低に近いデビューである。 アイデアノートを付けている。このアイデアノートは恥ずかしいくらいベタである。 その内容はほんとなのか。 それとも作家になりたくてなれないのはこのくらいのアイディアしか無いからだ。 という基準を表現したのか。 後者だとしたら、その手抜き加減が抜群にうまい。 とりあえず、僕は鯨総一朗という作家に、惹かれてしまった。 買って読むとダメなときに落胆が大きいので、図書館で借りる。 まだ、予約は溜まっておらずすぐ借りられるのである。 『邪馬臺国はどこですか』 | ||||
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