■スポンサードリンク
バカラ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
バカラの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.69pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
カジノについて何かぼんやりしていたことが、少しわかった。 「カジノ」というものに 興味や関心がないことが、先にある。 日本の政治家のカジノ構想は、あまり冗談ではない話であることを理解した。 競馬・・・農水省。 モーターボート、競輪・・・運輸省。 宝くじ・・・大蔵省。 サッカーくじ・・・文部省。 パチンコ・・・公安委員会;警察。 さて、カジノは・・特例法。 日本の縦割り行政の中で、どこの役所が所轄するかで、かなり違ってくる。 天下り する先の確保 ということか。 服部真澄の問題意識は、すぐれたものがある。 登場する人物が、一体何をしようとしているのかが、ある意味では、人間的でもある。 お金をめぐって、人はいつも悩む。 足りなければ、苦しみもだえる。借金をする。 自分の入りが少なければ、その範囲内でおこなわないといけない。 そういう場合に、自分はどう考えるのか? 実にお金がさまざまな要因でいる。 そのときに自分は、誰に何を頼むのか? 日継育;お金をもっている。お金でできることの限界を理解する。 時代のなかにおいて、つねに異端的存在としている。「突然変異」的人間として描かれる。 企業としての組み合わせ。そして、戦略的思考力。 志貴大希(しきひろき)は、記者。 明野えみるは、ライター。 記者のもつ社会性。階層性。書きたいことも、かけない。 雑誌社に影響力のある存在のダーティーな部分を書くことができない。 アングラ・カジノに出入りするが故に、アングラカジノの尻尾をつかむ。 大使館のなかで、アングラカジノがひらかれる。 この設定はよく考えてある。「治外法権」での犯罪的行為。 実際にあるかもしれない。 結局は、何故パチンコが問題がないのか? 景品で変えることができるからだ。 「明野えみる」という存在は、ちょっとおもしろい。 結構、すばしっこいんだね。機転がきちんときく。 志貴の借金で苦しむ姿が、おもしろい。 奥さんが、志貴の愛を確かめようとするために、詐欺事件を自演するのも いかにも、時代的ですね。 ふたりにとって、愛し合うという行為は、 どういうことなのか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作品のタイトルから一見ギャンブル小説と思われるが、実際 は週刊誌の記者を主人公としたマスコミの内幕物である。 しかし、登場人物達は一体何がしたかったのか、良く判らない。 特に財界の風雲児と言われる日継氏が登場する場面では、 とたんに描写が重苦しくなり、読むのが辛かった。 偶然の要素も多すぎる。 この作品からは残念ながらバカラの楽しさが伝わって来ない。 ちまちまとカードをカウントするブラックジャックなんかと違って、 バカラのテーブルは陽気に盛り上がってて楽しそうなんだよね。 ルール良く知らないからやった事は無いんだけどね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公である優秀な週刊誌記者がカジノ合法化に関する取材を通じて大きな陰謀 に突き当たるダイナミックな話と、主人公が違法カジノから抜けられない葛藤を 巡る話が同時並行で進んでいきます。ストーリーとしては非常に面白いのですが、 スケールの大きい話の方でなく、主人公個人の話がメインストーリーとなって いて、ちぐはぐな読後感が残りました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイトル通りの単なる賭博小説、ギャンブル小説と思ったら大間違い。 広い意味の「賭け」から「金」に取り憑かれたさまざまな人物が男女、老若問わず登場するが、物語は政界の黒幕・裏金から週刊誌のスクープ、果ては現政権転覆、政界再編にまで及ぶスケールの大きさに圧倒される。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイトル通りの単なる賭博小説、ギャンブル小説と思ったら大間違い。 広い意味の「賭け」から「金」に取り憑かれたさまざまな人物が男女、老若問わず登場するが、物語は政界の黒幕・裏金から週刊誌のスクープ、果ては現政権転覆、政界再編にまで及ぶスケールの大きさに圧倒される。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「バカラ」は週刊文春に連載されたミステリーで、主人公は週刊文春そのものを彷彿とさせる週刊誌記者でアングラカジノに嵌っている男。 カジノ解禁とアングラ・マネーをテーマにしたということで期待感は募る。 ディテールはよく調べているのだが、ギャンブルに対する“熱”が感じられないのだなあ。 どんな種類の小説であろうと、賭けを取り上げたらそこには“熱”がなくてはね。 阿佐田哲也とか白川道、森須博には及ばずとも、藤原伊織くらいのギャンブル熱は欲しいよな、最低で。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
違法なバカラ賭博にはまった週刊誌記者、ギャンブル解禁を記事にする女性フリーライターをメインに、ネット時代の風雲児と呼ばれる資産2兆円のグループ企業の経営者、政界に影響力を持つフィクサーの美術商などが絡む。賭博にハマッタ男の転落物語かと思っていると、某国大使館で秘密裏に開帳されている賭博場というスクープ情報を得たところから、急展開、政界スキャンダルへと発展していく・・・。 週刊誌記者、週刊誌取材の現場の気分など多分に伝えてくれる。人物描写など細かなエピソードを重ねていく緻密な構成、先が読めない展開など見るべきところはある。 が、一方で、展開が偶然に左右されていること、登場人物の設定がテレビドラマのキャラクターのように現実離れしており、一部はモデルとなった現実の人物が容易に推測できるところも興ざめ。前半のダメ男が、後半、仕事に精励するようになる主人公も、最後まで感情移入できなかった・・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
森巣博や浅田次郎張りのギャンブル小説かと思いきやまったく期待はずれ。 カシノ解禁法制化(もちろん架空)を縦軸に、ベンチャー事業家の悪戦苦闘やら政界再編やらフィクサー登場やら週刊誌マスコミの内幕やらをテンコ盛りにした大河ドラマというところか。 登場人物に関してはいちいち参考にしたと思しきモデル(誰でもわかります)が思い浮かんでは苦笑の連続、まるでTVドラマのような通り一遍の内面描写で白けっぱなし。 暇つぶしにはよいが、読むのは文庫化されてからでも遅くなかった。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!