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世界から猫が消えたなら
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世界から猫が消えたならの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.04pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全214件 21~40 2/11ページ
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早々に丁寧な梱包で届きました。まだ読めていませんが、本はキレイでした❗ | ||||
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映画公開前にたまたま見付けて「あ、映画になるやつだ」程度で手に取りました。 私は当時実家で犬を飼っており、猫という存在が近くに居なかった環境なのでタイトルを読んだ時は(猫かぁ…)とピンと来ませんでした。 内容の人間らしさ、捨てきれない大切なもの、腐らない絆には感服致しました。兎に角涙が止まらなかったです。小説を読んでこんなに泣いたのは初めて。 よくある家族像の中で主人公の不器用さ、でも人よりとてもあたたかく、優しく、臆病だけど真っ直ぐ生きる姿は何か忘れたものを取りに帰るような瞬間です。 人間関係でモヤモヤしたり、自分とは何か?と考えてしまう時にこの本を読んでいます。 もし、主人公と同じように余命を告げられたら。私はこの本と一緒に家族、友達と過ごして、この本を胸で抱き締めて愛犬の元に行きます。 こんなに美しく、「生きること」を書いてくれた本と出会えたことは私の宝物です。 映画も、猫視点の小説も何度も読んでいます。川村元気さんの世界はいつもあたたかい。 | ||||
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よかったです! | ||||
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表現がしっくりくる頭に入ってくる作品でした。 | ||||
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凄く思い出を来て、共感がある。 | ||||
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自宅で読み終えました。ううー、この本を読んでまず初めに思ったことは悲しい。本のタイトルからして、ハッピーエンドには終わりそうにはないな、とは思っていたけど。読んだ感想は良い話です。嘘、偽りなく良く出来た物語です。 | ||||
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中国出身の読者です。高校時代こっそり、中国バージョンを授業中で読みながら泣き出しました。大学生になった僕日本語を学んで、原作を読み終わった。繊細な気持ちがいっぱいでした。毎日何かを消すより、毎日消したことによって何かを得る方が適切と思います。出勤時間です。以上 、そして、ありがとう。 | ||||
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命を全うすることが生きる意味だと感じます。何があっても、何がなくても生きていける。その中で大切にしたい時間や人、モノ、があるのなら、ラッキー。それを自覚できていることがラッキー。 当たり前にある日常に感謝できる考え方が結局のところ、最強であると思います! | ||||
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川村元気の本は気になっていた。でもなかなか読む機会を得られなかった。 ひょんなことから気になっていた本書を手に入れた。本当に幸せだった。 川村元気の才能に驚嘆する。何ていう文章、ストーリーを書ける人なんだと。 最後の中森明夫の解説もいい。本書の良さを十分表現してくれている。 これからも川村元気の本を読んでいきたい。 | ||||
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"あらためて僕は今の状況を整理してみた。世界から何かをひとつ消すことで、1日の命がもらえる。三十個で一ヶ月。三百六十五個で一年。なんて簡単な取引だ。だいたいこの世の中は、くだらないものとガラクタに満ちている"2012年発刊の本書は本屋大賞ノミネート作にして、映画化もされた『僕と猫と陽気な悪魔の7日間を描く』現代のファウスト的一冊。 個人的にはネコ好きの一人として気になりつつも、映画化もされるとかえって気持ちが遠ざかってしまっていたのですが。ふと、手にとりました。 さて、そんな本書は主人公の僕が冒頭で余命わずかである事を宣告されて家に戻ると、ハイテンションな自分そっくりの悪魔があらわれて【世界から何かを消す。その代わりにあなたは1日だけ命を得る】と取引を持ちかけてきて、その取引を受けた僕の周りで電話や映画、時計が毎日消えていくわけですが。 丁度ファウストを読んでいた事もあり、現在的に【ヴァージョンアップするとこうなるのかな?】と、比較して本書は感動的なれど、どこかクールであっさりした感じが現代風で面白かった。 また、著者の本は初めて読みましたが。プロデューサーとして大活躍されている方らしい【全体的なバランスの良さ、そして読みやすいポップな文体】が上手いな!と唸らされました。 読みやすい本を探すネコ好きへ。また終活をそろそろ意識する人生の午後世代にもオススメ。 | ||||
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余命短い主人公が寿命を延長する代わりに、この世から大切なものを消し去る契約を悪魔と交わす。悪魔は色々なものを消し去る。消し去った後で、主人公はその価値に気付く。その過程の中、だんだん自分が生きてきた意味、そして本当に大切にしなければいけないものに気付く。そして主人公が行き着いた先には・・・ これだけならよくある小説だ。本書の最大のポイントは消し去るものの候補に、“猫”を入れたことである。便利なものだが、実はもっと大切なものを消し去ってしまっていた電話。楽しいだけのものだが、自分自身や人間を構成していた映画。人間を規制するものだが、実はその人間に安心を与えて本当の意味で自由にしていた時計。そして、猫。 消えゆくものとその価値を再発見する過程で、電話、映画、時計。その順と、意味するところはよくわかる。でもどう読んでも“猫”が何を意味してここに入ってるんだろうか?がわからない。人間の存在にかかわらず存在しているもの?う~ん、しっくりこない。そして、主人公は猫を消す選択をしなかった。 「人間は自分が知りえない自分の姿、自分の未来、そして自分の死を知るために、猫と一緒にいるのではないか?」 「猫が人間を必要としているのではない。人間が猫を必要としているのだ」 わかった。著者にとって、“猫”は、絶対的なもので、何にも比べられないものなんだ。電話、映画、時計と違い、日頃からその価値は主人公、家族、登場人物すべてが気付いている。改めて気づくものではない。そこも本書で猫が絶対的で特別なものとする所以だ。 猫って、ほんとうにかわいい。見ていて飽きない。サイズも大きすぎず、小さすぎない。構ってほしければやってくるし、そうでなければ離れている。理屈なんかいらない。猫はかわいい。人間のパートナーである。 一つだけ、著者の主張に同意できない点がある。 「猫というのは大したものだ。いつも僕の気持ちには反応してくれないくせに、本当につらい時にはこうしてそばにいてくれる」 そんなことはない。人間が本当につらい時でも、かまってほしければ気にせず飼い主に構わずじゃれついてくる。 でも、猫はかわいいんだな。 | ||||
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猫好きにとっては自分のことのように考えてしまう作品です。 「何かを消せば寿命が伸びる」と言われても猫を世界から消すと言われたら‥? 自分の命が消えても猫は消さないでほしいが、でも大事なこの子たちを誰に預けようか‥。とても考えてしまいました。 物語的には上手くいってなかった主人公と父親の関係の再構築で終わるのも良い感じの読後でした。 | ||||
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中学生の子供が学校に必ず本を持っていかなければいけないので、こちらでお安く購入しました。とてもいい本で、助かりました。 | ||||
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ひとつのモノを主題に、繊細なタッチで人間関係の不器用な性質をつまびらかにしていく小説。回想に多くの紙幅が割かれ、まるで自省録のよう。 救われないようで、それでも最後には救われたような、そんな作品。 | ||||
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この間、億男を読んで、まあまあ読んでもいいかなって、古本屋で 100円だったから、読んでみました。 有名人との対談は、ホント、読んでて辟易する感じだったんですが。 物語は、本当によくある設定。 若者が、病気になって余命数日。やりたいことはなあに? そこに悪魔登場。1日延命するのに、一個世界から消去する。 取引成立、消去された世界で暮らす1日。膝もとのキャベツ。 走馬灯に出てくるのは、元彼女と、母さんと、父さんと、レタス。 大好きだった映画と、亡くなったお母さん、大っ嫌いな父親と、 みゃあ、とか、お代官とか話すキャベツ。 キャベツのいない世界を僕は選べる?選べない? お母さんからの手紙に、大っ嫌いな父親に会うために、走る 僕の手が届く、その先には。 という物語。 80点。 ありきたりな設定の、それこそこの数年で幾つ同類を見たのか わかんないような陳腐な設定。しかも、どんどん人が死んでいく設定。 最近では、君の名はって、凄い感動を呼び起こすけど、イルマーレの 完全なオマージュで、矛盾が消せないのがありましたが。 キャベツはお母さんのことを全然覚えていなかったのに、僕がいない 世界は嫌でござるって。多分、医者嫌いなんでしょうけど、人が死ぬ 時って、ギリギリまで動けるってないんだよって。 作者が若いから仕方がないかって。 口語自由詩の手法とか、一部を歌詞のようにして、余韻を作るとか、 上手なんだけどね。 ま、面白く読めたから、80点かな。アニメの原作みたいです。 | ||||
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曜日ごとにその日がどんな一日で、何が消えるのか、それが消えたら自分はどう思うのかということが書かれていて、最初に出てきた創世記に掛けているんだなぁと思いました。最後の自分の振り返りの部分を読んで、私もゆっくりいろんなことを考えてノートに書いてみようと思いました。私の大事な人は何か、大事なものは何か、何でこの仕事についたのか…。読みながら自分自身に投影していました。私は素敵なお話だと思いました。 | ||||
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終わり方が「月と蟹」のように不安な想像をしてしまいました。 | ||||
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酷評が多いけど、私は大好きです。 行間の奥の悲しさ、感動、喜び、そしてその奥にある感情は、決して浅薄ではないと思う。 私には伝わるものがありました。 ただ、浅く軽いと誤解されやすいタッチが所々に見られ、それがマイナスポイントになったかも。 でもそれよりもずっとずっと大きな想いが染み渡ってきました。何回も読みたいです。 | ||||
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※ネタばれなしです。 ざっくり話すると、 一つ一つ確実に死に向かって進んでいく事実 けれどもそれに対して無自覚でいる現代人 その間を紡ぐようなストーリーです。 人と人の関係 物と人の関係 どれも共通して言えるのは、 なくなってしまってこそ本当の価値に気づくものかと思います。 普段身の回りにはたくさんの物、人、事、であふれています。 その何気ない関係からでも大きな関係の描写がこころに染みてきます。 消えゆく記憶、そこから生まれるであろう現実のやり取りや音、関係、景色達 ネコよりも物語が印象的でした。 | ||||
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個人的に良かった点は、 テンポの良さ 悪魔とのやりとり つたやというキャラ 死ぬ前に過去を清算する 主人公の葛藤 と、たくさんありました。 ただ、レビューをみると内容が薄いという意見がたくさんありました。過去の著名な作品と比較して薄いと言っている方も。本の読み取り方、感じ方に正解があるならば内容が薄いという批判が成立するかもしれないけど、そうではないと個人的に思う。みんなバックボーンが違うのだから、人間なんだから同じにはなり得ない。テストじゃないんだから。内容が薄いって単に著者が伝えたいことを感じ取れてないだけではないだろうか。読み方が薄っぺらいだけではないだろうか。少なくとも自分はそう考えるようにしていて、読むのが早かったかなとか、また将来読んで、感じ方の違いを楽しもうとか考えるようにしているけど。 好きな本を内容が薄いの一言で、薄っぺらい批判をたくさんされてしまったので、少し異議を唱えてみました。 | ||||
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