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毒吐姫と星の石
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毒吐姫と星の石の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.72pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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ヒロインの葛藤とヒーローの気持ちが、前作のストーリーやキャラクター巧みにも活かされていました。 前作のこのキャラがヒーローになって、こんなに成長していた事。 紅玉先生なりに全員を大切にしたかったのかな、なんて思い泣けました。 この方の作品は読み終わると広い意味で心にガツン、と来る。 | ||||
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紅玉いづきが贈る人喰い三部作「ミミズクと夜の王」「MAMA」「雪蟷螂」の内の第一作にして処女作「ミミズクと夜の王」の続編です。 イラストは2013年に逝去された故・磯野宏夫氏によるもの。 ストーリーとしては第二作「MAMA」にも近い気がしますね。 発売当初は結局見付けられずに大変悔しい思いをしましたが、十年越しに読んでもやはり良いものですね。 | ||||
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前作の『ミミズクと夜の王』が非常に良かったため読むのが楽しみでしたが期待外れでした。 『ミミズクと夜の王』では登場人物1人ひとりに思いがあり、それぞれの思いが交差してとても良いストーリーを作っていました。 本作は優しい王子が毒吐姫の心を開く単純なストーリーとなっており、ただただ普通という印象です。 また、不幸な境遇によって毒を吐く姫ですが、それは不幸な境遇によるものでしょうか? 作中で毒吐姫が吐く毒は、人の弱みを的確に把握し攻撃しており、性格や才能によるものだと思います。 優しい人々と接したところで直るものでは無いでしょう。 | ||||
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ページをめくる手が止まりません。さし絵無しでも問題無し!童話よりも、童話を読んでるような気持ちで、心を鷲掴みにされました。適切な表現が見つかりませんが、素敵な気持ちと良い後味が、しばらく脳内を漂いました。 | ||||
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ライトノベルとおもって舐めてました!これはお勧めです!!でも続編は微妙でした、、 | ||||
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よかった。また会えたと思うのでした。 ミミズクと夜の王、で知り合った彼ら彼女らに。 十頁ぐらいですぐに僕ら読者はあの森を持つ小さな国の小さかった王子が物語と世界を背負うだけの成長と覚悟を持って無事に彼方の世界できちんと毎日を送っていたことを知ります。 そして物語は彼と隣国の同じような不幸な少女とで二幕目を開けます。 呪われた四肢に夜の王の異形の刻印を受けて自ら立った王子は赤い瞳を持ち、口から紡ぐ鮮烈な言葉の刃を毒としてただひとつ生きる術としてきた棄てられた隣国の王女と出会います。よく知っている馴染みの世界で古い友人達が新しい物語を紡ぎます。 今回も童話かお伽噺のような物語なのにその世界の人々は前述の感想のように実体感に満ちているのは作者の思い入れから描き出す彼らの感情のリアリテイーと豊かな愛情の裏付けに依るものなのでしょうね。 むこうの世界で彼らは読者のかけがえの無い友人達として彼らの生を生きていきます。 確かに彼らの世界が存在し、本という魔法の触媒を使い彼方の世界を垣間見ているだけのような気さえすることがありませんか? こう書くとたかが紙とインクの集合体であるのに本というものはなんという不思議な存在なのだろうとしみじみ思います。 ひとつの旅を終えて別れたばかりなのに、またすぐに彼らに会いたいような切ない、温かい想いを抱いてしまう。そんな作者と物語でありました。 | ||||
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アマゾンでこの本を買うとは決めずに本を探していた時に、たまたま目についたので買ったのですが、 他の方も仰っている通り読んだ後にほっとする本でした。ふわっとした安心感がある言葉だと表現しづらいような。 王子様が出てきて、お姫様が出てきて・・・・ありきたりなお話なのにとても引き込まれて、時間を忘れて読んでしまいました。 王子様が姫に向ける言葉や、毒吐姫を大切に思う人達の台詞ひとつひとつがすごい暖かいです。 また読み返したいと思いました。 賛否両論の作品だと後々知ったのですが、私には専門家のような知識もないですし、こういう本がすごく良い!というのもわかりません。 ベストセラー本だからといって買ってみたけれど私はあまり好きじゃなかった、ということも多いです。 確かに「もっと説明みたいな文がほしい!」とかそういう文章のほうが好きな方には苦手な本かもしれません。 好き嫌いが別れてしまう作品なのかもしれませんが、私はこの本をいろいろな方に読んで頂きたいです。 | ||||
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話が面白かった。お店になかったのでネットで見つけよかった。友たちにも紹介したい。 | ||||
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少し広がった世界観と登場人物にミミズク同様、あっという間に引き込まれてしまった。少し駆け足な印象があったけどとても綺麗にまとまっていたと思います。ちらりと出てきたミミズクの幸せそうな様子に感慨深い思いが。 | ||||
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エルザをぎゅっ〜!!と、抱きしめたくなりました。 読めば読むほど、エルザが可愛いくて、いとおしくて。 本を読んでいて、登場人物がぎゅっと抱きしめたくなるくらいに可愛いって思うこと、あんまりないです。でも、久々に思いました。 内容は、占の国ヴィオンに姫として生まれ、毒と呪いの言葉を吐き下町に生きる毒吐姫エルザ。隣国へ嫁ぐことを強いられ、聖剣の国レッドアークの、夜の王に祝福を受けた王子クローディアスに迎えられる…というもの。 エルザさん、相当な毒を吐きます。まさに毒吐姫。 でも毒だけじゃない子で、そういうところはミミズクに通じるところがあります。 前作「ミミズクと夜の王」も心に残る話でしたが、この続編も前作と同じく琴線に触れる物語でした。 主人公が違うので、前作が未読でも大丈夫かと。 ただ、前作の登場人物がかなり出てくるので、前作を読んでいると2倍楽しめます。 今回、成長したディアの話が読めたので、次は、あの夫婦の話も読みたいです。 あとがきで宣伝されていた、スピンオフ短編「鳥籠巫女と聖剣の騎士」の文庫化を祈ります。 | ||||
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デビュー作に比べて、小説としてうまくなったなあと感じます。 その一方、普通の小説になった、とも感じます。「ミミズク」のようななんだかわけのわからない迫力は消えました。 今回の主人公はミミズクと違って、自立した女の子です。ひとりでたくましく生き抜いていける女の子が、無理やり結婚させられそうになって、それに反抗し、けれど結局は落ちつくところに落ちつく、というパターンの話です。 無理やりの結婚から逃げ出そうとする女の子を、どのようにして相手とくっつけるか、というところが、小説としてのタネ・シカケになるわけで、ここはかなりうまく処理していると思います。 普通の小説に近づいたといっても、作者特有の甘いフェロモンのような雰囲気は健在で、読後感を心地よいものにしてくれます。 読んで損のない一作です。 | ||||
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単体でも物語は成立しているけれど、ミミズクを読んでおり、その想い入れがあってこそ楽しめる部分もある作品。 不幸なヒロインの境遇には同情できなくもないけれど、いまいち感情移入に至らなかった。不条理な占いによって不幸な人生を余儀なくなれたヒロインが、その不条理を決意によってねじふせて生きようとしている王子に触れ、自らの生きる場所を見つけるというストーリーなのだが……その心の変遷やきっかけのドラマがいまひとつ胸に響かない。おとぎ話のように第三者的に眺めてしまい、ヒロインの苦しさが伝わってこない。ヒロインに頑張ってほしいとも、生きてほしいとも、こうなってほしいとも、思うことができないままラストまで読んでしまい、心を動かされるものがあまりなかった。期待していただけに、残念。 | ||||
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著者が大賞をとった『ミミズクと夜の王』の続編です。 物語の中心は魔王の祝福を受けた王子と運命を呪うお姫様の若い二人。 『運命というものを背負うには若すぎる二人の悲しくも暖かい物語』 というのが私の第一印象でしょうか。 全体的に二人の若さとその若さには重い運命が印象的で、キャラを深く掘りすぎずに独特のやわらかな世界観が構築されていて紅玉さんらしい作品でした。 内容も『ミミズクと〜』の続編でありつつ、これそのものが一つの物語でもあります。 著者の言い回しや言葉使いも良い意味で世界観をやわらかくしている印象も受けました。 人の優しさだけでなく、醜い部分までを嫌らしすぎずに世界観の中に投影させる技術は流石です。 評価は、個人的な紅玉さん作品にたいする思い入れを差し引いても★×5です。 心に残る素晴らしい作品をありがとうございました。 | ||||
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タイトルが凄まじいな、と。 毒吐姫、毒吐くのに姫っていっちゃうんだ…吃驚してました。作家女史が告知してから。 中身は期待通り、味のいいお話です。 姫の、最初から最後まで変わらない毒吐きが、なぜだか可愛く見える(笑) ミミズクリターン場面には、驚かされました。しかも、おとぎ話になって国越えまでしてる。真昼姫とはまた可愛いネーミング。 フクロウと喧嘩すると城を訪れるらしい描写が、微笑ましかったです。実家に帰らせて頂きます系(笑) これからも楽しみに、期待を寄せる作家さんですね。 | ||||
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星占いで政治を決める小国ヴィオンに姫として生まれたエルザ・ヴィオンティーヌは、誕生して直ぐに下町に捨てられる。占いで凶兆が出たという理由で。呪いの姫と噂されながら、全てのものに毒を吐くことで生活の糧を得て生きて来たエルザは、ある日突然、王宮に連れ戻される。再び占いにより、夜の王の住まう森の近くにある聖剣の国レッドアークの異形の王子に嫁ぐことが決まったというのだ。 生まれてから一瞬たりとも王族としての暮らしを経験することも無く、寒さと飢えにさらされて生きて来たエリザは、毒を吐けないように魔法で声を封じられ、無理矢理に輿入れすることになる。そこで出会った王子、クローディアス・ヴァイン・ヨールデルタ・レッドアークの手足に付与された夜の王の魔力により声を取り戻した毒吐き姫は、ディアを拒絶し逃げ出そうとする。 そんな彼女を受け入れ、自由に過ごさせるディアや、聖騎士アン・デューク・マクバーレンやその妻で聖剣の巫女であるオリエッタに触れるうちに、彼女にも少しだけ変化が見えてくる。そんなとき、彼女を捨てた国ヴィオンに政変が起きる。 星と神の運命において、という聖句により翻弄されて生きてきたエルザは、姫としての権利を受け取ることもなく、国のために人生を捧げるという、王族の統治システムの中に組み込まれてしまった。 一方、彼女が嫁ぐレッドアークの王子ディアは、呪われた四肢を持ち監禁されて過ごした過去を持つ。そんな彼が王子として立ち、国と民を護るという覚悟を見せることで、何不自由ない生活には代償が必要とされるのだ、という王族の常識をエルザに背中で語っていく。 生まれて直ぐに捨てられ、何の拠り所もなく、ただ自らの言葉のみを武器として生きてきたエルザ。しかしその言葉が多くの人の運命まで動かしかねない立場と一緒になった時、何も怖れるものはなかったはずのエルザに初めて畏れが訪れる。 これは王女として生まれながら、王女として育てられなかった少女が、運命を左右した占いの代わりに信じられる人を知り、王族として生まれ変わる物語であると思う。「ミミズクと夜の王」の続編。 | ||||
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紅玉いづきさんの作品を読むのは初めてでした。 気になっていた作家だったのですが,なかなか読む機会がなく,続編から読むことになりましたが,前作の内容を全く知らなくても,十分に楽しむことができました。 おとぎ話が誕生するまでを読んでいるような気持ちにさせられ,引き込まれるように一気に読み切ってしまいました。 読み終わって思ったことは,主人公も,彼女を取り巻く人たちも,「よかったなあ」この結末でとほっとしたことです。つらいことや苦しいことが続きますが,周囲の人の優しさ,温かさが主人公の心を救い,そして救われた主人公が自分にもできることがあることに気づく。人は変わることができるんだということをストレートに語ってくれた作品に思えました。 読んでほっとしたい作品をお探しの方にはとってもお勧めです。 | ||||
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今作の主人公はタイトルにある毒吐姫であるエルザと、前作にも登場したクローディアス王子で、 この二人の話が綴られていきます。 その他主要キャラ(?)では個人的に好きだったアンディとオリエッタが出てきてくれたり、 前作主人公のミミズクもちょこっと登場します。 話の感想ですが、前作が好きすぎてたまらない自分としては少し肩透かしくらった感がありますが、 これはこれで十二分に楽しめましたので☆5です。 また、スピンオフ番外編「鳥籠巫女と聖剣の騎士」が12月10日電撃文庫MAGAZINEにて掲載予定ですので楽しみに待ちましょう。 | ||||
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「ミミズクと夜の王」の後日譚としても、 別のひとつの作品としても面白かったです。 主人公は毒吐姫ことエルザと前作で登場した王子クローディアスであり 今作は彼らを中心としてひとつの物語が完成されています。 おはなしは切なくて痛くて暖かい。王道なのに胸に響くような、 いつもの作者の十八番ともいえるすばらしいもの。 そこに、あの人達もそんな二人のラブストーリーに絶妙に絡んできて、 物語を盛り上げてくれます。前作ファンにはうれしいシーンもちらほら。 ライトノベルらしかぬ作風や筆致がこの作者の作品にはこのうえなくあっていて、 作品世界の中に自然と溶け込んでいる。 読んだ後にホッと優しい気持ちになれるような素敵なおはなしです。 あとがきにあった「鳥籠巫女と聖剣の騎士」もニヤニヤしながら待ってます。 | ||||
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