■スポンサードリンク
砂漠
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
砂漠の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全238件 141~160 8/12ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なんとも個性的な5人組の学生生活を描いた青春小説. なんといっても一番の引きは西嶋のキャラクターだろう. 青臭くて,屁理屈で,空気を読めなくて,臆することはなく,麻雀が弱い. 周りを固めるのは,狂言回しの鳥居,クールビューティ東堂, 普通の女の子だが超能力者で麻雀が強い南,傍観者的で語り手の北村. いずれも個性的な面々だ. マージャンを通じて仲間になった5人に起こるドラマ. 行ってしまえば,たったそれだけのありふれた青春小説にも思えるが 恋愛あり,事件あり,超能力や犯罪まで出て来て盛りだくさんな大学生活だ. 傍観者の北村が,他の面々に感化されたのか, 感情的な面で変化していくのも物語の中核的要素の一つである. こんな仲間に恵まれたら学生生活は充実するだろうなと思う反面,少々めんどくさそうだぞとも思うw ただ,卒業のシーンでその後も続く友情を暗示させるやりとりがこの物語の主題を表している気がした. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
さすがに大学出の作者には大学生活のことが良く分かっていると思った。私は今大学に在学中であるが、ここに出てくる人物もリアルなものばかり、読み終わってもなんだか新鮮な気分だった。そんな本って中々無い。 その中でも一際惹かれたのが西嶋のキャラクター。何かと自己主張したがり、初対面の時には、その場を白けさせ、周りからドン引きされるような人物像。しかし、実際に付き合ってみれば案外悪い奴では無く、変てこで頑固ではあるけれど憎めない奴、そういうギャップってなんかいい。口は悪いし、空気は読めないけれど、自分に正直に生きている、大学で出会う数多くの人達の中でもそういう人ってなかなか出会えないのではないだろうか?そして、それでもそれを理解して付き合ってくれる仲間とも。本書のように、大学ってそういう機会を与えてくれる場所でもあると思う。 本書とは関係ないが、随分前に近所の飼い主のいない動物達に餌をあげ続け、その異臭や汚染で訴えられ、裁判で敗訴になったという事件を思い出した。確かその裁判後に、敗訴した人はそれでも餌をあげ続けるとコメントしていたことを新聞で読んだのを覚えている。訴えたその土地の住民と餌をあげたおじさん、どちらが悪いんだろうか?正直その情報だけでは善悪の判断に迷った。しかし、この本を読み終わって、「助けりゃいいですよ、そんなの。猫でも犬でも。偽善でいいじゃないですか。」そんな歯切れのよい言葉がどこからか聞こえてくるような気がした。 もちろん、これ以上に感想はいくつもあるが、全体を通して非常に面白かった。伊坂さんの本の中でも1番、2番に面白い本だと思う。 尚、少々中身に触れていたのでまだ読んでいない人には申し訳ないです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
さすがに大学出の作者には大学生活のことが良く分かっていると思った。私は今大学に在学中であるが、ここに出てくる人物もリアルなものばかり、読み終わってもなんだか新鮮な気分だった。そんな本って中々無い。 その中でも一際惹かれたのが西嶋のキャラクター。何かと自己主張したがり、初対面の時には、その場を白けさせ、周りからドン引きされるような人物像。しかし、実際に付き合ってみれば案外悪い奴では無く、変てこで頑固ではあるけれど憎めない奴、そういうギャップってなんかいい。口は悪いし、空気は読めないけれど、自分に正直に生きている、大学で出会う数多くの人達の中でもそういう人ってなかなか出会えないのではないだろうか?そして、それでもそれを理解して付き合ってくれる仲間とも。本書のように、大学ってそういう機会を与えてくれる場所でもあると思う。 本書とは関係ないが、随分前に近所の飼い主のいない動物達に餌をあげ続け、その異臭や汚染で訴えられ、裁判で敗訴になったという事件を思い出した。確かその裁判後に、敗訴した人はそれでも餌をあげ続けるとコメントしていたことを新聞で読んだのを覚えている。訴えたその土地の住民と餌をあげたおじさん、どちらが悪いんだろうか?正直その情報だけでは善悪の判断に迷った。しかし、この本を読み終わって、「助けりゃいいですよ、そんなの。猫でも犬でも。偽善でいいじゃないですか。」そんな歯切れのよい言葉がどこからか聞こえてくるような気がした。 もちろん、これ以上に感想はいくつもあるが、全体を通して非常に面白かった。伊坂さんの本の中でも1番、2番に面白い本だと思う。 尚、少々中身に触れていたのでまだ読んでいない人には申し訳ないです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
井坂作品として、一風変わっているとか、そんなことは、よく考えてみればわかりますよね?「死神の精度」「重力ピエロ」「グラスホッパー」といろいろな世界観があって、ただし作者の考え方のその時々での傾向があったりで、「なさそうで、ありそうな統一感」これも全部井坂さん=「ベリーベリー・ストロング/斎藤和義」=西嶋ですよ。抗生物質もバンバン配っちゃうし、手負いの鹿も、自然の摂理なんか気にしないでバンバン助けちゃうのが・・・そうですよ。皆はすべて「主観」で生きていって「悩んだり笑ったり喜んだり怒ったり」全部自分の責任で | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
井坂作品として、一風変わっているとか、そんなことは、よく考えてみればわかりますよね?「死神の精度」「重力ピエロ」「グラスホッパー」といろいろな世界観があって、ただし作者の考え方のその時々での傾向があったりで、「なさそうで、ありそうな統一感」これも全部井坂さん=「ベリーベリー・ストロング/斎藤和義」=西嶋ですよ。抗生物質もバンバン配っちゃうし、手負いの鹿も、自然の摂理なんか気にしないでバンバン助けちゃうのが・・・そうですよ。皆はすべて「主観」で生きていって「悩んだり笑ったり喜んだり怒ったり」全部自分の責任で | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
、なんてことはまるでない。 って感じです。 確かに他の大ヒット作品ってモノからすると派手さには欠けるけど、ほのぼのした感じで面白かったです。 それに個性的な登場人物も健在。 伊坂ファンなら楽しめるハズですww | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
、なんてことはまるでない。 って感じです。 確かに他の大ヒット作品ってモノからすると派手さには欠けるけど、ほのぼのした感じで面白かったです。 それに個性的な登場人物も健在。 伊坂ファンなら楽しめるハズですww | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
物足りない、という方が多い様ですが・・ 確かにミステリーではなく、ラストにあっと言わせるような仕掛けもないのですが、心理描写がとてもうまく感情移入しやすい。 爽やかに読める書です。 テイストとしては『陽気なギャング〜』に似てますね(特に陣内と西嶋)。それよりも更に「日常」を書いたものの様な。 とても読みやすくクスリと笑いながら読めます。今までの作品の中で最も著者の遊び心がうかがえます。 ラストには久々に感動を覚えた言葉がありました。 とても良い作品ですが、これから初めて伊坂作品を読まれるという方には『オーデュポンの祈り』や『重力ピエロ』をお勧めします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
物足りない、という方が多い様ですが・・ 確かにミステリーではなく、ラストにあっと言わせるような仕掛けもないのですが、心理描写がとてもうまく感情移入しやすい。 爽やかに読める書です。 テイストとしては『陽気なギャング〜』に似てますね(特に陣内と西嶋)。それよりも更に「日常」を書いたものの様な。 とても読みやすくクスリと笑いながら読めます。今までの作品の中で最も著者の遊び心がうかがえます。 ラストには久々に感動を覚えた言葉がありました。 とても良い作品ですが、これから初めて伊坂作品を読まれるという方には『オーデュポンの祈り』や『重力ピエロ』をお勧めします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
僕のように決して若くない人間にとっても、北村や鳥井それに南と東堂、そして西嶋たちと同じ年齢の時代が自分にもあったと、しみじみ感じさせられる小説です。深みはそれほど無いかもしれないけれど、友人のささやかな幸福をあたかも自分のことのように喜べるなんて、ジーンときます。特にクリスマス・イブに起きたささやかな季節は、20年以上前に仙台のイルミネーションが輝くイヴの夜に、現在の妻にプロポーズしたあの時を思い出させてくれました。ぜひとも彼らの後日談を! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
僕のように決して若くない人間にとっても、北村や鳥井それに南と東堂、そして西嶋たちと同じ年齢の時代が自分にもあったと、しみじみ感じさせられる小説です。深みはそれほど無いかもしれないけれど、友人のささやかな幸福をあたかも自分のことのように喜べるなんて、ジーンときます。特にクリスマス・イブに起きたささやかな季節は、20年以上前に仙台のイルミネーションが輝くイヴの夜に、現在の妻にプロポーズしたあの時を思い出させてくれました。ぜひとも彼らの後日談を! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ボウリングの本見ながら、練習するか? 「西嶋は臆さない」この一文が輝いて見えたよ。 親友に認められている西嶋に、俺は嫉妬した。 西嶋、カッコ悪いのがカッコいいんだよ。 西嶋、お前は漢だよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
始まりから終わりまで、読み手を邪魔しない平易な語り口で通してある作品です。内容に関しては、読み手の人生の経験値に拠って色を変えると思います。作品のような大学生活を過ごされたことがある方は懐かしさを覚えられるだろうし、ない方はあくまでフィクションとして楽しめるのではないでしょうか。冗長な部分もなく、語り口も手伝い、私はさっぱりとした読後感を覚えました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
始まりから終わりまで、読み手を邪魔しない平易な語り口で通してある作品です。内容に関しては、読み手の人生の経験値に拠って色を変えると思います。作品のような大学生活を過ごされたことがある方は懐かしさを覚えられるだろうし、ない方はあくまでフィクションとして楽しめるのではないでしょうか。冗長な部分もなく、語り口も手伝い、私はさっぱりとした読後感を覚えました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読後がイマドキとてもさわやかな、青春小説でした! 大学生活の始まりのドキドキ感、繋がっていく友達の輪、ラモーンズ、麻雀、ボウリング、ホスト、プレジデントマンという名の通り魔、キックボクシングジム、空き巣、超能力、シェパード…。 登場人物のキャラが確立されていて読みやすい。 特に西嶋くん。読んでいるあいだ、私は彼が大好きでした。 彼の言動のいちいちにグッときて、自分の無関心さを思い知らされ、そうよねそうよねそうなんだよね西嶋くん!と肩をバンバン叩きたくなる。 いつかまた伊坂作品に、ぜひ登場してほしい人物のひとりです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読後がイマドキとてもさわやかな、青春小説でした! 大学生活の始まりのドキドキ感、繋がっていく友達の輪、ラモーンズ、麻雀、ボウリング、ホスト、プレジデントマンという名の通り魔、キックボクシングジム、空き巣、超能力、シェパード…。 登場人物のキャラが確立されていて読みやすい。 特に西嶋くん。読んでいるあいだ、私は彼が大好きでした。 彼の言動のいちいちにグッときて、自分の無関心さを思い知らされ、そうよねそうよねそうなんだよね西嶋くん!と肩をバンバン叩きたくなる。 いつかまた伊坂作品に、ぜひ登場してほしい人物のひとりです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
他の井坂作品と比べると、なんとなく盛り上がりにかけて面白さが減っている気がしないでもないが、読み終わると一つの青春を読み切ったような、自分の昔を思い出すような感慨に囚われる作品だった。(いまが青春の時!の若い読者はそう感じないかもしれないが……) 盛岡から出てきた大学生と、その仲間。みんななんとなく変わっている。 彼らと交わる四年間。大した出来事もあるようなないような。 一人称視点で書かれた日記のような備忘録のような内容は、社会に出る前のあっと言う間の最後の四年間を、それこそあっという間に伝えてくれる。 「ゴールデンスランバー」とか「モダンタイムス」とは毛色が違うし、どちらかと言われれば前述の二冊よりはどうしてもと押しつけがましいおススメはしないけれど、でも読んで損はしない一冊。ふといろんな当たり前に過ぎていく事柄にもう一度目を向けることができるきっかけとなる気がする。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
他の井坂作品と比べると、なんとなく盛り上がりにかけて面白さが減っている気がしないでもないが、読み終わると一つの青春を読み切ったような、自分の昔を思い出すような感慨に囚われる作品だった。(いまが青春の時!の若い読者はそう感じないかもしれないが……) 盛岡から出てきた大学生と、その仲間。みんななんとなく変わっている。 彼らと交わる四年間。大した出来事もあるようなないような。 一人称視点で書かれた日記のような備忘録のような内容は、社会に出る前のあっと言う間の最後の四年間を、それこそあっという間に伝えてくれる。 「ゴールデンスランバー」とか「モダンタイムス」とは毛色が違うし、どちらかと言われれば前述の二冊よりはどうしてもと押しつけがましいおススメはしないけれど、でも読んで損はしない一冊。ふといろんな当たり前に過ぎていく事柄にもう一度目を向けることができるきっかけとなる気がする。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
特に感動するようなストーリーでもないが、青春小説として爽やかな読後感が残る。 いわゆる「リア充」な青春時代を送った人間はどこか懐かしさを覚えるのではないだろうか。 ただ、南の超能力の設定にだけリアリティーがなかったのが個人的には残念。 かつての「ふぞろいの林檎たち」の現代版みたいな感じでドラマ化したら面白いと思ったりもした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
特に感動するようなストーリーでもないが、青春小説として爽やかな読後感が残る。 いわゆる「リア充」な青春時代を送った人間はどこか懐かしさを覚えるのではないだろうか。 ただ、南の超能力の設定にだけリアリティーがなかったのが個人的には残念。 かつての「ふぞろいの林檎たち」の現代版みたいな感じでドラマ化したら面白いと思ったりもした。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!