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天空の蜂
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天空の蜂の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全135件 1~20 1/7ページ
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設定から、ストーリー展開から、引き込まれた。 原発の上に、巨大ラジコンヘリをホバリングさせて、要求聞き入れないと落とす、と脅す犯人。 犯人二人も、それぞれ過去があったんだが、あそこまでの犯罪を犯すには事情が少し弱い感じはした。 それにしても、ヘリの遠隔操作とか、原発とか、作者の知識量に驚きながら、読み進めた。 | ||||
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こちらの書籍は2度目の購入で読破できました。できてよかったです。一昔前の情景がたくさんあります。時代的にブルータスの心臓に近いです。映画化されているので、題名の天空の蜂と呼ばれているヘリの様子は、そのビデオ(DVD)で観ますと読みすすめるのにイメージがつかみやすい。 映画は、途中でやめてしまいましたが、小説をお読みになられることを、強くお勧めします。お若い読書様は、特に、主人公の湯原一彰さんをガリレオの湯川博士(結婚している設定なのですが)だと重ねてお読みになられると、より身近に感じられるはずです。 特に小説の最後の部分は、まさに湯川博士そのものです。 公衆電話、各家庭の固定黒電話、呼び出しはポケベルの時代の物語なのに、読んでいて新鮮な感動を覚えます。今現在は、スマホ、とかいても そのデータが漏洩しているのが『普通』であったにせよ、小説上はそのことには、触れる事がありません。ですので、この時代の物語、しかも、足で集めたデータ、沢山の実際の協力してくださった読者様の足跡もわかります。科学的な根拠は、レビュー投稿者の私にはあまりわかりません。原発の事故は、外部からもたらされた物であり、原子力発電所の不具合から発生してはいないという、噂の都市伝説のようなものもあるからで、何が真実なのか、現場に行った事のない一読者の私には、わからないです。 このお話から、加賀恭一郎シリーズ、祈りの幕が降りる時へと、続くようです。 今回感じたのは、著者様は どなたかに(男の子)捧げているような 事を作品にちりばめておられる。 真夏の方程式の恭平君、あと、 流星の絆の、犯人の息子さんの事から 虹を渡る少年を読んでみたいように、思いました。 エンターティメントとして楽しみたいので、まだ、勇気がでません。 ですが、小説です。きっと、 本当の出来事は、ほんの少しで、まさか 作文のように書いてるわけではないはずです。 あまり、著者さまの、傷にふれたくないので トキオにも手が伸びません。 傷、と書きましたがそれは、一読者からみてそう感じるということで、作家様の創作や憧れなのだと思います。長文のレビューを お読みくださいまして、誠にありがとうございます。 | ||||
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「天空の蜂」は、ただのサスペンス小説という枠を超えた、深いメッセージを持つ作品です。物語は、超大型特殊ヘリコプターがテロリストに奪取され、無人操縦で稼働中の原子力発電所の真上にホバリングしているところから始まります。ヘリには大量の爆薬が積まれており、この状況下で政府は日本国民全員を人質に取られたも同然の状態に陥ります。 物語の中心人物は、ヘリコプターの設計者である湯原です。湯原は、自分の設計したヘリがテロリストに利用されていることに強い責任感を抱き、事態の解決に奔走します。テロリストの要求は、すべての原子力発電所の停止と廃棄です。政府は、テロリストの要求に対して非情な決断を下しますが、その決断がもたらす結果に対しても深く考えさせられます。 本作のテーマは「テロリズムとその影響」、そして「技術の進歩がもたらす倫理的問題」です。特に、テロリストが技術を悪用することで、どれほど恐ろしい結果を引き起こすかが描かれています。また、原子力発電所という現代社会における重要なインフラを舞台にすることで、その危険性や社会的影響についても深く意識させられます。 この作品を読んで感じたのは、技術の進歩がもたらす両刃の剣としての側面です。便利であると同時に、悪用されれば大惨事を引き起こす可能性も秘めています。また、テロリストの要求に対して政府がどのように対応するか、その決断の重さや結果についても深く考えさせられました。 全体を通じて、『天空の蜂』は技術と倫理、そしてテロの恐怖という重いテーマを扱いながらも、一級のエンターテイメントとして楽しむことができる作品です。テロリズムという現代社会の大きな問題を取り上げることで、読者に対して問題意識を喚起するとともに、エンターテイメントとしての完成度も高い一冊です。 | ||||
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映画よりも原作を見てもらいたい。とにかく素晴らしいの一言です | ||||
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この作品について一言でいえば、かなり面白かったです。東野圭吾の作品は半分近くは読んでいると思いますが、わたし的には5本指~ベスト3くらいには入れたいです。 作品の内容が、完成したばかりの超巨大ヘリコプターをリモート操作で盗み出し、高速増殖炉「新陽」に落下させると脅しをかける話と知って、ちょっと現実離れした話かとあまり期待もしていなかったのですが、予想外にといってもよいのですが私はストーリーに引き込まれてしまいました。 内容的には第1幕が悪戯でヘリコプターに忍び込んだヘリコプタ―開発者の小学生の息子が、自動運転のヘリコプターに取り残され、その少年を助けることができるかどうかという一件です。 この少年救出の件の結論が出るまでが作品の約半分、まずこの前半の部分がかなり面白かったです。 後半は犯人の特定と逮捕ができるかという点と、ヘリコプターの原発への墜落を阻止できるのかが焦点なのですが、読んでいくとわかってきますが、たとえ犯人を逮捕したところで、燃料切れまでの限られた時間内にヘリコプターの位置を変えるとか到底できそうにないし、そもそも犯人は脅迫の内容(全国の原発を全て破壊する等)を、日本政府が聞くことなんて元々想定していないとわかってきます。 では作品的に何が興味の対象になるかといえば、私は犯行の動機や背景が一番気になりましたが、この作品を読んだ多くの読者がそうなのではないでしょうか。 この点は、詳細を知らずに手伝った1人を除いた犯人2人はもともとそれほど面識があるわけでもなく、それぞれのバックグランドとして持っているものも異なり、2人がそれぞれ異なる思惑というか目的をもってこのテロともいえる犯行に加わるわけですが、その詳細はここで一言で言い表せることでもないので割愛しますが、私はこの作品を読み終わって、2人の犯人をそれほど憎む気持ちにはならなかったと、書いておきます。 この作品は単純な反原発でも、親原発の話でもないと思います。 犯人2人が行った行為自体は許されるものではありませんが、私はこの作品を読んでいて、いったい本当の敵はテロ行為を行った2人なのか、それとも政府の人間や、原発の危険性や汚い部分を直視しようとしない国民など他にいるのか、よくわからなくなりました。それだけ考えさせられる内容だったということです。 それはともかく、事件解決のために警察や消防の関係者、発電所の人間、ヘリコプター開発者など、ものすごく大勢の人間がタイムリミットが迫る中奮闘するのですが、その姿がすがすがしく感じました。 ヘリが盗まれた工場がある愛知県警と、原発がある福井県警の警察関係者は、時間がないなか2人の犯人によくたどり着いたし、自衛隊の救難隊の人たちは子供をヘリから救い出すなど命がけで活躍したし、原発の所長や運転員たちは、たとえヘリが落下しても放射能もれを起こすことはないと確信しながら、頑丈にできている燃料棒の格納容器に退避するなど、リスクを最小化する方法を考え出して実践しました。 そしてヘリが落下することがわかっている最後の刹那に、不可能と思われたヘリの進路変更を実現したヘリの開発者の機転も見事でした。 P.S 専門用語が難しかった言う意見がありますが、たしかに例えばローター、フライバイワイヤー、ホイスト、オートローテーションなど、多少ヘリや原発に関する専門用語が出てきますね。基本的には専門家が警察など素人に説明する形で用語が登場するので、私などは推測することができましたが、大事だと判断される用語についてはちょっとwebで検索するなど手間を惜しまなければ、より作品が楽しめるのではないでしょうか。 | ||||
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もっと原発について考えてほしいのだと受け止めました。最初の200ページくらいは専門的な話が続くのでちょっと難しいですが、そこはたーっと流して読んでもいいんじゃないかと思う。むしろそこで挫折したらもったいないから。 | ||||
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何冊も東野圭吾さんの作品を読んできたが、この作品が最も考えさせられ、怖く思えた作品である。 東日本大震災で起こった原発の事故のことも踏まえて、もう一度この作品のような小説を、ぜひ東野圭吾さんに書いていただきたいと思った。 いじめでもそうであるが、無関心であることも加害者側に立つことになるということを、改めて考えさせられた。 | ||||
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原発にヘリを落すと脅迫する事件への各組織の対応を描いた話。原発再稼働に舵を切ろうとしている現在、改めて価値がある。謎解き要素は少ないが、随所に専門的な内容の説明があり、知識として面白い。(前提知識がないと難解な部分もある。)日本全体に影響を与える最大級のスケール。 | ||||
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読みごたえ、抜群‼️ エキサイティング | ||||
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ストーリー、展開はgood! 専門用語が難解過ぎてbad! | ||||
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3.11福島第一原発事故のニュースを見た瞬間、「天空の蜂」を思い出した。3.11以前にこのようなストーリーが着想され、生々しい文章で小説として描かれたことが未だに信じがたい。 | ||||
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単行本は1995年刊。 自衛隊への納品を前に奪われた自動操縦のヘリが向かったのは原子力発電所の炉の直上。犯人の要求は日本で稼働中の原発を止めること。限られた時間で決断を迫られる関係者。 原発は100%安全だから事故など起きないと強弁する政府、大事故に発展することを暗に期待するような報道関係者、苛酷な条件で働く原発労働者、交付金ほしさに麻薬のように原発を求める寒村。2011年の福島原発の事故の15年以上前から原発の不条理や矛盾を指摘しているところが本書の白眉。 物語に悪者はいません。600頁の厚さを忘れさせる社会派のサスペンスでした。 | ||||
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話の展開がおもしろくて、一気に読んでしまった。 | ||||
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工学部出身で元エンジニアの著者のシステムや機械に対する知識と関心の深さが遺憾なく発揮された社会派パニックサスペンス小説(?)。 「セキュリティーが完璧で出入り不可能と思われた部屋には実は排気口があり、ダクトを通じて出入り可能だった」的なご都合主義が許せるなら、十分読み応えのある小説と言えよう。「領収」の当日朝に倉庫の窓から子供が侵入して…、という件は必要なかったような気がする。 子供を救出する場面と最後のヘリの爆破墜落シーンの描写が淡白で全然スリリングに感じられないのは、著者がそのようなシーンにあまり関心がなく、不得手なのかなあと思ってしまった。 まあ色々欠点はあるが、全体としては原発という社会問題を絡めた上質なエンターテイメント。 | ||||
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おもしろい | ||||
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東野圭吾さんの作品大好きで良く購入します。原発の話なので最近発売されたのかと思っていたら、かなり前の作品なんですね。内容も考えさせられる内容で東野圭吾さんらしい作品だな、と思いました。 | ||||
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東野圭吾氏に、こんなにハードな小説があることを知りませんでした。 起きている事件と影響の大きさに比べ、それに関わる人たちは地道で、それぞれの本業の延長線上で使命をこなしていく。多くの人が、原発が是か非か分からず、それに対して答えはないが、最悪の事態を避ける最善を尽くす。ここにはたった1人の”ヒーロー”はいない(ココが映画版と違うかも)。 長い小説で専門用語も多いですが、頑張って最後まで読んでよかったです。これを20世紀に書いていたなんて。。。 | ||||
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Very nice | ||||
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原発のことに関してあまり知識がなかったのですが、本を読んでいく内に仕組みや必要性危険性について理解が深まりました。 技術に関して専門的な内容が多々あり、東野圭吾さんの知識の深さに驚きました。 | ||||
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自衛隊に納入予定だったヘリコプターが乗っ取られた。 高速増殖炉の上空でホバリングし、全国の原発を止めるよう政府に要求する話。 | ||||
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