■スポンサードリンク


(短編集)

向う端にすわった男



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)

向う端にすわった男の評価: 4.17/5点 レビュー 12件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.17pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全12件 1~12 1/1ページ
No.12:
(5pt)

良かった

良かった
向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)より
4150305641
No.11:
(5pt)

誰でも必要とするこれらの

今回買った満足のいく商品。 より良い品質の製品を見つけることができませんでした。 また、私はその価格が安いのが好きです。 強くお勧めします。 これらは素敵です! 販売と評価は非常に良いされている 私はその性能に全く満足している
向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)より
4150305641
No.10:
(5pt)

おもしろい

とてもはやい対応でとても楽しめました! また頼みたいと思います!
向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)より
4150305641
No.9:
(5pt)

でぶの探偵が好きです

このデブの探偵が好きです、
ススキノ探偵シリーズでの短編集を初めて読みました。
読みごたえさに少しものたりなさを感じますが、
東直己の作品の中でもすきです。
向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)より
4150305641
No.8:
(4pt)

テンポよく読めた

札幌には住んでいないが、テンポよく読めた。あとがきも楽しめる?!
向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)より
4150305641
No.7:
(5pt)

残念

"コメントを入れないと評価できないのは、とても残念です。
特にコメントは無くても、とても満足していても、コメントが面倒で、
評価できないことがよくあります。
とても気に入っているから高く評価したいのに購入者に
無理やりコメントを求めるのは如何なものか。"
向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)より
4150305641
No.6:
(5pt)

ススキノ「便利屋探偵」の短編集


 東直己さんのススキノ「便利屋探偵」シリーズは、長編がほとんどなのだが、当書は5本の短編から構成されている。タイトルにもなっている1本目の「向う端にすわった男」の初出は1992年で、主人公に「俺も今年の春に28になった。男は、25を過ぎると、晩年だ」と独語させている。この28歳という《俺》の年齢は、このシリーズの第一弾、『探偵はバーにいる』(1992年)の中で、「なんのかんのと言っても、俺も今年で28のぢぢいだ。肝臓だって相当苦労しているに違いない」(ハヤカワ文庫版,p.11)と独白させており、同時期の作品だ。ちなみに、本書の2本目「調子のいい奴」(初出は1994年)では、「僕は、29です」と語らせており、時間軸の平仄は合っている。

 何故、こうした年齢等に拘るか、といえば、やはりこの“探偵物語”が《俺》という一人称で書かれているせいもある。三人称で描かれていれば、割と突き放した読み方ができるのだが、一人称だと、どうしても東さんの分身ともいえる《俺》の目線で「事件」を追いかけ、感情移入してしまうからだ。従って、そういった些細な部分で齟齬等が生じてしまうと、“どっちらけ”になってしまう。こうした点において、登場人物のキャラクターなどもしっかりした輪郭を縁取り、前掲の「調子のいい奴」に出てくる「サッポロへんてこ通信」社長の《篠原》なども、『駆けてきた少女』では「グループ・アクセス21」代表で登場し、些かの違和感も覚えさせないところに、読み手としては安心する。
向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)より
4150305641
No.5:
(2pt)

短編だと、物足りないかな。

何のかんのいって、
読み続けているススキノ探偵シリーズ。
何がいまいちかというと、
暴力に対するスタンスが、
微妙に…。

このシリーズの短編集。

相変わらず、
ソフトなハードボイルドで、
チンピラまがいな男。

それでも、なぜか、おせっかい。
クールに決めようと思ってても、
そうならない。
読み応え、
という意味では、ちょっと物足りないかな。
向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)より
4150305641
No.4:
(4pt)

肩の力を抜いて「ススキノ探偵」を愉しみましょう

短編というと作品として独立しており、「オチ」が作品の良し悪しを左右するというのが一般的だと思います。その基準からすると本短編集の評価はそう高くはならないでしょう。本書はススキノ探偵シリーズをおり込んで読むべき短編集であることはいうまでもありません。いくら北の歓楽街ススキノでもそう頻繁に人が殺されたり、失踪したりするものではないでしょう。長編であればそれなりの事件が必要ですが、短編では事件が小粒なほうが、収まりがいい。事件の結末より、むしろ「俺」の日常に触れることが本書の愉しみ方のように思います。

それなりの事件は起こるものの、それ自体の結末より、結末までの過程で「俺」がどう感じ、行動するかを淡々とトレースすることが目的になり、彼の日常や思考を同期させてススキノを歩く。ストーリー展開の外で読ませる作家は国内外でそう多くはありませんが、本シリーズが今日まで続いているのはそのあたりがポイントになっているように思います。謎解きやドンデン返しはあればなおいいが、なくても作品が成立する点が本シリーズの優れている点だと思います。

シリーズを理解して、脱力感をもって本書を読めば、一層愉しむことができると思います。

向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)より
4150305641
No.3:
(4pt)

ススキノ探偵シリーズ【短編】

3時間ほどで読みました。
短編集なので、ちょっと時間が空いたときに読むには丁度よいボリュームです。
中身は5編あり、個人的には3編目がよかった。
短編という事ももあり、重い話では無いので読みやすいです。
ススキノ探偵シリーズを一気読みしてる人には、小休止的と思って読んでほしい作品です。
向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)より
4150305641
No.2:
(3pt)

ススキノ探偵は短編でも唯一無二の個性である

 この作家は基本的に長編作家であり、あまり短篇は得意な方ではないと思うけれども、数少ない短編集の中でも、この一冊だけはススキノ探偵のシリーズで統一されている。 短篇をどう捉え、どのように挑んでいるかは作家によってだいぶ違うし、長編以上に力量に差が出るのが短篇であるというところにこそ、ぼくは短編集の楽しみを求めてしまうのだが、この作家については短篇作品は、実験的なイメージが強い。長編で扱う部分を短めなアイディアだからと短篇に移行したような物語ではなく、短篇でなければできないような実験を敢えてやらかしているイメージが強いのだ。 他の短編集もいろいろと読んだ上の判断なのだけれど、そういう実験的イメージは他の作品集により強い。この本に限っては、ススキ野探偵という作者の売りのシリーズになるために、実験的自由度がそう高くはないせいか、ある意味他の短編集よりもずっと落ちついた風になっている。それでいてやはり実験的試み。 正直言ってつまらないものはつまらないし、たまに秀作があるという程度で、東直己が短篇の名手などとはお世辞にも呼べない。ただ本書に限っては、ススキノ探偵のシリーズを読んでいる人にはやっぱり是非読んでいただきたい。いつもの酒とススキノとユーモアに対する探偵のこだわりは、短篇においても逸品だから。 そして、何よりもこのシリーズはススキノ探偵<俺>の造形がすべてなのだ。長編ほどに<俺>の内側に接近してはいないにせよ、一人称のハードボイルドで書かれた短篇集であることは事実である。そして3年ほどの間いろいろな時期に書かれていると言う点は、ファンにとっては興味深いはずだ。中編と呼んだ方がいいような作品もあるし、それぞれにおいて、アイディアやトリックよりも人間そのものに重心を置いている点では変わりなく、まさしく東直己である。安心して手に取ることのできる短編集と言ってもいいと思う。
向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)より
4150305641
No.1:
(3pt)

ススキノ探偵は短編でも唯一無二の個性である

この作家は基本的に長編作家であり、あまり短篇は得意な方ではないと思うけれども、数少ない短編集の中でも、この一冊だけはススキノ探偵のシリーズで統一されている。
 短篇をどう捉え、どのように挑んでいるかは作家によってだいぶ違うし、長編以上に力量に差が出るのが短篇であるというところにこそ、ぼくは短編集の楽しみを求めてしまうのだが、この作家については短篇作品は、実験的なイメージが強い。長編で扱う部分を短めなアイディアだからと短篇に移行したような物語ではなく、短篇でなければできないような実験を敢えてやらかしているイメージが強いのだ。
 他の短編集もいろいろと読んだ上の判断なのだけれど、そういう実験的イメージは他の作品集により強い。この本に限っては、ススキ野探偵という作者の売りのシリーズになるために、実験的自由度がそう高くはないせいか、ある意味他の短編集よりもずっと落ちついた風になっている。それでいてやはり実験的試み。
 正直言ってつまらないものはつまらないし、たまに秀作があるという程度で、東直己が短篇の名手などとはお世辞にも呼べない。ただ本書に限っては、ススキノ探偵のシリーズを読んでいる人にはやっぱり是非読んでいただきたい。いつもの酒とススキノとユーモアに対する探偵のこだわりは、短篇においても逸品だから。
 そして、何よりもこのシリーズはススキノ探偵<俺>の造形がすべてなのだ。長編ほどに<俺>の内側に接近してはいないにせよ、一人称のハードボイルドで書かれた短篇集であることは事実である。そして3年ほどの間いろいろな時期に書かれていると言う点は、ファンにとっては興味深いはずだ。中編と呼んだ方がいいような作品もあるし、それぞれにおいて、アイディアやトリックよりも人間そのものに重心を置いている点では変わりなく、まさしく東直己である。安心して手に取ることのできる短編集と言ってもいいと思う。
向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)より
4150305641

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!