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君と時計と雨の雛 第三幕
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君と時計と雨の雛 第三幕の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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少年の視点だった『事件』をはじめとし,あまり語られていなかった少女のことを, 彼女の側から描いた前半部が印象的で,彼との行き違いやタイムリープはあるものの, 「大事な人を守りたい」というたった一つの願いと,そのために苦しみを繰り返す姿は, そんな単純なことすら叶えられないこの世への絶望に,強く胸が締め付けられる思いです. ただ,物語が再び動き出し,いくつかの情報が集まる中,提示されたとある仮説は, タイムリープがあるなら…とは思いながらも,裏付けが弱く,唐突な感は否めません. このあたりは,もう一人の少女の謎も含め,次でうまく畳んでくれるといいのですが…. その一方で,タイムリープというSF要素に,一方通行の想いを重ねていく話運びは, 伝えられない想いと重ねる嘘,伝えても相手には残らない想いが切なさを募らせます. また,自分たちが選んだ『覚悟』のやり直しは,予想通りの予想外からの始まりで, 残された彼らは,この終わりが近づく終わりのない世界をどうやって終わらせるのか. 先に触れた違和感や疑問の回収も併せて,第四幕,最終巻での巻き取りに期待をします. | ||||
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