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天空の蜂
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天空の蜂の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全179件 61~80 4/9ページ
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期待しながら、今、79ページまで読んだか、全く引き込まれて行かない。この作家には、この手の規模のモノは、向いていないのではないかと思う。麻生幾、福井晴敏等の、1ページ目からの、ぐいぐい引き込まれる緊急感が無い。 この作家は、今まで、通りのパーソナルな、作品が向いているのではないか。 期待したが、無駄な時間は使いたくないので、この作家が好きな人に、プレゼントする事にした。口直しに、麻生幾の、「宣戦布告」を、また読みたくなった。 | ||||
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読みました。 ちょっと冗漫、ダラダラのストーリーでした。 ただ、原発に対するテロに警鐘を鳴らしたのは、本書がはじめてでしたね。 映画はキャストがいいので、観たいですね。 映画を見るなら、原作は読まないほうがベターかもしれませんね。 | ||||
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原発の事はほとんど知識がないのでこの本を選びました。今は友人が呼んでいます。とてもひきつけられました。 | ||||
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始めの3/4までは面白いんだよなあ。 だがふつうラストにかけて盛り上がるんだが、これが盛り下がるんだよねえ。 小説なんだからもっと非現実なストーリーでもいいんじゃない。 日本政府に遠慮してるんかねえ。 今度映画化されるみたいだけど、絶対見にいかないと思うよ。 | ||||
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この小説を読んだのはちょっと前ですが、東野圭吾という人の視野の広さに驚きました。話のスケールは非常に大きく、単にサスペンスと呼ぶのはふさわしくないと思います。この作品が20年前に書かれたというのは驚きですが、現在とあまり変わっていない部分も多いことから、普遍的な真実が描かれていると思います。 ただこの頃は、原発が停止すると日本の社会がたちまち立ち行かなると信じられており、作者も私もそう信じていたと思いますが、それが大きな嘘ということが明るみになりました。我々は電力会社や国に騙され続けていたのです。 話のスケールの大きさと相反して、この作品は人間の繊細な心情や葛藤が描かれています。私はこの話に出てくるテロリストの気持ちに同情せざるを得ませんでした。そしてとてもせつない気持ちになりました。傑作であると思った所以です。 使用済み核燃料プールの危険性にも触れられていて先見性の高さに驚きました。少し長く専門的な部分もありますが、大筋をおさえて読めばすばらしい作品であることが分かると思います。 | ||||
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面白かったです。高速増殖炉など、ある程度仕組みを知っている人でないと、イメージが湧かないかも知れませんので、評価も別れるかも知れません。 終始、情景を想像しながら読むことが出来ました。日本の原子力政策や危機管理に一石を投じるものではないかと思います。 | ||||
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この小説の設定程度の脅しで日本の原発を全部止めるのなら、 テロリストや外国から脅されたときに、日本はすぐギブアップ してしまうことになる。 巨大津波の対策は不十分だったかもしれないが、テロ対策が そんな軟弱なものとは思えない。 | ||||
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昨日読み終えましたが、久々に読み応えのある小説でした。 反原発派も推進派も、実務に関わっている人々も糾弾されていない。 現状の原発に関する問題点を、淡々と専門的に解説しながら、 せいぜい、うろたえるだめな官僚や首長・政治家が忌むべき対象として描かれている。 でも作者が一番憎んでいるのは誰か? それは一般大衆の「沈黙の乗客」である。 賛成でも反対でもなく、電気をのうのうと使い、政治にも無頓着で節電を嫌がる・・・・ 日本原発エアラインという、危なっかしい飛行機の席に、どっしりと腰を落ち着け、どこに行くかも希望しないし知りたいとも思わない。 準主人公のヘリコプター技師の湯原の息子が、原発をネタにしたイジメで死んだのかもしれない?という話が出てきますが、「イジメ」はいじめた方もいじめられた方もつらいけど、一番悪いのは能面のような顔をした傍観者だ・・・というような記述があります。 20年前の預言書としては出来すぎですが、我々一般大衆は2013年の蜂の一刺しで、学べたのでしょうか? もう、再び忘れ初めているのではないですか? ミステリー読書から話は飛びますが、 今まで原発に対して意思表明しない方、しなかった方、 昨年の選挙で投票しなかった方、 「原発は現在の政争の争点では無いだろう」と今さら言い訳する方、 議論するのが怖い方、 反省して、次は意思表明しませんか? | ||||
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東野さんの作品の中で最も良い作品だと思っています。 ご本人も自信作とおっしゃっていました。 ただ、どんな理由からか、「わざと黙殺された」作品でした。(これも本人談) それが発行から20年経って、東日本大震災から4年経って、今映画化とは。 もうずっと映像化は無理だと思っていました。 映画そのものにそれほど期待はしていないのですが、これが映画化して、たくさんの人に見てもらえるきっかけになる、というのは嬉しいです。 でも今映像化するとなると、あの最後のセリフはどうなるのかな。 「それに気づく」 気づかなかったから、東日本大震災での悲劇は起こったのではないでしょうか。 | ||||
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久々に東野圭吾氏の長編を読みたいと思い、購入しました。 序盤は、多くの方のご指摘のように、専門用語の多さ、登場人物の多さに中々世界に入ることができませんでした。ようやく話展開が動き出したのは、犯人の姿が少しずつ見えてくるところからです。地下資源の少ない日本が今後、原発とどう向き合っていくかは別にして、原発を使うことでどのような社会的背景が起こるのかを考えさせてもらえる本だと思います。 | ||||
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東野圭吾さんの作品で初めて 30頁程で読むのを諦めました。 私が、頭が悪いだけかもしれませんが ヘリコプターなどの構造??が合間、合間に 出てくるのですが 意味がわからず飛ばしてしまいました。 そして、そのせいかもしれませんが 話が全く頭に入ってこず いつも東野さんの作品を読むと 映画を見たように情景が浮かぶのですが 今回の作品はただ、文字を読んでるだけ と言う感じになり苦痛になってしまいました。 | ||||
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今まで読んだ東野圭吾作品で一番おもしろかったです。一気に読んでしまいました。 作中の原発に対する様々な立場からの意見や感想は、東日本の震災を経験した今も全く同じように思います。 技術は進歩しているが享受する側が20年経っても何も進歩していない。 作中では「仮面」と表現されていますがまさにその通りだと思いました。 P390~P391の三島と湯原のやり取りが印象に残ります。 | ||||
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読めば読むほど一筋縄ではいかない原発問題。そこにサスペンスやアクションが加わり、オープンエンドで「知らないふりしてはいけないよ。あなたはどう思う?」と突きつけられた感じです。今だからこそ更に重いテーマですが、とても考えさせられる一冊。 | ||||
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つまらない理由 1.登場人物が無駄に多すぎる。またそのせいもあってか主人公が判然とせず、感情移入が全然できない。 2.原発やヘリに関する薀蓄(まあ相当な量の資料を読み込んだのでしょうが・・)が、やたら長くて無駄。物語に全然 関係なくてほとんどとばしてしまいました。 3.400ページも使っていながら、何の起伏もないプロット。ハラ・ドキも全くありませんでした。 4.こんなかんじで無難に終わらなくてはいけないのでしょうが、意外性が全く無い予定調和なエンディング。 かの名作、「秘密」や「片想い」を書いた著者とはとてもおもえません。書き下ろしみたいですが、ただ長いだけの やっつけ仕事と呼ばざるを得ないでしょう。 | ||||
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少々難しい単語が出てきましたが、 迫力があり吸い込まれるように読みました。 深く考えさせられる部分もあり、読んで良かったです。 | ||||
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いつもはさらっと読める東野作品ですが、これは時間がかかりました。 原発の仕組みをわかりやすく書いてあるにもかかわらずです。 子供を救出するあたり映像にしたら面白そう、と思っていたら 現実になりました。 楽しみです。 | ||||
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「もんじゅ」がナトリウム漏洩による事故を起こした1995年に放たれた、 東野氏の初期の傑作。 20年程経った、福島の事故後に読んでも、大変読み応えがある。 1986年のチェルノブイリの事故に触発されたのではないかと思う。 50人超乗客できる、自衛隊の大型ヘリコプターを奪い、 日本の全原発の停止を要求するという、原発の恐ろしさを伝える小説。 文庫本で600頁超有る。 2015年に映画が公開される。 福島の事故があったからではないかと思う。 改めて原発の恐ろしさを伝えるため、であろうか。 相当の調査を行ったと思う。 固有名詞以外は、実際に調べた事実を書いているように感じる。 執筆当時、原発には高速増殖炉と軽水炉があり、 高速増殖炉は、軽水炉に比べて非常に危険で技術的にも難しく、 アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスなどが撤退したにも関わらず、 もんじゅだけが稼働していた。 そのもんじゅ(小説では新陽)に、ヘリコプターを墜落させよう、 というのだ。 様々な立場の登場人物が描かれている。 原発関係の仕事に携わっている人もいる。 主犯格は、原発関係の仕事に携わっており、子供が自殺している。 親が原発関係の仕事という理由で、いじめにあっていた、 という想定だが、実際にあり得る話だと思う。 著者は、自分の意見を登場人物に代弁させているところがあると思う。 ある原発反対者が、きっかけはチェルノブイリだと語った。 「放射能はあらゆる食べ物に影響を及ぼし、 しかも、それがどれだけ続くか分からない。 これを野放しにしておくことは、人類を滅ぼすことだ」 また、主犯格は、 「絶対に落ちない飛行機は無い。だが、飛行機は乗りたくなければ乗らないで済む。 原発はやむを得ないが、事故は起きないようにして貰いたい、 というのは、飛行機に乗るが、絶対に事故を起こすなと言ってるようなもので、 ずるい考えだ。 乗る以上は覚悟を決めて貰いたい」と。 新陽を狙ったのは、最も危険だから、という理由で終盤まで進んでいくが、 最後にこんなことが書かれている。 プルトニウムを大量に含んだ使用済み燃料プールへ、 ヘリが突っ込み、爆発するとどうなるか。 粒子が人の胚に入り、定着し、放射能を発し続けるかもしれない。 使用済み燃料プールが少ないのは、稼働して間もない新陽だけであった。 新陽が最も安全だと判断した。 著書の中で、原発の上空は、飛行機は飛んではいけないことになっている と書かれているが、 1988年に、伊方原発のすぐ近くに米海兵隊ヘリが墜落する事故があり、 東通原発の近くに三沢基地もあるのだ。 福島の事故の時、「想定外」という言葉があったが、 想定外が起きるのなら、今後も起きる、と考えるのは当たり前だ。 最後は、主犯格の以下の言葉で締めくくっている。 「新陽に落ちた方が良かった。 そのことに、いずれみんな気付く」 これは、原発の恐ろしさに気付き、 あの時原発を止めておけば良かった、と後悔するだろう、 という意味だ。 恐らく、映画でも同じような締めくくりで終わらせると思う。 | ||||
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来年の映画化に先駆けて今さら読んでみたが、約20年前に原発を舞台にこれほどのミステリー小説が完成していたとは驚かされた。震災から3年経った今でこそリアリティーを掴めるが当時からここまで想定できていたことに著者の秀逸さを感じさせる。 | ||||
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原子力、放射能という、重いテーマを、著者は、意外とあっさりと、面白く、サスペンスミステリーに書き上げている。 | ||||
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東野氏の出版当時は絵空事だった原発をテーマにしたテロサスペンス大作。 このテーマは現在の方が切実感があるが、当時は東野氏がさほど売れてなかったこともあり、殆ど話題にならなかったようだ。 東野氏の作品としては白夜行を発行するまでは最長の作品であったが、その長さを全く感じさせないほどの抜群のプロットで読ませる。 ラストがやや原発を扱っているだけに尻つぼみな感じはあるが、初期の傑作なのは間違いないだろう。 | ||||
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