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水鏡推理
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水鏡推理の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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ベテランの作品らしく、まあ上手くまとまってはいるのかな、という印象を受けた。 しかし、肝心の謎自体がどれも小粒で、毎回無事に解決したとしても 「あ、そう…」という感想しか抱けず、碌なカタルシスを得られないまま 読了してしまった。 連作短編のような構成は読みやすく好印象だ。 しかし、出てくる悪役の造型がわざとらしすぎて、どうにも茶番感を覚えてしまう。 論破された途端いきなり暴力に訴えたり、せっかくの敵役がただのアホになってしまう様は、 読んでいて非常に冷める。 なまじ省内の描写や実験内容をしっかり取材しているだけに、デフォルメされすぎた キャラクター達とのバランスが取れなくなっているせいか、 いまいち作品に没入することができなかった。 プレゼンに参加させないために、部下を山奥の穴に閉じ込めるというのは……さすがに無理がありすぎでしょ? | ||||
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今までラノベかエロゲくらいしか読んでおらず、本作のような社会派推理小説は初めて読みましたのであしからず。 何故☆1かというと、まず推理が必要な捏造がショボいこと。主人公の瑞希は初見か机上論で全て解いてくれますし、 解決するときに毎回芝居をうつくらい余裕があります。(翔馬君なにかの役にたったかな…) また、捏造する人も毎回小さいネタで捏造してくるので、解決されたときのインパクトが弱い。研究費用だけ大きくしたところで、と言ったところ。 (機械的に捏造すりゃいいのに、手品のようなネタで詐欺するのは何故?) 研究者に対してネガティブイメージが強すぎるのも難ですが、 作中に、タスクフォースにまわってくるのは怪しいものだけ、とあったのでよいでしょう。誰が判断してるか知りませんが。 ドラマ的にも味が薄すぎます。南條は出世のために瑞希を利用するのかなと思ったら、 不正を正したい普通の好青年になるわ、瑞希も若者のはずが、成長させる余地は一切なしというか、完全にこいつ一人でいいじゃん状態。 (逆に甘いのが、何故瑞希は最後の事件のときに車に乗った段階で怪しむべき人を怪しまなかったのか謎) 最後に、構成がドラマを意識し過ぎというかドラマなら映えるかもねって感がありありで、ドラマ嫌いな自分にはヒットしませんでした。 住民の悩みを秒速で片付けたり、山で遭難させられたり、泥だらけで実験場に行ったり、なぜか悔し泣きのふりをするしで、 ドラマにしたら映えるだろうが、心理描写を割かずにやってるのでドラマチックに感じられなくて、台本を読んでるように感じます。 これは瑞希の心情や思考を描く描写不足なのか、あるいはドラマ風に思い描いてほしいのか… この作品の肝がなんなのか、1巻だけでは何もわかりませんでした。 元々は☆2にしようと思ってましたが、書いてたらお粗末な点が多すぎて☆1にしてしまいました。 推理小説に何を求めるか人によると思いますが、水鏡推理は人の心の動きの描写が薄く感じます。 2.巻以降はamazonレビューが高いですが、これはちょっと読むのに躊躇してしまうなぁ… (1巻と一緒に2巻を買ってしまったのが悔やまれる…) | ||||
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ときめきぜろ888888888888888888888888888888888 | ||||
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やってることやストーリーが殆どQの焼き直し 主人公コンビの出会い方から結末までほぼ一緒 水鏡のキャラクターも文章だけだと莉子と代わり映えしない ハードカバーということに一番驚いた 道理で文庫コーナー探しても無かったわけだわ(文庫版も出ているようだが) 松岡のハドカバってジェームズ以来か。あれはヤバイ駄作だったが 松岡にはそろそろ作風の幅を広げて欲しいなあ | ||||
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Q/α/探偵シリーズは全て読了済みを前提にしたレビューです。 他の方も仰ってますが、今までの内容を寄せ集めた印象が強く、読みながら「またこの展開か…」と思う場面が散見されます。 登場人物も、Qシリーズと同じく純粋で頭が回るヒロインと少し抜けてる相方の組み合わせ。最初は敵対していた周囲のキャラが簡単に同調して最後は勧善懲悪の大団円。 いや、読後のスッキリ感を出すのにどれも必要なのは分かりますが、そんな一瞬で変わるのは都合良すぎじゃない?と、αで姉妹が今までの事が全くなかったかのように仲直りした時と同じ違和感が後を引きます。 極めつけは、最後に使われたトリックが今までのシリーズで何度も登場していて、途中から展開が読めてしまった事。 探偵シリーズは今までと違った新鮮さで読めまたしたが、今作はQ/αシリーズの展開に飽きを感じた方にはあまりオススメできません。 | ||||
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不正研究の摘発って難しそうなテーマだけど、どう推理小説に落としこむんだろうと期待して読んだが期待外れだった。 娯楽小説としては良く出来ていて、社会派小説として読むと酷い、という感じ。 良かった所 ・地震研究に関する水鏡さんのセリフが、それまでの文脈も含めて良かった ・中編ミステリーとしての安定感 読み味が悪かった所 ・科学実験(デモ)という体裁の安っぽい手品ショー ・特に魅力も無く活躍も描かれないのに周囲から好かれる主人公 ・悪役として仕立て上げる為、単細胞化された科学者達 ・「血液型で性格がわかるからといって、ちがってたし」というセリフ 一人のヘンな科学者が「血液型性格分類」仮説を出しても、追試や論証でそれを棄却できるのが科学の良い所。 それに血液型占いが流行らせたのは科学者ではなく雑誌やマスコミ、占いの信奉者だろうに、科学者批判の証左として挙げられている。 一部の不真面目な人を例に出してその職業全体を批判する論法は稚拙で暴力的だし、 どんな職業に対しても使えるのでいつ誰が被害者になるか分からない。 その他ティラノサウルスやら宇宙の膨張やら、定説が覆った事への批判もお茶の間でおばちゃんが口にする科学批判の様で底が浅い。 だからこそテレビドラマ化されておばちゃんウケし、マジメな研究者まで風当たりが強くなる未来が透けて見える。 | ||||
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あの、万能鑑定士シリーズとおなじコンテクストというか、なんというか、ほんとびっくりしました。 あのシリーズの繰り返しのギャグみたいなワンパターンなのが好きならいいのではないかと思いますが、びっくりするほと同じテイスト、同じ展開だったのではっきりいって食傷気味だったので、残念でした。 | ||||
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文部科学省を舞台にした新シリーズ。 万能鑑定士、探偵の探偵シリーズと同様、雑学が豊富で主人公も魅力的。スラスラと楽しく読めました。 ですが、他シリーズと違って素直に評価はできません。 理由は1つだけ。現実味がなさすぎるからです。 この本がフィクションであることは重々承知していますが、作中に登場する組織を「実在する」と宣言して書いている割には、話が荒唐無稽にすぎます。以下、現実味がないと感じた理由です。 ①当たり前ですが、実在のタスクフォースはあのような仕事をする部署ではありません。 現実にやろうとしたら瑞希なみのスーパーマンが10人はいないと無理でしょう。 ②不正の内容が派手でおおざっぱすぎです。あんなイカサマでは素人の官僚は騙せても、専門家の目はごまかせないと思います。 申請時に行われる専門家の審査や、終わった後の監査、論文発表に伴うリスクの存在などが完全に無視されています。 作中でも述べられている通り、不正はいずれ発覚するものです。 ですので、現実に起こる研究不正はもっと地味で巧妙なものになります。 ③作中ではこのような不正が日本中で行われているかのような書き方をしていますが、研究者をバカにしすぎです。 大多数の研究者のモラルはここまで壊れていません。 おそらくはSTAP細胞の件が頭にあったのでしょうが、あれは(いろいろな意味で)レアケースです。 このレベルの不正が蔓延っていたら、日本の科学技術はここまで発達していないと思います。 他シリーズと違って、現実に即した社会性の高いテーマなのですから、雑にせずもっと丁寧に描いてほしかったです。 例えば不正が起こる組織的な背景だとか、「成果」を求めすぎる日本の公的研究費制度の欠点だとか。 こういったことを瑞希を主人公にして深く切り込んでいけたらもっと面白かったのではないかと思います。 この書き方では、単に科学研究に対する誤解や偏見を助長するだけにならないか、心配です。 | ||||
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この本だけ読むのであれば充分楽しめるだろうが、Q/αシリーズを完読していると、主人公の洞察・行動・性格が(凜田莉子+浅倉絢奈)÷2にどうしも思えて微妙な気分になる。 それとワトスン役に独身者に対するハラスメントな台詞もあり、松岡圭祐にして凡ミスか? Q/αシリーズの続編を期待したいがやはり無理なのか・・・ 講談社の主義か電子書籍版は表紙/イラスト無しで目当ての方は注意!(Q/αシリーズには有る) それも含め、はじめから電子書籍版の価格は書籍より抑えて貰いたい。 以前とは違い電子媒体流通前提での出版しているのだから、書籍とかメディアミックスで儲けてから安くするとかもういい加減止めにしないか? | ||||
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読んでいて非常にイライラした。何故なら研究という行為を余りにも冒涜しているように思える書き方だ。これでは世の研究が税金の無駄使いと言わんばかりである。事実、私の知り合いの研究職の人間はそもそも、文科省が研究に対して利益が得られないもの以外金を出さないのが悪の根源なのだと言っていた。 そして、官僚が税金を貪っているような意見が散見されたが、知り合いの官僚の方に聞いたところそういう人(税金を返せと言っている人)に返すお金は1円未満だそうだ。付け加えるならそのお金を返還するのにも税金がかかる。そちらの方がよっぽど無駄使いではないのかとも言っていた。 そのような事を考えていない書き口であるこの本は非常にイライラした。 | ||||
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