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砂漠の薔薇
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砂漠の薔薇の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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2000年にカッパ・ノベルスとして出たものの文庫化。 若い娘たちの心の闇と歪みを扱ったミステリ。 グロテスクであり、狂気に満ちた世界が「醜く」描かれている。著者の持ち味は、この「醜さ」にあると思う。巻頭に掲げている著者自身の絵にあらわれているとおりだ。しかも、それは生理的な嫌悪感を引き起こす。現代美術の特徴のひとつであり、その意味では、絵画すら文学へと越境・融合した著者の力量は「本物」と言えるのだろう。 しかし、好きにはなれない。読書体験として楽しめる本ではないのだ。 また、ミステリとしての質もどうか。プロットには難があるし、トリックもいまいち。なにより、狂気の描き方に迫力も目新しさもない。 飛鳥部氏の本は何冊か読んできたが、そろそろ見切りを付けたいと思う。 | ||||
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2000年にカッパ・ノベルスとして出たものの文庫化。 若い娘たちの心の闇と歪みを扱ったミステリ。 グロテスクであり、狂気に満ちた世界が「醜く」描かれている。著者の持ち味は、この「醜さ」にあると思う。巻頭に掲げている著者自身の絵にあらわれているとおりだ。しかも、それは生理的な嫌悪感を引き起こす。現代美術の特徴のひとつであり、その意味では、絵画すら文学へと越境・融合した著者の力量は「本物」と言えるのだろう。 しかし、好きにはなれない。読書体験として楽しめる本ではないのだ。 また、ミステリとしての質もどうか。プロットには難があるし、トリックもいまいち。なにより、狂気の描き方に迫力も目新しさもない。 飛鳥部氏の本は何冊か読んできたが、そろそろ見切りを付けたいと思う。 | ||||
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