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未来のおもいで
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未来のおもいでの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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梶尾真治先生が書いた「SFラブストーリー」は、沢山あるが、これ程身近で、現実味を帯びたラブストーリーはなかなかお目にかかれないと思う。 小説の舞台は、宮崎県と熊本県の県境にある「九州脊梁」と呼ばれる奥深い山地にある「白鳥山」。 そこの「風穴」と呼ばれる洞窟で、未来から来た美女と時を超えて、出会ってしまい、恋をしてしまった。 時を超えた美女に再び出会おうとする努力をするが、時間を壁を超えるのが簡単にできない。洞窟の中に置いた「小さな空缶」の中に入れた「手紙」が唯一時間を超えたやり取りを可能にする手段となっていた。 白鳥山が舞台になっているが、なんせ奥深いところにある山なので、現実的に、なかなか簡単に行けるところではない。 私も、先日、友達と二人で白鳥山に行ってきたが、熊本から登り口まで3時間もかかった。 それも車一台が通るか通らないかの細い山道の連続での3時間である。 私たちは、前日に近所のキャンプ場で一泊してから翌日登ったのだが、そうでもしない限り、簡単に登れる場所ではないのだ。 あ、そうだ、以前白鳥山に登った時に「梶尾真治先生」に偶然に出会ったこともある、それほど、梶尾真治先生の思い入れのある山なのかもしれない。 3回読んで、3回も泣いたとタイトルに書いたが、主人公の未来から来た女性に寄せる思いが、小説の中で、その都度伝わってくるのである。 梶尾真治先生は、映画にもなった「よみがえり」の作家でもあり、その他に「エマノンシリーズ」等たくさん書いてらっしゃるが、この小説「未来のおもいで」が多分最高傑作だと思う。 この気持ちを共有したくて、友達に進呈しようと、最近3冊書いました。 オススメです❗️ | ||||
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だいぶ前に珈琲の病害が話題になっていたことを思い出し、「未来(あした)のおもいで」の改題だと気が付いた。 機械を使わずマシスンやフィニイのように意思でもなく白鳥山という自然環境による時空の歪みというのがおもしろい。 シナリオ版も載っていてキャラメルボックスの舞台版かと思ったら実現しなかった映画用とのこと。 映画監督犬童一心さんの解説もよかった。 梶尾真治原作の映画ではやっぱり「黄泉がえり」が有名なんだね。 「この胸いっぱいの愛を」は受けなかったし。 | ||||
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梶尾真治先生の世界観、時間軸が上品に織り込まれた作品です。一気に読んでしまいました。 | ||||
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カビの匂いがひどくてすぐ捨てました。発送前にカビの匂いはチェックしないのですか?売ったもん勝ちですか? 他を探します。がっかりしました。 | ||||
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良い話です。 熊本の地震で家族を失うという未来を変える変えないというシナリオは偶然のこととは言えなかなか引き込まれます。 | ||||
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これまで、全く知りませんでした。とても良い本に出会い嬉しかったです。 | ||||
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白鳥山に行ってみた。 確かに時空を超える洞があった。 その中に入った時、著者の発想が奇想天外でなく、誰でもが受ける感覚であったのだとわかった。 白鳥山には不思議が多い。 コンパスも狂えばGPSも使い物にならない。 そしてドリーネに入れば、悠久の時の中で人間は短い時間感覚を失ってしまう。 ここで清経も最期を迎えたのかもしれないし。 今度、梶尾氏にお願いして一緒に白鳥山に登ってみたい。 | ||||
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これまでも、白鳥山は著者の作品で何度も登場するが、よっぽど好きなのだろうと読めば分かる。中身はお得意のタイムトラベル・ラブストーリーでいい味を出している。特にラストの終わり方は非常にあっさりしていて著者らしい。ほのぼのしたい時にはぜひ、読んでみることをおススメしますね。 | ||||
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いかにも作者らしい極めてシンプルでリリカルな物語。 白鳥山で偶然”未来の女性”に出会い、時を超えた恋に落ちてしまう主人公。 優しさあふれる文章は嫌みが無くあっさり読み終えてしまう。読後もさわやかだ。 でも、この小説「中編」あるいは「短編小説」のボリュームしかない。 行間が広く文字も大きめで、無理矢理一冊の文庫本にしたてあげた感じは否めない。 出版サイドの考え方だろうが、チョット残念。 でも、作者の小説のテイストはいつもの調子なのでOKです。 | ||||
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梶尾真治はやはり短編の作家なのだと思う。アイディアや叙情性には素晴らしいものがあるが、長編に引き延ばすとあらが目立ってしまう。本書も、結末は途中からみえみえになる。そこを上手く読ませるのが長編作家というものだが、梶尾にはそれだけの技量がない。さして文章が巧みなわけでもないし、強引な展開や未解決の問題が気になってしまう。商業的な成功を収めた今となっては仕方ないのかも知れないが、かつての珠玉の短編をもう一度生み出して欲しいと思う。 | ||||
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梶尾SFの得意とする「時間とラブロマンス」ど真ん中の作品。 本には「書き下ろし」と明記してありますが、初出は平凡社の「月刊百科」。 これに3回に分けて連載された「白鳥山奇譚」に大幅加筆を加えたのが本作です。 元の作品ではちょっと駆け足という印象を受けましたが、加筆部分がしっかり効いてよくなっていると思います。 元の作品を連載していた冊子は入手困難なため、初読の方が多いでしょうが・・・ ともあれ、カジシン作品の中でも、この手の作品は非常に人に勧めやすいです。 「間違いない」ですから。 この作品、早速カドカワから映画化のオファーがきたそうです。 | ||||
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著者お得意の時間をテーマとした、純粋な男女の時間を越えた長距離恋愛。 テーマとしてはおもしろいのだが、かなり強引なストーリー展開と途中で先が見えてしまう構成等、もう少し捻ってほしかった。 なんとか先を読ませまいと伏線を張っているが、メインがあまりにもストレートなため空振りってところか。 同じテーマを扱っている「クロノス・ジョウンターの伝説 」の方が以外性もあって、数倍おすすめ。 ただ、純粋な気分にひたりたいなら良いかも。 著者も脇役で出てくるし。 | ||||
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