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(短編集)
宇宙をぼくの手の上に
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宇宙をぼくの手の上にの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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翻訳が正しいとか間違ってるとかそういうことはわからないけど、日本語の選択があまりにも違和感がある…この作家の小説はすごく良くできてて面白いだけに残念だ。 青年中尉が50代のマックギャリーをずっと「あんた」呼ばわり、だけど会話の文体は丁寧語や敬語だし、なんだろう、すごい違和感。たとえば、「カルタゴ市まであんたをお届けします」って、二人称と述語の文体あってないし、仲の良い男友達をあんたって呼ぶ?医者が患者をあんたって呼ぶ?…いくらひと昔前の翻訳だからって、訳者の日本語の感性がおかしいと思う。ai翻訳のほうがまだまともな気がする。 | ||||
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ショート・ショートの名手フレドリック・ブラウンの短編集。バリエーションに富んでいて楽しいだが、比較的長めの作品のためか、スカっとキレ良くオチがつくとはいかない。 スランプに陥った作家を訪ねた宇宙人たちは「すべて善きベムたち」、観る人によって死因が異なる殺人の被害者「白昼の悪夢」、宇宙へ旅立った鼠の帰還「星ねずみ」他。 ミッ○ー・マウスもどきが登場する「星ねずみ」は50年代SFアンソロジーにも収録されるハートウォーミングな名作だ。自身をナポレオンと断言する男「さあ、気ちがいに」は、タイトルもさることながらストーリーが今の世の中では許してくれない内容だろうか。 苦い後味はいつものとおり。 | ||||
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本の著者作品リストを見ると、この「宇宙を僕の手の上に」は1951年発表とあるので、 昭和26年に生み出されたSFと考えると本当に凄いな、と思う。 SFではあるけれど、ミステリとしての要素も多分にある。もともと、フレドリック・ブラウン自体が ミステリの作家でもあるからだと思う。 収録されている9つの短編のうち、特に気に入ったのが「狂った星座」という話。 空に輝く恒星の位置がどんどんズレて、天文学者や天文台に勤務する職員が パニックになるという話。ネタばらしするとすごくあっけない話なのでしないけど、 アイデアとしてはとても面白い話だった。 こういった古典SFを読むと、毎回電話のシーンでは必ずといっていいほど 電話交換手が登場するのが面白い。どんな未来になろうとも、相手につなぐには 人力が必要なのだという共通の認識があるようだ。 | ||||
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「未来世界から来た男」以上にはずれがない感じ。短編〜中編集? 「狂った星座」自分が好きな竹宮恵子さんの「私を月まで連れてって」の某短編のネタと推測、話より初めてそう知ったことに感動。ファーストコンタクト?+動物+ユーモアの「すべて善きベムたち」や誰か漫画かアニメにしてほしいキュートな「星ねずみ」、出だしからこのラストは全く予想ができなかった「さあきちがいに」。 「ノック」。これが一番好き。「地球上にのこされた最後の人間が一人で部屋の中に座っていた、と、ドアにノックがして、、、」という文章が冒頭であり末尾である作品ですが、このあいだの物語の展開、ラストまで読みきったとき、全く同じ文章が全く違うニュアンスになっているのは凄すぎる。これだけ書いても絶対ネタバレいはなってないはず。星新一氏の「ノックの音が」で始まるショートショートはこの作品にインスパイアされた? 今のSFみたいに小難しいネタではないし、読後ああやっぱり本っていいな、って思える。SFファン以外にも勧めたい短編集。 | ||||
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SF、ミステリ、ファンタジーと幅広くこなす異色作家フレドリック・ブラウンの第1SF短編集。常識の枠を飛び越える奇想天外なアイディア、洒脱な語り口、絶妙の言葉遊び、軽妙な諷刺は余人の真似できるところではない。"偉大なる常識人"が技巧を凝らして創り上げた、バラエティに富んだ短篇群を収録。 ブラウンお得意のパニックテーマの傑作「白昼の悪夢」、巧妙な構成と見事なオチの「すべて善きベムたち」、シリウス第1惑星より更に内側を回る新発見のシリウス・ゼロ(シリウスにあらず星)を舞台にした「シリウス(Sirius)・ゼロは真面目(serious)にあらず」、ブラウンの代表的短編「さあ、きちがいになりなさい」など。 | ||||
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1950年代前半に出版された、古き良き時代のSF。 「どこからこんな発想が出てくるの?」、そう言いたくなるような奇想に満ちた作品ばかり。 宇宙探検の悲哀をシニカルに描いた 「緑の地球」。 未来社会における、画期的な犯罪防止のアイデアとは? 「1999年」。 世界を揺るがす大事件の、とんでもない原因にあぜん 「狂った星座」。 地球上最後の人間が部屋にいると、ドアにノックの音が・・・ 「ノック」。 スランプにおちいったSF作家を救ったものとは―― 「すべて善きベムたち」。 奇妙な殺人事件が、支離滅裂なパニックに発展していく 「白昼の悪夢」。 シリウスに新惑星を発見。そこで船長たちが見たものは? 「シリウス・ゼロは真面目にあらず」。 ある小さな宇宙旅行をファンタジックに語る 「星ねずみ」。 一見平穏な生活の裏には、偽りにおおわれた真の世界の姿が 「さあ、気ちがいに」。 ショート・ショートより長めの短編9作品を収録。 フレドリック・ブラウンらしい、軽快で奇抜な発想とユーモアを堪能できる作品集です。 | ||||
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