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使命と魂のリミット
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使命と魂のリミットの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全181件 1~20 1/10ページ
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「数えきれないほど手術をしてきた。その数だけ選択をしてきたということだ。結果は常に予想の範囲内だった。予想という言い方が分かりにくいなら、覚悟といい換えてもいい」 「周りの状況に振り回されてはいけない。目の前にある、自分のすべきことに集中するんだ」 「あたしの患者さんを助けてあげて。何の罪もない人よ。その人が○くんのせいで死んでいくなんて、あたし、とても耐えられない。ねえお願い。あたしのために、最後の頼みをきいてちょうだい。嘘だったかもしれないけど、昨日までは恋人だったんだから」 「いや、私がやる。この心臓を止めたのは私だ。私が動かす」 医師とは無力な存在なのだ。神では妬いのだ。人間の命をコントロールすることなどできない。できるのは、自分の持っている能力をすべてぶつけることだけだ。 | ||||
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病院を舞台に2つのストーリーが展開される。 1つ目は研修医となった主人公が医師を目指したのは、父のような人を救いたいことと、 同病院の教授が亡くなった父親を執刀した主治医であり、 母との恋仲に気づいたため、父は故意に亡くなったのでないかという疑問を解消したいこと。 2つ目は、同病院に入院している自動車メーカーの社長が、クルマの品質が悪いことを知りながら 隠ぺいしたことが原因で、恋人をなくした男性の復讐劇。 伏線回収も見事、本当に最後まで引き込まれる。 | ||||
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さすが 東野圭吾の本だけあって面白かったです。 | ||||
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医療系人間関係模様、そんなこと有るんだ~ | ||||
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「使命と魂のリミット」というタイトルと大御所東野圭吾さんの作品ということで、久しぶりに手にとりました。洗練された文章。納得のいくストーリー展開。伏線回収の見事さ。どれをとっても流石でした。人間にとって使命とは何でしょう?私見ですが、おそらく命をどう使うかということ。これが「使命」の真の意味のような気がします。どんな人も何かの役に立つためにこの世に生を受けたということ。役に立たない命などないということ。作品を読んで考えさせられました。さらに、読み終えて、かつて、どこかで読んだ山本周五郎先生の言葉を思い出しました。どうしても読者に伝えたい一行ほどの文を書きたいがために、長い長い物語を構築するのを私は信条にしているという言葉です。この作品も最後の一行に心打たれました。この醍醐味を是非味わってみてください。 | ||||
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いつも楽しく読んでいます。 | ||||
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東野作品はすべて読みつくしたとおもっていたが、この作品だけはなぜか読み逃していた、面白い、相変わらずページをめくる手がとまらない。 | ||||
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女性研修医を主人公として物語が展開する本小説は、もう一つの筋(副筋)と見事に絡みつつ、ある「事件」へと発展する。とにかく、東野圭吾ワールドが見事。ハラハラ、ドキドキのクライマックスが圧巻! | ||||
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心を揺さぶる素晴らしい作品でした。 | ||||
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東野圭吾氏の本は好きで、これまでに30冊以上は読んでいるが、ここ最近はミステリーよりホラーの方を多く読んでいた為に、かなり離れていた。この著書も少し前に買っておいた本だったのですが、ホラーを優先するがあまりに後回しになっていて、久しぶりに東野圭吾を読んだ、そして泣いた。小説を読んで泣いたのはどのくらい振りだろうか。 登場人物各々に意外な接点があり、いろいろな人が絡み合い、いろいろな愛が、愛のカタチが絡み合う、それぞれの思いが絡み合う、そして各々が自分の使命に気づく、何のために命を使うのか・・・。 私は母を小学校の時に病気に亡くしている、その時は耳にしたことがなかったのだが、後にあの手術は医療ミスを疑われていた事を知った。小学生だった自分には知らされてないことであった。本を読みながら自分の母の事が頭に浮かんでいた。患者の救命と娘になる夕紀への証明、2つの使命を背負い停電の中での心臓手術。愛していた彼の行動に傷つき葛藤を抱えながらも、彼の説得を試みたナース。主人公ではない2人、それが間違った使命であっても、それぞれの使命に全身全霊で臨む姿、そしてその姿が相手の心に響き、物語が終盤へ、涙を抑えることが出来ませんでした。久しぶりに泣きました。東野圭吾氏の本は毎回最後に感動させられる、また東野圭吾氏の本を読んでいきたいと思わせてくれた価値ある本でおすすめの★5つです。 | ||||
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結末が良くないというコメントもあるようですが、私は本作は、読後感が清々しい、良い作品だと思いましたので、お薦め致します! 作品の核をなしている犯行は、他ではあまり聞いたことのない特殊なもので、作者は一連のトリックをよく考え付いたものだなと思います。フィクションとはいえ、物語の中で何段階ものステップを踏みながらそれを実行に移して行く犯人の技術的な資質の高さと用意周到さに、読者は感嘆すると思います。特に、そのトリックの最終実行段階となるクライマックス場面は、読んでいる方もハラハラドキドキしっぱなしで、一気に読み進んでしまうこと、間違いなしです。 そのようにして読み終わってしまった今は、改めて本作のタイトルの意味を考えています。 「使命」の意味するところは、本作の中で幾度となく出てくる、人間が「その人にしか果たせない使命」として人生で課されたものを指していることは明らかと思います。しかし、それは良い所業を行うことに関したものとは限らず、犯行の実施といった悪い所業を行うことにも関係し得る意味のものとして使われているのではないかと感じています。 これに対して、「魂」というのは、基本的には人の命のことを指しているのだろうと思われ、その意味に捉われると、「リミット」とあるのは「使命」ではなく「魂」の方にだけ掛かっている言葉なのかなという解釈に傾きます。 もっとも、この「魂」という語についても、人としての良心あるいは邪心という意味も込められているのではないかという気がしています。 そのように考えると、「リミット」(限界)という言葉は、「魂」だけではなく「使命」の方にも掛かっているものとして読めて来ますので、なかなか意味深なタイトルですね。 | ||||
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推理小説ファンには少し物足りない展開のラストと思いますが、私はラストシーンを涙ぐみながら読みました。 | ||||
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舞台は病院。心臓血管外科の研修医氷室夕紀は、かつて愛する父親を心臓血管の血管瘤によって亡くしてしまう。その執刀をしたドクターが心臓血管外科の権威西園教授である。夕紀はひそかに、西園教授の医療ミスではないかと疑いを持つ。その母親が西園と懇意となり、再婚をすることになる。夕紀の心の中には鬱々とした気持ちが晴れずに再婚を迎えることとなる。 一方、西園には夕紀の父との因縁があった。かつて警察官として任務にあたっていた夕紀の父がパトカーで西園の息子を追跡していた。息子は一旦停止をせずにバイクで逃走中、トラックにはねられ死亡。その父親である西園が執刀医として関りをもつことになる。 さらに、物語を複雑にしているのが、病院の看護師と付き合いをしていた直井という青年。かつて付き合っていて結婚を目前に控えていた彼女が事故に遭い、救急車で運ばれる。搬送中に欠陥により動かなくなったアリマ自動車の車を避けるため、救急車は迂回をして病院へ行くことになり、結果的に彼女は命を落とすことになった。その当時アリマ自動車の車は欠陥により事故を起こし、その賠償問題に追われていた。直接的な事故ではないということで賠償もされず、直井はアリマ自動車の社長を恨み続けていた。そこへ紛れ込んできたのが社長が入院、手術をするという情報。そこで、電気関係に詳しい直井は病院に脅迫状を送り、他の入院患者を少なくして状況で、社長が手術を受ける際に電源を失わせ、手術を失敗させ社長の命を奪おうという企てを考える。 企ては着々と進められ、社長の手術も実行されることになる。その窮地の中で西園教授は夕紀への疑いを晴らすべく手術に立ち向かう。 込み入った複雑なレトリックにより、物語の臨場感が生き生きと描かれている。東野圭吾の世界を堪能できる作品である。 | ||||
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良かった。 | ||||
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オペ場や手術の描写は医療関係者が読んでも納得のリアリティ。色々意見はあるかと思いますが、徐々に謎が繋がりクライマックスに至る過程は読み応え十分でした。医者あるいは研修医の立場での心理描写もうなずけるところがたくさんありました。自分はどストライクの作品です。 | ||||
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この時期だったので、医療現場の表現がハラハラした。研修医の大変さも… いろいろなことが繋がって…最後 人の命を守ることが使命につながっていった。 | ||||
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一気に読んでしまった | ||||
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ありがとうございました | ||||
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医療現場で働く者です。 この作品が医療小説という単純な理由で手に取りました。 特に大どんでん返しとかを期待する方には物足りないかも知れませんが、純粋にヒューマンストーリーとして楽しめます。 また、私は東野圭吾氏の作品を読むのは二冊目ですが、いずれも一気に読めてしまう作品でとても良い作家さんですね。 また違う作品を読んでみたいと思います。 | ||||
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Very nice | ||||
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