■スポンサードリンク


Red



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
Red
Red (中公文庫)

Redの評価: 3.37/5点 レビュー 98件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.37pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全56件 21~40 2/3ページ
No.36:
(4pt)

考えさせられました

途中途中の情景の描写は好みがあると思いますが、人の気持ちの描写がとても引き込まれました。
言葉にならない感情が腑に落ちる言葉でした。一部の方だけが共感できるわけではなく、登場人物ごとに思い入れやすいと思います。主人公の目線で話が展開していますが、他の人の心情も見て取れるようでした。
RedAmazon書評・レビュー:Redより
4120046540
No.35:
(4pt)

官能から純愛へ

イケメンの夫と可愛い娘をもつ主人公が、元恋人、それも大学生のときの歳上の男性と再会して、官能小説の世界に踏み入る物語。妻であり、女性であり、元彼女である主人公は、踏み入れたらいけないのを承知で、いとも簡単にエロティックな欲望の世界に踏み込む。主人公を擁護し応援したくなるほど魅力的にみえてきます。とびきりの美人ではないが、男性受けする主人公の恋は、官能愛から純愛に変わるようにエンディングを迎える。直木賞を獲りそうな小説でした。
RedAmazon書評・レビュー:Redより
4120046540
No.34:
(5pt)

煩悩即菩提

読み進みたいのだけれども、とても一息に読み通すことは出来なかった。これまでの人生を振り返り重ね合わせてしまう。濃淡の違いこそあれ、それなりの年齢であるならば、少なからぬ人々にとって、何かしら思い当たるところも有るのではないか。無傷で生きることは難しい。遠い記憶の淵に沈んでいたはずものが抉り出され、ヒリヒリとする胸の痛みを、息苦しさを、忍びながら、休み休み、幾度もページを後戻りさせながら、行きつ戻りつ、何とかやっとの思いで読み終えることが出来た。煩悩も生きていればこそということか。今ここに生きて在ることの、根源的な果無さと其れゆえの狂おしいまでの愛おしさを描き切った傑作と読み取った。
島本理生さんの作品はこれが初めてだが、この小説がわずか31歳のときに書かれたことに只々驚嘆する。天に与えられた才能とはこういうことを言うのか。
RedAmazon書評・レビュー:Redより
4120046540
No.33:
(5pt)

現代の母親の葛藤をリアルに美しく書ききってすごい。

読み手の立場の違いによって印象が別れる作品はないと思う。不倫にばかり目がいくひともいるが、
現代の母親がもつ問題をこれほど盛り込み問題ごとの母親の素直な気持ちを描けた作品はない。不倫は主人公が日常を見つめ直すきっかけにすぎない。働く、働きたい母親が理解のない中で懸命もがいている姿に感動する。
RedAmazon書評・レビュー:Redより
4120046540
No.32:
(5pt)

綺麗な本でした又しっかり梱包もして在りました。

内容としては、少しガッカリしています。もう少しセックスが綺麗に、心に残るような蕩けるぐらいの表現が有っても
良いのではないか。
RedAmazon書評・レビュー:Redより
4120046540
No.31:
(4pt)

翠ちゃんママの気持ちが解る時が何時かきっと来るよ。

直木賞作家・島本理生さんが大人の男女の愛の形を描いた秀作官能恋愛小説ですね。帯に映画化!2020年2月全国ロードショーと書かれているのを見てきっと多くの人々が官能シーンに期待して観に行くのだろうなと思いますが、何か私にはそれが少し悲しく思えますね。でもそれは自然な人間の営みには違いないのですが。題名「Red」は著者の感性による表現なのでしょうし読者も文句を言わずに受け入れるでしょうね。娘・翠の将来を考えた上でのヒロイン塔子の決断はベストだったと思いますし、翠ちゃんママの気持ちが解る時が何時かきっと来るよ。
RedAmazon書評・レビュー:Redより
4120046540
No.30:
(4pt)

期待してなかった❗️

ただの不倫のエロ話かと思っていましたが、とてもストーリーに引き込まれる、印象に残る小説でした。一気に読める!島本先生のファンになってしまった❗️
RedAmazon書評・レビュー:Redより
4120046540
No.29:
(5pt)

凄く良かった

40代の主婦です。引き込まれて一気に読みました。主人公は確かに流されやすい所はあると思う。せめて小鷹くんからは迫られても断ろうよ、とは思いました。でも、好きな人と肌を重ねるって、人として生まれた醍醐味だと私は思う。夫婦間のセックスレスがどれだけ深刻か、単なる男の人の放出メインじゃない、時間をかけた深いセックスをしたことがある人なら、鞍田との関係がなぜ切りたくても切れないのか、あんなにも惹かれるのか理解できると思う。それくらいセックスが大事なものだと、この年になって気付いた。私もきっと、若い頃に読んでも全然分からなかったと思う。今は激しく共感。これを30代で書いてしまった著者って、単純に凄いなと。
RedAmazon書評・レビュー:Redより
4120046540
No.28:
(5pt)

少しネタバレありです。

読んでて引き込まれました。初めて島本理生さんの作品を読みましたが、とても読みやすい文体でした。実は私も塔子と同じ境遇です。義両親と同居ではないけど、あまり、主人とはうまくいっておらず、子供の事を考えると離れることは出来ない…。
塔子に感情移入してしまい、最後のエピローグでは涙ぐんでしまいました。なんて切ないんでしょう。だけど、翠の言葉や態度で、きっと塔子は気づいたんでしょうね。
ある意味現実的で切なく、ずっと心に残る、そんな小説でした。
RedAmazon書評・レビュー:Redより
4120046540
No.27:
(4pt)

読み手で評価が大きく変わる本

この本の本質的なテーマは「既婚者のセックス」ではなく、「異性への承認欲」です。
島本理生さんが直木賞を受賞したファーストラヴの中でも「孤独と性欲と恋を見分けるのは難しい」と述べているように、異性への情動は単純に一言で言い切れるものでは無いのでしょう。全ての女性が「娘」であり、「恋人」であり、「妻」であり、「母」であり、そして「人間」である
RedAmazon書評・レビュー:Redより
4120046540
No.26:
(4pt)

好みが凄い両極端になりそう

官能小説と知らずに買ったのですごくよかった。
エロい不倫の話かと思ったら、割と家族の話だったりする。
どうしても鞍田さんが「女子大生に手を出したおっさん」の像が強くて、女子大生のわたしは最後まで不快感が拭えなかったけど。
RedAmazon書評・レビュー:Redより
4120046540
No.25:
(5pt)

切ない!

なぜ島本さんの作品はこうも切ないのか...毎回結末の切なさに涙です。
でも共感出来ない方もいるとは思いますよ。
状況に重なるところがある人は読み入ってしまうと思います。
RedAmazon書評・レビュー:Redより
4120046540
No.24:
(5pt)

おすすめできる内容

読んでいくうちに、どんどんひきこまれていく内容です!
RedAmazon書評・レビュー:Redより
4120046540
No.23:
(5pt)

ズッシリときました

島本理生さんが書いた官能小説、という煽り文句に惹かれて買いました。
と言っても「ナラタージュ」しか読んでいません。
塔子と鞍本さんの、追いつ追われつするセックスは素敵でした。
男性レビュアーさんの中には、女性がイクってことが、とても大切なことって知らない方がいらっしゃるようですね。
“童貞マインド”(笑)
きっと貴方のパートナーさんは、貴方とのセッ………(笑)
愛されること、ずっとずっと愛されること、主人公は自分自身の“正解”を手に入れたんだと思いました。
なかなか、お腹にズッシリくる小説でした。
RedAmazon書評・レビュー:Redより
4120046540
No.22:
(5pt)

評価が分かれるのは仕方ないかと…

どんな物語もそうでしょうけど、この本は男性か女性か、未婚か既婚か、満たされてるか満たされてないかで受け止め方が大いに変わる作品に思えます。
私は既婚女性、優しい夫ではあるけれども塔子と近い環境に置かれていて、それを幸せだと思い込んでる時期があったので、主人公にはとても感情移入してしまいました。
この物語が安っぽくて見てられないとしたら、現実だって案外安っぽくて容易いもんな気がします。
RedAmazon書評・レビュー:Redより
4120046540
No.21:
(5pt)

暑中に最適

暑い夏 エアコンの中で 一気に読みました。面白い!!
RedAmazon書評・レビュー:Redより
4120046540
No.20:
(4pt)

普通の日常の中でありうる事かと

夫婦と言う他人と言う新書も有ります 今の時代夫婦とは何か を改めて考えさせられる作品と思います
RedAmazon書評・レビュー:Redより
4120046540
No.19:
(5pt)

女性作家の眼からの官能小説のような恋愛小説

たぶん初めてだと思います、女性作家の執筆した官能小説を読むのは。
表紙に圧倒されました、女性の後ろ姿。
”ジャケ買い”する人ですが、第一印象で負けました。
女の人は自分の両親と同居はイヤなのだな~と思いました。
また、何もしない夫の不満についても書かれています。
RedAmazon書評・レビュー:Redより
4120046540
No.18:
(4pt)

『RED』というタイトルだけだと共産主義がらみなのか、サントリーの某ウィスキーがらみの本かなと思ったりもするかもしれないが‥‥。人妻の下着の色というわけでもなし?

1980年前後の初な大学生なら、「人妻」と聞いただけで、コーフンしていたかもしれないが、「人妻」の不倫をテーマにした島本理生氏の『RED』 (中央公論新社)を読んだ(単行本版)。

カバーがいい。アダルトビデオ風ではないが、白いブラジャーを、背中越しに両手で外しかけている後ろ姿がまぶしい?  これまた一昔前の中高校生なら、コーフンしてしまいそうだ。

島本氏の作品は実はあまり読んだことがない。直木賞候補にもなったことのある有名作家のようだ。
『RED』というタイトルだけだと共産主義がらみなのか、サントリーの某ウィスキーがらみの本かなと思ったりもするかもしれないが‥‥。下着の色というわけでもなし? 

内容紹介(出版社が作成したものに若干加筆)
夫の家族と同居している、2歳のイケメンの父親似の可愛い娘を持つ塔子は、友人の結婚式で元恋人と再会。引き寄せられるように快楽の世界へと足を踏み入れていく――。三年間もセックスレスじゃなかったら(オーラルセックスのみ)―大人の恋愛と官能の世界。妻、母を生きる女が「人妻」「主婦」の一線を越えるとき、そこにはどんな官能の世界が待っているのか。それなりに幸せな充実した毎日を送っていたはずの女は、かつての恋人と再会し、激しく身体を重ねた過去の記憶に導かれるように快楽の世界へと足を踏み入れていく。島本理生が官能の世界に初めて挑む!

ううむ……。「いやよ」「だめよ」「もっとよ」…の葛藤のある官能小説であった。最近のフランス書院文庫のように(?)冒頭から「もっとしてよ」「もってしていいのよ」というシーンが描かれるのに飽きていた人にはお勧めである。

夫と元愛人との間に狂言回しのような「若い男」も出てきて、三つ巴の波瀾万丈的な、遠い地理感覚も越えて快楽の世界がスピーディに描かれていて、400頁を越える分厚い本だが、あっという間に読み終えた。

小手鞠るい氏の『美しい心臓』 (新潮社)も人妻がらみの不倫がテーマの小説だったと記憶しているが(哀しいことに、こういう小説は、読み終えるとすぐに記憶が薄れがちになるのだが……)、こういう小説を読んでいる時にわくわく(?)するだけの想像力があるかないかが、50代の中年男の「若さ」を測る上で重要なポイントにもなろうか。
僕はまだ若い? いや、もう‥‥。

そもそも、こんなドロドロ、エロエロした、浮気の時間を捻出するためにも四苦八苦、一喜一憂する男女の世界は、僕にとっては現実離れした性夢物語でしかないのだが……。

もっと長閑なメルヘン的な世界を夢想するこのごろ。

例えば‥‥。
あぁ、古本屋めぐりをする時、買った古本をすぐ後ろでかかえて一緒についてきてくれる若い女性がいたらいいのになあ‥‥(最近みかけないが、以前、大学の老教授らしき年輩の人が、教え子のような(孫に相当する年齢の?)若い女性を二人ほど引き連れてよく古本市に来ていた。教え子への勉強も兼ねていたのかも? それが理想?)。

最近は、一人での古本市(古本屋)行脚では、時と場合によっては本の重みに耐えられなくて‥‥。先日もそうだったが、高円寺古書会館き古本市に出かけても、その周辺の古本屋に立ち寄ることも少なくなってきているから、是非若い女性が……。3P(三カ所の古本市へ一日で出掛けること)も最近困難なこのごろ(先日も、神保町・高円寺には行けたが、反町には行けず)。

時給1000円ぐらいなら雇えるかも? 美女もいいけど、男まさりの体力とガッツのある女性を求める? そして古本市の帰りには、買った古本をネタにその女性と全席禁煙の店で食事をしながら古本談義をして、そのあとは……密室で‥ふふふ……‥読書会でもしましょうか?

古本と不倫をテーマにした、そんな官能小説があってもいいのに?(某古本屋を舞台にした北條拓人氏の『めくって濡らして』 (竹書房ラブロマン文庫)という小説はあるが)。

ともあれ、古本市で「若い美男美女」を見かけることは稀? レジのほうに「美女」がいることはあるが‥‥(この前も、某古書会館で、レジではなく荷物係‥‥でお見かけした)。荷物係の時給はいくらだろうか? 彼女のような人なら(?)、それに百円上乗せしていいからポーターになってほしい?

「だったら私がやってあげるわよ。但し時給2000円」と古女房が曰く。

古本は好きだが、古女房は好きじゃない。畳と女房は新しいほうがいいに決まっているから? それに「読みもしない本を買うな」といきりたつ古女房を連れて古本屋に行くなんて、中共指定の通訳(スパイ)を連れてウィグル自治区を取材するようなもの。
RedAmazon書評・レビュー:Redより
4120046540
No.17:
(5pt)

おばちゃんは 受け止めた

寝食を置いといて2度読み返しました。・・・切なさで、苦しくて・・・。でも“一生懸命だったあの頃”を思い出せて、救われました。
ネガティブな評価も受け止めつつ、でも自分の感覚を信じて手に入れて読んだ私に・拍手。
身近な家族の死や逆縁、自身の闘病経験などを知った後で手に取った今・だからこそ!!違和感なく読み進められたのかもしれません。
「生まれる」「生きる」「死ぬ」に“性”は必須。官能小説も沢山読みましたが、分類が違うと思いますよ。宣伝広告のセックスレスが一人歩きしてる感じ。
島本さんの言葉選びには、ひどく共感させられました。
5年後に読み直したら、わたしはその時、どんな風に思うのだろうか。
RedAmazon書評・レビュー:Redより
4120046540

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!