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使命と魂のリミット
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使命と魂のリミットの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全245件 201~220 11/13ページ
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最初の「疑問」が、「疑惑」になり、そして条件が重なっていくことにより、「確信」になる… 「医学サスペンス」、「氷室」、「姫」、といえば海堂さん、と思わせるような出だしに「笑い」はもちろんない。 後半はスピード感があって、中々楽しめました。 でも、復讐するなら、あんなまどろっこしいことをしても意味無いのにな、とも思う。 七尾刑事の「ひらめき」がなければ、誰にも真相はわかってもらえない、というのが空しかったような。 まぁ、最後はホロッとさせられましたから、やっぱりいい本です。 | ||||
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最初の「疑問」が、「疑惑」になり、そして条件が重なっていくことにより、「確信」になる… 「医学サスペンス」、「氷室」、「姫」、といえば海堂さん、と思わせるような出だしに「笑い」はもちろんない。 後半はスピード感があって、中々楽しめました。 でも、復讐するなら、あんなまどろっこしいことをしても意味無いのにな、とも思う。 七尾刑事の「ひらめき」がなければ、誰にも真相はわかってもらえない、というのが空しかったような。 まぁ、最後はホロッとさせられましたから、やっぱりいい本です。 | ||||
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元警察官だった父を持つ夕紀は、心臓の手術中に亡くなってしまった 父の真実を知りたくて、医師を目指す研修医。 その指導医で上司にあたる西園医師は、父の手術の執刀医だったのだ。 しかも西園は夕紀の母の再婚相手でもある。 不信感を拭いきれず、自分の胸の奥だけで秘めた「医師」への決意 そして、すべての事件を知っている刑事、七尾。 彼の存在はすっごく大きくて、 夕紀の勤務する病院を相手に「脅迫」の手紙が何通も届いていた。 その事件を追っている刑事なのだが夕紀の父から 「人には、誰でも使命を受けて生きているのだ」と教わり、尊敬もしていた。 病院への脅迫は、やがて、入院患者である一人の会社社長を 狙ったものだと気づく七尾は、単独行動で、その「裏」をつきとめる。 犯人の、ほんの少しの「理性」と「後悔」このへんも、 東野圭吾ならでは!の描き方が素晴らしいし。 夕紀の父と西園との関係性の伏線も、それはそれは、おみごと!! 病院もの、刑事者、そしてミステリーの小説が大好きな私には もう〜たまらない小説でした。 この七尾&夕紀のシリーズ化、ぜひぜひお願いします!東野圭吾さま!! | ||||
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一気に読めますし、東野作品としては明るい話なので読後感も爽やかです。 ただ、自分は肝心の手術シーンであまり盛り上がれなかったのと、恒例のどんでん返しがなかったのとで肩透かしをくらった感じでした。 西園先生にもうちょっとダークな一面があればもっと緊張感があったと思うんですけど、はなっからどう考えてもいい人としか思えないですし。 「使命」という言葉もよく出てきますけど、それについて特に感じることもありませんでした。 小説としては及第点ですけど東野作品としては平均以下ですかね… 自分には容疑者Xや赤い指の方がおもしろかったです。 | ||||
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一気に読めますし、東野作品としては明るい話なので読後感も爽やかです。ただ、自分は肝心の手術シーンであまり盛り上がれなかったのと、恒例のどんでん返しがなかったのとで肩透かしをくらった感じでした。西園先生にもうちょっとダークな一面があればもっと緊張感があったと思うんですけど、はなっからどう考えてもいい人としか思えないですし。「使命」という言葉もよく出てきますけど、それについて特に感じることもありませんでした。小説としては及第点ですけど東野作品としては平均以下ですかね…自分には容疑者Xや赤い指の方がおもしろかったです。 | ||||
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凄まじい緊張感に、手に汗を握る。 特に、終盤の、緊迫した場面は、著者ならではだ。 当初、本書のタイトルは、何を意味するのか、釈然としなかった。 しかし、読み進むとともに分かって来るが、最後は「使命」について、考えさせられる。 警官の使命、医師の使命、、、そして我々自身の使命についても。 現在の手術は、電気とは切り離しては、考えられない。 電気メス、心電図モニター、レスピレーター、人工心肺装置などなど。 ここに着目され、さらに、いくつかの人間模様がからめられ、大変面白い内容となっている。 ところで、別の患者のレスピレーターを動かすために、通電を要請される下りがある。 病院では、停電用バックアップ電源に加えて、レスピレーターそのものも、バッテリーを搭載している。 このバッテリー駆動時間は有限ではあるが、電源が尽きた場合は、手動でエアバックを操作する事が出来る。 私は、勤務医であるが、長時間の停電のため、手動でエアバックを操作し続けた経験が1〜2度ある。 この部分に少し違和感を感じたが、物語の本質とは別の問題だ。 しかし、電気が使えない状態で、あらゆる工夫が行われ、最大限の努力がなされた。 これこそ医師の使命だと感じる。 使命とは、与えられた(限られた)条件下で、最大の努力を行う事だとも言える。 病院の外でも、それぞれの使命を、この様に解釈する事も出来る。 著者もまた、作家という使命を全うしている。 | ||||
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凄まじい緊張感に、手に汗を握る。 特に、終盤の、緊迫した場面は、著者ならではだ。 当初、本書のタイトルは、何を意味するのか、釈然としなかった。 しかし、読み進むとともに分かって来るが、最後は「使命」について、考えさせられる。 警官の使命、医師の使命、、、そして我々自身の使命についても。 現在の手術は、電気とは切り離しては、考えられない。 電気メス、心電図モニター、レスピレーター、人工心肺装置などなど。 ここに着目され、さらに、いくつかの人間模様がからめられ、大変面白い内容となっている。 ところで、別の患者のレスピレーターを動かすために、通電を要請される下りがある。 病院では、停電用バックアップ電源に加えて、レスピレーターそのものも、バッテリーを搭載している。 このバッテリー駆動時間は有限ではあるが、電源が尽きた場合は、手動でエアバックを操作する事が出来る。 私は、勤務医であるが、長時間の停電のため、手動でエアバックを操作し続けた経験が1〜2度ある。 この部分に少し違和感を感じたが、物語の本質とは別の問題だ。 しかし、電気が使えない状態で、あらゆる工夫が行われ、最大限の努力がなされた。 これこそ医師の使命だと感じる。 使命とは、与えられた(限られた)条件下で、最大の努力を行う事だとも言える。 病院の外でも、それぞれの使命を、この様に解釈する事も出来る。 著者もまた、作家という使命を全うしている。 | ||||
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いつか説明しなければいけないことがある。 しかしそれが大切な話であればあるほど、 タイミングが重要だ。 相手が聞く耳を持っている時、 自分がそれを冷静に説明出来る精神状態の時、 自分が身を持ってそれを示した時、 そしてそれをごく自然に切り出せる状況の時。 そういう時に話すのとそうでないのとでは、結果が全く違ってくる。 人生において『タイムリー』という事がいかに大切か、 西園という医者はよくわかっていたに違いない。 最後の彼の告白が、それを物語っている。 | ||||
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ハズレのない作家であるが、この本も引き込まれてしまい、一気に読んでしまった。医者の倫理観が今回の大きなテーマで、自分の子供を間接的に事故死へ追い込んだ人間が患者となり、死亡するリスクもある困難な心臓手術を行うこととなった場合、医者は自分の使命を全うして患者を救うことができるのか、それとも手術の困難さに紛れて未必の故意にしろ患者を死なせたい誘惑に駆られるのかということを主人公であるインターンの女医が全編を通じて探っていく。導入部分でバラバラだったいくつかの伏線がクライマックスへ向けて一本の線に融合していくのは、本当に鮮やかな描写である。 | ||||
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いつか説明しなければいけないことがある。 しかしそれが大切な話であればあるほど、 タイミングが重要だ。 相手が聞く耳を持っている時、 自分がそれを冷静に説明出来る精神状態の時、 自分が身を持ってそれを示した時、 そしてそれをごく自然に切り出せる状況の時。 そういう時に話すのとそうでないのとでは、結果が全く違ってくる。 人生において『タイムリー』という事がいかに大切か、 西園という医者はよくわかっていたに違いない。 最後の彼の告白が、それを物語っている。 | ||||
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ハズレのない作家であるが、この本も引き込まれてしまい、一気に読んでしまった。医者の倫理観が今回の大きなテーマで、自分の子供を間接的に事故死へ追い込んだ人間が患者となり、死亡するリスクもある困難な心臓手術を行うこととなった場合、医者は自分の使命を全うして患者を救うことができるのか、それとも手術の困難さに紛れて未必の故意にしろ患者を死なせたい誘惑に駆られるのかということを主人公であるインターンの女医が全編を通じて探っていく。導入部分でバラバラだったいくつかの伏線がクライマックスへ向けて一本の線に融合していくのは、本当に鮮やかな描写である。 | ||||
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おもしろい。読みやすいし,読後に東野作品特有の爽快感というか「読んでよかった」感が残ります。少なくとも先に出版された「赤い指」よりは話が濃密で読み応えがあります。面目躍如といったところでしょうか。ただ,登場人物がだれも彼も「優しすぎる」のが美しすぎるかな。まぁ,それが東野作品のよさでもあると思いますが。 | ||||
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おもしろい。読みやすいし,読後に東野作品特有の爽快感というか「読んでよかった」感が残ります。少なくとも先に出版された「赤い指」よりは話が濃密で読み応えがあります。面目躍如といったところでしょうか。ただ,登場人物がだれも彼も「優しすぎる」のが美しすぎるかな。まぁ,それが東野作品のよさでもあると思いますが。 | ||||
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実を言うと「使命」という言葉は好きだ。だが、その大それた(?)言葉は、政治家、医者、警察官などの職業の人たちにこそ当てはまる気がしていた。 ところが、本書を読んでいるうちに、私のように平凡に日常を送っている者にさえ、使命があると認識できた。そして、それを全うすることこそ生きることであり、使命感を持って生きなければいけないのだと考えさせられた。 昨今では、新聞やテレビなどのメディアで政治家や教育者などの不祥事が報じられ、使命感を感じている人たちが少ない。そういう中で、東野氏は、あえて「使命」という多少面映ゆい言葉を使い、私たちの背筋を伸ばさせてくれた。 | ||||
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東野圭吾多重人説再び(多種、多様な文体、作風)。名刀の切れ味のごとくシャープで暖かい作品でした。上辺の印象としては医療ミステリーですが、タイムリミット物に、主人公の女性医療研修生が抱く実父の死との絡み、犯人を取り巻く様々な人間模様、そして「まさにある使命」等と伏線が絡みに絡み、結末まで一気に読ませるストーリーテラーと、人物描写、そして最後の1頁に思わず、胸が熱くなる結末と、読者の目を釘付けにすること間違いなし。早くも2007年度国内ミステリー物の大本命では??? | ||||
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実を言うと「使命」という言葉は好きだ。だが、その大それた(?)言葉は、政治家、医者、警察官などの職業の人たちにこそ当てはまる気がしていた。 ところが、本書を読んでいるうちに、私のように平凡に日常を送っている者にさえ、使命があると認識できた。そして、それを全うすることこそ生きることであり、使命感を持って生きなければいけないのだと考えさせられた。 昨今では、新聞やテレビなどのメディアで政治家や教育者などの不祥事が報じられ、使命感を感じている人たちが少ない。そういう中で、東野氏は、あえて「使命」という多少面映ゆい言葉を使い、私たちの背筋を伸ばさせてくれた。 | ||||
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東野圭吾多重人説再び(多種、多様な文体、作風)。名刀の切れ味のごとくシャープで暖かい作品でした。上辺の印象としては医療ミステリーですが、タイムリミット物に、主人公の女性医療研修生が抱く実父の死との絡み、犯人を取り巻く様々な人間模様、そして「まさにある使命」等と伏線が絡みに絡み、結末まで一気に読ませるストーリーテラーと、人物描写、そして最後の1頁に思わず、胸が熱くなる結末と、読者の目を釘付けにすること間違いなし。早くも2007年度国内ミステリー物の大本命では??? | ||||
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医師と自動車販売責任者。両者は人の生命に関する責任を直接、間接の違いこそあれ背負っている。 医療ミス、欠陥車に関する報道が絶えない昨今、彼らの職務に対する責任感と利潤や効率を追求する気持ちのバランスに疑問を感じることが多い。 人がどれだけ日ごろの仕事に”使命と魂”を感じているかは、それぞれの職業観はあると思うが、他人の命を間接的でも預かっていると言う方は、この作品の重みが分かるはず。 故意、過失含めて、家族や恋人を失った人々の悲しみは計り知れず、作品の中の復讐劇にリアル感を与えている。 すべてを救うのが、愛情と善意であることに救いを感じ。作者の人生観を感じたようで爽快な読後感を得られた。 | ||||
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医師と自動車販売責任者。両者は人の生命に関する責任を直接、間接の違いこそあれ背負っている。 医療ミス、欠陥車に関する報道が絶えない昨今、彼らの職務に対する責任感と利潤や効率を追求する気持ちのバランスに疑問を感じることが多い。 人がどれだけ日ごろの仕事に”使命と魂”を感じているかは、それぞれの職業観はあると思うが、他人の命を間接的でも預かっていると言う方は、この作品の重みが分かるはず。 故意、過失含めて、家族や恋人を失った人々の悲しみは計り知れず、作品の中の復讐劇にリアル感を与えている。 すべてを救うのが、愛情と善意であることに救いを感じ。作者の人生観を感じたようで爽快な読後感を得られた。 | ||||
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東野作品全般に言える、ちょっと文章が硬い部分はあるが、面白い。 特に少し前にテレビで心臓外科医の特集番組を見たばかりだったので情景が 具体的に浮かび楽しめた。 | ||||
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