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蛍の森



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【この小説が収録されている参考書籍】
蛍の森
蛍の森 (新潮文庫)

蛍の森の評価: 3.78/5点 レビュー 27件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.78pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(2pt)

発想は良いが、筆力不足

大部分の小説は、顛末で今までの謎が解明され、読者は、その展開に納得するものだが、その意味で本書もスタンダードな仕上がりにはなっている。だが、あまりに整合性を取りすぎると、説明のつかなかったことが、残されず、いささか物足りなくなる。 その意味で、この小説は、最後から時間軸を逆方向にして書かれたのではないかと思えるほどで、あらゆることを理解してもらおうとせず、了解不能なこともあるのだという姿勢があってよかったのではないか。
 なお、蛇足ながら各シーンの最後に、必ず自然現象の描写(花、虫、鳴き声など)が出てくるが、これも度が過ぎるとわざとらしさが鼻につく。
蛍の森 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:蛍の森 (新潮文庫)より
4101325367
No.7:
(2pt)

取って付けたようなイベントの数々

テーマは素晴らしいと思うが、
間に挿入された悲惨なイベントが恣意的でわざとらしく、弱者を強調するようなものであり(娘と元兵士、鹿など)、感情移入できない。
つまり全くノンフィクションっぽくないし、自然じゃない。
こんなことを平気で書く著者に差別意識があるんじゃないかと。
期待してキンドル版を購読しましたが駄作でした。
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4101325367
No.6:
(1pt)

突っ込みどころがありすぎて書く気にもなれない

会話があり得ないほど丁寧語でしかも標準語で難しい語彙を使っている
あり得ないでしょう。
まったく学校にもいかず四国の山奥で暮らしていてそれはない

過剰すぎる残虐性
特に女性にたいして・・・
もしかして作者の趣味か?
気持ち悪くなった

その他、突っ込みどころがありすぎて書く気にもなれない
とりあえず今年読んだ本の中で最低です
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4101325367
No.5:
(2pt)

まず、新潮社の懐を疑いたい

著者はノンフィクションでは、取材力も構成力も間違いなく一級品。その腕前と温かい眼差しのままフィクションを書いてもらいたかった。しかし、10年以上にもわたる構想は最初から最後まで肩に力が入り過ぎたまま、残念なまま、空回りした。上げ足を取れば、切りが無い。会話文の拙さ、季節感を感じられない虫、植物、小物の描写。推理担当が複数人いる登場人物の構成。ようやく、著者の力量が垣間見ることが出来たのは、残念がらエピローグになってから。可能ならば、今のページ数の数倍を持たせて、もっと丁寧に書いてもらいたかった。それを実現させてくれなかった、新潮社の編集が恨めしい。
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4101325367
No.4:
(2pt)

ハンセン病を陰惨に描くための具にしている

見出しの言葉につきます。
凄惨な場面を描きたいための過剰な暴力、無理で不自然な設定の数々…。

これではハンセン病への正しい理解と共感、いたわりには結びつかないと思います。
初めからそれらは意図されていないようですが。
残念。
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4101325367
No.3:
(1pt)

残念です

差別する側も差別される側も普通の人間。差別問題の根深さはそこにあります。
作者はハンセン病差別の歴史をネタにして面白い話を書きたかっただけかもしれませんが(ぼくにはあまり面白いとは思えませんでした)、読んだ方の中には、ハンセン病問題について誤ったイメージを持つ方もおられるかもしれません。こういった作品が高く評価されているのはとても残念です。
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No.2:
(1pt)

ハンセン病の差別問題を描こうとしたこと自体は評価できるが誤りが多すぎる

国賠訴訟終結後も救われないハンセン病患者らを描いた小説と聞いて、読んでみました。著者の他の著作即ちノンフィクションは読んだことがありません。
 初めての小説、しかもミステリーということですが、ミステリーとしても小説としても、説得力を欠くものだと感じました。現代の殺人事件をめぐる描写と、1950年代の四国の仮想の集落を舞台にした描写とが交互に綴られるという、しばしば用いられる手法を採用していますが、最初に違和感を感じたのは、登場人物が全て「きれいな標準語」を使うことです。架空の集落だから、特定の方言を用いることを避けたのかもしれませんが、不自然に感じました。それに、語り手の父親の数奇な生い立ちとその経歴、語り手を何としても医師にしようとしてそれを実現させたことなどを前提とすると、父親と語り手とが非常に疎遠であり、ここに描かれた途方もない事件によって初めて心を通じあわせることができたというのは、いかにも不自然です。語り手と、妻や娘との関係を前提とすると、その後の語り手の行動や推理に至る経過について、どうにも不自然な気持ちを払拭できないのです。
 また、これでもかというほどに残忍な描写が繰り返されますが、過剰に過ぎます。
 これも大変残念な点ですが、ハンセン病問題について描くのであれば、医学的にも正確な記述をしてほしかったと思いますし、国が推し進めた強制隔離政策についての記述も極めて不十分です。
 最後に語り手が小春と出会う場面で、小春の顔貌の描写がありますが、それはまるで発症時を示すような表現であって、感染症としては治癒し、後遺症としての顔貌の変化を遺す状態の描写としては不適切です。
 ハンセン病問題については、数多の参考文献があります。著者はそれらを精読したのでしょうか。また、いったいどのような取材をしたのでしょうか。
 訴訟自体が控訴断念によって終結した後も連綿と続いている国との協議、また、韓国や台湾で日本時代に強制収容された回復者への補償問題や、本書でも取り上げられている収容を免れた「非入所者」の皆さん(その多くは沖縄在住で、未だに殆どの人が差別を怖れて名乗ることをしていません)の被害回復のため、どんな試みが続けられているのか、ご存知ないのでしょうか。
 また、療養所における「園内結婚」について、あるいは女性の扱いについての記述は、確かに園内結婚を認めること自体が隔離政策を確実にするための手段として行われ、女性の比率が圧倒的に少ないために、有無を言わさず結婚が決められたというような側面があったことも事実ですが、療養所において、弱い者どうし、寄り添いながら、助け合いながら、過酷な環境を乗り越えてきた多くの方々が、今も生きておられます。
 高く評価されている方々のレビューを拝見すると、確かにこのようなエキセントリックな表現が読む人の感情を揺さぶるという効果はあるのかもしれませんが、これほどにデフォルメせずとも、淡々と史実に即して記述するだけでも、訴えることはできるはずです。
 裁判から10年以上を経て、多くの人がこの問題を忘れかけているこの時期に、著明な著者があえてこの問題に取り組んだこと自体は評価したいのですが、残念だと思わざるを得ません。
蛍の森 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:蛍の森 (新潮文庫)より
4101325367
No.1:
(1pt)

紙の無駄とは言わないが・・金は無駄にした(T T)

語り口が気に入って石井氏の本は古本で何冊も読んでます。今回初の小説とゆうことでご祝儀を兼ねて購入しました。・・・・・しかし
 最初からして「車が入れない山道を20分登ると、過疎集落に真新しい舗装道路と信号」・・・資材と重機はいったいどこから搬入したのでしょう。
 死体も出ていないのに刑事10人導入して捜査本部を設営w ・・・失踪者の捜索って消防署とかの仕事ですよね。
等々突っ込みどころ満載でリアリティ皆無。・・・どうせなら舞台を「アジアのどこかの国」にした方がましかも
人物の言動・行動とも不自然且つ存在感無し。
どう考えても18人もが暮らせるはずがない「寺」の食糧事情
最終まで伏線すらない人物がいきなり出てきて謎解き。
年代描写を文章化出来ないのでとってつけたような挿入歌。
「らい予防法」のステレオタイプな理解・療養所収容者の侮辱的な描写
全体的にラノベ水準にも達しない素人の作・・・なのは実際処女作だから仕方ないが、新潮社には最早まともな編集者の一人も居ないのか?石井氏の知名度に頼り切った「売れればいい」のやっつけ仕事としか思えません。
蛍の森 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:蛍の森 (新潮文庫)より
4101325367

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