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(短編集)
伝奇集
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伝奇集の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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それほど厚い本でもないし、多少難解でも読めると思ったけれども、途中で挫折してしまった。 物語の意味がわからないだけでなく、そもそも文の意味がわかりづらい。日本語訳の問題なのか、元々の原文のせいなのか不明だが、訳者自身による巻末解説の文章を読むと、訳者の日本語文もわかりづらい。 | ||||
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確かに鼓さんの直訳は読みにくい。日本語表記のおかしな点も散見される。 哲学者マイノンクが「メイノング」になってるわ、「いかさまな者」って「いかさま師」のこと? 「モーロ人」って普通「ムーア人」だろ。 でも、本書の最大の問題点は翻訳以前の問題、つまりボルヘスの原作にあると見た。 一言で言うと「固有名詞が多過ぎる」のである。殆どの日本人が聞いたこともないような南米やヨーロッパのかなりマイナーな人名や書名がやたらと引用されるのである。一種の衒学趣味なのかも知れない。小栗虫太郎の『黒死館殺人事件』にも共通の悪趣味である。 やたらと海外での評価が高いので、多くの日本人読者は読む前から名前負けしてしまうんでしょうなあ。 確かに、20世紀前半に書かれたにしては相当時代に先んじていた作品群だったとは思う。でも、今じゃ純文学、SF、エンタテインメント小説を通じて、この人の影響を受けた作品がいくつもあるので、むしろボルヘスの手法が陳腐化したとも言えよう。 例えば、同じ短編集でも読後のインパクトの強さでは、グレッグ・イーガン『祈りの海』の方がよほど上で、読み易さ、小説としての面白さも勝っていたと感じられた。 結局、ボルヘスって、名前でコワモテしている歴史上の小説家と捉えるべきではなかろうか、と思った。 | ||||
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「バベルの図書館」の冒頭、「24つの文字(letter)」の組み合わせとなる所、「24枚の手紙の組み合わせ」となっています。 これでは意味がわかりません。 もう少しいい翻訳でないとボルヘスがもったいない。 | ||||
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G.マルケスは文句なく面白く、ラテンアメリカ文学に目を向けた矢先、これには失望させられました、という個人的な記念碑ともなった作品集。 単なる観念論を書き連ねているだけ。 何が「バベルの図書館」だ。 知識があるのは分かったが、ボルヘスは人生を少しも理解しなかったんだな、という結論に達した。 これは小説ではない。 豆腐が崩れてしまった哲学書である。 | ||||
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