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(短編集)
星月夜の夢がたり
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星月夜の夢がたりの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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前々から気になっていた商品をとても安く購入出来て嬉しいです。 綺麗な挿絵と、不思議なお話がいくつもありました。 | ||||
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引き出しの中に大切にしまってある、色とりどりの飴玉がたくさん入った小さな化粧箱。 ……そんな印象のショートショート集です。 薄気味悪い話もあれば心癒されるような話もあり、昔話や神話に独自の視点を当てたものや風刺の効いた作品もあって、毎日お昼休みに少しずつ読みました。 カラーイラストがとても幻想的で素敵。 大人になっても、いろんなしがらみに囚われて息苦しい日々を過ごしていたとしても、心の奥底にひっそりと沈んでいる美しいもの。 両手でそっと掬い上げられたような心地です。 | ||||
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ショートショート的なボリュームの32篇を収録 光原氏は敬愛する作家の一人だ。 ゆっくりと、堪能しました。 至福の時でした。 メルヘンチックな作品が多かった。 こういうのもたまには良い。 昔話の異説的な作品も幾つかあった。 ミステリでいうところの多重解決ともとれる。 | ||||
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2004年に出た単行本の文庫化。 ごく短い話ばかり32篇が納められている。 『別冊文藝春秋』掲載分に、書き下ろしなどを加えたもの。 いずれも幻想的な寓話である。 昔話を題材に、「実は・・・」と真相や後日談を語るものなど。 20年にわたって書き綴ってきたものらしいが、光原作品らしく出来不出来の差が激しい。 アイデアが上手くはまったときは素晴らしい作品になるが、そうでないのも多い。 鯰江光二氏による絵も柔らかくて色とりどりで、物語に調和している。 | ||||
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悲しい話、楽しい話、ちょっぴり怖い話、ロマンチックな話。 この本にはいろいろな物語が詰まっている。 まるで宝石箱の中の宝石たちのようだ。 中には、子供の頃を思い出させる話もある。 まさに、「大人の童話」。 ただ、もう少し共感したり、感動できたらよかったのにと思った。 ちょっと物足りない感じがした。 | ||||
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光原さんの新しい本をやっと手にすることができました。とても綺麗な装丁で、目を惹かれました。32篇の掌編小説集。32ものお話がある、いやたった32しかない・・・逡巡した私は、少しずつ大事に読みました。 鯰江光二氏の挿絵が、とてもとても美しく、一つ一つの話に寄り添っていて、オビにある「宝石箱のような絵本」という言葉そのままです。 ラブストーリー、民話風のもの、ちょっとホラーかミステリめいたもの、ほっとするような明るい話、切なくて胸痛むもの、みぞおちのあたりが少しスースーする感じの話、色々あって、飽きず読めました。まさに光原ワールドというか、光原マジックというか・・・いろんな手法で紡ぎだされた作品は、掌編であるだけに、いっそう輝きを増すように思えました。 こんなに、読み終わるのがもったいないと思える本は、私にとって久しぶりでした。光原さんの世界を満喫しました。 | ||||
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やっと、光原さんの新しい本に会えました。 32篇もある、いやたった32篇しかない、いじましく逡巡して私は、少しずつ大事に読みました。他の本を読む合間に。家族が誰もいない時間に。 鯰江光二氏の挿絵が、とてもとても美しく、かわいいのだけれど甘すぎず、好ましかったです。オビに“宝石箱のような絵本”とあります。挿絵もお話も楽しめる本です。読み終わるのがもったいなかったです。 掌編ばかりなので、どこからでも読めますが、私は先のページを絶対めくらないようにして読みました。でも、気になる挿絵を見つけて、そこから・・・という読み方もできますよ。 ほんの短い話ですが、どれも心に素直に届きます。ラブ・ストーリーはこんな枚数でよくまとまって、余韻を残して書けるなあ・・・と、感心してしまいました。民話の後日譚や異聞譚もひとひねりが効いていておもしろかったです。 私事ながら、ベスト3。「春ガ キタ」「目覚めの時」「遙か彼方、星の生まれるところ」 光原さんの作品が持つ優しさもちゃんとあったし、どうにもならない心の動きの描写も冴えていて、本当に光原ワールドを満喫させてもらいました。 | ||||
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オルゴールの蓋をぱかっと開けると不思議の国の音楽が流れ出す♪ そんなお話が、この一冊の中にたくさん入っています。どれも掌に乗るほどの短い話なんだけれど、それぞれがキラキラと輝いていて、透き通っていて、舐めてみるとレインボウドロップスみたいな味がします。 心の中にぱあっと広がって弾ける話。 空から花びらが舞い落ちてきて、静かに降り積もる話。 癒しと再生の魔法が話の中に封じ込められている、そんな気がしました。 「星夜の章」 on a starry night 「月夜の章」 on a moonlight night 「夢夜の章」 on a fantasy night 3つの章に、全部で32の話が収められています。 幻想的な話、ホラーチックな話、メルヘン、童話、ファンタジー風の話など、色とりどりのガラスの玉が入った玉手箱みたいな作品集。なかでも、「三枚のお札異聞」とか、「絵姿女房その後」とか、「かぐや姫の憂い」とか、「真説耳なし芳一」とか、昔話を別の角度から眺めて描いて見せてくれた話が面白かったです。 鯰江光二(なまずえ こうじ)さんの挿絵の数々も、とっても綺麗。パステルカラーの優しい色合いに、立ち止まって見とれてしまうこともしばしば。光原さんの話のバックで透明な旋律を奏でているオーケストラのような絵の風合いを感じました。 『時計を忘れて森へいこう』で出会い、『遠い約束』『十八の夏』に心惹かれた光原百合さんの最新刊『星月夜(ほしづきよ)の夢がたり』。魔法の鈴の音が、りんりんりんと鳴っているみたいな掌篇集でした。 | ||||
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