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悪母
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悪母の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.81pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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若干ネタバレあります。 悪母というタイトルに惹かれ、どんな酷い母親が出てくるのかと思えば普通のどこにでもいそうな母親しか出てこなかった。 確かに主人公の奈江や由加里はズレてるしツッコミたくなる部分も多いけど、虐待とかの「悪」と言い切れるほどのことはしていない。 せいぜい無神経とか自分勝手とかちょっとやばい人(笑)とかその辺がいいとこだと思う。 佐和子さんも奈江と似たようなとこあるのに最後のあれは「そりゃないよ~」と思ってしまった。 結局なにをもって「悪母」なのか分からなかった。 ただママ友関係やそのゴタゴタについては妙にリアルで引き込まれてしまった。 「こういう人いるいる」「こういうことあるある」 その点では面白かった。 | ||||
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私が子育てしていた時は、幸運な事にLINEなどなくてお誘いは電話だけ。あるいは公園に自然に集まり、自然にグリープが出来上がる感じでした。 いつの時代も、多かれ少なかれ同じようなママ友模様ですが、今時はSNSやLINEと何かと面倒そう。この本を読んで、あの時代に子育てが終了した事に感謝しかありません。 | ||||
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人の弱い面、嫌な面、ママ友との付き合い方で最悪のパターンでは・・・ と思われる短編6章で構成されています SNSの利用もリアルでゾッとし、今のライフスタイルとぴったりと合った話でした 恐ろしいと思いながら一気読みしました イヤミス嫌いなので☆3ですが、好きな人は☆5かなと思う1冊です | ||||
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一気に読み終えてしまいました。深く考察することも、短編一遍々々を味わうこともなく 一息に読み切るような本です。(良くも悪くもという意味です) 人は感情の生き物であり、精神状態も行動原理もあるいは健康状態でさえも感情に 左右されるもの。 そして、感情というものはその対象物の大小だけでなく、その対象物の遠い近いの距離感にも 大きく影響受けるもののようです。 世界平和や政治的正義などといった遠くの大きい出来事よりも、近所のゴミの捨て方とか LINEの既読即返マナーのような小さいけどとても近いもののほうが与える影響は強かったり するということですね。 そんな意味でこの物語はママ友のすごく小さな輪っかの中で繰り広げられる小さいけれど 近すぎて協力すぎる話の数々です。読み手である自分は残念ながら男性で父親なので このママ友の輪には入ることが出来ません。遠くから傍観したり憂慮することしか出来ないのです。 LINE仲間から外されてしまったようなツマンナイ感が伴います。(逆に御婦人たちは輪に入って この世界を堪能できるのでしょうね。きっと) この連作短編集で取り上げられているエピソードも全てが、この原理からいけば、些少に見えるかも 知れないが当事者にとっては捨て置けない人生の重大事ばかりとなっています。 或る一児の母親と幼い娘が幼稚園入園前の公園デビューの時の開幕から順を追って、園探し、 幼稚園行事、小学校受験と卒園、と成長する中で発生する様々な事件や、それに翻弄される 母親の感情がネガテイブながらも常に張りつめた切迫感を保持しながら短編は積み上げられます。 最終編は小学校高学年の宿泊体験の場所で、子供同志と母親同志の2つの世界での親友にまつわる 出来事を取り上げて今までの挿話の伏線:母親とそのママ友の感情の蓄積の決算のようなもの:を まとめ上げるような形で一応の幕をおろします。 しかし、この気味悪い母子の物語は現実の世界がそうであるように、きっと物語の世界のなかでも 生活の繰り返しとして継続し、そしてそれゆえにもっとイケナイ世界に進んでいってしまうのだろうなあ。。。 とおせっかいながら心配と同情を寄せてしまわざる負えません。継続する負の還元性といったものが 読み手であり、傍観者的な自分の心に妙に引っ掛かります。 決して読後感は主人公の母親が吐露しているように 「しあわせだわ・・・」といったものではありません。 それでもこの濁った姿見に自分の真実の姿を覗き見てみたいという好奇心に満ちた幸せな御婦人はどうぞ お読みくださいませ。。。 皆様のご感想に是非耳を傾けたいと思う次第でございます。(いつのまにか執事モードになっている僕 ) | ||||
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子を持った母の、ストレスいっぱいの生態を描いた連作短編集。 帯には「最恐サスペンス」とありますが、女のいやらしさがものすごくて、サスペンスというより、生理的な嫌悪感を覚えます。 特に、最後の短編は、なんか吐き気がします。 これ、ちっともエンタメじゃないでしょ。 第3話あたりが、一応、短編ミステリーの形になっています。 でも、これだって、もし短編の名手が手掛けていれば、 「おおっ」 と歓声をあげる作品になっていたような気がします。 このように、個人的な評価は高くないのですが、もしかすると、女子には受けるのかもしれません。 「そーそー、こんな女、いるよねー」 といった感じで。 ただ、少なくとも、男子にはお勧めできない本です。 | ||||
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