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教場2
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教場2の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 21~34 2/2ページ
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前作は登場人物(学生)が些かエキセントリックで架空世界の物語 を読んでいる感があったが、章を跨いだ伏線の回収など作者の 肩の力も入っていて、重苦しさが漂っていた。 本作では、灰汁が抜けて、ミステリというよりも青春群像劇の色彩が 濃く、それなりに読み応えがあった。展開的に学生の卒業でラストと なるので、余韻はベタではあるものの悪くはない。 難を言えば登場人物の動作そのものの描写が分かりにくいので☆を ひとつ減点としました。 さらに指向を変え、もっとページ(章立て)数の多くした教場3を是非とも 期待します。 | ||||
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「その警察学校には鬼がいる」 警察学校なんてコトバだけで全く知らず。今の今まで噂話しすら 聞いたこともなくて。現実はほんとにこうなの?たいへんだよね。 これが真実なら。そんなかんじで読むしかありませんでした。 作者は取材をた~くさんしたのかな。したのでしょう。きっと。 こちとらは突然の付き添い生活。病院内の喫茶店で1時間でもいいから 落ち着いて読書して過ごせればとおもいつつ。ハラハラドキドキは 現実のほうがはるかにすさまじくスリル満点の日々を過ごすしかなくて。 白髪隻眼の教官「風間」はもっと、もっとの変わり者かと期待もして 読み進みもしたけど、わりと人情的でもありキゼンとしてる。 迷いがないというのかな。あっても見せないスキのなさというべきか 教官だもんね。生徒になめられたら、おしまい。 生徒のほうが魑魅魍魎、心の闇を抱えていて、そうかもとか、そうかなぁとか 想像しながら読んでると時に電車を乗り過ごして隣りの駅まで気がつかず 寒い朝はつらかったよをやっていたり。 とにもかくにも集中してほんとは一気に読みたかった。 面白さからいえば、充分におもしろい!短編集だから読みやすかったし 次から次へと事件風が起きて読者を飽きさせない、長岡弘樹氏 最初に読んだ何とか(すみません。忘れました)いう本よりずつと 読み応えがありました。付き添い生活と共に忘れられない一冊となった ことは確かです。折あればもう一度読み直しをしたいです。 | ||||
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やっぱり面白い。最終章の人物設定、人間関係は秀逸。教場3をまっています。 | ||||
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『教場』に続き読破しました。面白かったです。ちなみに前作の『教場』が2013年ミステリーベスト10国内部門の第1位に選ばれています。警察学校の話です。理不尽なしごきがあったり、いじめがあったり。卒業して警察官になるまでの辛い日常の中のちょっとした出来事がつづられています。オムニバス形式なので毎回主人公は変わります。全編にわたって関与するのは白髪に義眼の風間教官のみ。彼がいわゆる探偵役なのですが、何か大きな事件が起こるわけではありません。でもこれがミステリーと呼ばれるわけは華麗な伏線の回収にあります。 アスパラガスが食べられない男、トイレでの奇妙な習慣、効果的な記憶法、一見何の関係もないこの三つが最後の最後に結びつく。これまで見ていた断片がきっちりはまって一枚の絵になる。そんな騙される快感が存分に味わえます。 でも読後感は決して爽やかとは限りませんのであしからず。 | ||||
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慣れてきたせいか、前作よりも「特殊な世界の変わった人たちの話」という印象が薄れ、読みやすく感じました。 人情話的な要素が幾分増したように受け取れましたが、良い作品を読んだという読後感は健在です。 オリジナリティある連作として、マンネリに陥らないよう、もっと続けて欲しいと思います。 | ||||
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仕掛けられている伏線が盛り沢山で飽きさせません 思わず一気読みをさせられてしまいました | ||||
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教場(1)を読んだ時は、衝撃を感じました。 全く新しい分野が出現したのだと思いました。 教場(2)は、(1)の続きみたいな感じで、(1)を読まないとわからない記述が あります。 続きみたいな感じが残念です。それでも結構面白かったですが・・・・ | ||||
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1の時は「警官になりたがるのはこんなんばっかなのかよ」と思ったが、本書は「普通に頑張ってる」感じだった。98期の面々が「極めて特殊」の期だったのかもね。と思った。 楽しんで読みました。 | ||||
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このシリーズにハズレはないですね。 安心して楽しめます。 今回は、女子学生から憧れと好意を持たれたり、思わぬオチがあったりと かなり楽しめました。 | ||||
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前作「教場」も読んでなかったのですが、「2が出るなら、1もおもいろいのかな?」と思い、前作から読みました。 結果は、2冊ともおもしろく感じました。 特に本書の方が、「教官」の考えがより鮮明に見えてくるようになり、十分楽しめました。 なぜ楽しめたのか、を振り返って考えてみると、私は冒頭から「教官」の視点で読んでいたからです。 年齢も50歳をすぎ、仕事でも指導などをする立場ですが、そうすると各短編の「主人公」である20歳台の若者が考え、反応することに、共感しつつも同意できることばかりではありません。 なぜなら、私も「教官」と同じく『この若者は、警察官に向いているか』や『よい警察官になるためには、どこを改善した方がいいか』などと考えるからです。 新卒採用も手伝っていますが、「この会社に入りたい!」と強く希望する若者ほど、入社後「こんなはずじゃなかった」と落胆することが多いものです。この本の「教官」も「若者たちが警察官になった後のこと」を見ています。 それに加え、この「教官」は『第五話 机上』のラストで、警察官として、あるいは人としても、極めて大切なことを若者に気づかせています。 単行本で買って損はない作品だと思います。 ただ全編通じて、爽快感は少ないと思い、☆4としました。 | ||||
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無理のある設定も見られますが全般に面白い。続編に期待します。 | ||||
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「傍え聞き」から作者の作品はほとんど読んでいます。だんだん「スッキリ感」が少なくなってきましたね。もともとねっちりした作風ですが「教場」の前作は結構さっぱりしていました。それが新しいファンを増やしたと思います。 ただ今作は、伏線らしきものがばらまかれ過ぎてしまい、最後まで読んでも「アレ、あれはどうしたんだろう?」と思うことが多かったです。 それと、風間教官が「ジョーカーゲーム」シリーズの結城中佐のキャラにかぶってしまうのが気になります。残念ながら今のところは結城中佐の方が魅力的です。 | ||||
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前作も読んでます。 前作は短編ミステリーとして 秀作でしたので、次作の本書も期待して 読んだのですが、いまいちスッキリと しないストーリー展開でした。 ハードルをあげすぎた、自分でした・・・ | ||||
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警察学校を舞台に抜群の洞察力を誇る鬼教官の風間が、 問題を抱える教え子達を荒療治的手法で導いていくという趣向の作品。 視点を変えていく連作短編という特性もあり群像劇の要素が強く、 学生の悩みや警察学校の内幕、犯罪絡みの豆知識など 普段覗けない世界を堪能出来るという点では面白い。 一方ミステリーとしては厳しく、六つの短編の内ストンと落ちる感覚を得られたのは一つ二つで、 締まりが悪くミステリーとしての体を成していない話が多かったのが残念だ。 また風間がなぜ教官に転身したのかという話は一切なく、内容紹介がミスリード気味なのも気になる。 キャラクター本位の作品である以上、もう少し人物像を掘り下げてほしかったところだ。 | ||||
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