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袋綴じ事件
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袋綴じ事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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まず不可能犯罪は起こらず、密室は無く、トリックも無い。 犯人宛のロジックがミステリ要素なのだが… 手に付着して、そこからまたペタペタ別のものに付いてしまうようなもんを、 日頃から常にいちいち塗りなおしたりするだろうか? 犯人当ての胆となる部分が、話を成立されるため用意されたモノに過ぎないという不自然さが拭えない。 ただ、キャラクターたちのやり取りは軽妙で、その軽い雰囲気を楽しむものなのだろう。 | ||||
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講談社ノベルスの密室本企画の際に出されたが、石崎氏の女子高生シリーズの一冊としても出されている。要するにいつも通りの雰囲気だ。 密室本なので当然密室が扱われるのがこの企画のお約束だが、袋とじという本の体裁もネタにしたのは本作くらいではないか。 まあ、秀逸なメタ的趣向があるわけでもなく、お遊び程度の扱いのネタではあるが。 殺人事件は起こらないため、派手さはないが、本格らしいロジックで事件が解明されるのはいつも通り。 シリーズとしては標準的な出来だろう。 | ||||
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今回の舞台は台風が近づく八丈島。石崎、ミリア、マリの漫才トリオのギャグは相変わらずで笑いながら読み進める事が出来る。特に今回は昭和をネタにしたギャグが多く、昭和世代の私には余計楽しめた。 ミリア達が島に着いた早々、石崎と同行した女性社長秘書との関係がどうなるか賭けをする際、倍率を決めるあたり面白い。「無視される2倍」、「携帯の番号を聞く15倍」、「キス100倍」等など。これが重要な伏線になる辺り巧く考えている。石崎が島に向かう前に袋綴じミステリ5冊(同じもの)を買っておくという設定も巧み。ミリアが、この袋綴じミステリ5冊の袋綴じ(勿論、実際の事件には関係ない)の部分を登場人物に読ませる事で犯人を指摘するシーンは抱腹絶倒。 全篇明るく楽しく、それでいてミステリの趣向は大切にしているという爽快ミステリ。 | ||||
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ドタバタ本格ミステリ。今回の孤島の舞台は八丈島。“密室本”のわりには厳密にはメインの殺傷事件は密室ではないのですが、まあそういうことは些細なこと。石崎幸二と女子校生ペアのボケぶりが“合えば”楽しめること請け合いです。どんでん返しも解決編に至って連発されており、実に本格としてはサービス精神も旺盛なのですが、まともな本格としてみると、どうももう一歩足りない感じがするのも事実です(ギャグミスだから、というのではなく)。まさに前代未聞の趣向というべき、「石崎が持ち込んだ講談社ノベルスの袋綴じの中に、事件の真相が書かれている」という趣向を結果的に成立させてしまった(してないか)のが凄いです。その時の石崎のセリフ「ま、まさかメタじゃないだろうな」には爆笑。考えるに、本格を趣向する石崎ミステリではメタ・ミステリは出てこないような気もしますが、やってほしいなぁ…。あとはユリとミリアのハチャメチャミステリけなしが断然面白いです。しかし、本シリーズ最大の欠点は、ミステリも読まなければおちゃらけているユリとミリアが終盤になると何故か鋭い推理を働かせて探偵役を務めてしまうことでしょう(いくら石崎が影からフォローするとはいえ…)。 | ||||
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密室本企画の中では、恐らく、一番、企画にあった一冊だと思います。ミリア他のシリーズキャラが、いつも通り活躍して、うぷぷなのですが、他のシリーズものを読んでいなくても、大丈夫です。むしろ、これを読んでいても、他のシリーズの深刻なネタばれにはならないので、ちまたではバカミス(おバカなミステリー)と言われている石崎ワールドの入場券として、まず、この作品からあたるのもアリだと思います。で、この本を読んで、面白いと思われた方には、是非、他の作品も読まれることをオススメさせて頂きます。特にシリーズ2作目の「あなたがいない島」は、お笑いとマジメな部分のバランスが良いので、オススメです。 | ||||
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台風で外と遮断された山荘で起こる事件。ひとひねり、ふたひねりあり、とても本が進む。いつもの女子高生の活躍に味があり、主人公がいつも馬鹿にされている姿が微笑ましい。でも推理合戦はピカイチ。 | ||||
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