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日の名残り
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日の名残りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全354件 201~220 11/18ページ
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『私を離さないで』で衝撃を受けて、『忘れられた巨人』は発売後すぐに読んだのに、次の作品に中々進めずにいたカズオ・イシグロ。小説自体が苦手な事はあるけれど、彼の作品はそんな事を言わせないぐらい、素晴らしいのは分かっていたのだが、何だか先送りしていて。 そんな中でのノーベル賞受賞。しまった!ここで「カズオ・イシグロ、元々大好きだったんだよね~!嬉しい!」と言っても、読んだ本が2冊だけじゃ説得力に欠ける・・。という、不純な動機で読んだこの本。既にノーベル賞受賞後すぐに『五つの夜想曲』『充たされざる者』は読んでいたので、この『日の名残り』を読んだことで、ようやく、5冊。立派に(?)カズオ・イシグロフの大ファンだと自信を持てますw で、おとっときにしていた『日の名残り』。いや~格別です。 ちょっと悔しいのが、映画版を以前ちらっと1シーン観てしまっていて、それが、アンソニー・ホプキンスなんて大好きな俳優だったのが響いて、読んでいて、何度もその映画版をアレンジした情景が頭に浮かんでしまい、「ちぇ~」と思ってしまった事。カズオ・イシグロに限らず、小説は、映像化されたものを見るか、小説そのままで読むかどっちかの方がいいかなぁ、と、思ってしまいました。 カズオ・イシグロの作品は何のワードを書いてもネタバレな気がして、筋に関してはもう書きません。 でも、時代設定、人物設定、描写、どれをとっても申し分なしです。私の中にも、本の名残りが消えません。 | ||||
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独特の世界で良いと思います。 kindle版しかなくて購入したので少し抵抗ありましたし 訳本ということもあり 原書はどういう言いまわしなのか興味があります。 | ||||
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与えられた持ち場の中で、最高を目指し続けたた主人公。思い出を手繰りながら旅をして、美しい夕焼けにたどりつく。太陽も、また、思い出で空を赤く染めながら沈んでいくのかもしれない。美しい情景が心に浮かんでくる。 | ||||
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非常に読みやすい、美しい文章です。少しできた余暇時間に何げなく読み始めたのですが、知らぬ間に読み進んでいました。作品を味わうためには、英文でも読みたくなる作品でした。それは訳者の土屋氏の素晴らしい日本語にも負っていると思います。訳者はきちんと勉強したプロの方のようで、訳者の貢献が素晴らしいことも知りました。執事は日本ではあまり一般に知られていない職業だと思いますが、わが国では コンヴェンション・サーヴィス+ホテルサーヴィスのごときものでしょうか。己を殺して主人の意図を理解し、参加者に最大限の満足を与えるうえで、非常に大きな仕事であり、使命感とプライドをもって目的を遂行するところがよく描かれている作品だと思います。 | ||||
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美しい言葉に心を癒されました。原文が品格ある言い回しだから、訳す方も気を遣われたと思います。訳者の日本語の選び方が最高だと思いました。優しい日本語を使っていきたいとも思いました。 | ||||
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ノーベル賞作家の作品ということで知人に勧められて手に取りました。 1989年の作品で1920年〜1950年頃の話ですが、 最近のイギリスや世界情勢のことを念頭に書かれているように感じられました。 ブリグジットやトランプ大統領を信じた世界は10年、20年後にどのように現在を振り返り、 どのように前進してゆくのでしょうか? といったことを考えさせられました。 | ||||
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全く知らなかった石黒一雄Kazuo Ishiguroこの本を読んで、初めに何処かで読んだ気がすると思った。彼の考え方見方は日本人のものであるからだと読みながら分かって来た。相手の人のことを慮る気持、自分の使命を達成するために親には不義理をする。少し前の日本人なら自然にしていたこと日本人の特性でした。儒教道徳かもしれないが。今はアメリカナイズしたり、netの広がりや世界基準で亡くなりつつあること。読んだ後にそこはかとない気持になる良い本です。この感覚が英語圏の人に分かるとしたら素敵ですね。もしかしたら翻訳者が優秀なのかもしれないと思いenglishも買った。 | ||||
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本を読むのは苦手ですが、すらすらと読めました。情景や人物の顔、声色、イントネーションまで手に取るようです。美しいイギリスの風景が、人物たちのキャラクターを引き立てます。度々語られる品格なるキーワードによって、直接に語られないことも、読者に伝わってきます。 イギリスのブッカー賞なるものを受賞しているということで、なるほど、確かに素晴らしい、美しい作品だと思います。 | ||||
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一気に読みました。淡々と物語は進んでいきますが、イギリスの風景と相まって心に何かを伝えていきます。最高の本だと思いました。 | ||||
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大英帝国の歴史の一端が垣間見れる。 執事として能力のピークを過ぎたスティーブンスが、 過ぎし日々を語る、しみじみと日のなごりを。 なんと切なく愁いを含んだ語りだろうか。 訳者の語り口が物語の情景と執事の過去を見事に再現している。 執事とはかくも大変な仕事とわ。 「組織的な思考と先を読む能力こそ執事の基本的要件」なるほど。 本を読んだという満足に浸れる作品。 自分にも振り返る過去という時間の方が長くなってしまった | ||||
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読んでて書いてある意味が分からないと言うことは無かったが、やはり日本語訳に違和感がある。 というか、もっと上手い表現あっただろうにと思わざるを得ない箇所がちょくちょくあった。例えば、何かを認識することを訳者は「認める」と言うのである。 よって、原著のニュアンスがしっかり反映されてる事に対しては疑問。 | ||||
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ノーベル賞作家の作品で、映画にもなっていたので、原作を読もうと思った。 | ||||
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10年ほど前でしょうか。カズオイシグロという、「日本人」だと思って手に取った不思議な装丁のこの本に、 とても味わい深い感動を受けました。 この作品は中でも、なんというか、古典性と同時に同時代性もあって、上質なクラシック音楽のような 深い感動があるんですよね。こういう感じのトーンの文学はカズオイシグロ以外にはあまりないと思います。 私が思うに、カズオイシグロ作品の中でも最高傑作は、やはり、この「日の名残りremains of the day」でしょう。 明晰かつ端正な文体で、翻訳でもその丹念さが伝わってきます。 ずっと本棚に置いておきたい名作です。 おすすめです。 | ||||
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今年のノーベル文学賞受賞の作家で私と郷里が同じ長崎出身とのことで、ずっと後輩になる方ですが心理描写に興味があります。楽しみに読みます、有難うございました。 | ||||
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ネタバレにならないようにストーリーは書きませんが、とても素晴らしい小説です。 タイトルに込められた意味がいくつも重層的に重なって、その中で生きる個人の人生の喜びや悲しみを浮かび上がらせています。 | ||||
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恥ずかしながらノーベル文学賞受賞ということで、イシグロ氏を知りました。 早速、英国を舞台としたこの作品に興味を覚え、購入しました。初めは、自分に理解できるだろうかと不安でしたが、読み出したら一気に読めてしまいました。 翻訳が綺麗にまとまっているのも良かったと思いますが、執事の目と言葉を通して、丁寧な文章で一貫しており、それが新鮮で、却って集中して読めたのかなと思います。 私の語彙力では、この作品の素晴らしさが上手く説明出来ないかもしれませんが、スティーブンスの執事としての姿に敬服するばかりでした。父であり執事でもあるウィリアムとの話、女中頭のミス・ケントンとの話、ダーリントン卿の栄光から没落への話などが絡められ、執事としても時代の流れの中でも歴史を重ね、それが回顧されるきっかけとなった小旅行中でさえも、執事とはと職務に忠実な姿が、逆に切なくも映りました。 淡々としてはいるけど、心地よい余韻の残る作品です。 原文の英語も読めたら挑戦してみたいですね。 | ||||
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夕日の輝きが美しい人生でありたいと思えた作品でした。品格についても考えさせられます。 | ||||
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はじめは定番的な古きよき執事の物語として退屈するのかなと思っていましたが、全然ふるくはなく、人間の感情の駆け引きが落ち着いて、しっかりと伝わってきます。貴重な一冊になりました。 | ||||
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とにかく心地の良い本!に出合えました。訪れたことのないイギリスの風景がふと思い浮かぶような、優しいたおやかな本です。今まで何故読まずに来たのか、後悔すらしました。 | ||||
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おこがましいのですが、イギリス物が好きなので上下関係は勿論風土を織り込んだ、重みのある内容で余韻も残す作品と思いました。 | ||||
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