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世界から猫が消えたなら



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【この小説が収録されている参考書籍】
世界から猫が消えたなら
世界から猫が消えたなら (小学館文庫)

世界から猫が消えたならの評価: 3.04/5点 レビュー 460件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.04pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全214件 181~200 10/11ページ
No.34:
(5pt)

私に一つ付け加えることが出来たなら……

日々の「life」(生活)が積み重なって、「life」(人生)になる。人生の意味は分からないが、日々の生活、一日一日、何か一つ新しいことを付け加えることが出来たら、それは素敵な人生になるかもしれない。

 どんな業界でもそうなのだろうが、何か新しいこと・ものを作り出すには、何か一つでも新しい価値を付け加えなければ意味が無い。私が残すレヴューは、どうだろうか? 果たして意味があるだろうか?
 言い訳というか、前置き然としたものが長くなってしまって申し訳ない。本題に入る。

 主人公は他の人よりは映画が好きな(けしてマニアと呼べるほど熱狂的に映画を愛している訳ではない)、猫を飼う30歳(独身)の郵便配達員だ。この主人公が残した「僕の遺書」という体裁でこの作品は成立している。したがって、終始一貫して「僕」というカメラのレンズを通した世界が描かれている。

 この「僕」は少し(頭の回転の鈍い私が言うのも変なのだが)、頭が鈍いのではないだろうか?(別に著者の頭が悪い、と言っているのではない、念のため)。というのも、本書P92〜P93にかけて、「僕」は音楽が無くても、「僕らは生きていける」と書いているが、その「僕」は映画が好きだ、とも書いている。まるでめちゃくちゃである。
 私は別に映画が好きなわけではないが、おそらくあらゆる映画には音楽がつきもののはずである。BGMを聴けば、その映画を思い出す、ということもよくある話のはずだ。それをば「僕」は音楽なんてなくても、「僕らは生きていける」と書いている。めちゃくちゃではないか。あるいは著者は、「僕」の心の動揺をこのくだりに潜ませたのかもしれない。
 
 後悔があるからこそ、それがその人が生きてきた証だ、みたいな文章に出合い、慰められたことを白状しておく。
 
 れいによってまとまりに欠ける内容となったが、私のレヴューはこれでおしまい。
世界から猫が消えたなら (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:世界から猫が消えたなら (小学館文庫)より
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No.33:
(4pt)

よみやすい。

とても読みやすい本です。 「生きる」という事と「死ぬ」という事とを題材に、その間の「生き方」を書いてあります。 ある書評では、「村上春樹がこういうテイストはいくらでもやってるじゃないか」と酷評してありましたが、それはそれで私は良いと思います。 「ビートルズ以降は全てビートルズの真似にしか過ぎない」という事ぐらいつまらないことだと思います。 ま、それはいいとして、月曜日から日曜日まで7つの章にわけて書いてありますから読みやすいです。 お休みの日にでもゆっくり日向ぼっこしながら読むといいかもしれません。 素敵な「言葉」がたくさん出てきます。
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No.32:
(5pt)

これは本ではない

書店で平積みしてある本のなかでふと目にとまり購入しました。
テンポよく展開していくストーリーに入り込み、一気に読み上げてしまいました。
これは本なのか?と言われれば本ではない気がします。
単純に小説や本として評価するのであれば、3.5〜4点。著者が狙っているとは思うものの、表現や描写の仕方は決して小説や物書きのそれとは言いがたい。
ただ、一つの脚本、一つの物語としてみたとき、久々に私の心を大きく打つ物語に出会ったと感じました。
この本を読んだ多くの方がそうしたであろうと同じく、私も自分自身を主人公と重ねあわせ、「世界から●が消えたなら」を考えるなかで、他人やまわりの環境があるからこそ自分というアイデンティティや自分らしさが存在することを再認識し、自分にとって本当に大切なものを考える時間をもらった気がします。
特に終盤の母親とのエピソードは30代独身で一人暮らしをしている私の心を揺さぶりました。
この物語の最高のカタチが、小説なのか映像なのかはわかりませんが、是非映画化もして頂きたいです。
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No.31:
(5pt)

入院中のお見舞いに

リクエストされて、贈りました。 涙と笑いが交互に来て、、感動した本だそうです。
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No.30:
(5pt)

感動した

感動しすぎて涙が溢れでた(';ω;`) 本当に とてもいい作品だった
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No.29:
(5pt)

極端な評価の差は、マガジンハウスのあざとさに責任が。

評価の差が大きいのはおもに二つの理由があるように思う。
一番の問題は、出版社の問題だ。「マガジンハウスの犯罪」で検索するとよくわかる。

ひとつは、日常の中にファンタジーを挿入することへの是非だ。
例えば、密室殺人のトリックの種明かしがSF的であったら、推理小説ファンは「こんなの小説じゃない」と言うだろう。
同様に、ファンタジーをこういう形で展開することに、違和感を覚え、感情移入できない人が多くても当然で、低評価も仕方ない。
だが、心を柔らかくして読めば、感じるポイントがいくつかあるはず。そういうものを感じ取れないのはもったいない。

それ以上に読者の不評の原因となったのは、宣伝のあざとさだろう。
この作品の良さは、口コミでじわじわ広がっていく種類のものだ。美味しい食べ物も、口に押し込まれれば、拒否反応を起こす。派手な宣伝攻勢によって、多くの人が、その不釣り合いぶりに、失望と落胆を感じる結果となった。これは出版社の責任だろう。
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No.28:
(5pt)

おもしろかった!

「何かを得るには何かを失わなければいけない」この言葉に共感しました。 最初の携帯電話を消す部分で、普段の生活の中で携帯電話は必要不可欠だと思っていましたが、この本を読んで本当は携帯電話とはいらないものだったんだと気付かされました。 個人的に好きなところは、115ページの彼女の最後の質問のところです。 とても深いと思いました。 感動した部分は、母からの手紙で感動してしまいました。 母の家族のこと思う温かさを感じました。 この本はできるだけ若い人たちに読んでほしいです。 物の大切さを改めて感じてほしいです。
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No.27:
(4pt)

おもしろい!!

LINEで少し読んで、面白いな〜と思い購入。 よんでみるとLINEと全く同じで、最後に日曜日があるだけだった! けど…やっぱり本の方がいい!! LINEで少しでもはまった人にオススメです!!
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No.26:
(4pt)

もし自分の命があと1週間しかないとしたら。。

書店で平積みにされていて「本屋大賞ノミネート 20万部突破」という帯の文句につられて買ってしまい,3時間ほどで読んでしまいました。
余命1週間を宣告された30歳の男性の前に自分と姿がそっくりで性格が真逆な悪魔が現れる。「世界から何か一つを消したら,その代わりに寿命を1日伸ばしてやる」という提案を受け入れ,最初に電話,次に映画,時計を世の中から消していく。平凡な人生の中で,元恋人とのやりとり,亡き母の思い出,そして相容れぬ父との確執が語られていく。最後に,母が愛情を注いでいた猫をこの世から消すという提案を拒否し,自分の運命を受け入れるというストーリーです。
話は単純なのですが,なんか日々小さなことにとらわれている人間を風刺しているようで,人生の中で大切なものって一体何かを考えさられました。
時間なんて,1日を区切って人間が勝手に作ったもの。その時間に縛られる人間とは一体何か。時計が世の中から消えたらどうなるのか。この命題は,もう少し突っ込んでほしいと思いました。それと,「世の中から〇〇が消えたら」という面白いモチーフをもう少し追求したらよかったのではとも感じます。
自分があと1週間しか生きられないとしたらどう過ごすだろう。そんなことをちょっと考えさせられた作品でした。
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No.25:
(5pt)

とりあえず、猫好きにはたまりません。 私は好きです。
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No.24:
(5pt)

泣けた。

とても軽快なテンポのいい感じで読める。 しかし、最後の母さんのセリフなどに泣けた。 小説で泣けることはない。 悪魔が世界から一つずつ消していくというのも、現代には余分なものと情報がどれだけ多いのかと気づかされる。 ちょっぴり生活に疲れたときに、さらっと読める。
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No.23:
(5pt)

温かい言葉で、真実を教えてくれる作品。

映画プロデューサー、川村元気さん初の著作ということで期待して読みました。 まず最初に思ったのは読みやすいということ。 小難しい言い回しではなく、あえて平易な言葉で書かれているため、 描かれている世界、そこで綴られている言葉が胸にすっと落ちてきて引き込まれるように読みました。 死を目前にして思い出すこと、したいと思うこと。 非常に難しいテーマだと思いますが、軽やかな文体のため、重苦しさがなく、 それでいて、とても深く胸に残るストーリーです。 人生で本当に大切なことは何なのか、をこの本が教えてくれた気がします。
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No.22:
(5pt)

消えてもいいもの・・・、あるかな・・・?

私の悪魔はどんな格好をして現れるんだろう? 楽しみであり、怖くもある。 電車の中で、涙がこぼれそうになるのを、押さえながら読みました。
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No.21:
(4pt)

読み手が試される小説

文字や物語に溢れた混沌とした現代に、突如すごく素直でまっすぐな小説を見つけた気がしました。 読了後、著者が映画のプロデューサーと知って腑に落ちました。 いわゆる文字で読ませる小説ではなく、直接心に問いかけてくる映画を観ているような小説でした。 想像させるところを読み手に委ねている部分が多く、 こちら側がどのように受け取り、変わるかを試されているかのような気がしました。
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No.20:
(4pt)

少しだけ世界が違って見える

結構厳しいレビューが多いようですが、僕は嫌いではありません。 読み終わった後、少しだけ世界が違って見えたから。 むしろ問題なのは3流出版社、マガジンハウスのあざとい売り方ですね。 こういった小品は、静に口コミで読者を増やせば良いのに。
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No.19:
(4pt)

なかなか良い作品だと思う

余命わずかな郵便配達員が、「周りのものをひとつ消すことによって1日延命する」という悪魔の誘いに応じて、次々と物を消して行く話・・・と言ってしまうと、かなり薄っぺらな内容みたいですが、なかなか良い作品だと思う。

アロハシャツを着た陽気な悪魔が出てきたり、飼い猫がしゃべり始めたり、小説や映画からの引用が多かったり、かなりポップな作品なので、さらっと読み終わってしまう。
映画を消してしまった時点で、映画館もなくなっちゃうんじゃないのかなぁ・・・なんて思うけれど、あったかいお話なので、そんな些末なことは気にしないことにする。

文章は、至って平易に書かれている。
ところどころに、短い文によるリズミカルな表現があって、これが詩を読んでいるような心地よさ!
意外と好きかもしれない。
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No.18:
(5pt)

素直に読めばジーンとくる

何も 前情報なしに読んだ。 ストーリー自体はそれほどのことはないが、時々深く考えさせられるところも。 悪魔との会話が 軽い感じの小説にしてしまっているが、 素直に読めば結構 ジーンとする。 映画化されそうな話だ。
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No.17:
(5pt)

猫だけの話じゃない。

世界から猫が消えたなら このタイトルに惹かれて購入しました。 猫好きなので、そんな世界はイヤだと思いながら読んでみると、猫が消えることがテーマではなかった。 この物語の大きなテーマは「自分と他者のつながり」になっていくと感じた。 他者は人間でなくてもいい。 思い出の場所や物も含まれてくる。 日常生活を送る中で「当たり前」と思っている存在がどのようなものなのか、改めて考えさせられる物語。 すごく楽しめたので、星五つの評価にしました。
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No.16:
(5pt)

懐かしくて、新しい感動

LINEで読みはじめてから、本に移行するとは思いませんでしたが、それほど、手にとって読んでみたいと思わせてくれる、感動がありました。 デジタル書籍の時代と言われますが、デジタルと紙の本をまたいで成功した初めての作品なのではと思います。 何か、とても懐かしいような空気と、どこか新しい感触がこの作品には有ります。
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No.15:
(5pt)

本当に大切なものについて考えさせられる作品

ある日突然、余命1週間を宣告された郵便配達員が、寿命を1日延ばすためには身の周りの大切なものを1つずつこの世界から消していかなければならない状況 に。消して初めて失ったものの大切さ、その価値の有無に気付かされる主人公。もし自分だったら、何を選ぶだろうか?だとか、自分がいることで何か世界は変 わるんだろうか、など哲学的な問いを読者は投げかけられます。

ミヒャエル・エンデの「モモ」では、何も生み出さない「どうでもいい」時間を時間泥棒に盗まれていたら、結局ほんのわずかな時間しか残らず、時間の価値について考えさせられる、というくだりがありましたが、何かつながりがある気がしました。

今、躍起になって取り組んでいることは、3年後・5年後・10年後、いやもっと先の自分や身の周りの人たちにとって本当に大事なことなのだろうか。他に手 をつけなければいけないものがもっと沢山あるんじゃないだろうか。友人・家族にまつわる話など結構感情移入してしまう作品でした。

あとは母からの手紙の部分は泣きました。
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