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魔王



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【この小説が収録されている参考書籍】
魔王
魔王 (講談社文庫)

魔王の評価: 3.60/5点 レビュー 208件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.60pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全129件 21~40 2/7ページ
No.109:
(5pt)

面白い

面白いのでみんな読んでみたらいかが? ほんとにおもしろいですよーー

(⋈◍>◡<◍)。✧(⋈◍>◡<◍)。✧♡
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.108:
(4pt)

伊坂作品ならではであるが、完結しているとは言い難く

独裁者の出現を予感させる日本の様相を、ささやかな異能の力を持った兄弟、そして弟の恋人の目を通して描かれている。

『魔王』、そしてその5年後の『呼吸』の中編二編ですが、何らかの決着を期待する読者としては完結していると言い難い作品だ。しかしながら、よくない未来がじわじわと忍び寄ってくる気配を、深刻さから一歩離れて表現できるのが、著者の作品ならでは。

「考えろ、考えろ、マクガイバー」

思索、そして、また思索が頁から溢れ出す。50年後、『モダンタイムス』では、どんな未来が提示されるのだろうか。
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.107:
(4pt)

『大衆心理の危うさ』

安藤には2つの特徴がある。
1つは、何事も深く考察すること。
2つは、自分の思ったことを他人に喋らせることができる「腹話術」の能力を持っていること。

物語の世界は、今まさに新たな国のリーダーが誕生しようとしている。
自国を憂い、強い国家を取り戻すと主張する若き政治家は、多くの民衆、そして世論を味方につけていく。
安藤はファシズム運動に似たこの世相を深く考慮し、危険と感じたこの政治家に「腹話術」で挑もうとするが...。

この作品のテーマは「大衆心理の危うさ」にあると思います。
不満の飽和した社会に強いリーダーが現れたとき、世論は一つになり、歴史の過ちを再び繰り返すことにも繋がるのではないか。
超能力というSF風味をスパイスに、大衆心理の危うさに一石を投じる一冊だと感じました。
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.106:
(4pt)

日本の閉塞状況を打破せよ。考察すると絞殺される!

今の日本の閉塞状況を どう打ち破るのか?
ということを 目標に 物語を つくろうとする。
青春の息吹みたいなものを感じた。伊坂幸太郎の意気込みをかいたい。
安藤は 不思議な能力に 気がつく。自分の思っていることを ヒトに言わせる能力だ。
安藤は それを 腹話術 と呼ぶ。
言わせることができるのは、ワンセンテンス。
それだけでは 世界を変えることができない。
しかし 世界を変えたいと思う 志 がある。
そして いつも 唱えるのだ『もっと考えろ』と。
無関心に ヒトの心が奪われている時に、考えようとする 意思は 尊い。
その尊さの中で自らの命を ちぢめていく。
ファシズム の台頭を おそれる。そして 降ってわいたような 宮沢賢治 ブーム。
未来を語り 希望を語る 犬養。政権を任せて うまくいかなければ 首をはねろという。
そこに ファシズムの匂いを見つける 安藤。ムッソリーニ と結び付ける。
ヒトビトは 微妙に変化する。その微妙さが みょうに リアルである。
戦争に行って 人を殺す理由は、殺されないためではなく 命令されたから。
という 兵隊の言葉は 刺激的だ。あらゆる言葉が 生き始める。
いきていたらこんなことがあると達観する。
日本人と結婚した アンダーソン。それは 安藤さん と名前が似ている。
伊坂幸太郎の ごろ合わせは、さまざまなところにちりばめられる。
考察が 絞殺になる。パソコンの変換 間違いを楽しんでいるように。
ほんとに 面白かった。
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.105:
(5pt)

青臭い正義感、大好きです!

逆さ吊りにされ、スカートがめくれたムッソリーニの愛人の死体。そのスカートを戻して自分のベルトで縛ってめくれないようにしてあげた人がいた。暴漢の真っ只中でこんなことをするには、とてつもなく勇気がいる。大きな洪水は止められなくても、その中でも毅然として立ち続ける杭のような、あるいは杭になろうとする主人公たちが描かれています。「フィッシュストーリー」では中島敦の「弟子」を愛読する正義の味方を描いた伊坂幸太郎。作者が描く不器用に、それでもフェアに生きようとするキャラクターが私を惹きつけて止みません。
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.104:
(5pt)

ネタバレになるので細部は記入しませんが

ネタバレになるので細部は記入しませんが購入して損はありませんでした。 作者が好きな方にはお勧めします。
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.103:
(5pt)

批判レビューに対して

まず、批判している人がよくいう、左翼思想なのか~は論外。 主人公の思想が作者の思想ではないことは明確にされています。 その部分を批判するならそのあたりを考慮してからどうぞ。 また、あくまで政治は本筋ではありません。 重要なのは考え方です。 後味がよくないというのはたしかです。 好き嫌いが分かれる部分ですね。 ただ続編はでているので、そちらで十分補完できるかと。
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.102:
(5pt)

面白かったです!

続編のモダンタイムスも面白いですが、こちらも最高です。伊坂さんの世界観が素晴らしいです。
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.101:
(4pt)

中程を読んでいる時はゾクゾクしたのですが・・・

中程を読んでいる時は、嫌いなオカルトが描かれているにもかかわらず、これまで読んだ伊坂さんの作品のベストが、”マリアビートル”からこれに代わったと思いました。
解説にもありますが、政治家やマスコミの皆さんが、わたしの記憶する限りの以前から、発言や記事が大衆に受けて自分の票になったり成果になることを目指して仕事をしているように見えるので、”魔王”の描く世情は、発表から10年以上経つのに、まるで今の日本のようです。
そういうこともあり、物語がどういう終わり方をするのか、まことに興味深く、じっくりかつ先を急いでページをめくっていったのですが、あにはからんや、何にも収束しないまま、そのまんまで終わってしまいました。本当に残念です。あるいは、星三つかもしれません。
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.100:
(5pt)

決着を求める人には薦められない

なんとなくで選び、ふと手にとって読み始めました。一息に読んでしまう、想像以上の面白さがありました。
終わり方としては爽やかでこれはこれでよかったのですが、これから何かが起こるという予感と何が起こっても大丈夫という安心感が残り、続きが読みたくなってしまいます。イジワルでもあり贅沢でもあるこの終わり方で、伊坂幸太郎という作家がさらに好きになってしまいました。
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.99:
(5pt)

モダンタイムスのレビューに

モダンタイムスのレビューに

魔王を先に読むことを、奨められている方が

多くいるなかで、モダンタイムス、魔王の順で

読んでしまった。

皆さんのレビューを参考にしなかった私のミスです。

こちらを先に読んでおけばよかった。

そうしていたら、さらに

数段楽しめたはずです。
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.98:
(4pt)

ややネタばれあり

いまさらこのベストセラーに所感を書くのもなんですが....

「魔王」
舞台は右派全体主義傾向を強める日本。カリスマとなりつつある政治家に、危機感を抱いた「人に自分の思ったことを話せる能力」を持った主人公安藤が、彼の野望を少しでも食い止めようとする物語。

「呼吸」
「魔王」の事件から5年後、安藤の弟潤也は自分にも「10%の勝率を100%にする能力」に気づく。巨万の富を手に入れる能力を持った彼が、自らの能力を兄の遺志をつぐ決心をする物語。

舞台はムッソリーニ台頭時代のイタリアを意識している模様。
と、いいつつも、筆者が後書きに書いているように彼はファッショ化しつつある「時代」を書きたいわけではなく、その中で生きる人間の姿を描きたい、ストーリー展開の面白さを描きたいと思っていると推察する。
主義主張をとなえたものではなく、エンターテイメント本。その点安心?して読める。
本書の50年後を描いた「モダンタイムス」も面白い
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.97:
(4pt)

考えさせる、解釈が読者に任される作品

全体主義へ社会全体が流れていく雰囲気を見事に表現している。
評論家が異を唱えるが、それを押し切る主導者と国民の期待感。
そして一度目は熱くなるが二度目は燃えない国民性。

トリックもなく、明らかにならない部分もあり消化不良といえばそうだが、解釈が読者に任されるという意味では純粋なる文学作品に寄った作品だと思った。ただ他の筆者の作品がわりとすっきりしていることを考えると少し明らかになる部分を期待してしまった。

ドゥーチェのマスターがどうにも怪しい。他の能力者の存在を示唆したり、犬養を助けているのは彼であろう。
しかし最後に犬養を助けなくなったのはなぜか。TVでの発言を受けてだろうか。それほど影響ある発言とも思えなかったが。

「消灯ですよ」は何の伏線であったのか。

次回作で明らかになる部分があるのでしょう。
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.96:
(4pt)

何も始まらず何も終わらない展開が新鮮だった

本質的に何も始まらず、何も終わっていない。不思議な出来事、気になる背景、進む展開、なにひとつ解決しないまま静かに物語は終息する。まるで、この先を想像してみなさい、といわれているようだ。ある意味新しいし、正体を明かさないことは、作者にとっては冒険かもしれない。しかし、あえて読者を誘っている感がある。やられたな、と思ったのはとても新鮮な読後感だったからだ。2編目の弟の彼女の視点で語られ始めてから、俄然面白くなってきた。かたや、着々と進行する政治家の不気味な物語、かたやひっそりマイペースで暮らす二人の物語そして、急死した兄。謎とよぶほどミステリーがかってはいないがやはり気になる。気になるものを上手く引っ張られた気もする。
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.95:
(5pt)

賛否が分かれそうな作品

まず尻切れトンボ的な印象を持つ方が多いのではないか、と最後まで読んで思いました。
伏線が張り巡らされているわけでもなく、手に汗を握るようなスリリングでミステリアスな展開があるわけでもありません。
人によっては非常に退屈な小説かもしれません。
しかし、私はこの魔王を読んで、自分がこの作者の書く文章、作品の空気感といったものが大好きなんだと再確認しました。
何がいいのか?と聞かれるとよくわかりませんと答えるしかありませんが、読んでる間、何だかいい気分でした。
素晴らしい小説を読み終えた後の読後感にも似た、自分だけが味わえるささやかな幸福感のようなものを、読みながら感じました。
決して万人ウケする小説とは思いませんが、伊坂作品の中でも「砂漠」や「オーデュボンの祈り」が好きな人は私と同じ様に感じるのかも知れないと思いました。
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.94:
(4pt)

他の作品とはちょっと違う感じ

でも引き込まれる。会話のやりとりの独特な雰囲気はやっぱり伊坂作品だなと
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.93:
(4pt)

魔王

伊坂幸太郎らしい作品だった!伊坂幸太郎ファンなら読んだほうがいい!!!
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.92:
(4pt)

魔王!!

この本の装丁もシンプルですけど
なんだかこのシンプルさが
本の良さを醸し出しているような??
ちょっとカルピスぽい感じもしますけど^^
魔王〜
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.91:
(4pt)

で、結局なんなの?

って感じで後味が曖昧というけ・・・な部分があありました。もちろん読んで行くにつれて、おもしろさは増すのですが、主人公が最終的に二人出てきて、途中で最初の主人公はあっけなく亡くなってしまいます。その点も今ひとつでした。
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.90:
(5pt)

全てお気に入り

伊坂幸太郎作品は全て読みました。どれも大好きな本です。子どもと共有しています。
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463

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