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悲亡伝



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【この小説が収録されている参考書籍】
悲亡伝 (講談社ノベルス)
悲亡伝 (講談社文庫)

悲亡伝の評価: 3.50/5点 レビュー 10件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

伝説シリーズ、新展開。

「私達の中に裏切り者がいるわ」
 今度の任務は裏切り者探し! 裏切り者を突き止めるため、空々空が隊長を務める"空挺部隊"は世界各地へと散らばった。
 裏切り者の正体は。裏切りの裏に隠された真実とは。空挺部隊の任務の裏で暗躍する室長たちの真意は。
 新たなメンバーと共に新展開に立ち向かう英雄と空挺部隊の面々を描いた、伝説シリーズ最新刊。

 500頁かけて描写される、起きた異変の真相、裏切り者を追い、そして追われたり攻められたり救われたりする展開、任務を終了して日本に戻ったのはたったの二名、しかもそれが丸々序章だった。7、8、9、10、あと三冊で本当に終わるのかぁ?
 そして本編よりも、元ジャイ子の言動と彼女に振り回される面々の心労描写が楽しめた。ジャイ子、色々な意味でスゲェ。
悲亡伝 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:悲亡伝 (講談社ノベルス)より
406299061X
No.1:
(3pt)

新章開幕!広がっていく『世界』と物語

シリーズの七作目は新章『世界編』の開始作で,ロシアに事を発して舞台は世界各地へ.
なお,新しい人物も出てはきますが,人も話もこれまでを踏まえてのものとなっています.

また,十二人のメンバを六つに分割,各地へ飛んだ彼らに二話ずつ割り当てて十二話,
そこへ,始まりの説明,途中での状況整理,そして最後のまとめを加えての全十五話は,
バランス,また全体的な流れから見ても,おおよそうまく運んでまとめたという印象です.

ただ,前半では各ペアの編成経緯や,出発から到着あたりが繰り返されることが多く,
トラブルが後半への期待を煽りますが,ややワンパターン気味に感じるのは否めません.
その後半にしても目立った動きはあまりなく,事後の様子を淡々と見せられていく感覚で,
テンポは悪くないものの,新しい人物や謎の場所をもう少し見せてほしかったという思いも.

とはいえ,細かくやってしまうと『四国編』のような『大絵巻』にもなりかねませんし,
先への含みや,最後に明かされる真の目的など,「序章終了」と作中でも語られるように,
ここは始まりと割り切り,広がる『世界』と物語に期待を向けた方がいいのかもしれません.

しかし,『あとがき』での『残り三冊』への言及は,俗に言う『フラグ』にしか見えずで.
悲亡伝 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:悲亡伝 (講談社ノベルス)より
406299061X

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