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砂漠
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砂漠の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全238件 21~40 2/12ページ
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高校生の頃、一度読んでいてその時とはまた違った良さを見つけることができました。 | ||||
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大好きな本。 登場人物の鳩麦さんの言葉で印象に残っている言葉がある。 「みんな、正解を知りたいんだよ。正解じゃなくても、せめて、ヒントを欲しがっている。」 この言葉を読んで、「西嶋は自分の中の正解を心から信じているから、こんなに魅力的なんだろうな〜」と思った。自分が出した正解を信じ続けるのは難しい。どの答えを出しても、社会という赤ペンが頼んでもないのに添削してくる。 現代はネット社会。いつでも情報が溢れていて、SNSでは、成功してますと言わんばかりの華やかなアイコンの人たちが自分たちの「正解」を発信している。 それを見ると、「羨ましいな〜」思ってしまう。 比較して、答え合わせをしてしまう。何回も答えを訂正し、ついには問うこと自体を放棄する。そんなのは、まっぴらごめんだ…。 結局、絶対的な答えなんて無いのかもしれない。いや、あるのかもしれない。もう…分からない。 だからこそ自分の答えを信じる西嶋の姿が、眩しかった。 | ||||
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これは読み始めてすぐに、自分の学生時代を思い出した。女っ気ゼロの将棋部に属し、5年間通ったのだけれど。生産性が一切なく、無意味に過ごしたあの時代は、確かに砂漠の前のオアシスだったと思う。当時はそんな事、思ってもみなかったけれど。 緊張感のない、緩いムードの小説であり、特別な主張があるわけでもない。いかにも伊坂幸太郎らしいグダグダの構成だけど、読んでいてひたすら楽しく、西嶋の存在感は、出て来るだけで笑えた。 伊坂流エンタメ青春小説の快作と評しておく。きちんとした小説が好みの人には、向かないと思う。 | ||||
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ラノベ風に仕上がっている一冊。話がとても軽やかに進んで行くので読んでいて楽しいです。真面目に生きてきた(つもりの)ケツの青い高校生からすると、主人公たちがアウトローにしか見えないけど。 | ||||
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若者の素朴な友情が描かれていて、友達への不器用だけどまっすぐな気持ちに温かい気持ちになる1冊。人を信じられないと悩む人に、ぜひ読んでもらいたいです。 | ||||
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以前読んだ事があって久しぶりに読み返した。内容にインパクトがあったのであらすじは覚えていたが、改めて読むと布石がすごくうまいなと思った。 人生うまくいかない事もあるが、仲間と一緒なら乗り越えられる。 青春のユニークな物語。 | ||||
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大好きです。大学時代の青春思い出します。麻雀詳しくないけど、雰囲気で楽しめる。西嶋のぶっ飛んだキャラが良い。ただ南の超能力は現実味に欠ける。あの設定は必要か? | ||||
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大学生の頃、こんな友人がいたなぁとか、こんな風だったなーとか、楽しかった時代を思い出せました。ドキドキするところもまあまあ抑えたテイストでこのくらいの伊坂ワールドが心地良かったです。 | ||||
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学生時代の懐かしい感じがよみがえってきました。その後の話も見てみたいです。 | ||||
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いくつもの楽しみ方で味わえる作品だと思う。少なくとも3つ以上。 とにかくセリフ回しが軽妙で面白い。伊坂幸太郎の小説をレビューする際に毎回言ってるかもしれないが、それでも足りないくらいセリフが面白い。 「鳥井ってブルジョア?」 「親が金に困ってないだけだよ」 「そういうのがブルジョアなんだ」 「親が金を余らせているだけだ」 「プレジデントマンはどこにいるんだ」 「この家とホワイトハウスには絶対にいない」 など、歯切れのいい語感とテンポでスラスラ読めてしまう。 538ページもの分量さえ長いと感じないのは、もうさすがとしか言いようがない。 伏線も素晴らしい。これも毎回言っているが、毎回言っても足りない。 キックボクシング、超能力といった大伏線はもちろん、会話の端々にちょこっと出てきた情報さえも精密に回収していく。ただ勢いに任せるだけでなく、ち密に計算されていることがよくわかる。 特にラストシーンでの伏線回収の爽快感はMAX。『陽気なギャング』シリーズを楽しめた人なら、きっと身震いして読み進めてしまうことだろう。 題名の『砂漠』というのも、物語が進むにつれて少しずつ真意が明らかになる。 漠然として、乾いていて、どちらに進めばいいのかわからない「社会」という砂漠において、どう生きるべきか。主要な5人に問われ、5人それぞれが自分なりの答えを見つけて道を歩んでいく。 洒落た作風ではあるが、根幹にあるのはまっすぐな青春活劇であるという点も、親近感を持って読む手助けになったと思う。 | ||||
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kindleに伊坂幸太郎の本が、増えることを望みます。 | ||||
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大学生活なんてあっという間 そんな言葉が身にしみる作品でした 登場人物もキャラが濃くて僕もこんな人たちと大学生活を送りたかったと思いました。 学生のうちに読めてよかったです。 | ||||
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500ページあり、最初は購入迷いました。しかし、読み始めてからは早く先が読みたくて、ページをめくる手が止まりませんでした。 5人の大学生の4年間の話です。 中学、高校、大学、それぞれのカテゴリーで、友情や青春、恋愛といったものを人々は経験して成長します。 ただ、大学は他と少し違っていて、自由、開放感、将来、など限りなく大人に近づく、そんな要素が非常に大きくなります。そして、中学、高校と決定的に違うことは、卒業後は社会人として、責任、不自由等という大学時代と全く違う世界に足を踏み入れねばなりません。 そういった主人公たちの心理的な描写が素晴らしく、大人と子供のはざまで悩み、成長する姿をうまく書かれていると思います。 できることならば、私ももう一度、主人公たちの友人として大学生活を送ってみたいものです。 | ||||
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オレは西嶋になる! さりげない叙述トリックもよい効果でした | ||||
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普通の大学生たちの日々を描いた作品て、伊坂作品には珍しいな、と思って読み始めました。 でも、読み進めていくと、なにしろ登場人物たちが普通だけど普通じゃなく、ストーリーも普通っぽくはじまるけど普通じゃなくなっていくところが、さすが伊坂さんの作品! 引きこまれます。そして、論理的で、鳥瞰的な主人公が徐々に変化していくのが、面白い。 新しい環境に入ることに躊躇している人に、ぜひ読んでほしい作品です。 | ||||
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章題の春夏秋冬は泉谷しげるさんの名曲ですが、私は本書のサブタイトルを「男女5人大学4年春夏秋冬麻雀物語」と名付けたいですね。東南西北の冷たい美女・東堂、超能力女子・南、面倒くさい変人・西嶋、語り手のクールな男・北村とヤマセミ頭の脳天気男・鳥井の最高の仲間達ですね。莞爾と鳩麦さん、シェパード・ラモーン、プレジゼントマンもホスト礼一も全員が愛おしい、なんてことはない事は絶対ない! | ||||
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本好きな友人にはいつも薦めています。自分の娘にも読んで欲しいと思える作品。 | ||||
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大学生活の4年間はまさに社会という砂漠に船出するまでのひと時のオアシスだ。めんどくさくて、青くて、切なくて、そして甘い時代を存分に思い出させてくれて楽しませてくれた。一人一人の登場人物の造形が実に魅力的だ。それぞれの名前にも諧謔があっておもしろい。麻雀のシーンが効果的に何度も出てくるが、東、南、西、北がそれぞれの苗字についているし、キタムラの彼女の名前は鳩麦さん!石原莞爾と同じ名前の莞爾がイベントの幹事役として登場したり。元ホストの本名は佐藤一郎。そういうところも含めて面白かった! | ||||
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こんな学生時代だったら良かったなと思い起こされる作品でした。 | ||||
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私は実業之日本社文庫版の方を購入しました。 普段、伊坂幸太郎の本は読みませんが、帯の『この一冊で世界が変わる、かもしれない』という言葉にひかれて購入しました。が、文中の言葉を使って言わせてもらえば『なんてことはまるでない』です(^_^;)。 これと言って軸になる筋書きもありませんし、酷評する人がいるのも理解できる小説ですが、読みだしたら止まらなくて、麻雀とかボウリングとか、自分の学生時代を懐かしく振り返りながら(今の若い人たちはやるのでしょうか?)一気に読んでしまいました。 著者の巻末解説にある通り、『モラトリアムの贅沢さと滑稽さ』をなつかしく振り返らせてくれる良作だと思います。 | ||||
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