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天空の蜂
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天空の蜂の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全179件 1~20 1/9ページ
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設定から、ストーリー展開から、引き込まれた。 原発の上に、巨大ラジコンヘリをホバリングさせて、要求聞き入れないと落とす、と脅す犯人。 犯人二人も、それぞれ過去があったんだが、あそこまでの犯罪を犯すには事情が少し弱い感じはした。 それにしても、ヘリの遠隔操作とか、原発とか、作者の知識量に驚きながら、読み進めた。 | ||||
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こちらの書籍は2度目の購入で読破できました。できてよかったです。一昔前の情景がたくさんあります。時代的にブルータスの心臓に近いです。映画化されているので、題名の天空の蜂と呼ばれているヘリの様子は、そのビデオ(DVD)で観ますと読みすすめるのにイメージがつかみやすい。 映画は、途中でやめてしまいましたが、小説をお読みになられることを、強くお勧めします。お若い読書様は、特に、主人公の湯原一彰さんをガリレオの湯川博士(結婚している設定なのですが)だと重ねてお読みになられると、より身近に感じられるはずです。 特に小説の最後の部分は、まさに湯川博士そのものです。 公衆電話、各家庭の固定黒電話、呼び出しはポケベルの時代の物語なのに、読んでいて新鮮な感動を覚えます。今現在は、スマホ、とかいても そのデータが漏洩しているのが『普通』であったにせよ、小説上はそのことには、触れる事がありません。ですので、この時代の物語、しかも、足で集めたデータ、沢山の実際の協力してくださった読者様の足跡もわかります。科学的な根拠は、レビュー投稿者の私にはあまりわかりません。原発の事故は、外部からもたらされた物であり、原子力発電所の不具合から発生してはいないという、噂の都市伝説のようなものもあるからで、何が真実なのか、現場に行った事のない一読者の私には、わからないです。 このお話から、加賀恭一郎シリーズ、祈りの幕が降りる時へと、続くようです。 今回感じたのは、著者様は どなたかに(男の子)捧げているような 事を作品にちりばめておられる。 真夏の方程式の恭平君、あと、 流星の絆の、犯人の息子さんの事から 虹を渡る少年を読んでみたいように、思いました。 エンターティメントとして楽しみたいので、まだ、勇気がでません。 ですが、小説です。きっと、 本当の出来事は、ほんの少しで、まさか 作文のように書いてるわけではないはずです。 あまり、著者さまの、傷にふれたくないので トキオにも手が伸びません。 傷、と書きましたがそれは、一読者からみてそう感じるということで、作家様の創作や憧れなのだと思います。長文のレビューを お読みくださいまして、誠にありがとうございます。 | ||||
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「天空の蜂」は、ただのサスペンス小説という枠を超えた、深いメッセージを持つ作品です。物語は、超大型特殊ヘリコプターがテロリストに奪取され、無人操縦で稼働中の原子力発電所の真上にホバリングしているところから始まります。ヘリには大量の爆薬が積まれており、この状況下で政府は日本国民全員を人質に取られたも同然の状態に陥ります。 物語の中心人物は、ヘリコプターの設計者である湯原です。湯原は、自分の設計したヘリがテロリストに利用されていることに強い責任感を抱き、事態の解決に奔走します。テロリストの要求は、すべての原子力発電所の停止と廃棄です。政府は、テロリストの要求に対して非情な決断を下しますが、その決断がもたらす結果に対しても深く考えさせられます。 本作のテーマは「テロリズムとその影響」、そして「技術の進歩がもたらす倫理的問題」です。特に、テロリストが技術を悪用することで、どれほど恐ろしい結果を引き起こすかが描かれています。また、原子力発電所という現代社会における重要なインフラを舞台にすることで、その危険性や社会的影響についても深く意識させられます。 この作品を読んで感じたのは、技術の進歩がもたらす両刃の剣としての側面です。便利であると同時に、悪用されれば大惨事を引き起こす可能性も秘めています。また、テロリストの要求に対して政府がどのように対応するか、その決断の重さや結果についても深く考えさせられました。 全体を通じて、『天空の蜂』は技術と倫理、そしてテロの恐怖という重いテーマを扱いながらも、一級のエンターテイメントとして楽しむことができる作品です。テロリズムという現代社会の大きな問題を取り上げることで、読者に対して問題意識を喚起するとともに、エンターテイメントとしての完成度も高い一冊です。 | ||||
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映画よりも原作を見てもらいたい。とにかく素晴らしいの一言です | ||||
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この作品について一言でいえば、かなり面白かったです。東野圭吾の作品は半分近くは読んでいると思いますが、わたし的には5本指~ベスト3くらいには入れたいです。 作品の内容が、完成したばかりの超巨大ヘリコプターをリモート操作で盗み出し、高速増殖炉「新陽」に落下させると脅しをかける話と知って、ちょっと現実離れした話かとあまり期待もしていなかったのですが、予想外にといってもよいのですが私はストーリーに引き込まれてしまいました。 内容的には第1幕が悪戯でヘリコプターに忍び込んだヘリコプタ―開発者の小学生の息子が、自動運転のヘリコプターに取り残され、その少年を助けることができるかどうかという一件です。 この少年救出の件の結論が出るまでが作品の約半分、まずこの前半の部分がかなり面白かったです。 後半は犯人の特定と逮捕ができるかという点と、ヘリコプターの原発への墜落を阻止できるのかが焦点なのですが、読んでいくとわかってきますが、たとえ犯人を逮捕したところで、燃料切れまでの限られた時間内にヘリコプターの位置を変えるとか到底できそうにないし、そもそも犯人は脅迫の内容(全国の原発を全て破壊する等)を、日本政府が聞くことなんて元々想定していないとわかってきます。 では作品的に何が興味の対象になるかといえば、私は犯行の動機や背景が一番気になりましたが、この作品を読んだ多くの読者がそうなのではないでしょうか。 この点は、詳細を知らずに手伝った1人を除いた犯人2人はもともとそれほど面識があるわけでもなく、それぞれのバックグランドとして持っているものも異なり、2人がそれぞれ異なる思惑というか目的をもってこのテロともいえる犯行に加わるわけですが、その詳細はここで一言で言い表せることでもないので割愛しますが、私はこの作品を読み終わって、2人の犯人をそれほど憎む気持ちにはならなかったと、書いておきます。 この作品は単純な反原発でも、親原発の話でもないと思います。 犯人2人が行った行為自体は許されるものではありませんが、私はこの作品を読んでいて、いったい本当の敵はテロ行為を行った2人なのか、それとも政府の人間や、原発の危険性や汚い部分を直視しようとしない国民など他にいるのか、よくわからなくなりました。それだけ考えさせられる内容だったということです。 それはともかく、事件解決のために警察や消防の関係者、発電所の人間、ヘリコプター開発者など、ものすごく大勢の人間がタイムリミットが迫る中奮闘するのですが、その姿がすがすがしく感じました。 ヘリが盗まれた工場がある愛知県警と、原発がある福井県警の警察関係者は、時間がないなか2人の犯人によくたどり着いたし、自衛隊の救難隊の人たちは子供をヘリから救い出すなど命がけで活躍したし、原発の所長や運転員たちは、たとえヘリが落下しても放射能もれを起こすことはないと確信しながら、頑丈にできている燃料棒の格納容器に退避するなど、リスクを最小化する方法を考え出して実践しました。 そしてヘリが落下することがわかっている最後の刹那に、不可能と思われたヘリの進路変更を実現したヘリの開発者の機転も見事でした。 P.S 専門用語が難しかった言う意見がありますが、たしかに例えばローター、フライバイワイヤー、ホイスト、オートローテーションなど、多少ヘリや原発に関する専門用語が出てきますね。基本的には専門家が警察など素人に説明する形で用語が登場するので、私などは推測することができましたが、大事だと判断される用語についてはちょっとwebで検索するなど手間を惜しまなければ、より作品が楽しめるのではないでしょうか。 | ||||
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もっと原発について考えてほしいのだと受け止めました。最初の200ページくらいは専門的な話が続くのでちょっと難しいですが、そこはたーっと流して読んでもいいんじゃないかと思う。むしろそこで挫折したらもったいないから。 | ||||
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何冊も東野圭吾さんの作品を読んできたが、この作品が最も考えさせられ、怖く思えた作品である。 東日本大震災で起こった原発の事故のことも踏まえて、もう一度この作品のような小説を、ぜひ東野圭吾さんに書いていただきたいと思った。 いじめでもそうであるが、無関心であることも加害者側に立つことになるということを、改めて考えさせられた。 | ||||
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原発にヘリを落すと脅迫する事件への各組織の対応を描いた話。原発再稼働に舵を切ろうとしている現在、改めて価値がある。謎解き要素は少ないが、随所に専門的な内容の説明があり、知識として面白い。(前提知識がないと難解な部分もある。)日本全体に影響を与える最大級のスケール。 | ||||
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読みごたえ、抜群‼️ エキサイティング | ||||
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原発とヘリに関する専門的説明が多すぎる。 ダラダラ長すぎる。 世紀の大犯罪やる犯人の動機が弱すぎる。 東野圭吾の才能と実力が本格的に開花する前の作品という印象を受けた。 | ||||
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原発とそれに恨みを持つものの話。原発推進派ではあるがこの本を読むと、恐ろしくなる。誰もが一度は読んだ方が良い作品。 | ||||
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今から30年程前で、トム・クランシーの『レッド・オクトーバーを追え』という作品が流行りました。ソ連の原子力潜水艦が米国へ亡命を企てる。ソ連当局はこれを追うも見つからず、先回りして米国へ通告、曰く錯乱した潜水艦船長が米国への戦争を仕掛けていると虚偽の伝達をする。米ソ両陣営がこの潜水艦との接触を探る中、互いに互いを信じづらい状況をどう切り抜けるがスリリングな作品でした。 本作は、そんな軍事ど派手アクション系を思い起こすクライシスサスペンスでありました。1995年の作品なのですが、実際けっこう古いのですが、読むとやはりちょっと古く感じます笑 登場人物が家庭を顧みずモーレツに働き、妻からよく思われていないという絵柄も、2021年の今から見ると前時代的と言ってよいかもしれません。 しかし、そんな出だしの引っ掛かりをやり過ごせば、そこは東野圭吾の作品、スリリングな展開に手が止まらなくなります。クライシスがどのように解決されるのか、バッドエンドなのか、などハラハラと楽しく読むことができました。 作中印象的なのは、犯人が事件を起こした本当の原因(ルートコーズ)が特定の人物や事象ではない?かもしれないことです。彼はこれを「大衆」と言っています。 犯人が述べる、顔の見えない「大衆」の怖さ。大衆の無関心と身勝手さ。 原子力発電所はその作りからして危険を伴うものです。誘致があったとしても、補助金があったとしても、リスクを特定の地方へ負わせているという事実は変わらないと思います。他方所謂「都会」の人間(まあ「大衆」です)はこうした事象には全く関心を持たない。問題を孕む状況については理解しているものの、自分の近隣には居てほしくない、そして遠くにあるうちは関心を寄せない。そういう大衆にほのかな怒りを抱く犯人。 他にも、登場人物の子どもの死亡の原因がいじめであった可能性があるという部分。 特定のリーダーなしにちょっとした「悪意」、むしろ「からかい」がクラスに伝播し、一人の生徒を傷つけ自殺に追い込んだかもしれない。 そうしたちょっとしたきっかけが他人の家庭を壊したり、人の幸福を台無しにする可能性があるという構図は、ネット社会に馴染んだ昨今でも大いに共感出来ることであると思いました。 その他、ヘリコプター製造会社の社員がメインキャラでしたが、拠点が名古屋でしかも飛行機関連というと三菱重工をモデルにしているとしか思えませんでした。宮崎駿の『風立ちぬ』を思い起こします。 かつて名古屋に住み、子供たちを水晶浜へ海水浴に連れて行った経験のある私。読中、小牧に工場があるとか、事件で狙われた原発が福井にあるとか、犯人を立石岬に追い詰める場面など、読んでいてとても懐かしい気持ちになりました。 | ||||
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ストーリー、展開はgood! 専門用語が難解過ぎてbad! | ||||
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原発の危険な面ご知れてやはり廃炉を増やして行かねば将来が不安に成りました! | ||||
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すみません。読書は好きなのですが、この作品はちょっと自分には合いませんでした。頑張ったのですが、ごめんなさい。100ページでgive upしブックオフに売却しました。 | ||||
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綿密な取材の成果と思われる、ヘリコプターや原子力発電所に関する詳細な知識は、理系ミステリー作家の面目躍如で圧巻だった。仮に取材しても、相応な理解力がなければ、小説には書けないと思われ、東野圭吾ならではである。 ただエンタメ小説として、これだけの分量を読ませるだけの、面白さがあるかと言えばやや疑問。圧巻の詳細な知識も、面倒だの一言で嫌う人も多いだろう。原発に関する問題提起と言う意義は認めるが、エンタメ作としてストーリーに馴染んでいないと感じた。 この作品では、2人の犯人が犯行を企てるに至った経緯に、ドラマがあってしかるべきなのに、人物描写がいかにも薄味で物足りない。特に元自衛官のエリートについては、もっとドラマを作る事が出来たのではなかろうか。 結局、詳細な理系的知識を誇る大作の割に、人間ドラマが弱いと言う評価である。 | ||||
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3.11福島第一原発事故のニュースを見た瞬間、「天空の蜂」を思い出した。3.11以前にこのようなストーリーが着想され、生々しい文章で小説として描かれたことが未だに信じがたい。 | ||||
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1995年の発行ということですから、あの名作「秘密」より前の作品です。やはり、少々たどたどしさは拭えません。時々挿入される原発とヘリコプターに関する妙に専門的な記述がまどろっこしいですし、読んでいていやになります。ただ、福島の原発事故を予言するような部分がうかがえ、作者の理科的な知識はさすがと思わされます。それにしても、子供がヘリの中に置き去りにされ、それを救出する箇所は何の為に必要だったのか?という点は疑問として残ります。そのために回りくどく、文庫本で600ページを超えたのも理解できません。「秘密」や「白夜行」ならば、もっともと思うのですが・・・・結末もバタバタとした終わり方で、読み甲斐がありませんでした。 | ||||
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単行本は1995年刊。 自衛隊への納品を前に奪われた自動操縦のヘリが向かったのは原子力発電所の炉の直上。犯人の要求は日本で稼働中の原発を止めること。限られた時間で決断を迫られる関係者。 原発は100%安全だから事故など起きないと強弁する政府、大事故に発展することを暗に期待するような報道関係者、苛酷な条件で働く原発労働者、交付金ほしさに麻薬のように原発を求める寒村。2011年の福島原発の事故の15年以上前から原発の不条理や矛盾を指摘しているところが本書の白眉。 物語に悪者はいません。600頁の厚さを忘れさせる社会派のサスペンスでした。 | ||||
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東野圭吾さん大好きで読んでますが、初めて途中でギブアップ。 全く引き込まれません!要は面白くない。 評価が高いので期待して「いつ面白くなるんだろう?」と頑張りましたが、私にとってハズレです。 東野圭吾さんは天才だと思っています。 これからも楽しみにしています。 | ||||
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