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東京結合人間
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東京結合人間の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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男女が一体となり異形と化すのが正常とみなされる世界を舞台にした超絶異色ミステリ。 プロローグは、女性が男性の肛門から潜り込む痛感を刺激する結合シーン。何事か!と胸くそではあるものの興味がそそられる。 そこから「少女を売る」「正直者の島」と章を分けて物語が展開し、エピローグでぐっとまとまるという趣向である。何故、結合?は語られないので、そこに拘ると先に進めない。結合できないものは落伍者という世界観が強調されている。 「少女を売る」は、まさにこれを組織化した3人の不良たちの悪行の日々が延々と語られる。血塗られたとはこのこと、スプラッターホラーと見まがうR18描写だらけ。ここでうんざりして止めてしまうのは惜しい。 続く「正直者の島」はクローズドサークルもので、前章から引き続く7人の結合人間たちが孤島の中で連続殺人に巻きもまれていく。 結合の結果、嘘がつけなくなる体質異常(オネストマン)となった者たちの中で、誰が殺人の真犯人なのか・・・というストーリー。嘘がつけない者たちの犯人当てである(読者にはオネストマン以外が混じっているのを知らされているけれど)。 破綻に陥らず、きちっとしたミステリに仕上げているのがすごい!設定そのものが伏線になっているという大仕掛けである。多少の都合良さとグロさは赦されよ。 事件解決、その後のエピローグで、ちょっとしたサプライズ。あまねく一般の方々へおススメできないのが残念。 | ||||
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奇抜な設定を活かしたミステリーで面白かった。 終わり方が少し物足りない。 | ||||
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最初の前編が必ず関わってくるのだろうという期待があったので、次々提示される解決策に飽きることなく読むことができた。 最後の最後にオネストマンの二人が分かってスッキリ。 読み直して思ったことは、オネストマンという特殊設定と多重解決ミステリーという組み合わせは天才だと思う。 | ||||
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脳汁が飛び散った。 | ||||
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結合人間という特殊設定がグロくて受け入れられない人も多いと思うが、よく読めば非常によくできたパズラーであることがわかる。ただ、正直設定がグロすぎてあまり読みたくないというのが正直なところ。ただ、作品のできは認めざるをない。 | ||||
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かなり強烈な設定の作品です。 出だしから最悪すぎるシーンで衝撃を受けます。 その後100ページ近くやや胸糞なエピソードに時間を裂いたあと、特殊設定クローズドサークルミステリが始まります。 特殊設定にするくらいのことだから、結合人間の設定をばっちり活かしています。 変だけども芯の通っているミステリを読みたい方にオススメです。 | ||||
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「結合人間」という特殊設定が、ミステリにおける「あるトリック」を構成するためだけに導入されている。いまの時代に新しいトリックを捻出するためには、こういう手も必要なのだろう。 | ||||
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まぁ映像化してもいいけど、やったら相当に気持ちが悪いのは確実。 最初から異星人が主演のミステリーのつもりで挑めば、何とか見れるかも知れませんが・・・。 アンモラルの限りを尽くす第一部。 寺田ハウスの3人の中で、1人違和感を覚える人物がいるはず。 その感覚、温めておいて下さい。 そこから一転、絶海の孤島で繰り広げられる殺人劇は、孤島の上に密室、且つちょっと”雪山山荘”のテイストも入れて、本格ミステリーに寄り添って行くかの様です。 (ちょっと逸脱もします) 後半繰り広げられる怒涛の推理合戦は、第一部が何だったんだというくらい、かなりの理詰め。 多方面に散りばめられていた伏線を、丁寧に拾っていく辺りには、感心の2文字しかありません。 しかし、本当の真相は斜め上をいくもので、ほとんどの人はエピローグ読んで唖然とするのではないでしょうか。 まさか・・・まさかの波状攻撃っす。 というか、最後何がやりたかったのだヒメコよ。 詰まるところ・・・人物消失の新たなトリックのために、”結合人間”という設定を生み出したって事になりましょうか? その一点からここまで風呂敷広げたのだとしたら、作者の頭脳に驚嘆するしかない。 | ||||
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