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天空の蜂
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天空の蜂の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 1~20 1/2ページ
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原発とそれに恨みを持つものの話。原発推進派ではあるがこの本を読むと、恐ろしくなる。誰もが一度は読んだ方が良い作品。 | ||||
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今から30年程前で、トム・クランシーの『レッド・オクトーバーを追え』という作品が流行りました。ソ連の原子力潜水艦が米国へ亡命を企てる。ソ連当局はこれを追うも見つからず、先回りして米国へ通告、曰く錯乱した潜水艦船長が米国への戦争を仕掛けていると虚偽の伝達をする。米ソ両陣営がこの潜水艦との接触を探る中、互いに互いを信じづらい状況をどう切り抜けるがスリリングな作品でした。 本作は、そんな軍事ど派手アクション系を思い起こすクライシスサスペンスでありました。1995年の作品なのですが、実際けっこう古いのですが、読むとやはりちょっと古く感じます笑 登場人物が家庭を顧みずモーレツに働き、妻からよく思われていないという絵柄も、2021年の今から見ると前時代的と言ってよいかもしれません。 しかし、そんな出だしの引っ掛かりをやり過ごせば、そこは東野圭吾の作品、スリリングな展開に手が止まらなくなります。クライシスがどのように解決されるのか、バッドエンドなのか、などハラハラと楽しく読むことができました。 作中印象的なのは、犯人が事件を起こした本当の原因(ルートコーズ)が特定の人物や事象ではない?かもしれないことです。彼はこれを「大衆」と言っています。 犯人が述べる、顔の見えない「大衆」の怖さ。大衆の無関心と身勝手さ。 原子力発電所はその作りからして危険を伴うものです。誘致があったとしても、補助金があったとしても、リスクを特定の地方へ負わせているという事実は変わらないと思います。他方所謂「都会」の人間(まあ「大衆」です)はこうした事象には全く関心を持たない。問題を孕む状況については理解しているものの、自分の近隣には居てほしくない、そして遠くにあるうちは関心を寄せない。そういう大衆にほのかな怒りを抱く犯人。 他にも、登場人物の子どもの死亡の原因がいじめであった可能性があるという部分。 特定のリーダーなしにちょっとした「悪意」、むしろ「からかい」がクラスに伝播し、一人の生徒を傷つけ自殺に追い込んだかもしれない。 そうしたちょっとしたきっかけが他人の家庭を壊したり、人の幸福を台無しにする可能性があるという構図は、ネット社会に馴染んだ昨今でも大いに共感出来ることであると思いました。 その他、ヘリコプター製造会社の社員がメインキャラでしたが、拠点が名古屋でしかも飛行機関連というと三菱重工をモデルにしているとしか思えませんでした。宮崎駿の『風立ちぬ』を思い起こします。 かつて名古屋に住み、子供たちを水晶浜へ海水浴に連れて行った経験のある私。読中、小牧に工場があるとか、事件で狙われた原発が福井にあるとか、犯人を立石岬に追い詰める場面など、読んでいてとても懐かしい気持ちになりました。 | ||||
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原発の危険な面ご知れてやはり廃炉を増やして行かねば将来が不安に成りました! | ||||
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綿密な取材の成果と思われる、ヘリコプターや原子力発電所に関する詳細な知識は、理系ミステリー作家の面目躍如で圧巻だった。仮に取材しても、相応な理解力がなければ、小説には書けないと思われ、東野圭吾ならではである。 ただエンタメ小説として、これだけの分量を読ませるだけの、面白さがあるかと言えばやや疑問。圧巻の詳細な知識も、面倒だの一言で嫌う人も多いだろう。原発に関する問題提起と言う意義は認めるが、エンタメ作としてストーリーに馴染んでいないと感じた。 この作品では、2人の犯人が犯行を企てるに至った経緯に、ドラマがあってしかるべきなのに、人物描写がいかにも薄味で物足りない。特に元自衛官のエリートについては、もっとドラマを作る事が出来たのではなかろうか。 結局、詳細な理系的知識を誇る大作の割に、人間ドラマが弱いと言う評価である。 | ||||
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話が難しすぎる!この作者理系だってのは知ってますが ここまで難しいと挫折する人も出てくるのでは?! 同じ段落を何度も何度も読み返している自分がいて、 でもさっぱり頭に入ってこなくてまるで物理の教科書を 読んでいるみたいでした。そこでハッと 「そういえばテストはないんだっけ。」と気づき 理解出来ないまま読み続けました。それから 登場人物が多すぎる!これは一体誰だっけ状態! これはヤバイと思い映画を先に鑑賞しました。 これまた、これこそパラレルワールド・ストーリー。 映画を面白くするためにそうしたのかわかりませんが かなり違った内容でした。でもそれが功を奏したのか この長い長い作品を最後まで読み切ることが出来ました。 理系的ではないところは面白いと思いましたが まず最初に子供が閉じ込められているという設定から 既に結末に予想がつき犯人が捕まる捕まらない以前に かなり読む気が失せました。 でも面白くなかったと言ったら嘘になるので3つ星にしました。 | ||||
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んーーーー。専門用語が出てくるからちょっと難しかったです。読むのに時間かかっちゃった。 | ||||
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結局、善意の犯人の意図は、 停止中の原発に安易に保管してある使用済み核燃料の危険性を人々に訴えることだった訳だが、 再稼働問題どころか、その以前に問題ありってことだ。 ダイナマイト10本積んでない非行物体が停止中の原発に突っ込むだけど、日本は終わる? 日本人は原発推進派も反対派も読んでほしい作品。 | ||||
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アマゾンさんの商品のクオリティの高さ,サービス,安さ,早さ・・・に感謝して通常なら★5つの満点評価だが 東京都羽村市郵便局の宅配員の素行の悪さに耐えられない。 宅配に、郵便局を使わないでほしい | ||||
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20年前の作品とは思えない、現代にも通じる問題提起の色合いが強い印象だった。 大筋では映画の内容と同じだが、細かなところで設定が変わっている。 映画の方が よりドラマティックな筋立てでハラハラ、ドキドキ感が強かったが、原作はどちらかというと 二人の刑事が犯人像に迫っていくところを静かに描写してあった。 残された時間が刻一刻と 迫っていく設定の割にはスピード感が感じられず、中だるみを感じる人もいるかも。 | ||||
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さすが東野圭吾 理工系出身の作家ならではのおもしろさでした。 友人にも勧めたいです。 | ||||
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原子力発電所に盗んだヘリコプタを墜落させると脅迫する犯人と、警察や国との数時間の折衝や攻防を描いた意クライシスサスペンス登場人物が多いごたごたしすぎです序盤から中盤にかけて話がだらだらする感じだからへりが落ちるのかいや落とさないでいくのと終盤おちがだらだらとしてあきたこれが映画化ということで書店に山済みされていた総じてよくへりのメカニカルを書いた原発のことも詳しくねたいしたもんだと読後に思いました | ||||
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読みました。 ちょっと冗漫、ダラダラのストーリーでした。 ただ、原発に対するテロに警鐘を鳴らしたのは、本書がはじめてでしたね。 映画はキャストがいいので、観たいですね。 映画を見るなら、原作は読まないほうがベターかもしれませんね。 | ||||
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内容が濃い。専門的すぎて、読みずらかったです。ただ、原発については考えさせられました。本自体は、きれいで良かったです。 | ||||
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珍しく、誰も死ななかったストーリー。ヘリコプター、原発などの説明が長く話の流れが遅いのがちょっと難点。 | ||||
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結構、尻すぼみ感が強く、ミステリーとしても、アクション小説としても、今ひとつかな。 日本を舞台にしたテロリストモノなら『ホワイトアウト』の方が数段面白い。 ただ、原発を多面的に描きつつ、しっかりエンタメしてるので、今の時期に読む価値はあると思います。 面白くはないが、巧い。いつも通りに。 | ||||
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いつもの東野作品のように伏線が多く張られた作品だと思うのだが、ヘリコプターや原子炉に関する解説が多くて読みにくかった。のでなかなか2回目を読む気になれない。 原発に関する知識がないし関心も薄いので私も仮面の群集に分類されてしまいそうだ。蜂に刺されることにより怖さを知るとあるが、そうなる前に仮面を取っ払う方法を三島さんに考えほしいものだ。眠いから私には難しい。 | ||||
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古い作品なのでやめようかと思いましたが、どこかのレビューでよかったということで購入。 冒険作品なのはいいですが、原発とかヘリの理屈とかたくさんあって、あんまりすっきりしない文面だったと思います。 450ページもあるので実に面白い内容を考えると、2/3の内容のほうがより面白くなったのではないでしょうか。 | ||||
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登場人物や機材、背景に対しての綿密な描写は流石です。そして原発に無人ヘリを滞空させて 「日本」を人質にとるというスケール感は圧倒的。 しかし、壮大すぎるスケールが逆に現実感を損なわしてしまい、あまり感情移入できなかったです。 緊迫感を出そう出そうとしているなーとも感じましたが、これは小説という文章での表現では無くて 映画やドラマなど、映像化したほうが映えるなーと感じました。 「原発の上のヘリ」とか、頭の中で想像するよりも実際に「絵」で見てみたいと。。 全然面白かったんですけどね。。 | ||||
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ヘリを乗っ取った犯人を突き止めるストーリーなのですが、それよりも原発やヘリの専門用語が多々登場し、登場人物同士もそんな専門用語のやりとりの場面が長々とあり、残念ですがそんな専門用語の部分はほとんど頭に入ってきませんでした。 また、登場人物の名前がイマイチ頭に入ってきませんでした。最初に出てきて、数ページおき再度出てきた時に、「あれ?この人どういう立場の人だっけ?」とピンとこないことが多々ありました。これは登場人物があまりに多いこともあると思いますが、登場人物に東野氏の他の小説ほどのキャラクターのインパクトがなかったことがあると思います(他の小説はたとえ脇役でもこれほど人物像が頭に入らなかったことはありませんでした)。 そして、犯人の犯行動機もわかりにくいものでした。犯人が完全な悪人に描かれていなかったのは悪いとは言いませんし、そこに読者へのメッセージ性も見え隠れするのですが、残念ながら伝わってくるものがほとんどなく、私は感情移入できませんでした。 ヘリからの子供の救出場面はなかなかの迫力で、この部分があったゆえ星3つにしましたが、これがなければ残念ながらあまり評価できないですね。 | ||||
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「ある朝、航空機工場より1機の新型ヘリが飛び立ち消えた。そしてそのヘリを見に来てた子供もいなくなった。事件発生後、暫くして航空関係者、その子の親のところに犯人から脅迫状が届いた。日本全ての原子力発電所を停止せよ。そうしなければ新陽原子力発電所の真上で待機させているヘリを落とす。同時にヘリの中にいる子供も死ぬことになる。」 序盤は、悪くないのですが、話が面白くなりませんでした。理由を箇条書きにする。@話が単純だったこと。上記のあらすじでほぼ網羅しております。A犯人の動機が薄い。話が長すぎて覚えてないし、存在感がない。B登場人物が多すぎる。 この小説では、犯人の要求に応じるため、一部の原子力発電所を停止させ、その為に政府は国民に対し電気の使用を控えるように呼びかける。工場等も止めるほどの徹底振りだった。これは、世界各国が今行っている地球温暖化防止対策の京都議定書みたいだ。日本は2008から2012年までに1990年比で、CO2を6%削減することになっている。しかし実態は、2005年度で7.8%増加し、2010年の見通しとして、2%オーバーとなっている。便利な生活は二酸化炭素という毒を持っている。それがわかっていながらやめられないのは、我々大人が痛い目にあわないからだ。今の子供たちに住みにくい地球、エネルギー資源の枯渇という負の遺産をもたらしていいのだろうか。ヘリの中の子供を救うために、各々出来ることをやろうじゃないか。 | ||||
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