愚か者死すべし

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評判

愚か者死すべしの評価:

4.28/5点 レビュー 75件。 B ランク

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平均点4.28pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全86件 21〜40 2/5ページ
No.66
(5pt)

最高傑作とはいえないけど、相当出来のいいハードボイルド派の推理小説

主人公を庇おうとした刑事に銃弾が当たり・・・というお話。

原さんの場合、チャンドラーが昔アメリカでやっていた事を日本で再現できるか、というコンセプトで書いている様に見受けられますが、チャンドラーの時代は連絡を取り合うのに電話と電報を使っていて、今の日本ではメールやスマホでやっているので、随分難しいだろうと思われます。

チャンドラーの場合推理小説的にイマイチの感のある所のありましたが、原さんは推理小説のハードルも高くしてらっしゃる様で、満足のいく完璧な作品ができるまで相当時間がかかるのも判ります。

本書も最高傑作とは言えないですが、推理小説としてもハードボイルドとしても相当出来のいい作品で多少前の作品よりも時間がかかったり、短くなっておりますが、まずは満足のいく作品だと思いました。

今年(2018年)久々の新作が出ますが、果たしてどういう作品になるか今から気になります。出来のいい作品である事を祈って已みません。

まずはよく出来たハードボイルド派の推理小説。是非ご一読を。
愚か者死すべし Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべしより
4152086068
No.65
(3pt)

読み残していました

3月に新作が出るというので楽しみにしていたら、本作を読んでいないのに初めて気付きました。

一人称で書かれている文章の一文一文に、とても手間がかかるはずで、寡作にならざるを得ないのかも知れません。

さすがに第一期ほどではないのですが、楽しめました。

初版
227ページ4行目  (警視)総監が神奈川県警の所轄に命令しているところがありますが、(県警)本部長でしょう。すでに訂正されているでしょうが。
愚か者死すべし Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべしより
4152086068
No.64
(2pt)

淡々と進む話、淡々とした登場人物

うーーーん、やっぱりあれかも、ハードボイルド小説は性に合わないのかも…。文章はまあまあ読みやすいんですが展開が悪い意味でフラット。盛り上がる部分がないので話に入り込めず状況は頭に入ってこないし読み終わっても全然心に残らない。薄味だ…。少なくとも面白い物語を求めて手に取る小説ではないと思います。
登場人物の大半がどんな状況に陥っても冷静なので逆に人間味がなく共感しにくい。軽口ばかりの主人公が鼻につく時点で本作が楽しめないのは薄々勘付いてましたが。けっこうな大事件が起きてるのに全然夢中になれなかったのはこの部分が影響してる気がします。登場人物が「へえ、そう」って反応なので読んてるこっちも「へえ、そう」で終わる。作中起きてることがどうでもよくなる。共感って大事だ…。
文章の読みやすさのみ評価して☆2ですね。主人公かっこいい!って思えなければキツいかもしれません。
愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7) Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7)より
4150309124
No.63
(4pt)

探偵としての矜持が、固い芯のようにあることで、物語が成り立つ。

沢崎という探偵の 推理力、観察力が なんとも言えないほどの
推進力があり 本質に 迫っていく。
不思議な 事件が つぎつぎに起こっていく。
ヤクザの組長と 足を洗った料理人と その兄弟関係。
フィクサーのような老人とそれに連れ添う美女。
フィクサーの寝言で、政治家が 恐れ戦く。
それに眼を付けて、金を奪おうとする スズキイチロー、ノモヒデオ。
警察のウラを知りぬいて、駆け上っていく刑事。
それが 複雑に絡み合って 事件の真相が 明らかになっていく。
人間が沢山でて来るので、最初に 登場人物の紹介があって、わかりにくいものが
すこし、わかりやすくなっているのは、助かる。
でも、どうして といういくつかの疑問が 残ったままに、
事件を 解決させてしまう 沢崎。
探偵という矜持とほこりと その職分をよく知っているが故に、
カリスマ的な オーラがあって いい感じだ。
愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7) Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7)より
4150309124
No.62
(4pt)

時代遅れの探偵

正統派と言うべきか、チャンドラーの作品に登場するハードボイルド探偵と瓜二つの主人公。
関係者の台詞や独白がそれぞれ芝居かかっていて、しかしそれがこの小説に独特の味わいを持たせています。
前作に比べると話がやや頓狂に過ぎるように私には感じましたが、大変です。
作者の次の作品を待っていますが10年経った2017年現在未だのようで、残念です。
愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7) Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7)より
4150309124
No.61
(3pt)

少々煩雑

自首した父親の無実を証明してほしいという依頼を受けた私立探偵.
その後,警官の銃撃事件に巻き込まれてしまう.

メインストーリーの真相解明に,いくつかのサイドストーリーがからんで,
話は複雑に進んでいく.
中盤まではどんどん話が広がっていって,真相への関心が維持できるが,
後半は少し弱い印象.

きちんと伏線を回収して,意外な真相も提示されており,
それなりに楽しめることは楽しめるが,
これらのサイドストーリーのお互いの関連性が薄く,やや物足りなさを感じるせいかもしれない.
愚か者死すべし Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべしより
4152086068
No.60
(3pt)

寸止めしすぎ

沢崎シリーズは大好きなのだが、この作品は今一つだった。
当初は少なくともあと二冊の続巻を予定していたっぽいので、そこでさらりと明かすつもりだったであろう小さな謎や結末がいくつも置き去りにされたまま。あえて書かずに読者の想像にゆだねるという手法はもちろんあるにせよ、ネタ振りされて落ちを知らされず放置されるのはもやもやしてつらい。
ファンなら「いよう、待ってました!」と声を掛けたくなるレギュラーの脇役二人も今回は(本編には)出てこない。沢崎の独白にも「あんたこんな人でしたっけ?」と思うような軽薄な箇所があり、真正面からの剛拳でぶちのめされるような「参りました感」は薄かった。でもね、万一続巻が出たら、絶対に買っちゃうんだけどさ。
愚か者死すべし Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべしより
4152086068
No.59
(5pt)

和製チャンドラーの原寮の探偵沢崎シリーズ

和製チャンドラーの原寮の探偵沢崎シリーズ。 語り口と言い テンポと言い 描写と言い すばらしいです。 これぞハードボイルド。
愚か者死すべし Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべしより
4152086068
No.58
(5pt)

なつかしい

なつかしい本に会えました。
なかなか読みであります。
楽しみです。
愚か者死すべし Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべしより
4152086068
No.57
(4pt)

ちょっと強引

後半の設定がちょっと強引かなと思いましたが…
全体的には面白かったです。
愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7) Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7)より
4150309124
No.56
(4pt)

沢崎シリーズの新作はいつでるの?

沢崎シリーズはどの作品も面白い。この作品も問題なく面白い。
ただ一つ不満なことが、沢崎シリーズの新作をそろそろ書いてください。お願いします。
まだお読みで無い方は、どうぞお読みになってください、僕の気持ちがきっと、わかるようになります。
愚か者死すべし Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべしより
4152086068
No.55
(5pt)

素晴らしい作品です

出版当時に初版で読みました。随分と時間がたちましたが2014年の最後にキンドルで読み直しました。シリーズが続いて欲しいと、願っています。
愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7) Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7)より
4150309124
No.54
(4pt)

10年ぶりの再読。沢崎の世界に浸る幸せ。

2004年秋に「新 沢崎シリーズ」として刊行された本作品を文庫本で10年ぶりに再読した。
沢崎の世界に浸る幸せを感じた。
新作はまだなのかな。首はこれ以上長くなりませんよ。
愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7) Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7)より
4150309124
No.53
(4pt)

今読むとかなり「ハードボイルド」かも

安定のチャンドラー文体の探偵シリーズ。最新作だが、それでも10年前の作品なのか。客観描写のハードボイルド文体に加えて、ある種のユーモアが混ざっているのが特徴で、皮肉屋の主人公が警察や暴力団と関わり、依頼人と話し、証拠集めや真相解明のために様々な人物と会っていく。以下ネタバレで

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 今作については、二つの事件が交差するという点に新しさがある。「三日男爵」がらみの事件と、警察官殺しの事件、ということだ。前段階としては、犯人も明確な銀行での発砲事件があるが、そこから絡み合って、謎の男が登場して、という展開になっていく。

 「ハードボイルド」と思うのは、チャンドラーというよりハメットの意味で、人死にと拳銃の登場回数の多さがそうだな、というところ。ただ、2000年ごろでも暴力団がこんな元気だったかなというのは思う。

 真相を明かさない、というラストについては、個人的にはあまり面白いと思わなかった。また、このシリーズの魅力であるサイドストーリーについても、画家志望の男とのカップルや、ひきこもりの青年など、ちょっと印象が薄いかな。とはいえ、既読感のある作品ではあるが、同シリーズの読者であれば十分に楽しめる作品となっていると思う。
愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7) Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7)より
4150309124
No.52
(4pt)

いつも楽しめる主人公沢崎のハードボイルド

久しぶりに原の作品を読む。多くのファンを持つ探偵沢崎の久しぶりの登場だ。沢崎が偶然出くわした新宿署駐車場での
射殺事件。組長を撃ったと名乗り出た元暴力団員の伊吹の護送中の事件。沢崎はヒットマンを乗せた車を後ろから追突することで
これを防ごうとするが、弾丸は護送中の刑事に命中し、彼は命を落とす。それと同時並行的に起こる別の老人誘拐事件。
これら二つの事件が交差しながら、事件は意外な方向に展開する。あくまでも、「主たる」事件はこの射殺事件である。
実際はこの刑事を狙った意図的な犯罪であり、しかも警察の上層部が絡んでいることを沢崎は突き止めていく。
相変わらず沢崎はハードボイルドでカッコいい。セリフの一つ一つが決まっている。登場人物がやや多すぎて、しかもそれぞれの
人間に血と肉をつけようという作者のサービス精神が逆に、筋書きをやや煩雑にしているようにも思える。しかし、そこは
原の筆力、なかなか先を読ませない筋書きで惹きつけて行く。
愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7) Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7)より
4150309124
No.51
(5pt)

ハードボイルド万歳

原りょうの「愚か者死すべし」を読了。沢崎シリーズです。今回は物語が盛りだくさんに詰め込まれている感じです。様々な物語が様々な人物によって描き出されています。その中で沢崎はいつもの沢崎なのです。彼の欲望に流されない佇まい、考え方に今回も教えられました。自分の人生が沢崎の生き様に近づける日がくるのでしょうか。
愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7) Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7)より
4150309124
No.50
(5pt)

シュ-ルな探偵沢崎

探偵沢崎はアメリカ映画「動く標的」のポ-ル・ニュ-マン演じる探偵リュ-・ア-チャ-のように地道に一歩ずつ標的を追っていく そしてその標的に的を絞った時 …‥ 飽きさせない展開とシュ-ルな結末の余韻はこの作家の真骨頂 あまりにも寡作な作家の次作への期待を含めて星5つの評価

愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7) Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7)より
4150309124
No.49
(5pt)

渋いですね

主人公のクールなところがいいですね。
何が起ころうと、どんなことを言われようと動じないし、
自分の考えと行動を貫き通します。
探偵モノならではの人物造形や事件の展開に
伴うスリル感が味わえます。
ラストもわたしは良かったと思います。

愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7) Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7)より
4150309124
No.48
(3pt)

期待が大きすぎるのかな

相変わらずかっこつけてるなと読みづらいなとわかりづらいなと
でもだからといっておもしろくないわけではないのがこの人の作品です 
良く考えられ練りこまれた物語が進行します 
拳銃狙撃事件と誘拐事件が平行して進みそして交わり思わぬ結果が待っています 
良い作品だと思うのですが、
ある男がある犯罪を犯すのを目撃した警察官が交番巡査とともに
その犯人を捕らえたというところまでは良しとしましょう 
でも巡査が心臓麻痺で急死してしまったというのには・・・・笑っちゃいました 
一気に現実味が飛んでしまいました 
その犯罪が何だったかが明かされないのも腑に落ちないし、
そのあたりの描写は完全に作者の一人相撲で興醒めでした 
このあたりの最後の20ページ程でこの作品がだめになってしまっています 
何でこの大事な部分をもっと練りこめなかったのかがどうしても理解できません
寡作な作家さんだけに期待度が大きくなってしまっているのかもしれませんが、ちょっと残念です
愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7) Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7)より
4150309124
No.47
(5pt)

新シリーズも沢崎ファンの期待を裏切らない

新沢崎シリーズ第1弾。
前作「さらば長き眠り」から、なんと9年。
寡作にも「ほど」がある。
そんな新シリーズは沢崎ファンの期待を裏切らない内容。
暮れも押し迫った大晦日。
そんな状況の中事務所を尋ねて来たのは、前シリーズでケリがついたと思っていた旧パートナー「渡辺」を頼って来た依頼人だった。
その依頼内容が不審だ。
殺人事件で他人の身代りとして自首した父親を助けて欲しい、というもの。
それも銀行で暴力団幹部を射殺したと言う。
そんな状況で身代りなんてあり得るのだろうか。
それがあり得るのだ。
依頼人を面会の為に新宿署へ送り届けた際に、沢崎は直感で「ある車」に目を付ける。
案の定、その車は不審な動きを始め、移送される容疑者(依頼人の父親)を射撃する。
沢崎が咄嗟にその車に追突したために、2発目は刑事に当たる。
その刑事は殉職してしまった。
この事件の裏には何が隠されているのか。
いつも通り、淡々と物語が展開していくにつれて驚くべき事実が明らかにされていく。
最後の結末はこれまでの作品とは、やや感覚が異なるか?
文体、内容、雰囲気、すべてが整っているミステリー。
これがミステリーの「王道」だろう。
著者によると、以前よりも短時間で書き上げるテクニックを身につけたようだ。
であれば、是非是非、次作を早く。
お願いします。
愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7) Amazon書評・レビュー: 愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7)より
4150309124