■スポンサードリンク
ホログラム街の女
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ホログラム街の女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.00pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書は3部構成で、それぞれの部は独立したテーマになっており、全体で話がつながっていきます。 主人公は、バリバリの名探偵というわけではなく、「射撃も格闘もあまり得意じゃない」少しくたびれた感じのあるシグです。 とにかく、各章が短くまとめられているだけに、話の展開に無駄がありません。 翻訳が素晴らしいせいもあると思いますが、特筆すべきは、心理描写です。SFの世界観を演出するための小道具や、個性的な会話が効いていて、主人公の内面がくっきりと浮かび上がってきます。そしてすぐに、「シグ」を応援しながら読みすすめている自分に気付きます。 危機を脱し形勢逆転したときに、悪役に対し「ざまーみろ」と、思わず考えてしまうほど爽快感を味わうことができました。本書は読後感の良い作品です。 訳された日本語がとても読みやすく、ブラックジョーク的な皮肉も効いており、万人におすすめできる傑作です。 第一部「嘘」は、色々な人が嘘をついていて、言葉の掛け合いからオチまで、全てが秀逸、完璧です。 第二部「ワイヤ」は、主人公がとんでもない目に遭ったところからはじまり、導入から心をつかまれます。 第三部「子供たち」は、平たく言えば「まとめ」ですが、家族を大事にするアメリカ人らしい、心温まる話です。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!