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大正箱娘 見習い記者と謎解き姫
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大正箱娘 見習い記者と謎解き姫の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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帯に謳われた『大正ロマンミステリー』の言葉通り,確かに『箱』に絡めた謎はあり, 普通の箱はもちろん,建物や妊婦のお腹までも箱に見立てる様子は興味を引くのですが, 実際には背後に隠された女性の物語となっており,『謎解き姫』もあまり謎は解きません. さらには,男尊女卑の時代に抗う語り部も描かれ,ミステリーと呼ぶには少し違うような. そのため,『あとがき』にもあるように,袴にブーツ姿の女の子が大活躍!はせず, 文明開化後の賑やかな洋風文化という,パッと思い浮かぶわかりやすい雰囲気もなく, どちらかと言えば,鮮やかに映るカバー絵とは裏腹の重苦しい話が多めという印象です. ただ,語り部の思いが強すぎるというのか,何かにつけて「女が」へと運びがちで, 確かに女性には辛く,厳しい時代だったのでしょうが,いささかしんどく感じることも. 加えて,『読点』の打ち方に独特のクセがあり,読んでいてたびたび躓いてしまいました. | ||||
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見習い記者と謎とき姫(=箱娘)が、いろんな事件を解決していくお話。短編みたいになってます。 華やかな表紙ですが、内容は穏やかな感じです。 率直に言いますと、話の内容がよく分かりませんでした。 最後まで読んだのですが、何と言うか、半分眠りながら、学校の授業を聞いている時のような気分でした。 ミステリー要素も入っているのですが、この作家さんは、ミステリー向きじゃないような気がします。どっちかと言うと、心理描写をメインにしたお話が向いてるんじゃないかな。 文章が幻想的だったり詩的だったりして、比喩表現も上手なんだけど、それをミステリーに持ってこられると、何だかぴんとこない。 事件の概要がよく分からないうちに話が進んで行って、よく分からないうちに解決されている。そんな印象を受けました。 呪いとか出てくるけど、結局人の仕業だったのかやっぱり呪いだったのか、よく分からないままです。 ただ、読者に訴えかけているものがあるのは、分かりました。 大正の辺りの、男尊女卑の社会をテーマに、押さえつけられた女性の心を読者に伝えようとしている作品です。 一応言っておきますと、記者と箱娘の恋愛は、期待しない方が良いです。 私も、あらすじを読んだ時は、そういう要素も入ってくるのかなと思ったのですが、あとでそれが不可能だということが分かりました。 結論としては、あまりおすすめできません。 続きが出るようですが、買うかどうかは悩むところです。 | ||||
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