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神栖麗奈は此処にいる
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神栖麗奈は此処にいるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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神栖麗奈という謎の存在をめぐる4章のストーリーで構成されています。 1章を読んだ時点では、オチも容易に予想できる妄想のような物語かと思ったのですが、 全て読み終わると、ますます神栖麗奈の正体が謎めいたものに思えてきました。 精神病者の妄想に近い内容なのですが、描かれている世界は、学生が生きる身近な学校社会です。 この点で、幻想小説ではなくリアルな現実として舞台を感じました。 ただ、ライトノベルとしては珍しく、シリアスで暗く救いのない結末ですので、苦手な方は読むのをオススメしません。 ここから、次巻の『神栖麗奈は此処に散る』でどう話を持っていくのか、という期待を含めて星五つをつけておきます。 | ||||
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ホラーの要素も盛り込まれているけれど、これはもう真っ直ぐな青春小説。 たった一人の友達で、家族を殺した存在で、世界を救うために戦う仲間で、そして。 甘くて苦くて初々しくて残酷な世界が、神栖麗奈と呼ばれる彼女を通じて読み手の前に広げられていきます。 この物語の行く末がどうなるのか。『此処に散る』が楽しみです。 | ||||
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自分はこの本を読んで、いろんな意味で“惹かれた” これを読んで、自分の自殺に対する定義が変わったかもしれない。 それでも命を捨てるのは、ねぇ。 全て一人称なので、描写方法が上手いとかは自分はあまり分からないのだけど、作中で人物がどう動いているかの表現が分かりやすかった。 どの小説を読んでもそうなんだけど、この作品は、起承転結の「結」。つまり第四章の部分が凄く楽しめた。 それまでが全て繋がっていて、それから推測出来る事柄がたくさんあることに感銘を受けた。 読み終わって、そういうのを考えることもこの作品の面白さなのだとも、思った。 神栖麗奈に一度のみでいいから会って見たいと思った。 | ||||
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事象と存在に対するこの作者なりの考えが描かれている。 哲学の領域ともいえる難解な問題をからめ、当事者たちの平易な毎日にまぎれこむ死を描いている。 読んでいて違和感をおぼえるのは、ここに登場する中、高生達の世事に長けたあまりにも大人びた目線である。これには閉口した。ちょっとイメージがかけ離れすぎている。 それ以外はとりたてて気にならない。話としては、事象の中心となる神栖麗奈をめぐって幾人かの死が描かれる。この『おかしいくらい美人』な人物は、果たして存在しているのかいないのか。どうして彼女をめぐって幾人もの人が自ら命を絶ったのか? 本書ではすべてが語られているわけではない。本書には続編がある。 「神栖麗奈は此処に散る」というらしい。そこでは重大な事実が判明するのだそうだ。う〜ん、どうだろ?これを読むか? いまのところはわからない。気が向けば読むかもしれない。 | ||||
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話としては、非常に面白い。 でも この本を読んだ事によって 「人によっては本当に自殺してしまうのではないか」 と思わせる迫力のようなものがある。 内容は、4つの章に分かれていて それぞれで4人の登場人物の心情などを、一人称の視点で描いた作品。 4人それぞれが 最終的には自殺ないしは、自殺したのとほぼ等しい状況になり、 その状況が次の人へと伝染していく。 普通の人が、心の病を負い 自殺するときには、こんな心理状況なんだろうなぁ〜 と思った。 非常に面白い本。。。 でもこの本を薦めた事によって、自殺されたら困るので、人には薦められない本。 それでも読みたい人は 他の人と同様に、この本の続編である「神栖麗奈は此処に散る」を一緒に購入して読む事を薦めます。 | ||||
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登場人物が何人かいて、彼らがそれぞれの形で神栖麗奈に接近し、また神栖麗奈の正体を明かしていくというお話。 読後の感想としてはとりあえず「狭いなぁ」と思いました。作者の内面から始まり、内面の中だけで完結しているというか。 目が外へ向けられてないんですよね。だから情景描写なんて無いも同然だし、ただただ作者の内面世界だけが語られている印象を受けます。 それがいいのか悪いのかはともかくとして(もちろん僕は嫌だ)前半はネガティブな登場人物に全く感情移入できなくて苦痛でしたが、神栖麗奈の正体が徐々に分かっていく過程に入ると面白くなってきました。 この話は四人の登場人物の視点から語られるんですけれども、最初のキャラがひどくウザくてね。「私を理解してくれない」だとか何とかそんなことを延々とのたまうわけですよ。で、この子いじめられてるんですけど僕もできることならぜひ物語の中へ飛び込んでいっていじめっ子たちと一緒にいじめたかったです(核爆) それほど腹が立ちました。 でもその子はどんなにいじめを受けていても決して屈しないわけですわ。なぜなら「私には神栖麗奈がいるから」 自分じゃ何もできないヘタレのくせに人に縋ることはいっちょまえのこいつに僕の怒りのボルテージはさらに上昇を続けました。 まぁ自己愛が強い僕みたいな人間にはよく分からない感覚ですよ。そこまで他人に依存したがる人の気持ちってね。('-,_ω-`)プッ ちょっと脱線しましたが、一応話としては楽しめるものに仕上がっているんじゃないかと思いました。 つーかこの人の作品って明らかに電撃系じゃないですよね。でもまぁ最近の電撃には飽き飽きしてたんで、こういう新手の作品は嬉しい限りです。('-,_ω-`)プッ | ||||
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「此処」というのはつまり何処にでもいて、誰の前にもいるということだ。そしてそれは個々の人の求める形となって現れるのだ。 私はこの出版社から出ている本はこの作家以外の本を買わないし、あまり興味のない本が多いので言えることだが、笑いもしくは感動、そしてよく言う「萌え」をこの本には求めていないし、求めることは不可能だと思う。 つまりこの出版社から出版される多くの書籍とは異なっており、新しい形のミステリーのジャンル付けをされるのではないだろうか?と私は思う。または、ジャパニーズホラーではなくとも、海外にはない新しい日本独特のジャンル。 続編の「神栖麗奈は此処に散る」に対して、この本は多くの謎の30%しか解けない。そのことから2冊同時購入することを薦める。上に書いたようにこの本に求めることが違うとそうは思えないけれど、そうでなければとてもおもしろいと思う。 ちなみに私は一気に2冊読破した。 | ||||
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確かに面白いことは確かだけど、前の人がいっている様に登場人物たちに感情が感じられない。そういう表現はあってもリアルではなく、ただ表記しているだけのように感じる。話の筋はよくできているけど、神栖が何をしたいのかがよく分からない、作者がそうさせたのだと思うけど。ストーリーはブギーポップとどこか似ていました | ||||
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前回の問題作とうたわれた、『僕らはどこにも開かない』がおもしろかったんで買ってみたんですが 今回は正直微妙、っていう感じでした 前作と違い短編っぽくありながら実はそれぞれ繋がっていて それらの話全てに出てくる『神栖麗奈』という人物 この少女の正体はいったい何者なのか 神栖麗奈という少女はどう物語に絡んでくるのか っていうような感じです ところどころわかりにくい文章もあり、人物の描写なども微妙だったので星3つにしました 来月にも『神栖麗奈は此処に散る』っていうのが出るんですが それに期待します | ||||
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