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ミクロの決死圏2
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ミクロの決死圏2の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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前作ミクロの決死圏の続編ではなくリメイク。様々な事情があり前書き、後書きで書かれてはいるものの、小説としては面白いとは思えない出来の作品。 証明できなかった自分の研究を確かめるチャンスとミクロ化の秘密を明かされても、200ページ近くに渡りうだうだと現実から逃げ続ける主人公。科学者チームは人物が薄っぺらいだけでなく、科学者らしくないキャラクターでとにかくつまらない見落としへの対処が延々と何度も続く。読者に分かり易くと言う配慮かもしれないが、まったくSFとしての魅力が無い説明的な文章がひたすら繰り返される。ラストにたしかに大きなビジョンの提示はあるがただそれだけ。基本設定を理解するだけの分を冒頭から読んだら、後は全て飛ばして最後の20ページだけ読めばもう十分です。最近の読者には冷戦が続いている未来世界という状況に特に説明がない点も理解を妨げるのではないでしょうか。 おそらく再評価されてふたたび出版される事は無い内容ですので、アシモフの熱烈ファンのコレクターアイテムとしてはおすすめです。 | ||||
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本書は映画のノヴェライゼーションであった前作に不満を持つアシモフが、 映画会社の「2」の原案も、P・J・ファーマーが書いた「2」も無視し、 虚栄心の固まりでデッチあげた、ハードSFパスティーシュパロディスラップスティックエピゴーネンである。 ハードSF風パロディは短編でバロウズの火星シリーズをハードSFにしたものをギャレットかセイバーヘーゲンあたりが書いていたと思うが、 さすがアシモフ、大長編でハードSFパロディを書くとは凄い。 プランク定数を捻じ曲げて、プッ、ミクロ化技術の成功は、ププ、 超光速飛行も、ギャハ、反重力もできるようになるんだってよ、ギャハハハ! そしてラストで、はらわたがねじくれるメチャメチャな大どんでん返しがあります。 前作は目から脱出し、「インナースペース」はくしゃみとともに口から脱出した。 本書はもちろん目も鼻も口も脱出路にするわけにはいきません。 どこから帰還するか大いに考えて笑ってください。 続編ではなくリメイクである。 これを映画にしても、前作にも「インナースペース」にも劣ると思う。 パロディとして読むのなら、ミクロ潜航艇のアッと驚く欠陥とか、 笑いどころはいっぱいある。 | ||||
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