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水鏡推理



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【この小説が収録されている参考書籍】
水鏡推理
水鏡推理 (講談社文庫)

水鏡推理の評価: 3.92/5点 レビュー 51件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.92pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全51件 21~40 2/3ページ
No.31:
(4pt)

松岡テイストまんまの作品

これまでの作風を気に入っていて世界を置き換えた作品を愉しめるのならお勧め。星を減らしたのはイグノーベル賞に対する酷い認識を不快に感じたため。
水鏡推理Amazon書評・レビュー:水鏡推理より
4062198401
No.30:
(2pt)

おなじ。。。

あの、万能鑑定士シリーズとおなじコンテクストというか、なんというか、ほんとびっくりしました。 あのシリーズの繰り返しのギャグみたいなワンパターンなのが好きならいいのではないかと思いますが、びっくりするほと同じテイスト、同じ展開だったのではっきりいって食傷気味だったので、残念でした。
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4062198401
No.29:
(4pt)

人が死なないし、悪を懲らしめるだけでなく、傲慢な上司もギャフンと言わせる爽快ミステリー

松岡圭祐さんの小説を初めて読んだ。人が死なないミステリーというので、これはいいかも!と手にとってみた。「真実はいつもひとつ」で有名な推理マンガなどでも良く人が殺されるけれど、実際の世界でそんなに殺人事件は起きるものではないだろう。
さらに、文科省一般職員が、傲慢なキャリア官僚や不正を働く悪いやつを頭脳で打ち負かす爽快ミステリーだった。最近話題の新技術への補助金をめぐる事件が多い。ひところ世間を騒がせた、STAP細胞について言及してあったり、偽反原発論者、怪しげな自動運転や宇宙エレベーターなどの嘘を次々と暴く、それらの技術が出てくると、この技術のインチキを暴くのだろうけれど、どこがダメなのかよくできているなあと感心させられた。そして最後の事件のインチキにはちょっと現代の政治的風潮への批判も入っていい感じだ。実際ありそうだから怖くなるけれど、今後シリーズかするんだろう、ヒロイン素敵だけど、恋愛の方が、ちょっと単純すぎかなあ。
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4062198401
No.28:
(2pt)

重いテーマを軽く扱いすぎでは

文部科学省を舞台にした新シリーズ。
万能鑑定士、探偵の探偵シリーズと同様、雑学が豊富で主人公も魅力的。スラスラと楽しく読めました。
ですが、他シリーズと違って素直に評価はできません。
理由は1つだけ。現実味がなさすぎるからです。
この本がフィクションであることは重々承知していますが、作中に登場する組織を「実在する」と宣言して書いている割には、話が荒唐無稽にすぎます。以下、現実味がないと感じた理由です。

①当たり前ですが、実在のタスクフォースはあのような仕事をする部署ではありません。
現実にやろうとしたら瑞希なみのスーパーマンが10人はいないと無理でしょう。

②不正の内容が派手でおおざっぱすぎです。あんなイカサマでは素人の官僚は騙せても、専門家の目はごまかせないと思います。
申請時に行われる専門家の審査や、終わった後の監査、論文発表に伴うリスクの存在などが完全に無視されています。
作中でも述べられている通り、不正はいずれ発覚するものです。
ですので、現実に起こる研究不正はもっと地味で巧妙なものになります。

③作中ではこのような不正が日本中で行われているかのような書き方をしていますが、研究者をバカにしすぎです。
大多数の研究者のモラルはここまで壊れていません。
おそらくはSTAP細胞の件が頭にあったのでしょうが、あれは(いろいろな意味で)レアケースです。
このレベルの不正が蔓延っていたら、日本の科学技術はここまで発達していないと思います。

他シリーズと違って、現実に即した社会性の高いテーマなのですから、雑にせずもっと丁寧に描いてほしかったです。
例えば不正が起こる組織的な背景だとか、「成果」を求めすぎる日本の公的研究費制度の欠点だとか。
こういったことを瑞希を主人公にして深く切り込んでいけたらもっと面白かったのではないかと思います。
この書き方では、単に科学研究に対する誤解や偏見を助長するだけにならないか、心配です。
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4062198401
No.27:
(4pt)

現実ともマッチする事例でハラハラさせられる

前作の探偵の探偵から松岡圭祐の小説を読んでいる者です。
前作は殺人に次ぐ殺人、入り組んだ登場人物の感情など常にハラハラする作品でした。それに比べると今作では殺人はなく淡々と下克上の形式で不正を暴くという淡々とした物に感じられます途中の方で微妙だなと思ってしまったのですが、
最後にきっちりとタスクフォースの存在自体に対するどんでん返しがあり、私自身自然と作品にのめり込みワクワクしていました。私のような初心者にもわかりやすく、かつ読み応えのある作品だと思いました。ただし今回は中盤までが淡々と不正を暴くの繰り返しで物足りなかったので星を満点から1つ減らさせてもらいました。次作にも期待したいと思います。
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No.26:
(4pt)

TVドラマ向きの作品

美女と優男がコンビになって謎解きに奔走するという設定は「万能鑑定士Q」シリーズに似ている。 しかし舞台が文科省である他,時事ネタがたくさん出てくるので,Qよりも社会派エンターテインメントとしての魅力が大きい。 新シリーズとして続くにしてはネタを詰め込みすぎの感あり。 「探偵の探偵」に続いてどこかの局がTVドラマ化しそうな雰囲気満載。
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No.25:
(1pt)

微妙な気分

この本だけ読むのであれば充分楽しめるだろうが、Q/αシリーズを完読していると、主人公の洞察・行動・性格が(凜田莉子+浅倉絢奈)÷2にどうしも思えて微妙な気分になる。 それとワトスン役に独身者に対するハラスメントな台詞もあり、松岡圭祐にして凡ミスか? Q/αシリーズの続編を期待したいがやはり無理なのか・・・ 講談社の主義か電子書籍版は表紙/イラスト無しで目当ての方は注意!(Q/αシリーズには有る) それも含め、はじめから電子書籍版の価格は書籍より抑えて貰いたい。 以前とは違い電子媒体流通前提での出版しているのだから、書籍とかメディアミックスで儲けてから安くするとかもういい加減止めにしないか?
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No.24:
(1pt)

イライラ

読んでいて非常にイライラした。何故なら研究という行為を余りにも冒涜しているように思える書き方だ。これでは世の研究が税金の無駄使いと言わんばかりである。事実、私の知り合いの研究職の人間はそもそも、文科省が研究に対して利益が得られないもの以外金を出さないのが悪の根源なのだと言っていた。
そして、官僚が税金を貪っているような意見が散見されたが、知り合いの官僚の方に聞いたところそういう人(税金を返せと言っている人)に返すお金は1円未満だそうだ。付け加えるならそのお金を返還するのにも税金がかかる。そちらの方がよっぽど無駄使いではないのかとも言っていた。
そのような事を考えていない書き口であるこの本は非常にイライラした。
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No.23:
(4pt)

松岡作品に出てくるヒロインの集大成

持ち込まれるちょっとした問題を、次々に解決している場面は、「特等添乗員アルファ」の浅倉絢奈を、昔はアホだったと言う設定は、「万能鑑定士Q」の凜田莉子を、そして、探偵社で学んだというところは、「探偵の探偵」の紗崎玲奈を彷彿させる。 つまり、この作品のヒロインは、これまでの松岡作品の集大成のような意味合いを持っているのである。 どこまでもまっすぐで、ひたむきな主人公の生き方が読者の胸を打つだろう。
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No.22:
(5pt)

文科省の国立大学法人化以降に科学技術研究の問題は発生した

本来、国立大学などは自由研究が認められていて、自由意志が尊重されており、研究費も比較的自由に使われていた。
だが文科省による国立大学法人化以降、国の収益や発展につながる商業的な研究が優先され、それらにしか研究費を認めないという風潮が出来上がった。
とりわけ研究費が優先されるのは生命科学の分野であり、iPS細胞に理化学研究所が対抗心を燃やしSTAP細胞などのねつ造につながった。
現在でも文科省の研究費は商業化前提の科学研究が優先されがちであり、これに甘い汁を吸おうとして、研究を委託された企業がデータねつ造に及びがちになる・・・という可能性をこの作品は描いている。実際、VW社の排ガス不正やマンションくい打ちデータねつ造など、企業の欺瞞が横行している点も背景にあるだろう。
この作品はそのように、文科省の商業的科学技術への優先的研究費認定を批判したものである。ところがなぜか官僚批判だと読み違えているレビューがある。作品中、事務官は当初官僚を嫌っていたが、それは犯罪者の上司による扇動だったと最後にわかる。犯人を除き官僚は私服を肥やそうとしていないし、最終的にみんないいやつだったと結論づけられている。
この作品は科学研究を軽視などしておらず、むしろ宇宙エレベーターの件などは、詐欺的に利益に走ろうとしていた勢力を倒し、本来の地道な研究者を復権させるエピソードである。民主党による事業仕分けと、瑞希の活躍はまるで正反対である。官僚に知り合いがいるのなら聞けばわかるはずなのだが、たぶん当人が読み違えているのだろう。「商業化前提に縛られない自由研究こそが科学の未来」だとストーリーを通じ主張している点で、この物語は奥深い。ただその主張は非常にわかりやすく、読み違えること自体がとても考えられないのだが。
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No.21:
(5pt)

新シリーズ開始!

万能鑑定士、探偵の探偵などに続く新シリーズ。 人が死なないミステリーということもあり、安心して読めました。 知識はあっても使えない人が多い中、これだけ「使える」知識を持っている瑞希は本当にすごい。 そして、反発が多い中、自分の立場を悪くすることも恐れずそれを使って人を助けたい。 と思えるのは尊敬しました。 研究の不正とは何ともタイムリーな話でいつもながら驚かされましたが、万能鑑定士の時と同様、どのように看破していくのか、ワクワクしながら読みました。 続きを楽しみにしています。
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No.20:
(5pt)

殺人無し気分爽快、ヒラ痛快

推理と言うと殺人がつきものですが、この「水鏡推理」は殺人が無い。 変に緊張して読む事がなく主人公の水鏡瑞希が研究の不正を暴いて目上の人をバッサバッサと論破して斬り裂く爽快な物語。 研究内容がリアルに研究してそうなものも登場してきますし、ちょっとした日常生活で使える知恵袋がいくつかあるので為になります。 何よりも、主人公の不正と研究に費やすお金(税金)に対する考え方が上からの圧力にもブレない芯の強さと主人公に感化され次第に協力する同僚達の姿が好きです。 久々の夢中になりました。 続編を期待してます。
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No.19:
(5pt)

気分爽快

誰かが怪我をするわけでも死ぬわけでもないので、心穏やかに読んでいられる。 しかし、決してノホホンとした展開ではなく、ビシバシと不正を暴いていき、不正をしたお偉いさん相手に「国民の税金をなんだと思ってんのよ!」的なことをビシッと言ってくれる。 「よくぞ言ってくれました!!」と、気分爽快だ。
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No.18:
(5pt)

映画化もいいかも

時事ネタの早さにビックリした。 私は、新刊小説を発売直後に読むと言う事が 初めてなのでわかりませんが これは普通なのでしょうか?
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4062198401
No.17:
(5pt)

無心齋

直観と論理に裏付けられた主人公の推理により,現実の出来事に類似した事件を小気味よく解決する。 主人公はノンキャリアの女性下級公務員でありながら,持ち前の行動力により組織の柵を踏み越えてゆく正確に私達は羨望に似た思いであっという間に読み終えてしまう。 各テーマが暴力とか殺人とかに無縁であり通常の推理小説にはないすがすがしさがある。 お奨めの一冊である。
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No.16:
(5pt)

思わず、「応援したくなる」小説でした!

水鏡推理という名前から、古代の鏡でも使って推理するのだと思っていました。
読んでみて、一言「あ~~爽快!」
久々に心が晴れ晴れしました。主人公は、国を動かす官僚組織の中の一般職、
つまり、ノンキャリアと言われる人たち。
おバカな権力者・総合職を言い負かす、美人の水鏡瑞希(みかがみみずき)が
「一般職」事務官が冴えわたる推理を披露する。最後で、解る意外な犯人。
もっとやれ~~と応援したくなる。なんだろう。殺人事件もないのに、すごく面白くて、引き込まれる。
一番すごいのは、今一番の旬のネタが入っていること。だから事件もすごく身近に感じてします。
言い古してますが、「いつ読むの?」やっぱり、すぐでしょ!」
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4062198401
No.15:
(5pt)

気分がスカッ!

殺人のないミステリー。 でも、手に汗握るハラハラどきどき感がたっぷりの作品でした。 それは悪事を見破る展開が次々起きるからで、とても贅沢な推理小説 だと思います。 今回の作品の主人公となる美女はそばに居てほしいと心から思える、 とても親近感を持てる存在です。 そんな水鏡さんのかわいい恋の話も、この小説に花を添えてて良い感じです。 松岡圭祐さんの世界観にますます虜です!
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4062198401
No.14:
(5pt)

ヒロインの水鏡さんがとても魅力的!

観察力、推理力に長けていて、様々な分野の知識を持っている美人な水鏡瑞希さんがとても魅力的です。
文科省の一般職の水鏡さんですが、総合職の方にも屈せず、自分の意志を曲げません。
そんな水鏡さんの姿勢に次第に周りの人達も魅かれていきます。

研究の捏造を暴いていく様は読んでいて面白かったですし、爽快感がありました。
「殺人のないミステリ」なので人が亡くなることはありません。
生活に役立つ知識や最近の時事ネタがところどころに登場しているので話に入りやすいと思います。
水鏡さんの活躍から目が離せませんが、恋模様にも注目です。

笑いあり、涙ありの読みだしたら止まらない松岡圭祐さんの創り出す世界観に圧倒されました。
お勧めの作品なので多くの方に読んでいただきたいです。
松岡圭祐さんの次回作に期待しています。

紺野真弓さんの表紙の水鏡さんのイラストが素敵です。
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4062198401
No.13:
(4pt)

ドキュメンタリーか!!?

不正追求に消極的であり、さらには積極的に妨害さえしようとする上司・関係者に囲まれながらも、新ヒロイン水鏡瑞希が次々と不正を暴いてゆく。 お国に税金をお納めしている一国民としては、ぜひこれが現実となって欲しいと思う本です。  責任を問われた政治家が、自ら設置した「第三者」委員会の結論として無実を訴えたり、辺野古で環境調査を受注した業者が、監視・指導する委員会の運営業務も受注していたりする現実。 この本ってドキュメンタリーじゃないの? とつい思ってしまいました。  次作ではどんなトリックを暴いてくれるのでしょうか、楽しみにしています。
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4062198401
No.12:
(3pt)

まずまず

霞が関を舞台に、不正な予算が要求されていないか調査する部署の活躍を描いた新シリーズです。 実在の出来事を揶揄したエピソードもあり、ある意味爽快です。 実際の霞が関も、これくらい腐敗してるんだろうなと想像するとがっかりです。 それにしても、万能鑑定士、特等添乗員、探偵の探偵、水鏡推理と。 なんかどれも主人公のスキルが似たり寄ったりなのが気になりました。
水鏡推理Amazon書評・レビュー:水鏡推理より
4062198401

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