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アムステルダムの詭計
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アムステルダムの詭計の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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この作品は、どう楽しめば良いのか。何処がミステリーとして賞に値するのか。読む側の実力不足であれば、申し訳ない。このての作品が好きな人が居る事も分かります。しかし、読んでいて苦痛。つまらなかった。でも、ちゃんと自分で お金をだして買った本の感想なので。 | ||||
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アムステルダムの運河で実際に起きた日本人のバラバラ殺人事件を題材に、その謎に迫っている。かの松本清張も、この事件を取り上げた作品を世に出しているという。 ミステリー的要素が強いが、本書の真髄はそこにはない。 語り手は、被害者と報じられた男性の大学の後輩という設定。全共闘世代の大学の空気、バブルに踊って、自ら墓穴を掘った日本商社の社内の空気、美術品の贋作シンジケートの実態が、見事に描かれている。 感情を抑え気味にした静かな語り口なのだが、却ってその筆致が醸し出すリアリティに引きつけられた。特に最後の一行が、この作品は「リアル」を綴ったものだという演出を決定的なものにしている。 巻末の島田荘司の選評はやや難解だが、本書の立ち位置を的確に表している。 | ||||
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巻末の選評がよい。本作は島荘が一人選者の「ばらのまち福山ミステリー文学賞」受賞作。 この賞は絵空事のような御伽噺的要素が気に入らなかったのだが、今回の受賞作は 本格ミステリーと純文学が融合したような作品だった。この作品で本格ミステリーの定義が 変わるんじゃないか。島荘の面目躍じょというところだろう。本作を選んだ選者に拍手! | ||||
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第8回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作。 1965年にアムステルダムの運河で起こった、日本人男性バラバラ殺人事件を題材に、 松本清張の推理を踏まえて真相に迫る。 語り手が被害者と面識のあった人物という設定で、勿論フィクションなんだろうが、 まるで関係者が書いたかのような説得力があって面白かった。 フェルメールにまつわる謎も組み込まれており、読み応えもあって完成度の高い作品。 派手に盛り上げるのではなく、淡々としていて、 静かに丹念に事件を描き出しているので、読みやすく一気に読んでしまった。 | ||||
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