ドン・イシドロ・パロディ 六つの難事件
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短編集
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評判
ドン・イシドロ・パロディ 六つの難事件の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 B ランク
ドン・イシドロ・パロディ 六つの難事件の総合評価:
8.33/10点 レビュー 6件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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しかも「2001 本格ミステリ・ベスト10」第一位との帯の言葉につられ(笑)
ボルヘスも本格探偵小説も大好きな僕は迷わず購入。
同じように興味がある方は購入は義務です(笑)
本書は、いわゆる「安楽椅子探偵」ものですが、探偵は無実の罪で無期懲役になってるので「安楽」ではないかな?
とにかく、以下読後の感想を。
第一作は、ごく普通(ボルヘスにしては)の本格探偵小説でトリック・合理的な解決で終わるので、かえって物足りない印象だった。
しかし、二作目からは大いに違う。
複数の証言者(依頼人も含む)は、各々やたら饒舌で話も相互に矛盾だらけ、そこに背景としてアルゼンチンの複雑怪奇な歴史や人物像があるから読者は、推理どころではない。
ある意味黒澤明監督の名作「羅生門」に影響されているのかもしれないが、より幻想的で迷宮に迷いこむことは必須である。
とは言え「羅生門」と違い本書では、唐突なくらい探偵による謎解きが入り物語は完結。
しかし探偵による謎解きも、これまた依頼人たち同様に、饒舌で意味不明。
さすがに「ボルヘス」らしい。
本書自体が、読者を迷宮に迷い込ませる不思議な小説である。
日本のミステリ三大奇書(ドグラマグラなど)とも異質の味わいが楽しめる。
その点もあり、普通の探偵小説が謎解きを読んだらおしまいになるのと違い、何度でも読み返しがきく点が興味深い。
是非、ミステリ好きならチャレンジして欲しい。