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フェルメールの憂鬱 大絵画展
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フェルメールの憂鬱 大絵画展の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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前回は、結構あっさりしていましたが、今回は、新興宗教を絡めて、少しダークになっています。ただ、相変わらず、この作者は読みずらい。 | ||||
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作者の既刊の「木部美智子」シリーズを読了したので、この書物を読み始める。結論から言って この作品は日本の作家が描くのは些か珍しいともいえる「コンゲーム小説」だ。まずスイスのロシア人 貴族の屋敷からフェルメールの絵画が盗まれる。そして、次は米国のメトロポリタン美術館では派手な 形でフェルメールが盗まれる。そして、一方日本ではいかがわしい宗教法人にのめり込まされた 一家の悲惨な末路が描かれる。これらの事件がどのように収束するのか。望月らしく大胆に、 スケールも大きく、そしてやや分かりにくく物語は進む。望月の背景はよく知らぬが、この大して 長くもない作品に、彼女の中世西洋の絵画に対する深い知識と、その絵画に振り回される 人々への大いなる皮肉と批判が盛り込まれた作品でもある。コンゲームも最初に撒かれた伏線が 見事に回収されていく様は痛快である。彼女の文体から来る、やや分かりにくい文章がもう 少しすっきりとすればさらに良かったのだが。 | ||||
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あの名作大絵画展の登場人物がまさに現代によみがえる。 銀座には中国語が溢れている、という記述がそれをものがたる。 わたくし的にはもう一人の女流作家が書く絵画を題材にした小説より、はるかに望月諒子作品の方が分厚く感じられるのである。 読み終わるのがいやだ、と思わせる本です。 | ||||
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フェルメールの名画をめぐるコン・ゲーム。前作『大絵画展』もそうだったが、思いもよらぬさまざまな大事件がいくつもスピーディーに、同時並行的に進行し、展開し、最後に一つにまとまる。その手際の良さは見事だし、著者のノリがいいのが読んでいても感じられる。気分よく書いているのだろう。フェルメールを少しばかりけなしているが、その考えには同調できないとしても、そんな見方もあったのか、と思わせる説得性がある。 | ||||
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