愚か者死すべし

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評判

愚か者死すべしの評価:

4.28/5点 レビュー 75件。 B ランク

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平均点4.28pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全86件 41〜60 3/5ページ
No.46
(4pt)

次に期待したい!

展開は面白い。ただ、定番の渡辺、錦織、橋爪の掛け合いが無くなってしまったのが、やはり物足りない。作者もマンネリ打破を狙ってのことだろうけど、前回以前と比べると☆マイナス1になってしまった。 それと、主犯がお決まりのワンパターンに近いかな? でも、一気に読破する位に面白いことには間違いなし。
愚か者死すべし Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべしより
4152086068
No.45
(4pt)

レトリックが全て

オリジナルは2004年11月リリース。前作『さらば長き眠り』からおよそ9年空いた新作である。この新作の登場には早川書房社長の早川浩の力が大きかったようだ。
読み出すと久しぶりの沢崎の言い回しが懐かしく、それだけでかなり満足できてしまう自分に気がつく。つまり原作品のキモはストーリーではなく、沢崎の独特な(人はこれをハードボイルドと呼ぶわけだが・・・)レトリックにある、ということだろう。9年以上の作品は頻繁に登場する電話のシーンも公衆電話ばかりで、それが作品を古い感じのものにしてしまっていたが、本作ではついに『携帯電話』が登場する。よかった。
ストーリーははっきり言って大して驚かないし、面白いとも正直思わないが、沢崎の態度や言い回しを読んでいるだけで惹かれていく。最後のあとがきの沢崎の確定申告の場面などハードボイルドそのものである。なかなかだ。
愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7) Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7)より
4150309124
No.44
(2pt)

9年間で得たものは何だったのだろう。

いったい何のために9年間も休んでいたのといいたくなるような、
進歩のなさばかりが目に付く駄作。
次回作もこうだと、もうだめだな。
沢崎こそハードボイルドの見本と思っているあなた、
稲見一良の猟犬探偵やセントメリーのリボンを読んでみてほしい。
ハードボイルドとは、軽口ではなく生き方だと再認識するだろう。
愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7) Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7)より
4150309124
No.43
(4pt)

チャンドラーの継承者

和製フィリップマーロウ沢崎。
日本の作家でレイモンドチャンドラーもどきの作品を書いている人はたくさんいるが、この作者はその世界感を継承しつつも、オリジナルティーがあり、そしてそこに生きる人々の寂しさや悲しさ、人間くささが伝わり、見事に自分の世界観を作り上げている。
それにしても沢崎は格好よすぎ。
原氏は寡作で有名だが、量産することで作品の質を落とさないようにしている姿勢にも沢崎に通じるものがあるように感じる。
次回作(いつになるだろうか?)を期待する。
愚か者死すべし Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべしより
4152086068
No.42
(4pt)

男達の寓話

チャンドラーばりの皮肉のきいた比喩、警句に彩られた、孤高の私立探偵・沢崎の物語。私も若い頃にチャンドラーを読みあさっていたので、このティストはかなりツボです。でも、宮仕えの哀しい業で言いたい事も言えず、付和雷同してきた男達が憧れる寓話なんでしょうね。さぁ、虚構の世界で精神を開放させましょう。
愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7) Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7)より
4150309124
No.41
(5pt)

「愚か者め」

ハードボイルド小説としては、申し分ない。
犯人との謎解きも淡々としている。行動の描写もリアルで、生々しい。
比喩が分かり難い所も多々あるが、それもそれで良い。
それに、犯人のセリフが良い。
『誰も知らない罪は、もはや罪ではない』
愚か者死すべし Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべしより
4152086068
No.40
(4pt)

第2章の始まり

約10年ぶりに沢崎に再会した。相変わらずハ−ドボイルドで安心した。
このシリ−ズは国内のハ−ドボイルド作品の草分け的存在で、新宿鮫と同じ頃に始まったと記憶している。
作品自体のクオリティ−、どんでん返しは”さすが”と言う感じで、本格復活を感じてしまう。
しかしながら、このジャンルは沢崎不在の間に、大沢在昌の活躍で、定着(食傷気味)してしまい、なんら、新しいところのない作品になってしまっており、残念に思う。
作品は本当に面白く、次から次へと起こる事件のスピ−ディ−な描写や、展開に夢中になって呼んだことは確かだが。
次作に期待です
愚か者死すべし Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべしより
4152086068
No.39
(3pt)

もやもやしながらも、最後にはすっきり

 沢崎探偵が活躍するハードボイルドシリーズ。
 復讐、誘拐、殺人…いくつかの無関係の犯罪が複雑に絡み合った護送人銃撃事件が新宿署内で発生。いやおうなくその中心に立たされてしまった沢崎は、その言動とは裏腹に事件を解決するべく動き始める。紆余曲折ありながら目に見える表面上の事件を調べていくうちに、巧妙に隠された事件の全貌が次第に明らかになっていく…
 最後に明らかになる事件の全貌は良いのだが、それまでに張り巡らされた話が複雑に絡まりすぎて頭に入りにくかったのは事実。なので、なかなか読み進めなかった。しかし、事件が展開し、次々と真実が明らかになって全貌が見えてくると、あっという間に読めてしまえたのもまた事実である。
愚か者死すべし Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべしより
4152086068
No.38
(4pt)

沢崎が“カッコイイ”

最近読んだミステリでよかったのは原寮のハードボイルド「愚か者死すべし」です。
著者の10年ぶりの新作長編です。
主人公の私立探偵沢崎の「私」の一人称の文体がなんとも渋くて含蓄があり、カッコいいんです。
愚か者死すべし Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべしより
4152086068
No.37
(5pt)

糸・なめらかさ・自由

新沢崎シリーズ第1弾。前シリーズ同様、何本もの人間模様と事件の糸が、縦横無尽に折り重なる点に、探偵沢崎が立っている…いや、立たされるハメになっている。その糸を一本一本、丁寧に解きほぐし、時には再びからまり、いったいどこが最初だったのか、わからなくなるほど読者は混乱するのに、沢崎だけが、先を見越している、、、そんな描かれ方だった。しかし、今回、糸の重なりは何重にもからまっていたが、比較的するするとほどけた。沢崎が、年を重ねるごとになめらかになった表れではないだろうか。丸くなった…この言い方は、お叱りを受けそうであるが。私には、良い意味で沢崎が年を寄せたことの表れでは無いかと感じた。 そして、私は今回の作品を読み、確信したことがある。それは、著者からのメッセージ。全ての作品から共通のメッセージを受け取れるのだ。『縛られた我が身を解き放て! 自由こそが何物にも替えがたい、尊いものである。』と。今回、呪縛を断ち切ったのは、美しい女性である。世間体、巨大組織の維持、プライド、子を守る気持ち…ありとあらゆるものに縛られる人間が重ねる悲しい嘘。沢崎はいつもそれらを暴き出した。どの作品においても。偶然と呼べるものも有ったが、彼の本質が招いた結果なら、それは必然と呼べる。好きだ!沢崎。
愚か者死すべし Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべしより
4152086068
No.36
(2pt)

悪いけどシリーズ中、最低作

沢崎シリーズを長編短編全部読んだなかで最も不満が残った。プロットはわざとごちゃごちゃさせたようで、特段魅力的な謎があるわけではない。出てくる脇役はどいつもこいつも面白味がない。おかげで、沢崎は正月三が日はどう過ごしてるんだろうか、親元に顔を見せたりするのか、親戚の子にお年玉を包んだりするのだろうか、お屠蘇は飲むのか、書初めはするのか、なぜそこまでブルーバードにこだわる?とかどうでもいいことばかりに気になった。ローレンス・ブロックやネルソン・デミルのような脇役の人物造形のうまさを見習ってほしい。
愚か者死すべし Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべしより
4152086068
No.35
(5pt)

最初の一文から「沢崎ワールド」に引き込まれた

最初の一文から「沢崎ワールド」に引き込まれた。他の作品より若干スピード感に欠けるきがするが、十分に堪能できるハードボイルド作品であった。余談であるが、本作品と前作「さらば長き眠り」の間には、実は「世紀末犯罪事情」という掌編が存在し、本作品の最初も、「世紀末犯罪事情」を解決し、事務所に帰ったところから始まっている。「世紀末犯罪事情」は、文庫版の「さらば長き眠り」にだけ収録されている(ハードカバー版には収録されていない)。なにしろこの作品が9年以上ぶりに刊行されたため、これを機会にシリーズ前作を読み返す、あるいは初めて読む読者もいると思うが、この場合は、文庫版の「さらば長き眠り」を読むことをおすすめしたい。本作品巻末の後記に、「第二・第三作を早期に出版する」という作者の言葉がある。この言葉を信じ、次回作を待つとしよう。
愚か者死すべし Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべしより
4152086068
No.34
(3pt)

ファンの期待を裏切らない

前作の内容はもう忘れてしまったけど、それでも読んでいるうちに自然と沢崎節にはまってしまうんですよね…シリーズを読んでいる人にとっては、目新しいことはないけど、安心して楽しめる作品ではないでしょうか。まあその辺りが星3つなのですが。錦織警部、橋爪(^^;が名前だけの登場なので次回作に期待したいと思います。
愚か者死すべし Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべしより
4152086068
No.33
(5pt)

最高

やはり面白かった。ページ数の短さに不満は残るが、よく出来た作品だ。前作から10年も経っていたことが待っていてよかった。原さんの作品は、すべて探偵 沢崎の話である。前作で沢崎シリーズの第1弾 3作が完結したらしい。この作品以降、短期間に2,3作が発表される予定らしい。大変喜ばしいことだ。知らない人のために説明すると、内容はハードボイルド物といったらいいと思う。レイモンドチャンドラーの流れを汲み、会話の巧さ、各章で必ず最後に驚きがあるプロットがおもしろい。ではハードボイルドとはどういうものをさすのかと問われるとよくわからない。私の感じでは、修飾を押さえた簡潔な文章で書かれるミステリー物ということだろう。他には、大沢在昌の“佐久間公”シリーズが近いイメージがする。また、ハードボイルド作品と言えば、大藪春彦をイメージさせる方が多いと思うが、彼のような、激しいアクションはほとんどない。だって沢崎は中年のあまり体力に自信がないしがない探偵なのだ。これからまた沢崎に会えると思うとうれしいかぎりである。それほど長い作品ではないので、一読をお勧めする。注意点がある。一語一句、読み飛ばして読まないでほしい。あちこちに伏線が張り巡らされている。その糸が解きほぐされたとき、真実がわかることになるからだ。
愚か者死すべし Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべしより
4152086068
No.32
(5pt)

和製チャンドラー久々ですね。

数々多い国内ハードボイルド小説なれど、沢崎という主人公のインパクトと、文字、文章の巧みな扱いで読者に迫る迫力は、まさに原寮唯一の読後感といっていい。「タフでないと生きていけない、やさしくなければ生きる資格がない」、探偵 沢崎の復活、はやく自作が読みたい。
愚か者死すべし Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべしより
4152086068
No.31
(5pt)

戻ってきた沢崎

何年も待った沢崎が帰ってきた。文章も内容もマイルドになったが、いい感じだ。これからはもっと早いペースで作品が登場するようだ。楽しみだ。
愚か者死すべし Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべしより
4152086068
No.30
(4pt)

探偵に再会

正統派ハードボイルドが、今の日本にどれだけあるだろうかと考えたとき、唯一とは言わないまでも、真っ先に思いつくのは原りょうです。皮肉とウィットに富んだ会話、独特の美学に貫かれた行動など、ハードボイルドに教科書があれば、正にうってつけのテキストになることでしょう。ひねりの効いたストーリーもいつも通りで、期待を裏切らない仕上がりです。短期間に次作以降をリリースすることも予告してくれていますので、また楽しみが増えそうです。
愚か者死すべし Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべしより
4152086068
No.29
(4pt)

×寮→○尞

タイトルが浮いている。
愚か者死すべし Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべしより
4152086068
No.28
(5pt)

愚か者は死なない

念願だった新・沢崎シリーズ「愚か者死すべし」をやっと読み終えた。今回も象徴的な出だしから、意外なラストへ、幾度もどんでん返しを繰り返しつつ、シニカルな語り口で物語を展開していく手法は流石だ。21世紀にもなって未だに携帯を持たない沢崎にほっとすると同時に、俺のブルーバードの方が彼の車より多分古いぞ、と訳のわからないことでほくそ笑んだ。しかし9年の間に沢崎も丸くなった。いくら親しい女性とはいえ、本人の依頼もないまま就職の斡旋などと、らしくない行動に出る。それから気になる点も。健康な人間が都合良く突然心臓発作で死ぬなんてことは・・・さて、新シリーズと銘打ったからには次回作を期待してよいのだろう。作者の意志と無関係に過大な願望を持つ。ファンとはそういうものだ。
愚か者死すべし Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべしより
4152086068
No.27
(3pt)

テクニックだけで書いた感じ

 90年代以前に発表されたシリーズを読んだときのホットな衝撃は今回味わえなかった。期待しすぎたということなのだろうか。 読み心地は確かにいい。すいすい進んでしまう。ページが少なくなってゆくのが残念に思えてしまう。 でも、なにかが違う。90年代シリーズは、荒削りなところが目立ったが、熱意に圧倒された。今回は、妙に構成・文章がうますぎて、筋に少しご都合主義的なところがあるにも関わらず、許せてしまうというか、そもそも詳しく詮索する気もしないというか。それはそれでさすがなのだが。。。 読み終えて、そんなことを考えていたとき、作者のインタヴュー記事を目にした曰く、「早く書くテクニックを身につけた」 笠井潔が3作目となる「薔薇の女」について「テクニックで書けてしまった」と言っていたが、これと同じことが、本作にも当てはまるように思う。 また、戦後日本政治の裏側みたいな大きな話が、反ってリアリティを失わせてしまった感じもする。少し辛口すぎるかもしれないが、今後「早く書ける」ようになり、「浅見光彦シリーズ」みたい、新書シリーズレベルの連絡モノにならないことを期待します。 寡作でいい。原さんには、インパクトのある大作を期待。
愚か者死すべし Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべしより
4152086068