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東京結合人間
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東京結合人間の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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男女が一体となり異形と化すのが正常とみなされる世界を舞台にした超絶異色ミステリ。 プロローグは、女性が男性の肛門から潜り込む痛感を刺激する結合シーン。何事か!と胸くそではあるものの興味がそそられる。 そこから「少女を売る」「正直者の島」と章を分けて物語が展開し、エピローグでぐっとまとまるという趣向である。何故、結合?は語られないので、そこに拘ると先に進めない。結合できないものは落伍者という世界観が強調されている。 「少女を売る」は、まさにこれを組織化した3人の不良たちの悪行の日々が延々と語られる。血塗られたとはこのこと、スプラッターホラーと見まがうR18描写だらけ。ここでうんざりして止めてしまうのは惜しい。 続く「正直者の島」はクローズドサークルもので、前章から引き続く7人の結合人間たちが孤島の中で連続殺人に巻きもまれていく。 結合の結果、嘘がつけなくなる体質異常(オネストマン)となった者たちの中で、誰が殺人の真犯人なのか・・・というストーリー。嘘がつけない者たちの犯人当てである(読者にはオネストマン以外が混じっているのを知らされているけれど)。 破綻に陥らず、きちっとしたミステリに仕上げているのがすごい!設定そのものが伏線になっているという大仕掛けである。多少の都合良さとグロさは赦されよ。 事件解決、その後のエピローグで、ちょっとしたサプライズ。あまねく一般の方々へおススメできないのが残念。 | ||||
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奇抜な設定を活かしたミステリーで面白かった。 終わり方が少し物足りない。 | ||||
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とにかく登場人物たちが『水を向け』たがります。 あと、何度も『水を打ったような沈黙』が降りてきます。 たまに立て板に『水』を流します。 | ||||
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最初の前編が必ず関わってくるのだろうという期待があったので、次々提示される解決策に飽きることなく読むことができた。 最後の最後にオネストマンの二人が分かってスッキリ。 読み直して思ったことは、オネストマンという特殊設定と多重解決ミステリーという組み合わせは天才だと思う。 | ||||
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脳汁が飛び散った。 | ||||
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「名探偵のはらわた」も出たことだし、過去作も読んでみようと購入。 正直、グロが苦手な身としてはかなり辛い部分があった。「そして誰も死ななかった」はマイルドな方だという感想をちらほらみかけたが、確かにこの作品にくらべれば読みやすかった。 パズラー要素強めで多重推理も魅力的なのに、その面白さが自分の中ではグロと相殺されてしまった印象だった。にしても、タイトルに東京と入っているのはなぜなのだろう? | ||||
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発想、展開、どうにもついていけませんでした。 | ||||
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結合人間という特殊設定がグロくて受け入れられない人も多いと思うが、よく読めば非常によくできたパズラーであることがわかる。ただ、正直設定がグロすぎてあまり読みたくないというのが正直なところ。ただ、作品のできは認めざるをない。 | ||||
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「人間の顔は食べづらい」を読んでみて面白かったので今作も購入、最初は??だったですが読んでいくうちにクセになる作品ですね。 | ||||
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すごく期待して読んだのですが、まず、結合人間がどんなのか想像できない。結合以外はいたって普通のミステリー小説で、面白いのですが、結合人間がどんな容姿なのか気になりすぎて全く頭に入ってきませんでした。結合人間の絵でもあると頭の中で想像しながら楽しく読めるのですが…結合する必要はなかったのかなと思います。 | ||||
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かなり強烈な設定の作品です。 出だしから最悪すぎるシーンで衝撃を受けます。 その後100ページ近くやや胸糞なエピソードに時間を裂いたあと、特殊設定クローズドサークルミステリが始まります。 特殊設定にするくらいのことだから、結合人間の設定をばっちり活かしています。 変だけども芯の通っているミステリを読みたい方にオススメです。 | ||||
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男女が普通のセックスの代わりに物理的に肉体融合して一体の人間(四つ目、四本の手足、平均身長三メートル)になり、そして子どもを産むという、非常に独特な世界観の作品。 前作、「人間の顔は食べづらい」もなかなかインパクトのある世界観でしたが、今作はそれ以上で、かなり特殊な性癖のエロ漫画もかくやという導入のシーンやアンモラルな登場人物たちの起こすエログロな事件とその表現には拒否反応が出る人もいるかも。 特に前半はミステリー要素はあまり無く、かなり過激な加虐シーンが出てきますが、後半は一転して孤島でのオーソドックスなミステリーに転進。かなり後半まで読み進んでも、いったいどういう結末になるのか、なかなか見当が付かない展開です。 途中の推理シーンはちょっと無理や納得いかない部分があったりしてスッキリしないままラストに向かいます。どうなるのかと期待して最後まで読みましたが、正直、あの唐突な終わり方はいまいち意味が分かりませんでした。 | ||||
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初めての作家さんでしたがタイトルと表紙に惹かれて購入。で、開幕早々びっくり。なんだこれは。気持ち悪い!エロいのでもグロいのでもなく、本作は気持ち悪い小説です。私は嫌いではありませんが、特性上かなり人を選ぶかと。初っぱなからパンチがきいているので試し読みしてみるといいかもしれません。 あらすじを読むとわかる通り、本作は独特な設定と世界観で展開する小説です。男女がセックスをすると文字通り体が合体し、また低確率でオネストマンという嘘がつけない結合人間になる。なぜ嘘がつけないのか、なぜ結合するのかなど細かい部分はほとんど書かれておらず、その点はやや不満が残りますが複雑な設定・展開にも関わらずスッと頭に入ってくる文章力と構成力は○。 中盤まではエログロ全開モラルハザードストーリーといった感じでまともな人が一人も出てこないので正直うへえ…と思いながら読んでいましたが、中盤以降はがらりと空気が変わってけっこうまともにミステリーし始めます。推理のギミックも凝っていて面白いですね。なるほど有栖川・道尾両先生が推した作家さんだけはあるなぁと唸りました。 総括して、新人作家の小説ということが信じられないほど楽しめました。特に飴村行、小林泰三、平山夢明などの作品を普段好んで読んでいる方はよりハマると思います。後味の極悪さは曽根圭介タイプ(笑)ただ白い雪だるまから始まり、トリックはかなり強引な点が多く見られたため☆3.5にします。 | ||||
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「結合人間」という特殊設定が、ミステリにおける「あるトリック」を構成するためだけに導入されている。いまの時代に新しいトリックを捻出するためには、こういう手も必要なのだろう。 | ||||
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まぁ映像化してもいいけど、やったら相当に気持ちが悪いのは確実。 最初から異星人が主演のミステリーのつもりで挑めば、何とか見れるかも知れませんが・・・。 アンモラルの限りを尽くす第一部。 寺田ハウスの3人の中で、1人違和感を覚える人物がいるはず。 その感覚、温めておいて下さい。 そこから一転、絶海の孤島で繰り広げられる殺人劇は、孤島の上に密室、且つちょっと”雪山山荘”のテイストも入れて、本格ミステリーに寄り添って行くかの様です。 (ちょっと逸脱もします) 後半繰り広げられる怒涛の推理合戦は、第一部が何だったんだというくらい、かなりの理詰め。 多方面に散りばめられていた伏線を、丁寧に拾っていく辺りには、感心の2文字しかありません。 しかし、本当の真相は斜め上をいくもので、ほとんどの人はエピローグ読んで唖然とするのではないでしょうか。 まさか・・・まさかの波状攻撃っす。 というか、最後何がやりたかったのだヒメコよ。 詰まるところ・・・人物消失の新たなトリックのために、”結合人間”という設定を生み出したって事になりましょうか? その一点からここまで風呂敷広げたのだとしたら、作者の頭脳に驚嘆するしかない。 | ||||
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