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日暮し
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【この小説が収録されている参考書籍】
日暮しの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全83件 41~60 3/5ページ
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「、」の続編「日暮し」の前半と、 短編4編 が収録されています 4つの短編は「ぼんくら」の後日談で、「日暮し」へのつなぎなるエピソードです。 「日暮し」から読んでも話は通じるとおもいますが、面白いし、「日暮し」面白さ倍増するので4つの短編はお勧めです。 (1)おまんま 「おでこ」のその後。「おでこ」が自分が存在する意味に悩み、成長するお話 (2)きらいの虫 「佐吉」と「お恵」夫婦の暮らしと、そこに差す「お藤」の影、雨振って地固まる話 (3)小盗り鬼 隠棲する「葵」と女中「お六」の物語 (4)なけなし三昧 「お徳」に商売敵が現れ一波乱。「弓之助」の従兄弟「おとよ」も登場し活躍 (5)日暮し(1から5章) 「佐吉」が「葵」を殺した容疑で捕まるところから始まります。 主要人物が、欲のない心持ちのキレイな人物なので、応援するような気持ちになり、物語に吸い込まれていきます。 読後は、とても心地良くなります。 まっとうに生きていれば、お天道さまがちゃんと見ていてくれる、と思えるような安心感があります | ||||
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前作のぼんくらに比べ、ページ数は多いのですがすらすらと読むことができました。 最初の短編4つと長編、それからエピローグ。どれも続きが気になって仕方がありませんでした。 葵殺しの犯人には少々肩透かしを食らいましたがラストが圧巻でした。 素晴らしいです。感動しました。 あ、必ずぼんくらを読んでからこちらを読んでくださいね。 | ||||
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宮部みゆきファンという訳でも無いし、時代劇風が好きな訳でも無いけど、最高に楽しませてもらいました。 「おまえさん」を最初に読んで気に入ったので遡る形で読んでいます。江戸の街に住んでいたたくさんの人たちの個性と人物像が生き生きと浮かび上がること。まるで、その時代にワープしたかのように、たっぷり楽しませてもらった。 江戸の町人物語としても十分な出来だが、体裁は、刑事物。刑事物としての謎解きの部分も、素晴らしい仕上がりで、本当に感心してしまった。このシリーズ、ずっと読み続けたい。 | ||||
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宮部みゆきファンという訳でも無いし、時代劇風が好きな訳でも無いけど、最高に楽しませてもらいました。 「おまえさん」を最初に読んで気に入ったので遡る形で読んでいます。江戸の街に住んでいたたくさんの人たちの個性と人物像が生き生きと浮かび上がること。まるで、その時代にワープしたかのように、たっぷり楽しませてもらった。 江戸の町人物語としても十分な出来だが、体裁は、刑事物。刑事物としての謎解きの部分も、素晴らしい仕上がりで、本当に感心してしまった。このシリーズ、ずっと読み続けたい。 | ||||
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宮部みゆきファンという訳でも無いし、時代劇風が好きな訳でも無いけど、最高に楽しませてもらいました。 「おまえさん」を最初に読んで気に入ったので遡る形で読んでいます。江戸の街に住んでいたたくさんの人たちの個性と人物像が生き生きと浮かび上がること。まるで、その時代にワープしたかのように、たっぷり楽しませてもらった。 江戸の町人物語としても十分な出来だが、体裁は、刑事物。刑事物としての謎解きの部分も、素晴らしい仕上がりで、本当に感心してしまった。このシリーズ、ずっと読み続けたい。 | ||||
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このまま読者の視点から行けば当然と思える結果が…、 この日暮らし下巻では思いもかけぬ結末、ラストに 展開して行くのです…。 私としては中盤からは薄々もしかしてこの人が…と勘付いてはきました。 が、少々個人的には納得のいかない部分もありました。 例えば正式に罪には問われない等々。。 本当にこれで良かったのか。。。 思いもよらぬ人物を真相に持ってくるのはさすが宮部さんの力量 なのですが最後はいささか甘すぎますね。。 これでは当の佐吉もかわいそうな気がします。 | ||||
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湊屋一家と佐吉と実母・葵のなんとも理不尽な関係と、 とんでもない事件の発生に目が離せません。 中巻では解決せず下巻へ持ち越します。 下手人扱いまでされて不当に牢屋にぶち込まれる 佐吉はつくづくかわいそうな人です…。 ですがやはり超美形の弓乃助ちゃんは私のお気に入りキャラですね。 そんなにまで美形なんてぜひ会ってみたいし…、 俳優さんなら誰だろうなぁ…なんて考えています。 弓乃助ちゃんは頭も抜群に良くまた回転も速く事件解決への緻密な推理が 平四郎にとって大事な存在になりつつあります。 もちろん養子の件も含めて。。 おでこちゃんも美形ではないけれどその記憶力には脱帽です! 中巻は下巻への繋ぎの大事な巻でいささかダークな設定ですが、 子供二人のキャラが明るさを添えていて暗い中にも楽しく読み進め、 真犯人は誰かと続けてすぐに下巻を読みました。 | ||||
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ぼんくらから続いたこの日暮らし1巻では主に佐吉が重要なポジション。 佐吉は失踪したと聞かされてきた母・葵のことで思い悩みますが 新妻のお恵はその佐吉の姿をもう自分に気が無くなったと早合点。 湊屋の愛憎入り乱れる悲劇?の行く末が気になります。 弓乃助ちゃんとおでこちゃんが大人のもめ事の中にあって 明るさを添えているかわいい存在です。 超美形の弓乃助ちゃんの頭の良さにはいつも驚かされてばかり。。。 平四郎の活躍も光ります。 お徳など他の脇役キャラも個性的…。 いつもながら宮部さんの手腕を感じます。 | ||||
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いつもの宮部ワールドが展開されます。宮部好きなら買っておくべきでしょう。 | ||||
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ぼんくら」から続く 主人公たちの活躍です。 湊屋が、すべてに絡んできて 影の主役ですね・・・ 子供たちの相変わらずの活躍と、周りの大人たち・庶民の生き様が ほのぼのと伝わってきます。 芸能一座が・・・でした。 | ||||
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日暮しはぼんくらのアフターストーリーですが けっして冗漫ではなくぐいぐいひきこまれます 初めて手に取る方はぼんくらとあわせて一気に買われたほうがいいくらいの面白さです。 登場人物の生き生きとしている様 映像がイメージできるほど緻密でユーモラス。 とってもおもしろいです | ||||
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宮部みゆき氏の守備範囲の広さには、ただただ感心するばかり。 「魔術はささやく」のような本格推理小説から「ブレイブ・ストーリー」に代表される純粋ファンタジー、そして本作のような時代物まで。 それらは読み物として紛れも無く一級品であり、どんなジャンルを書かせても完成度の高さは全く甲乙つけ難い。 ファンタジー物は著者の作品群の中では少ない方だけど(個人的にはぜひもっと書いて欲しい)、「ブレイブ・ストーリー」の面白さはファンタジーを専門とする作家の作品をも易々と凌駕してると僕は思う。 そんなオールラウンドプレーヤーの作家は、日本広しと言えども宮部みゆき氏ただ一人じゃなかろうか。 著者の作品で共通しているのは、表情豊かで息遣いまで感じさせる登場人物の見事な描写力だと思う。 おそらく著者は実生活においても並外れて鋭敏なセンサーで人間観察をしておられるに違いない。 さもなくば、これほどリアルでバラエティに富んだキャラクターを次々と創作できるはずがない。 本作「日暮らし」でもそれが遺憾なく発揮されていて、話の筋を追いながら登場人物たちの味わい深い個性を堪能できる。 いかにも飄々とした主人公の平四郎と、彼を取り巻く魅力あふれる市井の人々。 中でも僕が愛して止まないのは、平四郎の甥である弓之助とその親友のおでこという二人の子供達だ。 おそらく宮部氏は無類の子供好きと僕は想像するが、この子供達の描かれ方はハマッてしまうほど「愛くるしい」。 彼らが場面に登場するたびに僕は思わずニンマリとする。 本作でも宮部ワールドを存分に楽しむことができた。 ただ唯一本作で注文をつけるとすれば、犯人設定や殺意の背景に若干の強引さが感じられた点か。 ましかし、それでも僕としての評価は星5つ。 | ||||
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宮部さんの小説は、読後感に心がほくほくするのですが、この小説でもそうです。 ぐうたら同心平四郎と甥の超美少年弓之助らが協力して、江戸の町に起こる事件を解決していきます。 登場人物がみんな個性的でいいです。 たとえば弓之助は、大人の身勝手から起こる事件をその冴え渡る頭で解決していくのですが、とても好感のもてる少年です。 実は、彼にはおねしょうをするという弱点があって、それも可愛らしい。 そんな様々な個性的な人間らしさを描きながら、はらはらするストーリを展開していく絶妙の語り口、さすが宮部さんです。 | ||||
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本当にその通り。 やさしい言葉でわかりやすくシンプルに綴っているのに そのリズム感、描写力、構成力のうちにどんどん引き込まれ、 最初から最後まで心地よく、心暖まる。 根からの悪人はおらず、皆個性的で親しみを感じる人物達。 その人々の情や下町の風情にに誘われ、束の間、おおらかな善き時代に浸ることができる。 やはり著者の筆力には感動するのだ。 ミステリとしての謎解きや犯人設定には、急に折り畳んだような、無理に結んだような 何となく首を傾げたくなる感じは受けた。 登場人物を際立たせる事が、ミステリの隙間を狭くするのかもしれない。 だから、時代小説の味付けのひとつと捉えるのがいいと思う。 | ||||
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キャラクター小説との視点で読むと最高レベルの作品だ。 宮部氏はキャラの比喩表現が独特でおもしろい。 また、キャラの心情の落とし所も絶妙だ。 善意と悪意 明確さと曖昧さ バランス感覚が素晴らしい。 ただ、ミステリー小説としては少し構成力に書ける部分も。 複数の事件が収斂していくのかと思いきや、そうでは無かった。 また、メインの事件のトリックも単純で・・・ ストーリーは非常に面白く、時代小説好きにはオススメだ。 | ||||
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『ぼんくら』を読んだ後、すぐに『日暮らし』を読みました。私はやっぱり宮部みゆきさんの時代物は、読んだあと心がホカホカします。弓之助は相変わらず可愛いし。 でも『ぼんくら』のほうがもっと面白かったかな〜って思います。なんだか、『ぼんくら』を読んで登場人物に惚れ込んでしまったので、なじみの人たちがあまり多く登場しなかったのが少し残念でした。おでこちゃんとかもっと出てほしかったー! やっぱり湊屋は意味分かりません。佐吉に葵のことを最後まで隠し通せずにポロリとしゃべっちゃうし!佐吉が可哀相でしょうがないです。でもお恵さんと幸せになれて本当によかったです★ また続きがでてほしいなあと思います。 | ||||
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「ぼんくら」をとても楽しめたので、忙しい年末にも関わらず、この長編に手を付けてしまいました。 TV時代劇を一度でも観たことのあるひとなら、なんとなく生活様式を思い浮かべながら、わりとすんなりと読み進むことができると思います。言葉も易しい。 人情、なんてもうとっくの昔に置いてけぼりにされた言葉だけど、やっぱりひとを思いやる温かさや、思いやれるひとが近くにいることはいいものだな、と思いました。 特に言いたいのは、甘党の方は、甘酒や和菓子を用意して読んだほうがいいということ。食べたくなりますから。 | ||||
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鉄瓶長屋を舞台にした前作『ぼんくら』の事件から一年が経った頃、井筒平四郎と彼を取り巻く人たちの前に、再び新たな事件が持ち上がります。先の「鉄瓶長屋」事件の火種は消えておらず、今回は大火事が起きたとでもいった風に話が繋がっているので、ぜひぜひ、『ぼんくら』を読んだ後に本書に向かうことをおすすめします。 前作同様、この『日暮らし』でも、初めにいくつかエピソード的な話が置かれた後に本編に進むという構成になっています。最初の四つの話に登場する人物と事件が、本編に入って寄り合わされ、織り上げられて行く。登場人物と彼らのエピソード風の話が、一枚の美しい衣装の中に織り込まれて行くんですね。特に、本編の後半から終盤へと話が進むに従って、「ここにあの時の話が繋がってくるのか」「ここであの場面が生きてくるのか」と、何度も膝を叩きたくなりました。 井筒平四郎に弓之助、おでこ、お徳。彼らを始め、登場人物のキャラクターが実に生き生きと描き出されていて、自然、親しみを覚えました。彼らに注がれる作者の眼差しがあたたかく、そして厳しくもあったところ。そこにも共感させられました。とりわけ、登場人物それぞれの胸の奥に潜み、彼らを苦しめる“心のざわめき”を描写する件りでは、読んでいるこちらの胸の中もざわざわと騒いだり、ぐっと胸を衝かれたりしました。 話のラストでは、「ああ、あともうちょっとで終わっちまう」ともったいない気がして、ゆっくり、味わうように読んでいきましたねぇ。そして最後の頁を閉じて、「ああ、いいものを読んだなあ」と、胸の中がほこほこあたたかくなったのでした。 ※2004年12月30日付 単行本に寄せたレビューより転載 | ||||
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●登場人物の抱えている事情がそのままぼんくらから続いています。というかぼんくらの主要人物が時間軸を後ろにずらしただけですので。この本の情報量だけだと補足仕切れていません。この本の説明のみでも大筋は理解できますがやはり全体像を呑み込んでからのほうが面白いはずです。●これも一話完結の人情ものに一見勘違いしそうなんですが実は違うんです。一つ一つの話は支流でもっと大きな流れにそれらが注ぎ込みます。高度な連続ドラマの脚本であるパターンです。最近は見なくなりましたが。●前回から引きずった話や大方解決し詳しい事情もまあまあ分かりましたがまだもやもやが残ります。例えば葵の上方での暮らしぶり、商才はあったのでしょうか?前作で湊屋の尋常ではない葵への思い入れ、情夫としてではなく盟友のような感じでしたがやはりそこの事情は分かりませんでした。湊屋の末娘の近況もかなり大雑把でした。官苦労の災難もなんだか人災っぽかった含みがあるし。なんかもやもやまだしてますねえ、まだまだもやもや原因はありますが続編を期待します。●カラスはどうもストーリー上の制約を作るためにああいうことになった気がするのですが。ああならなくてもよかった気がします。●おでこ君が可愛いですね。弓之助はちょっとくせがあるかな。私はおでこ派です。最後もなんかおいしい役だった。 | ||||
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傑作「ぼんくら」の続編。ぼんくらを読んでからの方が 数倍楽しめます。 短編4作の後に本編「日暮らし」が構成されてますが、 短編のお話が本編の事件にちゃんと結びついており、 ひとつの長編としても読むことができます。 あの弓之助が「ぼんくら」以上にさらに活躍します。 ところどころで弓之助が呟く言葉が人生の教訓めいていて、 色々と気づかされることも多いです。 登場人物ひとりひとりの個性がちゃんと描かれており 感情移入しやすいです。 おでこの登場がちょっと少ないのが残念。 | ||||
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