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僕らはどこにも開かない
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僕らはどこにも開かないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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同じ本が出てる。 表紙が違うので知らずに買ってしまった。 こっちがデビュー作でもう一つが、改訂版みたいな感じっぽい 面白かった。 こういった作品は個人的にもっと読みたいので、出して欲しいけれども・・・ 作家の嗜好か出版社の意向なのかあまりみかけない・・・ | ||||
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本作品は第十一回電撃小説大賞の最終選考まで通過し、なんとか出版まで至ったという経緯がある。 実はつい三年前の作者の発言で初めて明らかにされたのだが、なんと審査員がこれを大賞にするかしないかで真っ二つに割れたという本物の問題作だ。 結果として一切の肩書きを得られなかったのが残念でならない。これを押しのけてまで受賞すべき作品など、第十一回には無かったように思う。この年から電撃大賞がおかしく感じた、というのはさすがに個人的意見だろうか。 内容については多くのレビューがあるので深くは書かない。ただ、中二病を好む人ほど強く勧めたい。 全体的に薄暗くて読者を暗黒へと引きずり込む内容なのに、人間関係や心の繋がりを考えさせられる不思議な作品である。私も、ある意味ではこの作品で人間関係に答えを見付けることができた。 理不尽な経緯や万人受けしない作風を持つが、今でも全く色褪せることのない真の〈大賞〉受賞作だ。 是非とも一人でも多くの読者に、若き御影瑛路の壮絶な世界観を楽しんでもらいたい。 願わくば、『神栖麗奈』と『空ろの箱と零のマリア』も楽しめることを祈って。 | ||||
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電撃文庫では異彩を放つ作風です。 一人称視点の主観的な文章で、どこか壊れた内面という フィルターを通して現実の世界が描かれていきます。 客観的に見ると異常なようですが、たしかにこの感じは 思春期の頃に一度は抱えていた、社会の“鎖”に対する鬱屈した感情を思い出させてくれました。 明らかに電波系なリリ子先輩や 魔法を信じているイタい子にしか見えない香月さんだけでなく、 主人公の柊 耕太、友人の谷原 雅人といった全員が壊れています。 これは青春ミステリの一種といっていいのかどうか…… 娯楽小説というよりは、純文学に近いような気もします。 この作風が面白いと思えるなら、 『』 『』 もオススメですよ。 | ||||
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斬新でした。そしてとても面白かったです。 全体的に非常にダークで、鬱です。読んでて鬱です。まさに斬新でした。 最近のラノベに飽きてきていたので、余計に衝撃が強かったです。 まず登場人物にまともな奴がいない、ってくらいぶっ飛んだ人達ばっかりですが、なにより主人公のぶっ壊れかたがハンパじゃないと思いました。 普通に壊れている。 主人公の特異な点については作中ではさほど多く描かれていませんが、自分はこの物語に出てくるキャラクター達の中で群を抜いてぶっ壊れていたと思います。 なのでもう少し主人公のぶっ壊れてるところを推しても良かったかなと思います。 物語が最後で全部繋がってスッキリ…ということは無かった気がしますが、これはこれで良いかも。この読んだ後のスッキリしない感じが鬱っぽいこの作品と通ずる所があるし、何よりもう一度読みたくなります。 視点がコロコロ変わって少し読みにくいなーという印象は受けます。しかしその分キャラクターの個性を出しきれてない気もします。なので上下巻にするとかでもっとしっかり描き込めば、どのキャラクターももっとしっかり形ができて良かったんじゃないかなーと思いました。 読み手を選ぶ作品だと思うので、賛否両論色々あると思います。 心理描写がドロドロで重いのが許せる方は、是非読んでほしいです。 | ||||
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特徴的で独特な文章 思考がおかしい、常識的ではない主人公の周りの人達 など、どこか西尾維新や佐藤友哉の雰囲気があり、電撃文庫よりもメフィスト系に近いのでは、とかんじました 話のテンポが良く、キャラもたち、物語の構成も素晴らしい この作者は近年あふれかえっている没個性になりがちなライトノベルの中でも、間違いなく本物をもっています 一読の価値あり | ||||
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じっくりと、何度も読みたい本です。 読み終わったあと、なんだかすっきりしない。 でも、気になるところを読み返すと解釈が見えてきて、話の深さに興奮します。 少し哲学が入ってるので、登場人物の行動自体はただのストーリーなのに心理描写が多くすごく膨らんだ内容になってます。 この人の本は私は大好きですね、オススメします。 | ||||
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希薄な自意識。トラウマと殺人願望。他者と関わるための仮初の性格。狂気に至る優等生意識。こんな性質を持つ登場人物達が出てきます。 暗い学園ものとしての世界を展開しつつ、さらに一歩踏み込んで考えてある作品ではあるかなと。主軸の部分はなかなか知的なことを書いていて真面目な作品です。 キャラの視点を切り替えつつ、各々が交わりながら展開される出来事。それらの出来事を通して徐々に、彼らが共通して持っている暗いものが実体を表していく。こういった筋立ては良くできていると思います。 一対一で対話するシーンが多く首尾一貫して静的で広がりのない状態が続きますが、会話に面白味がなく全体に渡り陳腐な描写が多いです。その辺りの作者の引出しは狭いなと。 あとがきの言葉では、現実社会を捉えて書いたフィクションというわけではないようだが、そういう断りを入れる割には違う方向で特徴的でもない、中途半端な出来でした。 | ||||
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電撃最初のイラストなし。サブカルに走り出したんですねえ。 | ||||
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この小説はいろいろな意味で衝撃を受けた小説です。 まず挿絵がなく、全体的な構成はダークな感じでまとめられています。 主な主要人物が全て精神的にイカレテいます【それぞれの視点になって書かれていますので分かりやすく、心理戦のような感じで斬新でした】 思春期のリアルな負の感情を描写している作品なので、好き、嫌いがはっきり別れる作品だと思います 電撃小説大賞の最終選考まで残った作品ですので、タイトルが気になった方は購入をおススメします | ||||
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自分がない少年、魔法使いを自称する少女、殺人衝動の少年などなど、 ありがちだが目をひくキーワードがちりばめられており、 ぱらぱらめくる分には面白そうに見える。 が、その実まるで設定を生かしきれていない。 生かしきれていないと言うか、あまりに適当な扱い。 この話、確かに出てくる登場人物はみんな壊れている。 なぜなら、巧く描かれておらず行動に一貫性がないから。なんだそりゃという行動ばかりする。 展開もプロットを決めずにその場の感覚で書いてるのではと疑うくらいご都合主義。 描写もいまいち。また、風景描写がほぼ皆無なのは演出なのか。 非難するばかりでは何だから良いところもあげたいのだが、申し訳ないが何も思いつかない。 まさに外見だけ飾り立てたが中身はすかすかの張りぼて小説。 おすすめできません。 | ||||
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他人を完全に理解してしまう少年、人の思考を誘導する少女、「優等生」という枠の中で間違いを知らないまま成長した少年…。 彼らは物語の序盤で死亡する「殺人を志向する少年」に関してそれぞれの思惑を持って行動し、それが各々の主観で描かれています。 彼らの持つ様々な想いが錯綜して交差し、最後には綺麗に締めくくられます。 物語の最後まで、序盤で死亡した人物が登場人物全体に大きな影響を与え続けるという構図に不気味で斬新な印象を受けました。 | ||||
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個人的には、おもしろい作品だと思います。 どちらかといえば、「負」という感情を描写していることのほうが多いです。だから、暗い、ダークなお話です。しかし、そんな中にある友情や、愛情などの小さな部分が、面白みを増させていると思います。 しかし、読んでいる最中と、読み終わった後に、ダークなものが多少なりとわだかまってしまうかもしれません。この話は、賛否両論、さまざまな意見が出ると思います。 | ||||
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面白い。斬新。 全体としては少々暗めで鬱っぽい、というのが第一印象。 最初いきなり『魔法』がどうとか言い出したので、なんだかんだ言って電撃的萌え少女路線(?)を走っていってしまうのかな、問題作ってそういうのに対する問題だったらどうしよう、などと思い一度購入するか迷ったのですが、後輩から薦められて読みました。 挿絵がなかったり、他の電撃レーベルの本とは明らかに雰囲気の違う作品です。個人的にはこの作品には挿絵がない方がいい。挿絵がないからこそいい。と思います。 そこらへんは賛否両論みたいですが・・・読んでみて損をすることはないと思います。個人的には中学生~の年齢層の人に読んで欲しい。 | ||||
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『僕らはどこにも開かない』というタイトルに惹かれて買いました タイトルからして精神に障害を持ったキャラが出てくるのかな~と思って読み始めると魔法とか出てきたんで 「何だ、いつものファンタジーか」 とか思いながら読んでいったんですが実に面白い 魔法を使えると言う少女。殺人願望がある友人 スキャニングという能力を持つ先輩。白色の主人公 そして鎖 ちなみに最後の方ににミステリーっぽい要素と恋愛っぽい要素があるんですが、私はどっちかというと要りませんでした ですがこれは間違いなく『問題作』だと思います 一度お試しを | ||||
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全然問題作じゃない。 私の場合ね。 客観的に見れば「問題作」かもしれないけど。別に、問題的なストーリーではないと思うのだが。むしろ、同出版社の『ド●ロちゃん』のほうが問題作だと思う。あれはやりすぎだ。 あっさり系。ライトノベルには見当たらないダークなところもあったけど。ただ、同じ場面を複数の人間の視点で描いたのは「ページ数を稼ぐ」みたいな感じもする。でも、その新鮮さというかリアル感はあるし、個性豊かな文章だと思う。他のだれにも真似できやしないし、しないだろうから。 続編は希望しない。出たら失望する。 最近の電撃文庫はいわゆる「萌え」に触れた内容のものがよく出回っている。むしろその方が厄介じゃないのかなと私は思う。だから、この作品は私にとっていい刺激になった。 問題作? そんなの筋書きだ。 ただ、中学生以下の人が読むにはちょっと抵抗があると思うし、メディアワークスさんの出版方針とやらにも触れてみないと「問題作」か否かは判断できない。客観的には。 | ||||
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なんか、電撃文庫というよりも、メフィスト賞とかが似合っている気がする。雰囲気としては、奈須きのこ『空の境界』とかに近いと言うか…。 う~ん…内容紹介が難しいな、コレ。 誰の色にも染まっていない少年・柊耕太を中心にして、耕太の前に「護ってあげる」と現れた香月美紀、殺人願望を抱く谷原雅人、雅人と犬猿の仲である優等生・秋山秀一…といった人々をザッピングしながら、物語が展開。美紀の言う「魔法」とは、属性とは何か…そんなものがストーリーの根幹に関わる。 電撃文庫としては珍しく、一切挿絵が無く、たしかにこの雰囲気なども、規格外という感じはする。そして、ミステリ小説っぽい臭いも漂わせている。その辺りで「メフィスト賞っぽい」っていう風に思ったわけだが。 ただ、それだけに着地点が無難にしすぎた感がある。これが電撃文庫(電撃小説大賞)という賞の作風にあわせたのか、それとも単に枚数制限のために多少強引にまとめあげたのかはわからないが。これだけ走ったのだから、もっと冒険をして欲しかったというのが正直な感想。 | ||||
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つまらないわけではなく、面白い部分は確かにある。 しかし、あらゆる意味で中途半端感が否めない。 問題作というほどの過激さがあるわけではなく、狂気的というほどの狂気があるわけでもない。 情景描写がほぼなく、かつ挿絵がないせいで灰色の平坦な物語に仕上がっているが、結果的にそれが生きているとは言い難い。 話の要素にしても、ミステリとしてもホラーにしてもエンターテイメントにしても特化しているわけではない。 設定にしても月並みではないが飛び抜けて生かされてるわけではない。 やりたい事は分かるが、どこをとってもここが凄い、素晴らしいというものがない。 突き抜けたものがない。かといって完成されてるわけでもない。 そんな中途半端感の否めない小説であると思う。 | ||||
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つまらないわけではなく、面白い部分は確かにある。 しかし、あらゆる意味で中途半端感が否めない。 問題作というほどの過激さがあるわけではなく、狂気的というほどの狂気があるわけでもない。 情景描写がほぼなく、かつ挿絵がないせいで灰色の平坦な物語に仕上がっているが、結果的にそれが生きているとは言い難い。 話の要素にしても、ミステリとしてもホラーにしてもエンターテイメントにしても特化しているわけではない。 設定にしても月並みではないが飛び抜けて生かされてるわけではない。 やりたい事は分かるが、どこをとってもここが凄い、素晴らしいというものがない。突き抜けたものがない。かといって完成されてるわけでもない。 そんな中途半端感の否めない小説であると思う。 | ||||
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正直な感想を言ってしまうと、イライラしました。「これはないだろ」と。作品自体は私の好みにすごく近く、読んでいる最中の期待も大きかったです。これはきっと傑作だ、と何度も思いました。しかし、終わって見れば拍子抜け。私の好みをつく一歩手前で止まりました。すん止めです。ここまで期待させておいてこれはないでしょう、と。期待が大きかった分、作品の評価はがた落ちです。がっかりです。本作、イラストの無い電撃文庫として売り出されているわけですが、そういう売り方はないんじゃないかなあ、と思ったりしています。新しいものというのは何でも身構えてしまうものです。本来の読書の楽しみを少なからず奪ってしまいます。逆に期待からより楽しむこともできるかもしれませんが、私はそれで失敗していますね。そ上「衝撃の問題作」なり「ライトノベルをぶっ壊せ」なり、煽られているようでいい気はしません。「僕らはどこにも開かない」そのものの感想ですが、正直なところあまり感想という感想が思いつきません。主人公やそれをとりまく周りのキャラクターたちの設定などは面白いのですが、それをわざわざ黒く描こうとしたのが失敗だったのかと思います。描写や雰囲気が溶け込めず、良くて濃い灰色です。終わり方にしてももっともっとハッピーに、でなければもっともっと絶望的に終わらせてほしかったと思いました。しかし新人らしからぬ巧さを持っているので、今後に期待です。その時はもっと普通に出版してください。 | ||||
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この作品は、弟11回電撃小説大賞で、最終候補6作品に残った作品。 授賞をこそ逃しましたが、その6作品の中のタイトルでは一番『読んでみたい』と興味をそそられ、刊行されると知った時は、手放しで喜んだものです。 ライトノベル、電撃文庫であるにも関わらず、イラスト、挿絵が一切ない。 この事実だけでも、この作品の特異性はある程度伝わるでしょうか。 合わない、という人にはきっと合わないです。むしろこういう作品が理解できない方が、人としては正しいのかもしれません。 しかし、僕はめちゃくちゃシンクロしました。 うえお久光先生。西尾維新先生。滝本竜彦先生。古い文豪ならば太宰治先生に共感、共鳴する方ならば、間違いなく高評価を得られると保証できる作品だと思っています。 佐藤友哉先生の『エナメルを塗った魂の比重』と作品雰囲気が多少重なっていますが、エンターテイメントとしての完成度は、こちらの方がはるかに質が上。 文章力も相当に高い。 ザッピングシステムを用いつつ、一の言葉で十の意味と情報を読み手に伝えさせ、文のひとつひとつに、相当なセンスを感じさせます。 もちろん、未熟な点もたくさんあるのですが、何だかそれすらも、狙ってやっているのではないかと思えてくるほど。 ページをめくる手が滞ることは、全く、一切ありませんでした。 しかし、この先生の何よりもすごいところは、この作品が、世によくある『見せかけ』や『ポーズ』で描かれた作品ではないということ。 そういう意味では、間違いなくこの作品は『本物』の作品です。 電撃文庫がこの作品を出したことは、間違いなく今後の同社の発展に繋がると思う。 星五つは、あくまで僕個人の評価。……多分この作品は、多くの人に広く受け入れられる作品ではないと思う。 だけど、だからこそ、一部の人達には、とてつもなく心に残る作品なんだと思う。 | ||||
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