夏への扉

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評判

夏への扉の評価:

4.32/5点 レビュー 500件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.32pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1,269件 1,121〜1,140 57/64ページ
No.149
(5pt)

すばらしい!!

初めは凄いダークで気が滅入るようなストーリなのだが、この主人公ダンの純粋さ・・
また生意気だが可愛らしい猫ピートの存在が、物語に活力を与えていてどんどん引き込まれていく。

もちろん結末は・・・
読んでいただいてその結末を知って頂きたいのだが、えもいえぬ幸福感を読者も感じることが出来るだろう。

SFの中にタイムマシーンを交えた作品は良く有りがちだが、
その機能を旨く適応した非常に良い作品であると思う。

またこの作品が発表された頃は、クライオニクス(人体冷凍保存技術)の可能性が騒がれた時代とリンクしておりその流れも非常に良く感じ取れる。
多くのSFを語るなら、この1冊を知らなければモグリだといえる。

その意味を込め星・・・5つ。

               青空ぴろ
夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8H3CG
No.148
(5pt)

すばらしい!!

初めは凄いダークで気が滅入るようなストーリなのだが、この主人公ダンの純粋さ・・
また生意気だが可愛らしい猫ピートの存在が、物語に活力を与えていてどんどん引き込まれていく。

もちろん結末は・・・
読んでいただいてその結末を知って頂きたいのだが、えもいえぬ幸福感を読者も感じることが出来るだろう。

SFの中にタイムマシーンを交えた作品は良く有りがちだが、
その機能を旨く適応した非常に良い作品であると思う。

またこの作品が発表された頃は、クライオニクス(人体冷凍保存技術)の可能性が騒がれた時代とリンクしておりその流れも非常に良く感じ取れる。
多くのSFを語るなら、この1冊を知らなければモグリだといえる。

その意味を込め星・・・5つ。

               青空ぴろ
夏への扉 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)より
415011742X
No.147
(5pt)

人を信じなければ生きていけない

冒険スペクタクルのような、それでいて童話のような。

この作品のタイトルは、主人公の飼い猫ピートが、

苦手な冬に、夏へ通じる扉を探す・・・というくだりが

関連しています。これだけでも童話的なエピソードですよね。

全編通してハラハラしつつも心温まる作品です。

SFとしては、物足りない部分があると思いますが、

単純に作品としての質は高いです。

本をボロボロになるまで大切に持っていたくなるし、

もしかしたら飼い猫に「ピート」と名付けたくなって

しまうかもしれません。

作品中には大人のための真理もちゃんと用意されています。

読みやすく、全世代を通して心に響く一冊です。
夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345)) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))より
4150103453
No.146
(5pt)

人を信じなければ生きていけない

冒険スペクタクルのような、それでいて童話のような。

この作品のタイトルは、主人公の飼い猫ピートが、

苦手な冬に、夏へ通じる扉を探す・・・というくだりが

関連しています。これだけでも童話的なエピソードですよね。

全編通してハラハラしつつも心温まる作品です。

SFとしては、物足りない部分があると思いますが、

単純に作品としての質は高いです。

本をボロボロになるまで大切に持っていたくなるし、

もしかしたら飼い猫に「ピート」と名付けたくなって

しまうかもしれません。

作品中には大人のための真理もちゃんと用意されています。

読みやすく、全世代を通して心に響く一冊です。
夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8H3CG
No.145
(5pt)

人を信じなければ生きていけない

冒険スペクタクルのような、それでいて童話のような。

この作品のタイトルは、主人公の飼い猫ピートが、

苦手な冬に、夏へ通じる扉を探す・・・というくだりが

関連しています。これだけでも童話的なエピソードですよね。

全編通してハラハラしつつも心温まる作品です。

SFとしては、物足りない部分があると思いますが、

単純に作品としての質は高いです。

本をボロボロになるまで大切に持っていたくなるし、

もしかしたら飼い猫に「ピート」と名付けたくなって

しまうかもしれません。

作品中には大人のための真理もちゃんと用意されています。

読みやすく、全世代を通して心に響く一冊です。
夏への扉 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)より
415011742X
No.144
(5pt)

いいですね。猫。

舞台は1970年・・・の割にはハイテクです。パラレルですから。

人生に絶望した主人公マイルズは猫と一緒にコールドスリープしようとする所から、今作の物語は始まります。踏んだり蹴ったりなマイルズを襲う更なる悲劇・・・

先の読めない展開ですが、突拍子がないわけではなく巧妙に組まれたストーリーにはどんどんと引き込まれます。

次々と謎が解き明かされるクライマックスは気持ちいい。

心温まる作品です。
夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345)) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))より
4150103453
No.143
(5pt)

いいですね。猫。

舞台は1970年・・・の割にはハイテクです。パラレルですから。

人生に絶望した主人公マイルズは猫と一緒にコールドスリープしようとする所から、今作の物語は始まります。踏んだり蹴ったりなマイルズを襲う更なる悲劇・・・

先の読めない展開ですが、突拍子がないわけではなく巧妙に組まれたストーリーにはどんどんと引き込まれます。

次々と謎が解き明かされるクライマックスは気持ちいい。

心温まる作品です。
夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8H3CG
No.142
(5pt)

いいですね。猫。

舞台は1970年・・・の割にはハイテクです。パラレルですから。

人生に絶望した主人公マイルズは猫と一緒にコールドスリープしようとする所から、今作の物語は始まります。踏んだり蹴ったりなマイルズを襲う更なる悲劇・・・

先の読めない展開ですが、突拍子がないわけではなく巧妙に組まれたストーリーにはどんどんと引き込まれます。

次々と謎が解き明かされるクライマックスは気持ちいい。

心温まる作品です。
夏への扉 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)より
415011742X
No.141
(5pt)

理系人の純愛物語。「がんばれ、ファイト」とプッシュしてくれる本です。

訳者の方の後書きにもあるとおり、タイムトラベル、冷凍睡眠などSFが舞台として用意されているけれど、腕(能力)に自身のありかつ純朴な理系人間の、本当にどこまでも純粋な愛の物語です。過去において主人公と未来において妻となる女性との別れ(永久の別れではないのだけれど)の場面は感動しました。理系人間、特に腕(能力)に自信があるけれど、営利追求の経済の波にのまれ、疲れ果てている現代の技術者にお勧めです。この本が「がんばれ、ファイト」とプッシュしてくれます。
夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345)) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))より
4150103453
No.140
(5pt)

理系人の純愛物語。「がんばれ、ファイト」とプッシュしてくれる本です。

訳者の方の後書きにもあるとおり、タイムトラベル、冷凍睡眠などSFが舞台として用意されているけれど、腕(能力)に自身のありかつ純朴な理系人間の、本当にどこまでも純粋な愛の物語です。過去において主人公と未来において妻となる女性との別れ(永久の別れではないのだけれど)の場面は感動しました。理系人間、特に腕(能力)に自信があるけれど、営利追求の経済の波にのまれ、疲れ果てている現代の技術者にお勧めです。この本が「がんばれ、ファイト」とプッシュしてくれます。
夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8H3CG
No.139
(5pt)

理系人の純愛物語。「がんばれ、ファイト」とプッシュしてくれる本です。

訳者の方の後書きにもあるとおり、タイムトラベル、冷凍睡眠などSFが舞台として用意されているけれど、腕(能力)に自身のありかつ純朴な理系人間の、本当にどこまでも純粋な愛の物語です。過去において主人公と未来において妻となる女性との別れ(永久の別れではないのだけれど)の場面は感動しました。理系人間、特に腕(能力)に自信があるけれど、営利追求の経済の波にのまれ、疲れ果てている現代の技術者にお勧めです。この本が「がんばれ、ファイト」とプッシュしてくれます。
夏への扉 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)より
415011742X
No.138
(4pt)

ハインラインの最高傑作

時間SFの傑作としてオールタイムベスト10の常連の作品。

猫SFとしても読める詩情豊かな作品。

恋人に裏切られ冷凍睡眠で未来に送られた男が、

タイムマシンで過去に戻って…。という話。

抜群の構成力だが、理解出来なかった人は、

広瀬正のオマージュ作品「マイナス・ゼロ」を読むといいかもしれない。

恋愛SFとしてもハッピーエンドになるが、

男に都合のよいハッピーエンドみたいなのが、ちょっと引っかかる。

冷凍睡眠ネタSFとしては、樹なつみの「OZ」のラストの方が、私は感動しました。

ロリコンを罵倒する「OZ」のヒーローは、年下の若い綺麗な未熟なヒロインと物語途中で知り合うが、

ラストで眠れる森の美女と化すのは男の方である。

男が冷凍睡眠している間に少女は成長して立派なオバサン科学者になるという「OZ」の方が、

硬派SFとして感動的だったよな。

私の記憶違いかも知れないが、ハインラインの「夏への扉」には、

ロリコンを認めるような軟弱な視点があったような気がする。

ちなみに竹宮恵子の「夏への扉」はハインラインとは無関係ですw
夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345)) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))より
4150103453
No.137
(4pt)

ハインラインの最高傑作

時間SFの傑作としてオールタイムベスト10の常連の作品。

猫SFとしても読める詩情豊かな作品。

恋人に裏切られ冷凍睡眠で未来に送られた男が、

タイムマシンで過去に戻って…。という話。

抜群の構成力だが、理解出来なかった人は、

広瀬正のオマージュ作品「マイナス・ゼロ」を読むといいかもしれない。

恋愛SFとしてもハッピーエンドになるが、

男に都合のよいハッピーエンドみたいなのが、ちょっと引っかかる。

冷凍睡眠ネタSFとしては、樹なつみの「OZ」のラストの方が、私は感動しました。

ロリコンを罵倒する「OZ」のヒーローは、年下の若い綺麗な未熟なヒロインと物語途中で知り合うが、

ラストで眠れる森の美女と化すのは男の方である。

男が冷凍睡眠している間に少女は成長して立派なオバサン科学者になるという「OZ」の方が、

硬派SFとして感動的だったよな。

私の記憶違いかも知れないが、ハインラインの「夏への扉」には、

ロリコンを認めるような軟弱な視点があったような気がする。

ちなみに竹宮恵子の「夏への扉」はハインラインとは無関係ですw
夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8H3CG
No.136
(4pt)

ハインラインの最高傑作

時間SFの傑作としてオールタイムベスト10の常連の作品。

猫SFとしても読める詩情豊かな作品。

恋人に裏切られ冷凍睡眠で未来に送られた男が、

タイムマシンで過去に戻って…。という話。

抜群の構成力だが、理解出来なかった人は、

広瀬正のオマージュ作品「マイナス・ゼロ」を読むといいかもしれない。

恋愛SFとしてもハッピーエンドになるが、

男に都合のよいハッピーエンドみたいなのが、ちょっと引っかかる。

冷凍睡眠ネタSFとしては、樹なつみの「OZ」のラストの方が、私は感動しました。

ロリコンを罵倒する「OZ」のヒーローは、年下の若い綺麗な未熟なヒロインと物語途中で知り合うが、

ラストで眠れる森の美女と化すのは男の方である。

男が冷凍睡眠している間に少女は成長して立派なオバサン科学者になるという「OZ」の方が、

硬派SFとして感動的だったよな。

私の記憶違いかも知れないが、ハインラインの「夏への扉」には、

ロリコンを認めるような軟弱な視点があったような気がする。

ちなみに竹宮恵子の「夏への扉」はハインラインとは無関係ですw
夏への扉 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)より
415011742X
No.135
(5pt)

この作品は出会う時期が大事だと思う

小学生じゃ早すぎるし高校生だと遅すぎる気がする。

小学校高学年から中学位に出会うのが一番この作品にも読者にも幸せかな、と思いますが
人生のどの時期に読んでも楽しめるとは思います。

翻訳の古さを味わえる、若しくは気にならないなら読んでみて欲しい。

私個人はいい時期にこの作品に作出会えたようで、今でも読み返して最後の文章まで辿り着くと
初見で味わったと同じ暖かい感情が胸中に溢れてきます。年寄り臭い感傷かもしれませんが
夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345)) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))より
4150103453
No.134
(5pt)

この作品は出会う時期が大事だと思う

小学生じゃ早すぎるし高校生だと遅すぎる気がする。

小学校高学年から中学位に出会うのが一番この作品にも読者にも幸せかな、と思いますが
人生のどの時期に読んでも楽しめるとは思います。

翻訳の古さを味わえる、若しくは気にならないなら読んでみて欲しい。

私個人はいい時期にこの作品に作出会えたようで、今でも読み返して最後の文章まで辿り着くと
初見で味わったと同じ暖かい感情が胸中に溢れてきます。年寄り臭い感傷かもしれませんが
夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8H3CG
No.133
(5pt)

この作品は出会う時期が大事だと思う

小学生じゃ早すぎるし高校生だと遅すぎる気がする。

小学校高学年から中学位に出会うのが一番この作品にも読者にも幸せかな、と思いますが
人生のどの時期に読んでも楽しめるとは思います。

翻訳の古さを味わえる、若しくは気にならないなら読んでみて欲しい。

私個人はいい時期にこの作品に作出会えたようで、今でも読み返して最後の文章まで辿り着くと
初見で味わったと同じ暖かい感情が胸中に溢れてきます。年寄り臭い感傷かもしれませんが
夏への扉 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)より
415011742X
No.132
(5pt)

傑作は色あせない

冒頭の数ページ、護民官ペトロニウスの描写だけでも試しに読んで、グッと来たら買って間違いなしの1冊です。

主人公のダンは才能溢れる発明家だが、ちょっと世間知らずのお人よし。それが災いして、苦労して育て上げた会社も発明もすべてを騙し取られてしまう。

この辺りの情けなさ、なんで気付かないんだよ!とイラつくようなお人よしぶりが、なんとも愛嬌があって引き込まれます。

一度は愛猫と一緒に冬眠装置に入ろうとするものの、生きる気力を取り戻し悪党と戦うダン。この辺の戦闘シーンも、「志村うしろ〜!」的なヘタレっぷりでちょっと笑えます。

そして結局ダンは冷凍睡眠装置に入れられてしまいます。猫抜きで。

ええっ、じゃあ飼い主を失った猫はどうなっちゃうの?と心配になり、急いでページを繰りたくなりますが、さりげない描写がのちのち複線として効いていたりするので、慌てずゆっくり読むほうが得策です。

ダンが目覚めるのは2000年。残念ながら実際の2000年はこの小説で描かれたようにはなりませんでしたが、そんなことは少しも小説の面白さやリアリティを損なっていません。

良い小説は年月がたっても色あせない。そんな当たり前のことを再認識しました。

まったくの蛇足ですが、歴史上のペトロニウスは「昼間は眠り、夜を仕事と享楽に生きた」そうで、意外に猫の名にふさわしいのかもと思いました。
夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345)) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))より
4150103453
No.131
(5pt)

傑作は色あせない

冒頭の数ページ、護民官ペトロニウスの描写だけでも試しに読んで、グッと来たら買って間違いなしの1冊です。

主人公のダンは才能溢れる発明家だが、ちょっと世間知らずのお人よし。それが災いして、苦労して育て上げた会社も発明もすべてを騙し取られてしまう。

この辺りの情けなさ、なんで気付かないんだよ!とイラつくようなお人よしぶりが、なんとも愛嬌があって引き込まれます。

一度は愛猫と一緒に冬眠装置に入ろうとするものの、生きる気力を取り戻し悪党と戦うダン。この辺の戦闘シーンも、「志村うしろ〜!」的なヘタレっぷりでちょっと笑えます。

そして結局ダンは冷凍睡眠装置に入れられてしまいます。猫抜きで。

ええっ、じゃあ飼い主を失った猫はどうなっちゃうの?と心配になり、急いでページを繰りたくなりますが、さりげない描写がのちのち複線として効いていたりするので、慌てずゆっくり読むほうが得策です。

ダンが目覚めるのは2000年。残念ながら実際の2000年はこの小説で描かれたようにはなりませんでしたが、そんなことは少しも小説の面白さやリアリティを損なっていません。

良い小説は年月がたっても色あせない。そんな当たり前のことを再認識しました。

まったくの蛇足ですが、歴史上のペトロニウスは「昼間は眠り、夜を仕事と享楽に生きた」そうで、意外に猫の名にふさわしいのかもと思いました。
夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8H3CG
No.130
(5pt)

傑作は色あせない

冒頭の数ページ、護民官ペトロニウスの描写だけでも試しに読んで、グッと来たら買って間違いなしの1冊です。

主人公のダンは才能溢れる発明家だが、ちょっと世間知らずのお人よし。それが災いして、苦労して育て上げた会社も発明もすべてを騙し取られてしまう。

この辺りの情けなさ、なんで気付かないんだよ!とイラつくようなお人よしぶりが、なんとも愛嬌があって引き込まれます。

一度は愛猫と一緒に冬眠装置に入ろうとするものの、生きる気力を取り戻し悪党と戦うダン。この辺の戦闘シーンも、「志村うしろ〜!」的なヘタレっぷりでちょっと笑えます。

そして結局ダンは冷凍睡眠装置に入れられてしまいます。猫抜きで。

ええっ、じゃあ飼い主を失った猫はどうなっちゃうの?と心配になり、急いでページを繰りたくなりますが、さりげない描写がのちのち複線として効いていたりするので、慌てずゆっくり読むほうが得策です。

ダンが目覚めるのは2000年。残念ながら実際の2000年はこの小説で描かれたようにはなりませんでしたが、そんなことは少しも小説の面白さやリアリティを損なっていません。

良い小説は年月がたっても色あせない。そんな当たり前のことを再認識しました。

まったくの蛇足ですが、歴史上のペトロニウスは「昼間は眠り、夜を仕事と享楽に生きた」そうで、意外に猫の名にふさわしいのかもと思いました。
夏への扉 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)より
415011742X