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使命と魂のリミット
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使命と魂のリミットの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全245件 221~240 12/13ページ
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東野作品全般に言える、ちょっと文章が硬い部分はあるが、面白い。 特に少し前にテレビで心臓外科医の特集番組を見たばかりだったので情景が 具体的に浮かび楽しめた。 | ||||
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ともかく面白いというか、凛としていると言うか、いいねえ「誰にも使命がある」と教え諭す父親も自分の息子の死に関係した人間を医者としての使命で助けだそうとした西園も。恋人の仇を討とうとするが、最後には利用しようとした看護婦にやはり愛を見出す穣治の良心も。こじんまりまとまり過ぎていると言えばそれまでですが、東野圭吾は、やはりいい。 | ||||
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ともかく面白いというか、凛としていると言うか、いいねえ「誰にも使命がある」と教え諭す父親も自分の息子の死に関係した人間を医者としての使命で助けだそうとした西園も。恋人の仇を討とうとするが、最後には利用しようとした看護婦にやはり愛を見出す穣治の良心も。こじんまりまとまり過ぎていると言えばそれまでですが、東野圭吾は、やはりいい。 | ||||
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夕紀の父親は、大動脈瘤の手術中に亡くなった。手術を担当した医師と母の間には 隠された秘密があったのか?夕紀は研修医となって、かつて父を手術した医師西園が 勤める病院にやってきたが、その病院に重大な危機が! 人の命を救うための場所である病院に仕掛けられた罠。危機的な状況の中で黙々と 命を救うために働く人たち。その描写は感動的だった。人には全うしなければならない 使命がある。それは、病院に罠を仕掛けた犯人にもあった。「自分の使命を果たす ために何の関係もない人たちを巻き込んでいいのか?」犯人の心の葛藤は続く。 夕紀の父親の死の陰には何があったのか?病院の危機をどのように乗り切ることが できるのか?このふたつは、読者を一気にラストまで走らせる。ラストの1行は胸に ぐっときた。人としての使命、そして人の本質である魂。どちらを優先するのかを 決めるのは、「命」なのだろうか。ずしっとした手ごたえのある、面白い作品だった。 | ||||
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夕紀の父親は、大動脈瘤の手術中に亡くなった。手術を担当した医師と母の間には 隠された秘密があったのか?夕紀は研修医となって、かつて父を手術した医師西園が 勤める病院にやってきたが、その病院に重大な危機が! 人の命を救うための場所である病院に仕掛けられた罠。危機的な状況の中で黙々と 命を救うために働く人たち。その描写は感動的だった。人には全うしなければならない 使命がある。それは、病院に罠を仕掛けた犯人にもあった。「自分の使命を果たす ために何の関係もない人たちを巻き込んでいいのか?」犯人の心の葛藤は続く。 夕紀の父親の死の陰には何があったのか?病院の危機をどのように乗り切ることが できるのか?このふたつは、読者を一気にラストまで走らせる。ラストの1行は胸に ぐっときた。人としての使命、そして人の本質である魂。どちらを優先するのかを 決めるのは、「命」なのだろうか。ずしっとした手ごたえのある、面白い作品だった。 | ||||
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サラリと読めました。登場人物の人数が少なくないにもかかわらず、ストーリー展開が滑らかのは、いつもながら「さすが」と唸るところでした。しかしながら、医療現場の感覚からすると「これはちょっと」と思われる箇所が見受けられることと、偶然が重なりすぎて途中から展開が予想されるところに、物足り無さを覚えます。ラストシーンに期待していたので、最後の数行については、期待はずれでした。「容疑者・・・」のような感動は得られませんでした。これらを斟酌しても、安心して楽しめる本です。 | ||||
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サラリと読めました。登場人物の人数が少なくないにもかかわらず、ストーリー展開が滑らかのは、いつもながら「さすが」と唸るところでした。しかしながら、医療現場の感覚からすると「これはちょっと」と思われる箇所が見受けられることと、偶然が重なりすぎて途中から展開が予想されるところに、物足り無さを覚えます。ラストシーンに期待していたので、最後の数行については、期待はずれでした。「容疑者・・・」のような感動は得られませんでした。これらを斟酌しても、安心して楽しめる本です。 | ||||
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うっまーい。 最初、サイドストーリーで、あるミステリーを提示して、読者を引き付け、 次に本ストーリーで、サスペンスを提示して読者を離さない。 結末では、あるほのかな愛と、ある家族愛で全てを浄化させる。 それにトリックもいくつも用意して、読者の目をくらますし、 何かお手本の様な小説です。 欠点は確かにあります。 偶然が偶然を呼んで進行していく点や、人を殺すのにそんな方法はしないだろうと、 いくつもつっこみながら読んでいましたが、小説ですからね。 実際にこれを実行する人間が出てこないとも限らないし。 そんな欠点も凌駕する快作だと思いました。 始めの数ページを読んでいくと、研修医+医療ミスで、何か旬じゃないなと思いましたが、 2004年からの連載小説で納得しました。 今だったら臓器移植とか主題にするんでしょうか? | ||||
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うっまーい。 最初、サイドストーリーで、あるミステリーを提示して、読者を引き付け、 次に本ストーリーで、サスペンスを提示して読者を離さない。 結末では、あるほのかな愛と、ある家族愛で全てを浄化させる。 それにトリックもいくつも用意して、読者の目をくらますし、 何かお手本の様な小説です。 欠点は確かにあります。 偶然が偶然を呼んで進行していく点や、人を殺すのにそんな方法はしないだろうと、 いくつもつっこみながら読んでいましたが、小説ですからね。 実際にこれを実行する人間が出てこないとも限らないし。 そんな欠点も凌駕する快作だと思いました。 始めの数ページを読んでいくと、研修医+医療ミスで、何か旬じゃないなと思いましたが、 2004年からの連載小説で納得しました。 今だったら臓器移植とか主題にするんでしょうか? | ||||
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まさか泣くとは思わなかったのだが、最後の数十ページは、涙が止まらなかった。 一つには、研修医・夕紀の、長年の孤独──ごく近しい人たちを心の奥底で疑いながら、そのことを誰にも打ち明けることができずに生きてきた、悲しい孤独と、その彼女の疑念を知りながら、ただ見守ることしかできずにいた、周りの人たちの愛と苦悩を思って。 もう一つには、初めは利用し利用されるだけの関係だったはずの穣治と望の間に、いつしか本物の愛情が芽生えてしまっていたこと、そしてそのことが穣治の良心をどうしようもなく目覚めさせてしまったことに。 結局、この物語の中には、根っからの悪人と呼ぶべき人間は一人も登場しなかった。 誰もが、目に見えない自らの「心」に突き動かされ、翻弄され、けれど最終的にはその「心」によって救われる。 うまく言えないが、そんなふうに感じた。 文中に何度も登場する「使命」という言葉。 人は誰もが果たすべき使命を持っていて、その使命を果たすことがかっこいい生き方であり、幸福な生き方なのだ、という人生観、人間観には共感を覚える。 この本のタイトルは、非常に風変わりであると感じる。 「使命」という言葉が使われるのは分かるし、「リミット」も納得できる。 ただ、もう一つの「魂」という言葉がなぜここで使われているのかは、もしかしたら著者から読者への一つの謎かけなのかもしれない。 その理由を自分なりに考えてみるのも面白い。 直木賞作家の名に恥じない、堂々の力作であり、非常に完成度の高い、読み応えのある一冊だった。 | ||||
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まさか泣くとは思わなかったのだが、最後の数十ページは、涙が止まらなかった。 一つには、研修医・夕紀の、長年の孤独──ごく近しい人たちを心の奥底で疑いながら、そのことを誰にも打ち明けることができずに生きてきた、悲しい孤独と、その彼女の疑念を知りながら、ただ見守ることしかできずにいた、周りの人たちの愛と苦悩を思って。 もう一つには、初めは利用し利用されるだけの関係だったはずの穣治と望の間に、いつしか本物の愛情が芽生えてしまっていたこと、そしてそのことが穣治の良心をどうしようもなく目覚めさせてしまったことに。 結局、この物語の中には、根っからの悪人と呼ぶべき人間は一人も登場しなかった。 誰もが、目に見えない自らの「心」に突き動かされ、翻弄され、けれど最終的にはその「心」によって救われる。 うまく言えないが、そんなふうに感じた。 文中に何度も登場する「使命」という言葉。 人は誰もが果たすべき使命を持っていて、その使命を果たすことがかっこいい生き方であり、幸福な生き方なのだ、という人生観、人間観には共感を覚える。 この本のタイトルは、非常に風変わりであると感じる。 「使命」という言葉が使われるのは分かるし、「リミット」も納得できる。 ただ、もう一つの「魂」という言葉がなぜここで使われているのかは、もしかしたら著者から読者への一つの謎かけなのかもしれない。 その理由を自分なりに考えてみるのも面白い。 直木賞作家の名に恥じない、堂々の力作であり、非常に完成度の高い、読み応えのある一冊だった。 | ||||
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作者の作品の中では、初期の、『パラレルワールド・ラブストーリー』似た展開であると、感じた。雑誌連載であると、このような、早めの展開になるのだろうと、感ずるものがあった。隠された真実は、かなりの程度予想されるレベルのもので、謎解きの驚きは、あまりない。登場人物は、どこにでもいるであろう、等身大の作品である。動脈瘤手術の第一人者という設定ではあるものの、生き様という意味では、多くの読者が共感を得られるであろう、ごく普通の発想と悩みをもつであろうレベルでの展開である。 | ||||
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作者の作品の中では、初期の、『パラレルワールド・ラブストーリー』似た展開であると、感じた。雑誌連載であると、このような、早めの展開になるのだろうと、感ずるものがあった。隠された真実は、かなりの程度予想されるレベルのもので、謎解きの驚きは、あまりない。登場人物は、どこにでもいるであろう、等身大の作品である。動脈瘤手術の第一人者という設定ではあるものの、生き様という意味では、多くの読者が共感を得られるであろう、ごく普通の発想と悩みをもつであろうレベルでの展開である。 | ||||
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いや〜お見事っ、最後まで飽きさせることなく ページをめくらせるテクニックはさすがとしか 言えません.今年『名もなき毒』を読んだときの 感想と似ていて、ベストセラー作家になるには こういうリーダビリティが必要なんだなと 思いました. | ||||
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医療サスペンス。 さすが東野圭吾と思いましたが、期待が高かった分、やや満足という感じかな。 ただ、最後の1行で泣きました。 推理的な要素や、ドンデン返しなどはなく、ほぼ、人間的なドラマがメイン。最近の傾向かな。 人は生まれながらに使命を持っている。一貫したこのテーマに沿ったドラマ。 あいかわらず人物描写うまい。主要なキャラクターはどれも秀逸で、魅力的。刑事も犯人も、その恋人も、そして教授、研修医とその父と母も、みんな、なんかステキ。そのことが、クライマックスを盛り上げる。この人たちを壊して欲しくない、と。教授と研修医の間にある疑問や、再婚についての部分が、どうも薄いというか、物足りなかったかな。 ただ、昨今の医療ミスをはじめとする病院の権威に失墜に対して、東野的問題提起があるように思う。 つまり、医者とはこうあるべきだ、と。 | ||||
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医療サスペンス。 さすが東野圭吾と思いましたが、期待が高かった分、やや満足という感じかな。 ただ、最後の1行で泣きました。 推理的な要素や、ドンデン返しなどはなく、ほぼ、人間的なドラマがメイン。最近の傾向かな。 人は生まれながらに使命を持っている。一貫したこのテーマに沿ったドラマ。 あいかわらず人物描写うまい。主要なキャラクターはどれも秀逸で、魅力的。刑事も犯人も、その恋人も、そして教授、研修医とその父と母も、みんな、なんかステキ。そのことが、クライマックスを盛り上げる。この人たちを壊して欲しくない、と。教授と研修医の間にある疑問や、再婚についての部分が、どうも薄いというか、物足りなかったかな。 ただ、昨今の医療ミスをはじめとする病院の権威に失墜に対して、東野的問題提起があるように思う。 つまり、医者とはこうあるべきだ、と。 | ||||
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いや〜お見事っ、最後まで飽きさせることなく ページをめくらせるテクニックはさすがとしか 言えません.今年『名もなき毒』を読んだときの 感想と似ていて、ベストセラー作家になるには こういうリーダビリティが必要なんだなと 思いました. | ||||
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最近死語というか、風化されつつある言葉だなって思いました。その人にはその人しか出来ない使命があるって…登場人物は皆自身の使命を全うするために奔走するのだけれど、やっぱり上手いな物語の絡ませかたが。とても分厚い本で舞台は病院となると飽きるかなって思ったけど、ぐぃぐぃ引き込まれて簡単に読めた。自分の使命っていったいって考えると答えはまだ出ないのだけれど、灰色にどっぷり染まってる大人(特に上の方の偉く?なった人ね)に是非読んで欲しい。 | ||||
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最初は良いけれど、読み進むにつれて、偶然が重なりすぎるのと七重刑事と記憶力のよさ母親百合子が七重を思い出すのが早すぎるというか、不自然だったというか。 最後は話が流れてしまったような気がする。 | ||||
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最初は良いけれど、読み進むにつれて、偶然が重なりすぎるのと七重刑事と記憶力のよさ母親百合子が七重を思い出すのが早すぎるというか、不自然だったというか。 最後は話が流れてしまったような気がする。 | ||||
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