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蛍の森



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【この小説が収録されている参考書籍】
蛍の森
蛍の森 (新潮文庫)

蛍の森の評価: 3.78/5点 レビュー 27件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.78pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全19件 1~19 1/1ページ
No.19:
(5pt)

コンディションに間違いありません

コンディションの「良い」に間違いありませんでした。ありがとうございました。
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No.18:
(5pt)

泣きました

石井光太さんには珍しいフィクション小説だったのですね。ハンセン病差別についてはあまり知らなかったので知れて良かったです。
石井さんの作品の中で一番好きです。
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No.17:
(5pt)

大満足!

長かったけれど、意外な結末に泣いた…。石井さんの著書の中で一番良かった!
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No.16:
(5pt)

一気に読みました

ドキュメンタリーだけではないのですね。
ただただ面白かった。
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No.15:
(5pt)

弱者を排除しようとする風潮の今だから読んで欲しい。

ハンセン病を内容とする、かなり長編の本です。私たちが誰でも少なからず持つ差別意識。現代においてもLGBTの方に対する偏見の記事がマスコミで取り上げられましたが、深く考えさせられた本でした。
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No.14:
(4pt)

過去から目を背けてはならない

アジア貧困層のルポで有名なライターだ。
本作は、終戦直後から現代にかけてのハンセン病患者を題材に書かれたフィクションである。
香川県の寒村で二人の老人が行方不明になった。
都内の感染症研究所に勤務する医師・耕作は、父が容疑者になったので現地に赴く。
調査を重ねるうちに、おぞましい過去の事件が明らかになっていく。物語は1950年代と現代を交互に語っていく。

かつての患者に対する暴虐は、身の毛もよだつ残酷さだ。
たぶん筆者が聞き取った事実がベースになっているのだと思う。ひとたび罹患すると、人間扱いされない。
お遍路をしたくても通常の街道を通ることは許されず、専用の山道があったそうだ。
患者が身を寄せ合って暮らすカッタイ寺の生活は、つかのま心がなごむ。
が、小さな幸福は無残に踏みにじられる。凄まじい人間の悪意に、心臓が凍り付く思いである。
過去篇の人物描写が上手い。主人公の乙彦や小春のような患者側の良心的な人物だけでなく、
自暴自棄になって悪の限りを尽くす平次というキャラを登場させることで、
ストーリーにリアリティを持たせることに成功している。

過去篇は圧巻だが、現代篇はいささか不満が残る。
主人公と行動を共にする婦人警官が勤務中にケータイをいじったりガムを噛んだりする。
恵まれた現代の女性と過去の奴隷扱いされる女性を対比させたのだろうが、こんな警官はいないだろ。

過去の残虐行為を非難された老人が、「あの頃はお上が差別するように指導してたんだ。俺は悪くない」と開き直る。同じことを言う人は何万人もいるだろうね。どんな時代でも人として許されないことがある。
過去から目を背けると、同じことが起こるぞ。
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No.13:
(4pt)

感動しました

本屋さんから買いました。
とてもいい本です。感動しました!
石井さんの他の小説も買いたい~
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No.12:
(5pt)

そういう中でも生き続ける人のたくましさを知ることができました。

ボクは完全に舐めていました。

ハンセン病をテーマとする本書は、訴訟の終結により、その歴史や差別を追うだけのものだと思って読み始めましたが、衝撃を受ける内容でした。

フィクションとはいっても、生々しい描写で、読み進めるのは苦痛でしたが、本書を読み終えたことで、ボクはどん底とも言える人の人生があることを知りました。

また、そういう中でも生き続ける人のたくましさを知ることができました。
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No.11:
(4pt)

瑕疵があるのは間違いないが

それでも執筆と刊行の意義はあったと、私は考える。
当初の台詞に教条的な部分はあるものの、それは致し方のない範囲。
1952~53年といえば、自分の中では「戦後=すべてが戦前とは違う」という認識だった。
しかし、それが如何に浅はかな理解かということを、この物語は教えてくれる。
戦前も戦後もなにも、そんな区別は虎之助を助けてくれなかったし
土地に縛られた田舎では、ローカルルールが優先する。

一見パーな女性警官・美波みどりと川渕警部補のキャラクターは、はじけ方?が意外と良くて、むしろちょうどな位。
「ものすごく頼りない星飛雄馬」にしか見えない主人公も、この二人がいざという時には情義を働かせてくれた
からこそ、救われている。幸せになる権利が与えられた人として書かれている。
著者がフィクションを書き慣れた人なら、二人を主役にした警察小説だってあり得るのではないか。
何となく肩の凝らない作品を書きたくなった時に、とか。

ただ、ちょっと気になるのは特効薬プロミンの普及度合についての記述が余りなかったこと。
これがあれば、小春が薬の恩恵に浴せなかったであろう事も含め、物語の時間軸をもっと容易に整理できた。
しかしそれは、各々で勉強するしかないのだろう。

また、余談となるが日本財団の関連HPには、WHOハンセン病制圧大使である笹川陽平会長が
今もハンセン病に苦しむ世界の数か国かを訪問する映像がある。
これらは昔の映像ではなく、2~3年前程度のものが多い。
何か国分かを観させて貰ったが、現実の姿を知るためにはかなり参考になると思う。
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No.10:
(5pt)

ノンフィクション作家による社会派ミステリー小説。

まずは、石井光太が社会派ミステリー小説を書いたことに驚いたのだが、読んでみると、ノンフィクション以上に強いメッセージ性があり、非常に読み応えがあった。

四国の山間部で発生した老人の連続失踪事件に端を発した物語は意外な展開を見せていき、心が抉られるような悲惨な過去が描かれていく。そして、ラストの畳み掛けるような驚愕と感動の渦。

さすがはノンフィクション作家だけのことはあり、ハンセン病差別の闇という難しいを下地に本当に見事なミステリー小説を描いたものだ。
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No.9:
(5pt)

勉強になります。

石井さんの本は、ほぼ持っています。
読みやすく、ルポの本が大半ですが、こちらもそのつもりで読み始めてしまいなんだかおかしいな?と思って思い出しました。
小説だたんですね。
それでもルポのような期待を裏切る事なく最後は(泣)入りました。

ハンセン病の事、遍路の事の裏が少し理解できた様に思います。確かに大げさ地味た所はあると他の方のレヴューでもありましたが、戦争の記憶と同じくこれからの子供達に伝えていきたい1つだと思いました。
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No.8:
(4pt)

石井さんらしい描写でした。

石井光太の初の小説ということで、期待して読みました。
これまでの作品のような自身の体験描写から出る生々しいものではなかったですが、小説の中のリアリティーは充分追求されていたと思います。
著者が今まで見てきた様々な貧困や差別など、自分ではどうしようも出来ない現実を知っているからこそ出てくる、願いのようなものも感じました。良い本だと思います。
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No.7:
(5pt)

重い話を一気に・・・

石井作品の、そこにあるリアルを書かれている作風が好きです。
なので、小説?と、二の足を踏んでいました。
が、それは考えすぎだ、読み始めてすぐに訂正しました。
良書です。考えが、変わります。もっと知りたくなります。これが狙いだとしたら、自分は、まんまと引っ掛かってしまいました。
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No.6:
(5pt)

あまりにも悲しい人間の性を見ました。

石井光太さんはデビューいらいのファンで、著書の80%は読んでいます。
新分野小説への彼の初めての挑戦作。期待以上の出来ばえです。

ハンセン病と言う、タブー視された隠されていたテーマ…。
あまりにも衝撃的な悲惨な描写に、時には読む事が辛くなってしまいましたが、
全て綿密な取材の元の事実からの内容と言う事で、しっかりと事実を受け止める覚悟で
読み進みました。
構成力が素晴らしく、最後に小さなコマが全て合わさった瞬間は快感的です。
また、悲しい現実の中でも、人間の心の温かさや生きていく喜びなども含まれていて
最後まで読み切って良かったと、心から思える作品です。
現実に行き詰まりを覚えた方、視野を広げたい方には是非お奨めします。
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No.5:
(5pt)

これもまた現実

ノンフィクションの書き手として、多数の“差別”をテーマにした作品を送り出している石井氏の、フィクション作品。社会派ミステリー(作者ブログより)として、ミステリー仕立てで話しは進んでいく。
ミステリーのハイライトシーンは事件の真相を解決(または犯人が語る)する部分にあると思うが、本作はその部分には非常にがっかりした。「そんな簡単に行くものなの?」、と。
しかし、そのお粗末さがあったとしても、非常に読ませる作品だと思う。

本書は、現在(2013年)に起こった失踪事件を捜査する中で、過去のハンセン病への官民の不理解による差別があった時代に起こった事件が失踪事件の背景に浮かび上がってくると言う、2つの時代を行き来しながら描かれている。そこには、ハンセン病だけでは無く、山深い集落独特の閉鎖的な社会や掟、村の権力者への服従、村の権力者と警察の馴れ合いなども描かれている。

ノンフィクション作家の書くフィクションは、違和感が多くて好きになれない場合が多かったが、本作は粗は多少あるが、ストーリーとしてもしっかりとしている良質の作品に仕上がっていると思う。
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No.4:
(5pt)

すさまじい差別

前近代の日本には恐ろしく閉鎖的な村落共同体とすさまじい差別が存在していたことを再確認させられる作品。
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No.3:
(4pt)

迫力のある取材に驚愕

若い作者がここまでハンセン病や昔の慣習や差別、迫害について理解し、小説として作り上げた事に感心しています。
知る。ということの大切さ、無知と言うことの怖さを教えてくれました。
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No.2:
(5pt)

読み始めると止まらない徹夜本

石井光太さんの本なので軟弱な本でないことは覚悟して読んだが、本書はハンセン病の暗い歴史がテーマの小説。ハンセン病がテーマと聞くだけで、ちょっと恐れをなす気分になるが、本書は読み始めたら止まらない徹夜本だ。逆に、小説にしたからこそここまで描けたのだろう。
 これまでノンフィクションを書いてきた作家だが、このようなミステリ小説であっても、ぐいぐいと読ませる作品が書けるというのはすごい力量だ。
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No.1:
(5pt)

キレイごとがお嫌いな方へ

物乞う仏陀以来の衝撃、傑作。障害に関して石井光太は何度も採りあげてきたけど、障害に関して「キレイごとじゃない」とか、したり顔で言う人いますわね。キレイごとってどんなに大切か、自尊心ってどんなに必要か、どんな人でも幸せを望み、生きる権利があるんだと思いました。
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