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蛍の森



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【この小説が収録されている参考書籍】
蛍の森
蛍の森 (新潮文庫)

蛍の森の評価: 3.78/5点 レビュー 27件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.78pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全27件 1~20 1/2ページ
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No.27:
(2pt)

発想は良いが、筆力不足

大部分の小説は、顛末で今までの謎が解明され、読者は、その展開に納得するものだが、その意味で本書もスタンダードな仕上がりにはなっている。だが、あまりに整合性を取りすぎると、説明のつかなかったことが、残されず、いささか物足りなくなる。 その意味で、この小説は、最後から時間軸を逆方向にして書かれたのではないかと思えるほどで、あらゆることを理解してもらおうとせず、了解不能なこともあるのだという姿勢があってよかったのではないか。
 なお、蛇足ながら各シーンの最後に、必ず自然現象の描写(花、虫、鳴き声など)が出てくるが、これも度が過ぎるとわざとらしさが鼻につく。
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No.26:
(5pt)

コンディションに間違いありません

コンディションの「良い」に間違いありませんでした。ありがとうございました。
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No.25:
(5pt)

泣きました

石井光太さんには珍しいフィクション小説だったのですね。ハンセン病差別についてはあまり知らなかったので知れて良かったです。
石井さんの作品の中で一番好きです。
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No.24:
(5pt)

大満足!

長かったけれど、意外な結末に泣いた…。石井さんの著書の中で一番良かった!
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No.23:
(5pt)

一気に読みました

ドキュメンタリーだけではないのですね。
ただただ面白かった。
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No.22:
(2pt)

取って付けたようなイベントの数々

テーマは素晴らしいと思うが、
間に挿入された悲惨なイベントが恣意的でわざとらしく、弱者を強調するようなものであり(娘と元兵士、鹿など)、感情移入できない。
つまり全くノンフィクションっぽくないし、自然じゃない。
こんなことを平気で書く著者に差別意識があるんじゃないかと。
期待してキンドル版を購読しましたが駄作でした。
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No.21:
(5pt)

弱者を排除しようとする風潮の今だから読んで欲しい。

ハンセン病を内容とする、かなり長編の本です。私たちが誰でも少なからず持つ差別意識。現代においてもLGBTの方に対する偏見の記事がマスコミで取り上げられましたが、深く考えさせられた本でした。
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No.20:
(4pt)

過去から目を背けてはならない

アジア貧困層のルポで有名なライターだ。
本作は、終戦直後から現代にかけてのハンセン病患者を題材に書かれたフィクションである。
香川県の寒村で二人の老人が行方不明になった。
都内の感染症研究所に勤務する医師・耕作は、父が容疑者になったので現地に赴く。
調査を重ねるうちに、おぞましい過去の事件が明らかになっていく。物語は1950年代と現代を交互に語っていく。

かつての患者に対する暴虐は、身の毛もよだつ残酷さだ。
たぶん筆者が聞き取った事実がベースになっているのだと思う。ひとたび罹患すると、人間扱いされない。
お遍路をしたくても通常の街道を通ることは許されず、専用の山道があったそうだ。
患者が身を寄せ合って暮らすカッタイ寺の生活は、つかのま心がなごむ。
が、小さな幸福は無残に踏みにじられる。凄まじい人間の悪意に、心臓が凍り付く思いである。
過去篇の人物描写が上手い。主人公の乙彦や小春のような患者側の良心的な人物だけでなく、
自暴自棄になって悪の限りを尽くす平次というキャラを登場させることで、
ストーリーにリアリティを持たせることに成功している。

過去篇は圧巻だが、現代篇はいささか不満が残る。
主人公と行動を共にする婦人警官が勤務中にケータイをいじったりガムを噛んだりする。
恵まれた現代の女性と過去の奴隷扱いされる女性を対比させたのだろうが、こんな警官はいないだろ。

過去の残虐行為を非難された老人が、「あの頃はお上が差別するように指導してたんだ。俺は悪くない」と開き直る。同じことを言う人は何万人もいるだろうね。どんな時代でも人として許されないことがある。
過去から目を背けると、同じことが起こるぞ。
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No.19:
(4pt)

感動しました

本屋さんから買いました。
とてもいい本です。感動しました!
石井さんの他の小説も買いたい~
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No.18:
(5pt)

そういう中でも生き続ける人のたくましさを知ることができました。

ボクは完全に舐めていました。

ハンセン病をテーマとする本書は、訴訟の終結により、その歴史や差別を追うだけのものだと思って読み始めましたが、衝撃を受ける内容でした。

フィクションとはいっても、生々しい描写で、読み進めるのは苦痛でしたが、本書を読み終えたことで、ボクはどん底とも言える人の人生があることを知りました。

また、そういう中でも生き続ける人のたくましさを知ることができました。
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No.17:
(4pt)

瑕疵があるのは間違いないが

それでも執筆と刊行の意義はあったと、私は考える。
当初の台詞に教条的な部分はあるものの、それは致し方のない範囲。
1952~53年といえば、自分の中では「戦後=すべてが戦前とは違う」という認識だった。
しかし、それが如何に浅はかな理解かということを、この物語は教えてくれる。
戦前も戦後もなにも、そんな区別は虎之助を助けてくれなかったし
土地に縛られた田舎では、ローカルルールが優先する。

一見パーな女性警官・美波みどりと川渕警部補のキャラクターは、はじけ方?が意外と良くて、むしろちょうどな位。
「ものすごく頼りない星飛雄馬」にしか見えない主人公も、この二人がいざという時には情義を働かせてくれた
からこそ、救われている。幸せになる権利が与えられた人として書かれている。
著者がフィクションを書き慣れた人なら、二人を主役にした警察小説だってあり得るのではないか。
何となく肩の凝らない作品を書きたくなった時に、とか。

ただ、ちょっと気になるのは特効薬プロミンの普及度合についての記述が余りなかったこと。
これがあれば、小春が薬の恩恵に浴せなかったであろう事も含め、物語の時間軸をもっと容易に整理できた。
しかしそれは、各々で勉強するしかないのだろう。

また、余談となるが日本財団の関連HPには、WHOハンセン病制圧大使である笹川陽平会長が
今もハンセン病に苦しむ世界の数か国かを訪問する映像がある。
これらは昔の映像ではなく、2~3年前程度のものが多い。
何か国分かを観させて貰ったが、現実の姿を知るためにはかなり参考になると思う。
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No.16:
(5pt)

ノンフィクション作家による社会派ミステリー小説。

まずは、石井光太が社会派ミステリー小説を書いたことに驚いたのだが、読んでみると、ノンフィクション以上に強いメッセージ性があり、非常に読み応えがあった。

四国の山間部で発生した老人の連続失踪事件に端を発した物語は意外な展開を見せていき、心が抉られるような悲惨な過去が描かれていく。そして、ラストの畳み掛けるような驚愕と感動の渦。

さすがはノンフィクション作家だけのことはあり、ハンセン病差別の闇という難しいを下地に本当に見事なミステリー小説を描いたものだ。
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No.15:
(1pt)

突っ込みどころがありすぎて書く気にもなれない

会話があり得ないほど丁寧語でしかも標準語で難しい語彙を使っている
あり得ないでしょう。
まったく学校にもいかず四国の山奥で暮らしていてそれはない

過剰すぎる残虐性
特に女性にたいして・・・
もしかして作者の趣味か?
気持ち悪くなった

その他、突っ込みどころがありすぎて書く気にもなれない
とりあえず今年読んだ本の中で最低です
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No.14:
(5pt)

勉強になります。

石井さんの本は、ほぼ持っています。
読みやすく、ルポの本が大半ですが、こちらもそのつもりで読み始めてしまいなんだかおかしいな?と思って思い出しました。
小説だたんですね。
それでもルポのような期待を裏切る事なく最後は(泣)入りました。

ハンセン病の事、遍路の事の裏が少し理解できた様に思います。確かに大げさ地味た所はあると他の方のレヴューでもありましたが、戦争の記憶と同じくこれからの子供達に伝えていきたい1つだと思いました。
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No.13:
(4pt)

石井さんらしい描写でした。

石井光太の初の小説ということで、期待して読みました。
これまでの作品のような自身の体験描写から出る生々しいものではなかったですが、小説の中のリアリティーは充分追求されていたと思います。
著者が今まで見てきた様々な貧困や差別など、自分ではどうしようも出来ない現実を知っているからこそ出てくる、願いのようなものも感じました。良い本だと思います。
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No.12:
(5pt)

重い話を一気に・・・

石井作品の、そこにあるリアルを書かれている作風が好きです。
なので、小説?と、二の足を踏んでいました。
が、それは考えすぎだ、読み始めてすぐに訂正しました。
良書です。考えが、変わります。もっと知りたくなります。これが狙いだとしたら、自分は、まんまと引っ掛かってしまいました。
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No.11:
(5pt)

あまりにも悲しい人間の性を見ました。

石井光太さんはデビューいらいのファンで、著書の80%は読んでいます。
新分野小説への彼の初めての挑戦作。期待以上の出来ばえです。

ハンセン病と言う、タブー視された隠されていたテーマ…。
あまりにも衝撃的な悲惨な描写に、時には読む事が辛くなってしまいましたが、
全て綿密な取材の元の事実からの内容と言う事で、しっかりと事実を受け止める覚悟で
読み進みました。
構成力が素晴らしく、最後に小さなコマが全て合わさった瞬間は快感的です。
また、悲しい現実の中でも、人間の心の温かさや生きていく喜びなども含まれていて
最後まで読み切って良かったと、心から思える作品です。
現実に行き詰まりを覚えた方、視野を広げたい方には是非お奨めします。
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No.10:
(2pt)

まず、新潮社の懐を疑いたい

著者はノンフィクションでは、取材力も構成力も間違いなく一級品。その腕前と温かい眼差しのままフィクションを書いてもらいたかった。しかし、10年以上にもわたる構想は最初から最後まで肩に力が入り過ぎたまま、残念なまま、空回りした。上げ足を取れば、切りが無い。会話文の拙さ、季節感を感じられない虫、植物、小物の描写。推理担当が複数人いる登場人物の構成。ようやく、著者の力量が垣間見ることが出来たのは、残念がらエピローグになってから。可能ならば、今のページ数の数倍を持たせて、もっと丁寧に書いてもらいたかった。それを実現させてくれなかった、新潮社の編集が恨めしい。
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No.9:
(2pt)

ハンセン病を陰惨に描くための具にしている

見出しの言葉につきます。
凄惨な場面を描きたいための過剰な暴力、無理で不自然な設定の数々…。

これではハンセン病への正しい理解と共感、いたわりには結びつかないと思います。
初めからそれらは意図されていないようですが。
残念。
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No.8:
(1pt)

残念です

差別する側も差別される側も普通の人間。差別問題の根深さはそこにあります。
作者はハンセン病差別の歴史をネタにして面白い話を書きたかっただけかもしれませんが(ぼくにはあまり面白いとは思えませんでした)、読んだ方の中には、ハンセン病問題について誤ったイメージを持つ方もおられるかもしれません。こういった作品が高く評価されているのはとても残念です。
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